インディアナポリス研究会ペーサーズ局

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 D.Granger
登り詰めた。
 2000年代後半のペーサーズのエースについて、長らく記事を書かなかったのは、まことに申し訳ないのであるが、いかんせんTV放送が少なかったので、 機会を失っていた。最近、放送されたので、それを機に一言二言。

 彼に関しては逸話がある。

 ドラフト前、我等が社長ラリー・バード御大が、彼をインディアナにワークアウトに呼んだ。ワークアウト終了後、バードは彼にこう言ったそうである。「わざわざインディアナくんだりまで来て貰って申し訳がない。君がペーサーズの一員になることはないだろう。なぜなら君は17位まで残っていないからだ。」

 しかし豈図らんや。彼は17位まで残っていた。そこでバード御大が飛びついたわけである。以上ヤフー掲示板情報。

 当時のドラフト状況はあまり覚えていないが、その変な名前とこのエピソードから、彼については注目していた。そして、ルーキーイヤーのプレイを数回見たところで、グットプレイヤーであることはすぐに分かった。いかにもバードの好みそうなタイプである。デレック・マッキーをよりシャープにした感じともいえる。それから順調に成長し、いまやUSA代表である。

 プレイスタイルは典型的なスモールフォワードである。オフェンス、ディフェンスともに高い次元でバランスが取れていて、リバウンドも強い、ボールハンドリングも良い。SFとしては理想的な選手だと思う。欠点らしい欠点のない、指導者好みの教科書的なプレイヤーといってよいと思う。

 ただまあ、昨今のNBA、というか昔も同じであるが、SFというポジションにはレブロンやカリメロ、マリオンといった怪物的なプレイヤーがゴロゴロいるので、NBAナンバー1SFというにはちょっと難しいと思う。彼がエースを張っていたここ数年のペーサーズの成績が、そのまま彼のプレイヤーとしてのランクと言っても良いかもしれない。

 更には、このサイトのあちこちにも書き散らかしているように、私は個人的にSFがオフェンスの中心になる事は好まない。最近、ペーサーズは期待の新星ポール・ジョージを使っているが、いまひとつ彼の数字が伸びないのは、やはりグランジャーとの共存が難しい事を示していると思う。さらには、SFがオフェンスの中心になると、SGのみならず、残りの3つのポジションも死んでしまう。カリメロの抜けたデンバーのチーム状況が、逆に良くなっているのは、それを裏から示す証左であろう。

 つーわけで、かつて書いたが、私は個人的にはこのグランジャーをつかって効果的なトレードを是非敢行して欲しい。本物のPGを獲って欲しい。空いたSFにはハンスブロー、ジェームズ・ポージー、ダンテ・ジョーンズを上手く使いまわす事で、十分補えると思う。つーか、ポージーをスターターにした方が、おそらく勝率は上がる。
 まあでも、バードのお気に入りっぽいし、ちょっと難しいかなあ。

 2000年代後半のエースをトレード要員にしろっつのも、まことに申し訳ないのであるが、本心なのだから仕方がない。

 フルネームは Danny Granger,Jr. 。スコッティという弟がいて、音楽関係のリアリティTVの出演経験があるみたい。

              プレイオフまであと一押し。2011/3/31
J.Posey
趣味は旅行。
 実力者なのに何故かジャーニーマンという不思議な男、それがジェームズ・ポージーである。
 そういった意味では、とりたてて特徴もないのにルーキーイヤーからスターターを張り続けている不思議な男J・ティンズリーの対極にいる男とも言えるかもしれない。

 とにかく実力的には申し分の付け様が無い。ディフェンス、リバウンド、3ポイントと現代スモールフォワードに必要なものは全て兼ね備えている。それもみな非常に高いレベルで、である。先日BSで放送されたダラス戦でも試合終盤ノウィツキーを見事に完封しチームの勝利に大きく貢献していた。おそらく現在のNBAで彼以上のSFはショーン・マリオン以外にいないであろう。ここにはカリメロやレブロンなども含まれている。その中で、私の見るところ、現役NO2のスモールフォワードがこのJ・ポージーなのである。

