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| 祝・開幕(アホ) | 職場の休憩中にテレビを見ていたら、例の「物価高対策で2万円給付云々」を放送していた。 この政策の是非に興味はない。ただ、私がちょっと思ったのは、物価高対策で2万円を給付したら、その分だけ物価高になってしまうのではないかという事である。 まあ、そもそも「物価」というものを定義するのはなかなかに難しい。「物価」というものは、厳密に言えば、個々それぞれであるからだ。ただまあ、一般的には、モノやサービスといった商品の全般的一般的な価格といったものであろう。 では、物価高、あるいはインフレとはどういう状態かというと、すなわち、「ある経済圏、一般には同一貨幣を使用する地域において流通している貨幣量より、モノやサービス、すなわち商品の総量、総価値が少ない状態、あるいは少なくなっている状態」である。 デフレは、その逆で、「ある経済圏、一般には同一貨幣を使用する地域において流通している貨幣量より、モノやサービス、すなわち商品の総量、総価値が多い状態、あるいは多くなってきている状態」である。 前者で有名なのは、今はどうか知らないが、20世紀後半の南アメリカ諸国の経済状態である。当地で生産流通するモノやサービス、すなわち商品より、あまりに大量に貨幣を発行流通してしまっていた。結果、リンゴ一個1万クルゼイロみたいな状態に陥り、デノミを連発する有様であった。 最近のアメリカやヨーロッパ諸国も似たような状況になりつつあるかな。 バブル期の日本は、政府が日本円の流通を増やした訳ではないけれど、貿易黒字という形で大量の外貨が日本に流入してきたため、インフレ状態になった訳である。 後者、デフレの状態は事例が少ないが、所謂「失われた30年」の日本がそれに近い状態であろう。政府はインフレを恐れて、あるいは健全財政を理由に、あるいはバブル脱出を理由に貨幣の流通を抑えたが、モノやサービスは順調に増していったために、ちょっとしたデフレ状態となった訳である。 で、そこで今度は「インフレ目標」なんて言い出して、目論見通り「インフレ」、すなわち「物価高」となった訳である。 ここ数年の日本がインフレ、すなわち「物価高」となったのには色々理由があるだろうけど、ひとつには、ここ最近ちょろちょろ発行している各種給付金があるだろし、最近話題のインバウンド需要もあるだろう。もちろん、バブル期の貿易黒字とは比較にならんけどな。 なかでも、最も大きい、最も効果的だったのは、なんといっても最低賃金の押上げ、所謂「賃金アップ」である。「初任給30万」なんてところも出てきているらしいしね。10年前の新入社員が聞いたら卒倒してしまうだろう。 そういった各種「賃金アップ」は、それはすなわちそのまま可処分所得の上昇につながる訳であるから、それはそのまま物価の上昇につながり、目論見通り「インフレ目標達成」と相成った訳である。 そしたら、「物価高対策」なんて言い出すのが、人間社会の面白いところであろう。で、その政策が「2万円給付」って、より物価高になっちゃうよ。いや、「物価高対策」というのは私の勘違いで、「物価を安くする対策」ではなく、「物価を高くする対策」なのかもしれんけどな。だとしたら、「2万円給付」は正しい政策であろう。 そういえば、その「物価高対策」で消費税廃止あるいは消費税率縮小を唱えている人達もいるが、消費税廃止あるいは消費税率縮小したところで、物価は安くならないであろう。税込み1100円で買っていたモノを、人は税抜きでも1100円で買うからだ。その100円分が国庫に入るか企業の収入になるかの差でしかない。物価とは何の関係もない。 実際、物価を下げるのに最も手っ取り早い方法は、「税金を下げる」ではなく、「税金を上げる」であろう。消費税でもよいだろうけど、効果がより早い、効果てきめんなのは、所得税を上げる事であろう。1.5倍なり2倍なりに上げてしまえば、その分可処分所得が減る訳であるから、その分あっさり物価は下がるであろう。 まあ、このへんの現行の経済状況社会状況を見ながら、税制や公定歩合等々で貨幣の出し入れをするというのは、政治家や官僚の重大な仕事、任務、あるいは醍醐味といっても良いであろう。今回の「物価高対策で2万円給付」も、こんな私の凡庸な教科書的な政策批判とは次元の異なる超高度な政治的判断、高等数学的政策なのかもしれない。まっ、失敗例は多いけどな。 しかしながら、こうした点から見ても、ケインズ政策は間違っているというのは明らかだと思う。貨幣の流通量を増しても、景気は良くならず、単に物価が上昇するのみなのである。 つかまあ、物価とか給与額といった金額は、結局のところ、経済とは直接的には関係ないんだけどな。あくまで間接的な、あるいは抽象的な関係にすぎない。すなわち、おカネで経済を測る、経済を捉えることは出来ない。