インディアナポリス研究会コルツ部

歴史

2017シーズン

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1/2/3

Conference
Championships
10月21日
JAX@NE
20-24 
 コルツ以外の観戦レポートを書くのは久方振りなのであるが、対象チームはニューイングランド。もう飽き飽きしたわ。飽き飽きしたっていうのにも、飽き飽きしたわ。
 それでも残っちゃっているものは仕方がない、AFCチャンピオンシップJAX@NEの観戦レポートである。

 という心境であるから、NEについては、あんまり、つか何も書かない。JAXについてだけ書きたいと思う。

 JAXの敗因は何かと問われれば、実も蓋もない言い方をすれば、単純な力負けであろう。最終スコアは20-24であるが、どのような最終スコアになっても、NEの勝ちは揺るがなかったと思う。勝ちへの色々なルートがあって、そのうちの20-24というルートを辿ったというような感じである。異常気候とか強烈な誤審とかが無ければ、JAXの勝ちの目は無かったように思われる。ブレイディ負傷退場でも厳しかったろう。実際、グロンコウスキー負傷退場でも勝っている訳だし。

 というような観戦レポートでは実も蓋もないので、JAXの敗因をひとつふたつ論ってみたい。

 一つ目は、これは強烈な敗因という訳では無いけれども、パンターを挙げたいと思う。試合終盤で、解説の森さんがミスパントを指摘していたが、それに限らず、このゲームを通じて、ブラッド・ノートマンのパントは、距離的にも高さ的にも全然足りていなかったと思う。距離で10ヤード、高さで1秒くらい足りていないように、私には感じられた。
 これがたまたま、この試合調子が悪かったのか、それとも、これがノートマンの実力なのか、ノートマンの事を知らない私には皆目見当がつかないが、このパントがこのゲームの敗因の一つになっていた事は確実だと思う。ヤードにして30ヤードくらい損していた印象がある。

 また、単純に15ヤードといっても、自陣5ヤードスタートと20ヤードスタートでは、15ヤード以上の違いがあるのだから、この30ヤードは実質的には50ヤード近く損していたのではないかと思われる。

 パンターが勝敗を分けたゲームといえば、コルツファン的には何といっても、もう10年近く前になるが、あのサイファーズのゲームが苦い記憶とともに思い返されるであろうが、あのゲームはパンターが勝因になったゲームであるけれども、このゲームはパンターが敗因の一つになったゲームであると思う。昨今は、どのチームも優秀なパンターを抱えているだけに、ちょっと珍しい事ではある。

 次は、これははっきり大きな敗因かと思われるが、やっぱりボートルズ。

 ボートルズといえば、そのルーキーイヤーに私は「判断が遅い」みたいな悪口を書いたように記憶しているが、その判断の遅さは若干ではあるが、改善されていたと思う。4年目なのだから、当然といえば当然ではあるが。

 そして、ボートルズと云えば、もうひとつ、これは識者が争って説くところであるが、そのコントロールの悪さである。私の目で見ても、確かに悪い。このゲームの大きな敗因の一つになっていたと思う。

 ペイトン・マニングが半径10cmでボールをデリバリー出来るとするならば、ボートルズのそれは半径30cmぐらいというような印象である。敢えてわかりづらく例えるならば、マニングがカーリング男子世界チャンピオンチームであるとするならば、ボートルズはカーリング女子日本代表チームといったところであろうか。

 このゲームの後半、パッツがラン止めの集中してきたのに対し、プレイアクションからのディープ、あるいはスクリーンが決められないのにイライラしたのはジャックス・ファンばかりではあるまい。
 このコントロールの悪さや上述した「判断の遅さ」などを考え合わせると、「このボートルズ、もしかしたらQB経験が浅いのではないか。」と私は勘ぐってしまったくらいである。

 と、このように「QB経験が浅い」と仮定すると、素人でも分かるようなベタなブリッツに為す術も無かったり、敗因の一つにもなった前半終了間際のデレイ・オブ・ゲームなどもすべて説明が付く。

 ベタなブリッツへの未対応やデレイ・オブ・ゲームなんていうのはバックアップのQBでもしない事である。とりわけ、QBのデレイ・オブ・ゲームなんていうのは、私の15年以上に及ぶNFLの観戦歴で初めての事である。こんなクロック・マネジメントなんていうのは、NFLのQBならバックアップQBでも本能レベルで出来る事である。