 ところがこのひと、スターターですらない。まあボストンの場合はさすがにいろいろな意味でピアース、R・アレンをスターターから外すわけにはいかないので致し方の無いところもあろうが、その前のMIAやMENでもスターターのようなスターターでない様な扱いだった。その挙句、放出である。それも外から見る限りでは自分の意志というよりはチームの意向といった感じである。まあ、この手のタイプの選手は強いチームにいてこそ生きるタイプなので再建を指向するチームからすると放出しやすいのかもしれない。トレードバリューも高いだろうし。

 にしても、である。わたしがGMならばどんな犠牲を払ってでも残留させたい選手である。なにしろ現役NO2のスモールフォワードである。うえにはあの怪物ショーン・マリオンしかいないのである。カリメロやレブロン、プリンス、ボウエンよりも上なのである。残留させないでいられようか。
 さらには、そのプレイスタイルからしてファンの受けも良い。その選手がベンチどころかジャーニーマンである。わたしはなにか外側からでは窺い知れない性格的な問題でも抱えているのではないかと勘繰ってしまう。盗み癖があるとか。体臭が異常に臭いとか。まあ一番ありうるのは代理人が守銭奴という線であろう。

 というわけで謎めいた男、ジェームズ・ポージーである。いつかその謎を解いてみたい。わたしのポージー観察はまだまだ続くのであった。

 フルネームはJames Mikely Mantell Posey, Jr。また、えらい名前だな。

                             2008/2/10

 元々、個人的に好きな選手ではあったのであるが、’10オフシーズン、まさかのペーサーズ入り。私は小躍りした。ただまあ、そうはいうものの、基本的に強いチームに入ってナンボの選手なので、今のペーサーズに必要なのかと考えると微妙なところであった。心情的には小躍りしながらも、知性的には疑問符が付いていた。

 もちろん、ポージー獲得は、あくまで、ダレン・コリソン獲得の為のサラリー調整によるもので、ポージー自身で無い事は明白である。実際、トレード期限までに何らかの形で放出するのかと、私は思っていたのであるが、まさかのシーズン終了までペーサー。そして、ほとんど出番無し。キャリア最低の数字である。

 今のペーサーズの中では、実力的にも実績的にも、おそらく、つーか、はっきりナンバー1のプレイヤーである。なのに、この扱い。もしかしたら、ケガとかしているのかもしれないが、この扱いで本人は満足しているのだろうか。それとも、半分アシスタント・コーチ気分での入団なのだろうか。私には、今以って不思議である。

 こういうところが、上の記事にも書いているが、ジェームズ・ポージーという選手の不思議なところで、その実力に見合った扱いを何故か受けられない。素人目には分からぬ技術的な欠陥があるのだろうか。それとも、相当エキセントリックな性格をしているのだろうか。でも、不平不満は言わないし。あいかわらず、謎な選手である。

 ボストンなんか、1年で退団しているが、あの時、ボストンが何が何でもキープしていたら、おそらくボストンは2連覇3連覇していたと思う。それほどの選手なのに、何故かベンチウォーマー。

 今季のペーサーズは久方振りにプレイオフに出場するので(ヒャッホー)、デリック・ローズ封じに是非とも使ってもらいたいものである。使えば、やってくれる筈だ。

                    祝・プレイオフ進出 2011/4/7
 
T.Haliburton
二代目ハリさん襲名
 とあるニュース動画で「アメリカの収監率は10人に一人」と報じていた。いや、さすがに「10人に一人」って事は無いかも。100人に一人だったかも。いずれにせよ、アメリカでは多くの人々が収監されているらしい。