それは長さが融通無碍に変化する定規でモノの長さを測るようなもんである。いつになったら気付くのかねえ、世界中の経済学者諸君。 とまあ、こんなことを書くと、私は「2万円給付政策」に大反対のように思われるかもしれないが、んな事ないからな。2万円チョーダイ、でっかいプラモを買うんだ。えっ、そういう使い方でいいんでしょ。 そんな2万円の次に大事なのはインディアンスの開幕である〜〜〜。 ってバカ。もう7月下旬だよ。閉幕まで、あと2ヶ月だよ。 いやまあ、長嶋が死んだり、アーセイが死んだり、NBA観戦再開したらペイサーズが快進撃したりで、本来4月あたりに書こうと思っていた「インディアンス開幕記事」がここまでずれ込んじゃった。 しかも、その間、インディアンス情報には全然触れず、公式サイトすら覗かず、パイレーツのゲームも見ず、現時点まで丸腰である。 で、今、恐る恐る公式サイトを覗いてみる。 後期ここまで17勝8敗。なんと首位。インターナショナルリーグ・ウェスト首位。首位〜〜〜。 ペイサーズに続いて、こっちも来たか。インディアナ州にツキの波が押し寄せてきたよ。幸運に溺死してしまいそうや〜〜。 ちなみに前期も42勝32敗でウェスト2位フィニッシュ。いや、これマジで来たんじゃないの、インディアンスがトリプルAを制覇する日が。王者に君臨する日が。乞うご期待。 で、個人スタッツであるが、知ってる選手が全然いね〜〜〜。 安定のジー・ワン・ベー君のみ。いや、こいつ完全にインディアンスの顔だね。こいつしか覚えとらん。今季もここまで44試合出場、ホームラン1本、打率0.292。抜群の安定感。でも、ポジションがセンターに変更されとる。内野手失格か。 で、その代わりという訳でもないであろうが、ショートとして登録されているのが、謎の台湾人、チャン・チー・チェン。ここまで65試合出場、ホームラン1本、打率0.221。ガンバッテ。 外野手転向と云えば、クルーズ・オニールもパイレーツで、結局外野手転向。まっ、あの体、身体能力で内野はねーよな。ガンバッテ。 そのパイレーツの唯一の希望スキーンズ先輩は、今季ここまで5勝8敗、防御率1.91、127イニングで137奪三振。抜群の安定感。 って事で、早速トレードルーマーが流れている訳であるが、そのお相手にはなんとあの佐々木朗希君の名も。勿論、1対1のトレードではないけれど、もしかしてもしかするとインディアン佐々木朗希誕生かも。すると日本のマスコミが大挙インディアナポリスに、って、ないない。インディアンス佐々木はともかく、日本のマスコミが大挙って事は無いであろう。 佐々木君と云えば、例のポスティング騒動から今回のケガって事で相当イメージが悪くなっているが、ケガはともかく、ポスティングはそこまで批判されることはないと思う。だって、そういうルールなんだから。「ロッテへの恩返しが〜」なんて的外れな批判もあるけれど、そんなの関係ないでしょ。FAのように必要実績が明文化されたルールがある訳じゃないんだから(いや、あるの?)、1軍出場無しだってポスティングを要求する権利はある訳である。佐々木はそれを行使しただけの事である。 とまあ、こんなことを書くと私を佐々木擁護派のように勘違いする御仁がおられるかもしれないが、全然違うからな。アンチ佐々木派。あるいは佐々木無理解派だからな。 私もン十年以上、プロ野球に限らず、数多のプロスポーツを見てきたけれど、何ががっかりしたといって、佐々木の2試合連続完全試合未遂事件よりがっかりしたものはない。 あの時は、生でテレビを見ていたのだけれど、佐々木の降板を見た瞬間、テレビを消した。沸々と怒りが沸きあがってきた。あの感覚は今でもはっきり覚えている。 完全試合未遂事件というと、先行事例として落合のアレがあるけれども、あれは多少同情賛同は出来る。日本一が決まる場面、監督というのはその年最も頑張ったピッチャー、それがクローザーだったら尚更そのピッチャーにマウンドにいて欲しいと願うものである。「優勝してガー」をやらしてやりたいと思うものだからである。 まして、それが岩瀬である。このシーズンに限らず、落合中日を支えた最大の功労者といってよいであろう。その岩瀬に日本一の瞬間を味わあせてあげたいというのが人情であり親心というものであろう。「ポッと出の山井じゃ」というのはあったと思う。それは落合監督のみならず、選手やファンも同じ気持ちだったんじゃないかな。 また、そういう人情的な側面以外にも、純粋に勝負として岩瀬という選択もあったろう。まあ、あのまま山井が投げ続けていても、かなりの高確率で完全試合を達成したろうけど、何があるのか分からないのが野球である。完全試合を逃して、あれよあれよで逆転負けも十分ありえるし、そのまま日本一も失うかもしれない。「シーズンは山、シリーズは川」である。流されるのは絶対避けねばならない。 しかも、中日的には53年振りの日本一である。