 で、それだけ多くの人が収監されているって事は、必然的に刑務所は満員、定員オーバー、ぎゅうぎゅう詰め、押すな押すなの状態であるらしい。

 「どうして、そんなに犯罪者が多いのか。」という社会学的な問題はさておき、これだけ服役囚が多いと、自然、食費やシャワー代といった服役囚の生活費(?)もかさみ、また、看守の数も増やさざるを得ず、所謂「刑務所の経費」がなかなかにバカにならない金額となり、ちょっとした、いや大きな問題になっているという。

 それだけが理由という訳ではないだろうが、アメリカのどこぞの州では、万引きや軽い傷害といった所謂「軽犯罪」を犯罪扱いにしないというトンデモナイ政策が施行され、それがますます犯罪者を助長、重犯罪者を増やす顛末となっているらしい。

 この「軽犯罪はお咎めなし」政策はともかくとして、「服役者増問題」「刑務所経費増加問題」に悩まされている国や自治体は多いらしい。幸い、日本はこの問題からは免れているらしいが。

 この手の問題を知って、私がちょっと思ったのは、「犯罪者を収監するのは辞めて、どこぞの土地に捨ててしまえば良いのではないだろうか。」って事である。「社会のルールを守らないオメーらのようなのは、この土地で、皆で好き勝手生きていけ。」って事である。

 その土地の具体名を試みにでも挙げると物議を醸すので、それはしないが、まあどこでもいい、例えば、月でもいい、どこぞの地に犯罪者たちを、それこそ姥捨山のように捨ててしまえば良いであろう。それなら経費も輸送費だけで済むし、「死刑」も廃止できるし、なかなかな名案ではないだろうか。そんな土地があれば、の話だけどさ。

 で、仮にこの案が施行された場合、私は大いに興味がある。この土地に捨てられた犯罪者達無法者達はどのような社会、世界を作り上げるのだろう。「北斗の拳」「マッドマックス」、それとも「バイオレンスジャック」。

 それとも、案外「シビリアン」のような世界を作り上げるのだろうか。いや、更に一歩進んで、我々が思いもよらぬような文明、「法治社会ならぬ社会」、「無法者の文明」を作って、我々「良い子ちゃんの地」「法治社会の文明」に攻め込んでくるのであろうか。

 それとも、結局、我々と同じような「法治社会の文明」を作ってしまうのであろうか。で、そこにはやっぱり「刑務所」があったりしてな。

 大いに興味がある。

 もっとも、我々の生きるこの世界そのものが、「無法者として捨てられた地」、いや「刑務所」だっていう考え方もあるけどな。短命の人は刑期が短い人で、長命の人は刑期の長い人。死んで初めてそれに気付くというね。「あっ、あそこ、刑務所だったんだ。道理でおかしいと思った。」。

 さて、そんな戯言はともかくとして、ハリバートンである。

 そのプレイスタイル等々については試合評でちょこちょこ書いたので、ここではそれ以外について触れたい。三つある。

 一つ目は、「過大評価と過小評価が混在する事」である。

 過大評価と言われがちな選手、あるいは過小評価と言われがちな選手は多い。

 例えば、過大評価だと言われがちな選手の代表は、イチローや大谷あたりであろう。イチローはその「最多安打」、大谷は「二刀流」という、それぞれのアイデンティティが評価しにくいもの故、どうしても過大評価と言われがちである。

 「最多安打」は確かに立派な実績だけど、バッターの最高結果は、申す迄も無くホームランである。「ホームランをたくさん打った選手が最高のバッターである」という主張に異論を唱える人はほぼいないであろうが、「ヒットをたくさん打った選手が最高のバッターである」という主張には多くの人が首を傾げるであろう。

 しかも、「最多安打」は1番バッターに圧倒的に有利な記録である。1シーズンでもかなり有利であろうが、キャリア全体となれば、1番バッターと4番バッターでは大きな差がついてしまう。1シーズン当たり50打席くらい差が付くとして、キャリア20年なら、50打席×20年で、実に1000打席。3割バッターなら300本も有利になってしまう。故に「打率」というカテゴリーが存在する訳である。考案された訳である。

 このへんがイチロー、というよりは「最多安打」が「過大評価」と言われる所以であろう。

 また、大谷の「二刀流」も、「最多安打」とはちょっと趣は異なるが、「過大評価」というよりは「評価のしにくいカテゴリー」ではある。
 
 「バッターとしての大谷」がメジャーリーグ史の中でどの位置にいるかは、多少のブレはあるにせよ、多くの人が正確に評価できるであろう。

 また、「ピッチャーとしての大谷」も、同様に評価できるであろう。

 ただし、その両者をこなす、すなわち「二刀流としての大谷」がメジャーリーグ史の中でどの位置にいるかを正確に評価できる人は皆無であろう。なぜなら、比較対象が無いから、唯一無二だから。かろうじて、ベーブ・ルースが唯一の比較対象だったけれども、もはやルースは比較対象にならない。

 そういった意味では、大谷は「過大評価」というよりは「評価不能」とカテゴライズされるべきかもしれない。

 一方、「過小評価」と言われがちな選手は、これも沢山いるであろうが、私がパッと思いつくのはロッド・ストリックランドである。なぜなら、自分で云ってたから。「俺は、NBAで最も過小評価されているPGだ。」。

 ロッド・ストリックランドが先発しているゲームを、私は確か1試合しか観ていないと思うが、その微かな記憶では、ストリックランドの言葉の正否は判定できん。悪くも無いが良くも無い、そんな選手だったように記憶している。

 あと、「過小評価されているPG」として最も有名なのは、あのムーキー・ブレイロックであろう。でも、ブレイロックの場合は、多くの人から「過小評価」「過小評価」と言われているので、それは結局正しく評価されている、高く評価されていると云える。

 という訳で、「過大評価」、「過小評価」と云われる選手は、いつの時代、どんな地域にも、多々いるのだろうけど、このハリバートンのように、過大評価と過小評価が混在する、入り混じる選手というのは、ちょっと珍しい。

 パッとは思いつかないが、強いて挙げるとしたら、出て来た頃のブレイディがそんな感じだったと思う。高く評価する論者もいれば、「いや大したことない」と云う論者もいた。

 「個人スタッツは大したことが無いが、チームを勝利に導く」という意味では、この両者は確かによく似ている。

 もっともブレイディの場合は、キャリア8年目にシーズン50タッチダウンをあげて、「過大評価」を一掃してしまったけどな。まあ、モスとウェルカーがいたけどな。

 さて、ハリバートンの明日はどっちだ。ブレイディコースか、否か。

 もっとも、とりあえず大ケガはしたので、このままキャリアが低迷しても、ペニー・ハーダウェイやデリック・ローズのように「ケガさえしなかったら選手」に入れる保険は得ているので、ひとまず安心とは云える。

 酷い言い方をして、ゴメン。ケガの完治を地球の裏側から心よりお祈りしております。

 ハリバートンについての感想の二つ目は、その背番号「0」である。

 今プレイオフでは、背番号0の選手が、ハリバートンも含めて、3名もケガしてしまった、それも皆揃ってアキレス腱断裂という大ケガをしてしまったために、「背番号0は呪われてる」なんて意見も飛び交ったのであるが、背番号0が呪われているかはともかく、私のスポーツ観戦歴40年以上の記憶からすると、背番号0で大活躍した選手、殿堂入り級の活躍をした選手というのは、ちょっと思い出せない。

 背番号0の元祖、第1号は、確か50年近く前のメジャーリーガーの誰かだったと思うけど(興味のある方は、各自調べてちょ。)、その後、それなりの人数の選手が、日米問わず、プロスポーツの種類を問わず、背番号0を付けたであろうが、活躍した選手、殿堂入りした選手はパッと思いつかない。

 10年前でもないし、20年前でもないので、おそらく15年くらい前だと思うが、スポーツイラストレイテッドの電子版で「各背番号ごとのベストプレイヤー」という企画があった。スポーツの種類を問わず、各背番号ごとのベストプレイヤーを選出するというアメリカならではの企画である。同じ事を日本でやったら、プロ野球選手だらけになってしまうであろう。背番号10だけ松尾と釜本が候補にノミネートされるであろうが、やっぱり張本になっちゃうかな。