チャンスは絶対逃してはならない。しかも、結果的にはそれきりだしね。となれば、絶対的守護神岩瀬は十分ありうる選択である。山井の個人記録よりチームという訳である。 もっとも、仮に山井続投で敗戦、更には日本一を逃す事になっても、そこまで含めてショーであり、ファンサービスだという究極的な超越的な、猪木レベルのプロスポーツ論もあるにはあるけどな。 ただ、佐々木の場合はそれとは全然異なる。ただのシーズンの1ゲームである。そこまで勝敗に固執する必要はない。なのに降板。 当時メジャーリーグでノーヒットノーラン継続中での降板が数試合あったので、メジャー好きな井口や吉井はそれに影響されたのだろう。「勝敗や記録より、選手の健康を」って奴である。 で、実際、それを美談として称える記事や言論も多かった。「2試合連続完全試合の偉業より、佐々木の将来を選んだ勇気ある選択」という訳である。 で、その「佐々木の将来」は今こんな感じです。いつになったら来るんですかね、佐々木の将来。将に来るでも、未だ来ないでもなく、ただ単純に来ないものなんじゃないですかね、それ。まっ、未来の事は誰にも分かりませんけど。 とまあ、そんなような事を、怒りにまかせて、当時書こうと思ったのであるが、なんとなく、書かずじまいで終わってしまった。決して「2試合連続完全試合の偉業より、佐々木の将来を選んだ勇気ある選択」論の多さに圧倒された訳ではありません。あの時、その主張した人たち、今何してるんすかね。「ドジャースは佐々木を酷使するな。将来のある若者なんだぞ。」とか言ってるんでしょうな。 まあ、これもアマチュアなら分かる。佐々木には、高校三年生時、所謂「甲子園拒否事件」がある。これは佐々木の一存ではないだろうけど、当時の私は怒りこそ沸かないものの、「なんで」とは思った。でも、それはいい。アマチュアだから。アマチュアは、極端な話、オリンピック選手と云えども、部外者、観客の意見に耳を貸す義理、義務は無い訳である。あくまで、「自分が好きで」やっているだけだからである。何をしようが、どんな選択をしようが当人の自由、黄金権であろう。 でも、プロは違う。お金を貰っているのだから。完全にとまでは云わないが、ある程度、部外者、観客の意見に耳を貸す義理や義務はある。長嶋や王がオープン戦も全試合出場したのは、これが唯一の理由である。だからこそ、長嶋は「ミスター・プロ野球」なのである。「ミスター・ベースボール」ではないのである。ファンあってのプロ野球。 「2試合連続完全試合」がそれに当たるかは微妙であるが、多くのファンが望むなら、佐々木は登板すべきであろうし、井口監督は登板させるべきだったろう。まっ、多くのファンは「2試合連続完全試合の偉業より、佐々木の将来を選んだ勇気ある選択」だったのだから、アレで正解だったのかもしれんけどな。 でもまあ、そういうプロアマ論やケガ予防論以前の問題として、一スポーツマンが2試合連続完全試合を捨てるなんて事、有り得る?。甲子園を捨てるなんて、有り得る?。うなもん、究極のミニマリストだろうが。究極の断捨離だろうが。捨聖もいいとだよ。 つかまあ、「だったら、やるなよピッチャー、やるなよ野球。」、って話だよ。 「甲子園拒否事件」の一報を知った時、私がすぐ思ったのは「じゃあ、なんで野球部入ってんだ。」って事である。将来プロ野球選手として活躍するためだけに野球部に入っているのなら、そんなの他の野球部員に失礼だろ。自分だけで自由にトレーニングすればいいだけの話である。ちなみに、私が佐々木と同じ野球部にいたら、佐々木をぶん殴ってる。まあ、本当に痛くて投げられなかったのかもしれないけどさ。 あるいは、監督に止められたのかもしれないけど、そしたら監督殴ってるわ。 2試合連続完全試合未遂事件だって、私だったら、監督ぶん殴っても続投してるわ。あそこで降板させられたら、チーム辞めるわ。引退したっていい。 いずれにしても、マイケル・ジョーダンが2年目のシーズン、医師やトレーナーが止めるのを振り切って、プレイオフ出場のためにゲームに強行出場したのとは、あまりに対照的である。 ここで、マイケル・ジョーダンの発した言葉の中で私の最も愛するものを紹介したいのであるが、それはどこぞの記事で。ここでは割愛。 もっとも、佐々木の場合は、少年時代に東北大震災を被災、家族を失ったことで人格形成に少なくない影響を与えたという報道もあるから、単純に長嶋やジョーダンと比較するのは酷かもしれない。 でも、その辺を差っ引いたとしたって、甲子園に行かなくてもいい、2試合連続完全試合をしなくてもいい。じゃあ、なんで野球やってんだって話だよ。何を求めて野球やってんだか。何が楽しくて野球やってんだか。 それとも健康か、健康のために野球をやってるのか。健康のためだったら、今すぐ野球を辞めるべきである。野球に限らず、あらゆるスポーツは、健康にとって、心身ともに有害だからだ。ボクシングやピッチングなんて、もっての外。 