 その記事の内容はほとんど忘れてしまったのだけれど、私のおぼろげな記憶とあやふやな知識で、それをここにちょっと再現してみたい。そんな人はいないと思うけど、「記事と全然違〜〜う。」とかツッコまないように。いや、アーカイブされてんのか。もしかしたら、残ってるかもしれん。

 あと、私はNHLは全然知らないので、NHLの名プレイヤーが記載されていなくても、怒らないでね。また、NHL以外でもね。知らんもんは知らん。思い出せんもんは思い出せん。

 まず背番号「1」であるが、これ、意外にいそうでいないんだよね。スポーツイラストレイテッドの記事でもオジー・スミスだったと思う。ビリー・マーチンって事はないだろうし。オスカー・ロバートソンのバックス時代もあるけどね。日本は無論、王。

 「2」も意外にいなくて、その記事でも既にジーターだったと思う。

 ちなみに、巨人では背番号「2」と「15」は一種の呪われた番号で、それを付けた選手は大成しないと言われている。それぞれ王と長嶋、沢村と川上に挟まれた背番号であり、それが呪われる所以となっている。ちなみに、長嶋は入団時「15」を付けるという案もあったらしい。永久欠番が並ぶという訳である。勿論、長嶋はそれを拒否し、「背番号3長嶋茂雄」が誕生する訳だけど、「15」だったらどういう結果になっていたか、やや興味がある。

 巨人の背番号2のベストプレイヤーは恐らく広岡だろうけど、ああいう結末だしね。

 日本のプロ野球の背番号2のベスは小笠原かな。巨人にも在籍したけどね。マンガは、無論ドカベン。

 「3」は色々候補はいるだろうけど、さすがにルース。日本なら長嶋。

 「4」も色々候補がいるだろうけど、さすがにゲーリッグ。次点はファーブかな。そう云えば、ヴィナ様も「4」だったね。

 「5」は、候補は少なくて、無風でディマジオ。次点はプーホルズかな。日本のプロ野球でも、案外活躍した選手は少なくて、パッと思いつくのは清原くらい。まあでも、清原は「3」のイメージの方が強いよね。マンガは無論、岩鬼。

 ちなみに、新庄が阪神時代「5」を付けていたけれど、これはディマジオを意識していたのかもしれん。新庄本人はともかく、阪神関係者にそれを意識していた人がいても、おかしくはない。あと、松井が「5」を付けていても面白かったかもね。一時期、センターを守っていたし。「1」,「3」,「5」が永久欠番になったしね。

 「6」は、それこそ候補が大量にいるだろうけど、ドクターJだったと思う。

 「7」はマントルとエルウェイの一騎打ちで、エルウェイだったかな。

 「8」はカル・リプケンJr.だったと思う。あと、コービーが「8」を付けてた時期があるよね。

 「9」はテッド・ウィリアムズかな。さすがにマリスではなかったと思う。

 「10」は忘れた。これも意外に出世番号じゃないんだよね。微妙だけど、ロッドマンくらいか。日本でも張本ぐらいしかいないし。

 「11」は色々いるだろうが、憶えてない。

 「12」は、これは無論QBの番号で候補はうじゃうじゃいるだろうけど、15年前の時点で既にブレイディだったと思う。QB以外だとストックトンとかね。日本ではあまり好まれない番号だけど、QBのイメージが強いためか、アメリカでは非常に好まれる番号である。

 「13」はチェンバレンかマリーノのどっちかだったと思う。いや、さすがにチェンバレンか。次点はA・ロッドかな。とりあえず、マーク・ジャクソンではない。日本だと岩瀬のイメージが強いかな。岩瀬に限らず、左ピッチャーの番号って感じだよね。

 「14」は色々いるだろうけど、忘れた。ピート・ローズかな。

 「15」も忘れた。日本同様、アメリカでも出世しない番号のように思う。将来的、というか今現在的にはマホームズだろうけど。そういえば、岡林が「15」だったな。やはり悲運の番号か。

 「16」「17」も色々いるだろうが憶えてない。「16」はモンタナだろうけど、対抗馬もいるような気がする。誰かは分からんが。「17」は今現在なら、大谷かな。

 「18」はマニングだったと思う。違ったかな。

 「19」もユナイタスだったと思う。

 「20」も色々候補はいるだろうけど、バリー・サンダースだったと思う。

 「21」も色々候補はいるので憶えてない。クレメンテが「21」だったので、もしかしたらクレメンテかもしれない。

 「22」はエミット・スミスだったと思う。次点はドレクスラー。クレメンスは「21」のイメージが強いかな。

 で、「23」は無論マイケル・ジョーダン。そのコメントもはっきり憶えてる。「What's objection」「反論おあり」。英語間違えてたら、ゴメンな。

 ただまあ、意外に対抗馬って、いないんだよね。その後のジョーダン・フォロワーを除くと、マッティングリーぐらいか。そういった意味では、上手い番号を選んだものだと思う。ジョーダン・プロモーションは何から何まで上手いよね。

 もっとも、どの番号を選んでもジョーダンだろうけどな。それこそ「3」でもジョーダンだろう。

 日本は吉田義男。

 「24」は、これも色々候補がいるだろうけど、さすがにメイズだろうね。

 日本は、中畑では全然なく、無論稲尾。あと、高橋由伸も折角「24」を付けてたんだから、センターを守れば良かったのにね。分かってねーなー、メジャー通の長嶋さん。

 「25」はボンズかなあ。とりあえず、ニック・アンダーソンではない。

 「26」〜「30」は色々いるんで、パス。

 で、問題の「31」であるが、これはマダックスだったと思う。残念ながらレジさんではない。マダックスがいなかったら、レジさんだったかもしれん。
 
 日本では、掛布一択。意外に他に候補者がいない。掛布を模した期待の若手は全滅だしな。そういった意味では、「5」や「15」と並んで、意外に不吉な番号、出世しにくい番号かもしれん。

 「32」〜「34」はNBAのスターがうじゃうじゃなんで、よー分からん。ただし、「34」はノーラン・ライアンが食い込んでたかもしれん。さすがに、ボー・ジャクソンは無理があると思う。ウォルター・ペイトンもちょっと厳しいか。

 「35」以降は、目立ったところで云うと、「42」が、さすがにジャッキー・ロビンソンだったと思う。「44」はアーロン。「49」はクロマティではない。

 あと「45」も、ここもマイケル・ジョーダンだったかも。

 「50」台はさすがにラインバッカーがズラリだったと思う。「51」もイチローでなかったと思う。「56」は無論ローレンス・テイラー。

 「60」以降は当然NFLだらけ、攻守のラインマンだらけ。知らん選手も多かったように思う。「63」も、サタディでは無かった。「93」は、フリーニー様だったかなあ。忘れた。

 「80」台はレシーバーだらけ。「88」はハリソンだったかなあ。忘れた。

 このへんは対抗馬が多すぎる。同じ番号に同じような選手が集中してるからな。そういった中、悠々「56」を奪うローレンス・テイラーはさすがとしか言えん。

 日本だと、「60」と「78」は門田。

 「91」のロッドマンは無い。

 「99」はさすがにグレツキーだったけど、「66」はレミューじゃなかったかもしれん。

 んな調子なのであるが、「0」はパッと思いつく選手がいないんだよねえ。もしかしたら、NHLに名選手がいるのかもしれんけど、メジャーリーグとNBAでは思いつかん。NFLは最近解禁したんだっけ。ちなみに、「00」はパリッシュで決まり。