つかまあ、最近の選手は、佐々木に限らず、多かれ少なかれ、この佐々木に似たとこがあるよね。 日本のプロ野球選手が野球選手になる動機というのは、私の見たところ、4つの時期に分けられると思う。 第1時期は「物見遊山」の時代、景浦や別当の時代である。 日本に「プロ野球」という全く新しい職業が誕生し、アメリカでは成功しているという話は聞いているものの、将来は全く不透明な時代に、プロ野球界から誘われる、あるいは興味を持つ。 そういった時代、彼らの気持ちは「物見遊山」とまでは云わないものの、全く新しい職業を試してみたい、どんな調子なのか体験してみたいというものだろう。プロ野球という職業が今後どうなるか分からない、また、プロ野球という興業が成功したとしても自身が活躍できるかは分からない、ただ、それでもダメ元でやってみて、ダメなら実家の商売を継ぐとか、大卒ならばどこぞの会社に再就職しようみたいな、軽いとまでは云わないけど、半分若気の至りみたいな感じでプロ野球の世界に飛び込んでいったのが、当時の選手たちであろう。 故に、この時代の選手というのは、悲壮感とか決意とか使命感とかはあまり感じられない。まあ、アマチュアの延長みたいな時代のプロ野球選手たちである。 藤村富美男なんて、プロ野球の世界に飛び込んだ時点では、まさかそれから40年後、自身がテレビドラマに出演しているなんて思いもしなかったであろう。そもそも、テレビドラマどころか、テレビも普及していない時代である。 次の時代、第2期は、完全に「金」の時代である。金田や野村の時代である。皆が皆という訳でもないけれど、社会全体が貧しかった時代でもあるし、多くの選手が貧しさから抜けられる、大金を手に入れられる職業としてプロ野球を選んでいた時代、プロ野球選手になりたがっていた時代である。そのチャンピオンが金田であり野村であったろう。 もっとも、結果的には、大金はともかくとして、貧しさからはその後多くの、というかほぼ全ての日本人が抜けられたんだけどさ。 次の時代、第3期は「スターになりたい。ヒーローになりたい。」時代である。江川や原、元木の時代である。 テレビで毎日のように巨人戦が放送され、春夏には高校野球が放送される。そのブラウン管のスター、長嶋や王、あるいは高校球児に憧れ、野球を始める、プロ野球選手になりたいと願う時代である。 それ故、異常なほど巨人に入りたがる選手が続出するのも、この時代の特徴である。そりゃそうだろう、巨人に入らなきゃ、テレビに出れない、スターになれないもんね。 これはこの時代特有の現象で、それ以前には無かった。最近知ったのだけど、山崎裕之は巨人から強く勧誘されていたらしい。広岡の後任として、長嶋と三遊間を組まないかと誘われていたらしい。ところが、結果は東京オリオンズ。お金だけが理由ではないだろうけど、そういう時代である。この山崎だけが理由ではないだろうけど、それをきっかけに江川や元木をはじめ多くの巨人希望者を苦しめたドラフト制度が導入される訳である。そのきっかけとなった選手は、巨人を拒否しているのが面白いところではある。 この山崎も第3期の選手だったら、四の五の言わず、巨人入りを即決しているだろう。「憧れの長嶋さんと三遊間が組めるなんて」、という訳である。 この第3期は未来永劫、まさしく「巨人軍は永久に不滅です」であるために、未来永劫続くかと思われたら、まさかの巨人戦がテレビで放送されなくなる時代が来た。長嶋も江川もビックリである。諸行無常ですなあ。 で、そういう時代にプロ野球選手になったの第4期、今現在である。この時代は、一口で言うと「こども野球教室」の時代である。 この時代の選手が野球を始める動機は、「お金持ちになりたい」とか「スターになりたい」ではなく、「親に勧められた」とか「友達に誘われれた」とか、あるいは「なんとなく興味をもった」である。 で、近所の野球チームに入ると、まずは初級者コース、それから中級者コース、上級者コースと、レベルを上げていって、その頂点が「メジャーリーグ」な訳である。PRGの「レベル上げ」感覚の野球人生である。「メジャーリーグの殿堂入り」がラスボスといったところであろう。今の時代の選手が異常なほどメジャーリーグに行きたがるのは、これが理由である。メジャーリーグに行かないと、ゲームをクリア出来んもんね。全クリ出来んもんね。 お金が欲しい訳でもないから、ケガしたらすぐ休むし、スターになりたい訳でもないから、ファンが喜ぶことにも頓着しない。ムリはしない。勿体ないもんね、ヒットポイントやマジックポイントは効果的に使わないと。薬草もたっぷり持っていって、すぐHP回復させないとね。 まっ、プロ野球選手に限らず、最近の人は、一事が万事、RPG感覚だけどな。でも、この世はRPGではないし、テレビゲームでもない。人生には、経験値は無いし、レベル上げも無いし、ラスボスもいないんだよなあ、残念ながら、当然ながら。 日に焼けた。30℃を涼しいと感じた。2025/7/27(日) |