 「0」で私が思い出す選手といったら、ただ一人、現在一言発する度に世界中を震え上がらせる天才コメンテーター、ギルバート・アリーナスさんだけである。

 日本でも事情は変わらず、いまだに長嶋がベストだもんなあ。次点は川相ぐらいか。あと、松浦が「0」付けてたよな。「00」は城さんですね。

 つう訳で、背番号「0」は結構不吉な番号、不出世背番号かもしれないので、変更するのも一案かもね。そこをあえて押し通し、背番号「0」最初の殿堂入り選手になるというのも一案かもしれないが。

 三つ目はその名前、「ハリバートン」である。

 私もこの年になると、洋の東西を問わず、相当量の人の名前に接してきており、もはや記憶もあやふやである。完全に記憶の容量を超えている。特に西洋人の名前が全然出て来ない。混乱してる。しかも、あいつら、スミスとか、ウィリアムズとか、トーマスとか、ゴンザレスとか、マルチネスとか、似たような名前ばっかで訳分からんわ。何人いんだ、A.C.グリーン。いや、A.C.グリーンは一人か。

 ジェイソン・リチャードソンとリチャード・ジェファーソンはいまだに区別がつかん。あと、ジェイソン・ウィリアムズ問題な。

 まあまあ、それらはともかくとして、そういった多種多様の名前の洪水に押し流されている私であるが、この「ハリバートン」、初めて聞く名前である。

 それも、「オケレーケ」とか「クロマティ」のような、あからさまな珍名さんならともかく、「ハリバートン」っていうのは、あってもおかしくなさそうな名前である。「○○トン」っていうのは、西洋ではありがちな名前のひとつであろう。「ハミルトン」とか「ストックトン」とかの類である。

 でも、初めて聞いた。

 たまたま私の知る範囲でその名前がいなかっただけなのかもしれないが、私も御年ン十歳である。先に書いたように膨大な数の名前に接してきた。ベタな名前は網羅しているつもりであった。まだ、疎漏があったとわ。

 それとも本当に珍しい名前なのだろうか。日本の苗字で云ったら、「山木」みたいな感じ。ありそうでない名前。

 今ざっとウィキペディアで調べてみたが、ハリバートンの先祖に関する記載は無かった。何代前まで遡れるかは分からないが、まあまあ生粋の「アメリカ人」であるらしい。ウィスコンシン州出身。

 フルネームは、Tyrese John Haliburton

 誕生日は、2000年2月29日。満6歳。やんちゃ盛り。

                            2025/7/20(日)

 近所でツバメがピーチクパーチクしてた。もう7月下旬だぞ。さっさと出国しろっつの。どこの世界にもいるよね、グズグズしてる奴。

 先の記事で、「各背番号ごとのベストプレイヤー」的なことを書いた。この手の企画の常であるが、あとから「あいつを忘れた。こいつを忘れた。」がどうしても出て来る。しかも、記事を書いた直後、インターネット動画で「NBAベストプレイヤー」的な番組を見てしまった。

 つう訳で、ここではその補遺としゃれこみたい。

 まずは「2」番。モーゼス・マローンを忘れてたね。マローンとジーター、難しい比較であるが、やっぱジーターか。

 「5」。ジェイソン・キッドを忘れてたけど、さすがにディマジオ、プホールズ級じゃないからなあ。

 「6」。ビル・ラッセルを忘れてたね。あと、スタン・ミュージアルとかね。

 まあ、ミュージアルはともかくとして、ジュリアス・アービングとラッセルの比較は難しい。「個人スタッツの王者vsチームを勝利に導く選手」の比較はスポーツ界ではありがちな議題である。ある時期の(悔しい)マニングvsブレイディとかね。しかし、このアービングvsラッセルのような「プレイスタイルが派手な選手vsチームを勝利に導く選手」の比較は珍しい。前者が希少種であるからである。

 日本のプロ野球だと、この手のタイプの代表はなんといっても長嶋茂雄であろうが、長嶋vs王は「プレイスタイルが派手な選手vsチームを勝利に導く選手」というよりは「プレイスタイルが派手な選手vs個人スタッツの王者」という図式であろう。