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| スキーンズ様御拝観 | 山さんが死んだ。いや、山さんは、とうの昔に死んでっけっど。殉職してっけど。その本体、いや仮の姿の露口茂が死んだ。享年93歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。 通常、この手の訃報に接すると、私の場合、恒例の「いや、お前、まだ生きてたんかい。」になりがちなのであるが、この山さん、いや露口茂の場合、その逆、というかその強化版で、「いや、露口茂って、とっくの昔に死んでたんじゃなかったっけ。」であった。私のあてにならない記憶では20年くらい前に山さん、いや露口茂は死んでた。まだ、御存命だったとわ。謹んでご冥福をお祈りいたします。 露口茂といえば、ごくごく一部の間では「究極シャーロック・ホームズ」の日本語版声優として有名であるが、世間一般というか、常識的には山さん一択であろう。それっきゃない。 「太陽にほえろ!」の多くの刑事同様、「太陽にほえろ!」に殉じた人生だったといえよう。実際、露口茂の他の仕事、知らんしな。「必殺仕置人」シリーズのどこかで露口茂を起用する計画があったとはどこかで読んだ記憶がある。あてにならんけど。 で、唐突に私の好きな「太陽にほえろ!」の刑事ランキング〜〜〜〜。パチパチパチパチ。 第1位 ボン もち、ボンである。以前もどっかで書いたと思うけど、この世で私の好きな人間第1位は宮内淳、とりわけあん時の宮内淳なので、第1位は、当然ボン。もちボン。根岸季衣なんか助けるために死ぬこたぁねーのに。そんなの小林薫に任しときゃあいいんだよ。小林薫が死ねばいいんだよ。 で、この世で最も好きなドラマは、もち「あさひが丘の大統領」。片平なぎさも大好き。揺れる乳。 第2位 山さん 私は「山さん派」なのだ。 第3位 スコッチ 「太陽にほえろ!」史上最強刑事との呼び声も高いスコッチがこの順位。 沖雅也は色々な可能性のあった役者さんだったと思う。日景忠男が憎い。 サボテンだらけの部屋ってのもスゴイけどな。何事かを暗示してたとまでは云わないけど。「棺桶の錠」でもあるしね。 第4位 ジーパン ジーパンはこのへん。本人も「ジーパン」の役作りや芝居に関しては満足していなかったと思う。それが後の徳吉功につながったとは言わないけどさ。アレは異常。狂人。突然変異。 松田優作の芝居で特筆すべき点は色々あるけれども、そのひとつに「倒れ方」があると思う。松田優作は「拳銃で撃たれる」とか「気を失う」とかいうシーンの場合、倒れる際に絶対に手をつかない。「なんじゃこりゃ」の芝居でも同様である。「野獣死すべし」や「甦る金狼」でも同様である。 私はさすがに「人が拳銃で撃たれるシーン」を現実に見た事はないけれども、「病気か何かで気を失うシーン」は現実に見た事がある。本当に、そのままバタッと倒れるのである。手はつかない。故に、頭を直接に地面に強打して、致命傷になってしまうのである。 これを再現している、芝居しているのは、私の知る限り、松田優作しかいない。へたな女優だと、体が傾いた瞬間、手を出している。まあ、しゃーない。 この芝居が演技技術として、どの程度価値があるのかは分からない。でも、スゴイ事だとは思う。松田優作の人生全体を支配している、また人格そのものである「意志の強さ」「強靭な意志」を私はそこに感ずる。 また、松田優作の「太陽にほえろ!」における芝居の白眉は、なんといっても「ルールなんですから、仕方ないじゃないですか。」で決まりであろう。異議は無いと思う。 第5位 スニーカー 色々と評判の悪い刑事であるが、その間抜けなニックネームも含めて、意外に大好きなんだよね。故に、この順位。昔、松村邦洋がスニーカーの事を「殉職させてもらえなかった刑事」と評していたのは笑った。結果的には、それが「『悔しいか』『悔しいです』」につながるんだから、良しとするか。いや、つながってはいない。 第6位 アッコ つか木村理恵 「いや、刑事じゃねーだろ。」というツッコミが聞こえてくるが、仕方ねーだろ、好きなんだから。アッコ、つか木村理恵が。写真集も待ってるし。「暗室」のDVDも買おうか、ずっと迷ってるし。アマゾンを調べると、現今、送料込みで3000円くらい。1000円くらいで買いたい。まあ、作品そのものはどこぞのチャンネルでやってたのを録画してあるんだけど。家の中のどこかにある筈。木村理恵の痩せたベッドシーンが拝めます。 また、「金八先生Part2」の序盤にも出てくるよね。風間杜夫の助手として。加藤優とは一切絡まんけどな。あと、二時間ドラマで松田優作の嫁もやってたよね。んで、松田優作の浮気相手はやっばりお前かの風吹ジュン。 そんな木村理恵のキャリアはともかくとして、テキサス殉職時の「三上さ〜〜ん」というアッコの泣きは「太陽にほえろ!」屈指の名シーンだと思う。また、木村理恵のキャリアでもベストの仕事なんじゃないかな。 そういやあ、「太陽にほえろ!」のお茶くみの先輩として、忘れちゃいけないのは、なんといっても青木英美であろう。ジーパンとの絡みは、同じく「太陽にほえろ!」屈指の名シーンである。 「オメーは何で俺を呼び捨てなんだよ。」 「だって、アタシはアンタの先輩じゃない。」 「いや、同じ日に赴任してだろーが。」 「何言ってんの。アタシのが3時間先輩よ。アンタ、あの日遅刻してきたでしょう。」 「グググ。」 ジーパンも青木英美と恋仲になってたら、死なないで済んだかもな。 青木英美っていうのは、主役面じゃないんだけど、異常な存在感のある女優だった。その後、似たようなタイプは出てきてないと思う。「惜しい」って程でもないけどな。あの手のタイプの需要が無くなっただけかもしれん。 つな感じかな。 そうそう、勿論、マカロニは別格。ランク外。いや、ランク超です。「太陽にほえろ!」つうのは、結局のところ「マカロニの物語」だからな。ジーパン以下、歴代の若手刑事はマカロニの幻影、まさしく幻を追いかけてた。マカロニ、つかショーケンの幻影をな。 いや、ホントそれくらい、当時、70年代前半のショーケンの芝居は神懸っていた。 往時、松田優作が「徹子の部屋」で、ショーケンの事を「神」と称していたけれども、それはそういう意味だからな。これを誤解して、「松田優作はショーケンを尊敬してる」「松田優作はショーケンを目指してる」みたいに解釈してる人がいて、その中にはショーケン当人もいるけれども、全然違うからな。 松田優作がショーケンの事、より正確にいえばショーケンの芝居を「神」と称したのは、それが神懸っているっていう事、人間の芝居でない事、ひいては自身の芝居や芝居観の延長線上にない事を言っているのだからな。ある意味、批判してると言ってもいい。 でも、それくらい、当時のショーケンの芝居は神懸っていた。例えば、「太陽にほえろ!」のオープニング定番の若手刑事ランニングシーン。あそこで、ショーケンは「待ってくれよお」みたいな感じで手招きしてんだよね。あれ、ショーケンのアイデアだと思うんだけど、天才的だと思う。神懸っていると思う。あれを見たら、ジーパン以下歴代の若手刑事のランニングシーンはホントしょっぱい。硬い。 あと、ショーケンで忘れちゃいけないのは、申す迄も無く「傷だらけの天使」のオープニングであるが、あれは、映画、テレビドラマ、アニメ、ミュージックビデオ等々全部ひっくるめて、洋の東西も全てひっくるめて、私が見たありとあらゆる映像の頂点である。あれを超えるものは未だ見ていない。あれと比較したら、「探偵物語」のオープニングなんてゴミである。 また、先に紹介した「ルールなんですから、仕方ないじゃないですか。」もショーケンあってこそである。ゴリじゃあ、駄目でしょう。 つう感じで、ついつい長くなってしまったが、私は申す迄も無く「太陽にほえろ!」派である。「西部警察」は、私の周囲に好きな人は多かったけれども、子供心に幼稚に見えた。ウソっぽく見えた。いや、ウソであり過ぎた。 いや、でもやってたけどな。「西部警察」ゴッコは。いきなり殴って、「こいつ知ってるか」。そんな聞き込みあるかっつの。まあ、それは西部警察スタイルつうか、徳吉功スタイルなんだけどな。ここにも徳吉功の悪影響が。 さて、話はいきなり変わって「ROUND1」である。「ええーーー。」って声も聞こえるが、ご容赦ください。そんなサイトなんです。飛び地なみに話が飛びます。 真偽はさておき、最近、アメリカで「ROUND1」が流行っているらしい。で、その動画をだらだら見ていたら、例のクレーンゲームの景品に「ハンギョドン」の姿を発見した。私は身を乗り出した。いや勿論、実際には乗り出していないけど、心の中の映像で「乗り出した」。 「ハンギョドン」といえば、それこそ私が小学生くらいの頃にデビューしたキャラクターだったと思う。隣の女子が「ハンギョドン」の定規とか使ってたように思う。いや、俺も使ってたか。もちろん、自ら購った訳ではないけど、それこそ女子から、いや男子からかな、貰ったかもしれん。 いや、アイツ、まだ現役だったんかい〜〜〜。 この世界は、人間の世界同様、いや人間の世界以上に厳しい競争社会である。日本のプロ野球どころかNFLも目じゃない競争社会である。「数字が全て」の世界である。「ちいかわ」あたりに駆逐されてたかと思ってた。まだまだ現役選手だったとわ。もうかれこれ40年選手か。お疲れさんっス、ハンギョドン・パイセン。 この世界の王、つか女帝は、申す迄も無くキティ妃、キティ姉御である。世界三大カワイイの一角、キティ女帝である。「世界三大カワイイ」は、申す迄も無く「パンダ・キティ・ピカチュウ」の三帝である。この世界は、かつてはパンダ一強であったのだが、そこにキティが加わり、更にピカチュウが加わってきた。