 「プレイスタイルが派手な選手vsチームを勝利に導く選手」の図式だと、長嶋vs石毛あたりか。これはさすがに、議論の余地なく長嶋圧勝だろうけど。

 また、長嶋、アービングともに、単に「プレイスタイルが派手な」だけの選手ではない。個人スタッツ的にもチームプレイヤーとしても、無論超一流である。

 すると、長嶋とアービングが、やっぱり勝者かなあ。

 で、今ちょっと、ミュージアルについて、ウィキったら、ミュージアルはマイナー時代はピッチャーも兼任していたらしい。というか、むしろピッチャーが主で、登板しない日に外野や一塁を守っていたらしい。ここにもプレ二刀流、プレ大谷がいたか。ちなみに、ピッチャーはプレイ中のケガで断念したらしい。

 で、「21」。ダンカン、忘れてたね。あと、ケビン・ガーネットとかね。この「21」に限らず、「20」「21」「22」は激戦区であろうけど、なかでも「21」は超激戦区かも。ここにクレメンスが加わるし、他にも候補者はゴロゴロしてそうである。そういった意味では、ロベルト・クレメンテが意外な正解かも。絶妙な落としどころかもしれん。

 「23」は無論無風。しつこい。

 「24」も候補者はうじゃうじゃいるだろうけど、やっぱメイズだろうねえ。

 でも、これ、どちらかがどちらかの背番号だったら、超超激戦区。血で血を洗う闘争になったろう。でも、さすがにジョーダンか。

 こう考えてみると、ジョーダンに最も近い選手、対抗馬は、ルースやアリではなくて、メイズなのかもしれん。確かに、プレイヤーとしての完成度という意味では、メイズがジョーダンに最も近い選手かもしれん。 

 「55」、ムトンボ忘れてた。まあ、さすがに「55」がムトンボって事はないと思う。私の知らない強力ラインバッカーがいそうである。

 ただ、ムトンボvs松井って、クソどーでもいい議題だけど、いつまでたっても答えの出ない超難問でしょう。絶妙な対決、絶妙なお題といっていい。

 どちらもオールスター級の選手だろうけど、常連って程でもない。所謂「Good,but not Great.」である。

 これは悩ましい。人をして、カントールやゲーデルのように狂気へと誘う問題である。近づかないが吉であろう。

 んな感じ。この手の話は、上述したように、あとから「あいつを忘れた。こいつを忘れた。」状態になるので、この記事をアップした後も、書きたい事が出てくるかもしれん。そん時はまた。

 そういえば、日本将棋連盟の会長に清水市代が就任しましたな。当然ながら、女性初だそうです。これも羽生九段の数多い功績のひとつになるのかな。

 にしても、林葉直子とはエライ差が付きましたな。「事実は小説より奇なり」とはまさしくこの事であろう。こんなストーリーを漫画や小説で書いたら、編集にどやされるよ。梶原一騎でも、こんなストーリーは書かん。プロとしての沽券に関わる。

 でも、市代は生き方、上手いよね。女の生き方の見本というか理想というか、ある意味、典型とも云える。これは褒めてもいるし、貶してもいる。勿論、本人しか分からない苦労も沢山あったろうし、これからもあるのだろうけど。そう云えば、「お嫁さんが欲しい」って発言もあった。

 もっとも、林葉直子の生き方も、ある意味、典型ではあるけどな。見本や理想では、さすがにないけれども。

 ちなみに私は昔から市代派。抱きしめたい。

 これで締めようと思ったら、、ハルク・ホーガンと皆川おさむの訃報。ご冥福をお祈りいたします。

 皆川おさむは享年62歳。いや、意外に若いんだな。まっ、そりゃそっか。皆川おさむといえば、その歌い方を三島が足穂の文体に比しましたな。

              ヒグラシが重層的に鳴いている。 2025/7/25(金)