第4の座は誰もが狙ってる。 でも、サンリオ世界では完全な女帝、牢名主だからな。ハンギョドンも若かりし頃は挨拶しに行ったもんである。「オメエ、新入りか。名は。」「ハンギョドンでございます。」「ちゃんとキティ姐さんに挨拶するんだぞ。」。キティ姐さん「おう、新入りか、ガンバリいや。」。 そのハンギョドンも、今では若頭くらいに出世して、ピカチュウ組長のポケモン組へのカチコミを画策している事だろう。田中邦衛的なポジション。ちなみにパンダには誰も近づかない。あれは狂犬、いや狂獣。いや凶獣。シマエナガ、食ってるからな。バリバリ喰ってるからな。キティやピカチュウと違って、パンダは神の作りし「カワイイ」だからな。格が違う。 さて、ちょっと話は変わるというか、それに関連してというか、いつぞや私は当サイトで「トリコロールカラー」の話をした。「吉田竜夫の主張した『赤・青・白』のトリコロールカラー理論は、案外正しい。」という話である。んで、ガッチャマンやガンダムの他に、マリオとセーラームーンを例に挙げた。 キティちゃんも「赤・青・白」なんだよね。 そのほかだと、ドラえもんも。 ドラえもんというと、「青」と「白」で塗り分けられていて、「赤」は首輪だけのように思われるけど、よくよく考えてみると、ドラえもんの最も有名なビジュアルであろう、あの口を半月のように大きく開けている画は、その口が「赤」なんだよね。 あと、ルフィと名探偵コナン君も。 ルフィは肌の色を「白」と解釈すれば、「赤・青・白」だし、コナン君も「白」の部分は少ないけれども、やはり「赤・青・白」の配色、イメージカラーである。 いや、やはり吉田竜夫の理論「マンガやアニメのヒーローは『赤・青・白』のトリコロールカラーであるべきだ」は金言・鉄則なのかもしれん。疑義を呈した私が間違っていた。 ガンダム、マリオ、セーラームーン、キティちゃん、ドラえもん、ルフィ、みな世界的なキャラクターである。あと、スーパーマンとキャプテンアメリカ。洋の東西を問わず通用する鉄則・金言なのかもしれん。まあ、悟空やピカチュウのように、それと異なる配色でガンバッてるキャラクターもいるけどな。 つう訳で、全世界のイジメられっ子諸君。とりあえず、「赤・青・白」のトリコロールカラーで服装をコーディネートしてみたら。イジメられなくなるかもしれん。もしかしたらもしかしたら、人気者になれるかもしれん。 さて、本題のスキーンズ様である。 過日、何とはなしに大谷のゲームにチャンネルを合わせたら、なんと我らがパイレーツ戦。だらだら見てたら、「翌日はスキーンズ先発」の報。 翌日、チャンネルを合わせた。 およそ1年振りに見るスキーンズ様の第一印象は、「腕、下げたな。」である。スリークォーターどころか、4/5、いや5/6、いや7/8ぐらいになってた。ほとんどサイドスローである。 ケガを懸念すれば、腕の位置は低ければ低いほど良いので、それは気にならない。むしろ歓迎すべき事であろう。 そのほかの印象はというと、「小さくまとまってしまったな。」かな。 いや、「小さく」は言い過ぎかもしれんが、入団時の「10年に一人の逸材」とか「ストラスバーグの再来」とか言うようなフレーズから推すると随分印象は変わった。それこそ、若い頃のクレメンスのような「力で抑え込む」といった印象は無い。むしろ「完成された」って印象である。 ストレートも速いし、コントロールも良いし、変化球も切れる。文句無しである。ランナーが出た時のピッチングをもう少し見てみたかったけど、そもそもほとんどランナーが出ない。 大谷も3打席2三振だったけど、それも当然だろう。低目に変化球を集めて、高目にあの速球だとまず打てないだろう。まさしく完封である。 ドジャースのピッチャーはスネルだったけど、明らかにスキーンズの方が格上だった。防御率1.98も頷ける。確かに、現状、メジャーリーNo.1ピッチャーかもしれん。他は全然知らんけど。 でも、ちょいと寂しいというのはある。クレメンスというよりマダックスに近づいている。デビュー時、その老け顔が話題になったけれども、ピッチングも老成している。 我らがインディアンスは絶賛首位攻防中。あと2週間。ガンバ。 ようやっと人並みの気温になった。2025/9/7(日) |
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| シーズン終了 | 前インディアンスのスキーンズ様は見事セイ・ヤング、あっ、間違えた、サイ・ヤング賞を受賞。パチパチパチパチ。 2年目で、それもメジャー2年目ではなく、プロ2年目での受賞なのだから、さすがでやんす。 一方、我らがインディアンスは、インターナショナルリーグ・ウェスト後期を45勝30敗で制し、前後期合わせても、87勝62敗で優勝。パチパチパチパチ。 「プレイオフ進出じゃあ〜〜〜〜。」と意気込んでいたのであるが、その後、音沙汰無し。 「どういうこっちゃ。」と思って、ついさっき調べたら、インターナショナルリーグはイーストで89勝のジャクソンビルと87勝60敗のスクラントンン/ワイルズバレーがプレイオフしてやんの。インディアンスは同じ87勝だけど62敗してるから、2位じゃないって事らしい。 いや、東西関係ないんか〜〜〜い。 毎度分からんな、マイナーリーグのフォーマットは。ぶんぶん振り回される。 で、そのインターナショナルリーグのプレイオフはジャクソンビルが対戦成績2勝1敗で制し、トリプルAチャンピオンシップへ。 で、そのトリプルAチャンピオンシップはそのジャクソンビルがラスベガスにサヨナラホームランで8−7で勝利(!!!)、優勝を決めた模様。ちっ、つまんねーの。いやいや、優勝おめでとうございます。 6−7で迎えた9回裏1アウト1塁から、ジャコブ・ベリーが劇的サヨナラホームランだってさ。生涯忘れられないホームランになる事だろう。 ちなみに、我らがアルトゥーナ・カーブもダブルAのイースタンリーグ・サウスウェスト後期を制し、こちらはサウスウェストディビジョンのプレイオフに進出しておりやす。いや、こっちはディビジョンでプレイオフするんかい。ますます分からんな、マイナーリーグのフォーマットは。 でも、対戦成績1勝2敗で敗退。残念。 で、今さっき、ジャクソンビルの対戦相手として「スクラントンン/ワイルズバレー」ってのが出て来たが、「なんじゃ、それ。」と思って調べたら、スクラトン市とそのお隣さんのワイルズバレー市の共同フランチャイズって事らしい。で、その両市をまとめてワイオミング・バレーと呼んでいるらしい。ニューイングランドみたいなもんか。 で、今、グーグルマップで調べたら、この両市、お隣さんって事ではないっぽい。少なくとも、地理的には「お隣さん」ではない。行政区画、あるいは慣習的に「お隣さん」なのかもしれんけどな。いろいろあるからな、土地の事情って。 で、これが今季最後の記事になる予定ですので、毎年恒例、インディアンス今季のMVP発表〜〜〜〜。パチパチパチパチ。 っつても、試合は全然見てないので、スタッツのみでの判断になるのは堪忍な。「『スタッツだけで、ゲームやプレイヤーは分からん。』って、てめえ散々書いてるだろっ。」とかツッコまないよーに。時と場合に依ります。 スタッツだけで判断する今季のインディアンスのチームMVPはニック・ソラックさんで〜〜〜す。 「誰それ。」とか言わないよーに。私も今知った。でも、成績は立派の一言。なにしろ、チーム三冠王。 出場111試合、打率0.332、ホームラン14本、73打点。 いや、これ完全に優勝の立役者でしょ。 で、軽くネットで調べてみると、なんとウィキペディアに日本語版ページがある。需要があるのか。いや、私が見てるけどさ。 チーム三冠王なので、なかなかのプロスペクトかと思いきや、ドラフトは2巡62位。でも、2016年(涙)。完全にトウがたってます。年齢も1995年1月11日生まれなので御年30歳。大谷と、日本式学制では同学年。 そういう選手なので、当然のことながらチームは転々としている。ジャーニーマンどころじゃない。 オリジナルはヤンキースなのであるが、その後、レイズ、レンジャーズ、レッズ、ホワイトソックス、ブレーブス、タイガース、マリナーズ、そうしてパイレーツな訳である。典型的なマイナリーガーといってよいであろう。 メジャーリーガーとしては、2021年のレンジャース時代の128試合出場11本塁打がキャリアハイである。 また、マイナーリーガーとしては、2019年に2チームに在籍しつつ、27本塁打しとる。 マイナーリーガーとしてのキャリアスタッツは打率0.295、811試合出場で103本塁打とまずまず。8試合に1本ペースなので、シーズンだと20本前後といったところである。出塁率は、0.385。 メジャーのチームは完全に諦めているだろうし、本人的にもメジャーは諦めているだろう。そうして、三十路。人生の岐路って奴である。 で、こういう選手が日本に来ちゃうんだろうなあ〜。 とはいえ、結構狙い目でもあると思う。身長は5−11なので日本人並みであるが、打撃成績は全然悪くないので、興味を持つチームがあってもおかしくは無いと思う。 で、今ちょっとハイライト映像を見たんだけど、やっぱ厳しいか。とりあえず、私はそそられない。打てるポイントが一つしかない。最近のアメリカはこういう選手がホントに多い。各チームが、つかセイバーメトリクスがこういう選手をドラフト上位で指名してしまう。セイバーメトリクスの数多い弊害のひとつである。ほんと、セイバーメトリクスって、百害あって一利くらいしかない。 まっ、とりあえず、ニック・ソラックの人生に栄光あれ。 2025/11/22(土) |
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