 というように、QB経験が浅いと仮定すると、ボートルズの色々な事が解決するのであるが、ウィキペディアで調べた限りでは、そういう経歴でもない。とすると、理解のスピードが非常に遅いというタイプの人間なのであろうか。とすると、5年後10年後には一流QBになっている可能性もある訳である。

 今季で4年契約が切れ、来る2018年はオプションである。コフリンが如何なる判断を下すのか、見ものであろう。しかも、イーライ同様、いかにもコフリンの好きそうなタイプのQB、すなわち「大らかなクォーターバッキングをするタイプのQB」であるだけに、そういった意味でも、今オフあるいは来オフの契約交渉には、野次馬根性が尽きない。

 そうして、次はレオナード・フォーネット。これは勿論敗因でも何でもなく、単なる個人評である。

 私のNFL観戦歴もかれこれ15年くらいになるが、初見でこれほど衝撃を受けた選手は他にいないかもしれない。まさしくルーキーセンセーションである。

 このフォーネット、要するに単純なスピード&パワー型なのであるが、そういうタイプのRBを私は初めて見た。単純なパワー型やスピード型はたくさんいるし、所謂テクニック型、特殊なムーブやデライト能力、あるいはブロッカーを巧みに使うなどのテクニック型もたくさん見てきた。また、それらの複合型も沢山いる。しかし、このような単純スピード&パワー型は初めてである。

 強いて対照を挙げれば、エイドリアン・ピーターソンであろうが、彼の場合はパワーとスピードにテクニックも兼ね備えるパーフェクト型コンプリートパッケージ型(レシーブ能力ブリッツピック能力は除く)なので、フォーネットのような単純スピード&パワー型とは違う。単純スピード&パワー型というのは、ある意味素人臭い、マンガっぽいタイプなのであるが、それゆえ、NFLレベルでは非常に希少価値とも云える。

 フォーネットを見た私の最初の印象は、「タイトエンドみたいな体格しとんな~。」である。公式発表的には6-0、228パウンドなので、かつてのブランドン・ジェイコブスみたいな、いかにも特別大きいという数字ではないのであるが、見た目の印象としては、ものすごくガッチリした印象を私は感じた。

 という感じで、ただ大きい、あるいは強いというだけなら、ラギャレット・ブロント等々、他にもいるのではあるが、フォーネットの場合は、この体格プラス速いのである。特に、スクリメージまでの速さは、私が今まで見た中で最速だと思う。ちょっと対抗馬が他に見当たらない。
 最近は、レべオン・ベルに特徴的に見られるように、スクリメージまではむしろ遅い方が有利みたいなランニングスタイルが主流になる中で、こういうクラシカルなタイプと云うか、マンガみたいなタイプは非常に珍しい、というかNFLレベルでは初めてである。中学高校レベルだと、むしろこちらが主流なのかもしれないが、それをNFLレベルでやっているというのはちょっとどうかしている。ストレートしか投げないドアホウか。

 私はかつて、ブロントを評した時、「あのエディ・ジョージ同様、穴のないところに突っ込んでいくタイプ」と書いたが、このフォーネットの場合は、「穴のないところに、みずから穴を作るタイプ」である。とりわけ、この試合、ジャクソンビル2つ目のタッチダウンなどは、ラインバッカーをタックルして、みずから穴を作ってのタッチダウンである。ちょっと常軌を逸している。

 というように、NFLでは非常に珍しいタイプであるだけに、将来的にどういう軌跡を辿るのか、私は興味津々である。

 ジャクソンビルについては、こんな感じであるが、最後にひとつ付け加えるとすれば、今後のロースター状況についてである。

 はっきり言って、現状ほとんど穴は無い。ボートルズをどう見るかを除けば、ほぼパーフェクトである。レシーバー陣が数字的には上がってこないが、これは完全にボートルズの責任で、マーキス・リー以下、実は粒選りである。ボートルズが一皮むければ(いやん、エッチ!)、とんでもない数字を叩き出す潜在能力はある。

 ただ、強いて疑問符を付けるとすれば、ポズラズニーであろう。両サイドのテルビン・スミス、マイルズ・ジャックと比べると、明らかに遅い。スピードが足りない。元々、スピード型ではなかったけれども、年齢的にも33歳という事で厳しくなってきているのであろう。まあ、弱い時代のジャクソンビルを支えた選手なので、外しづらいという側面はあるであろうが、一考の余地はあると思う。ここに、さらなる高速ラインバッカーを入れたら、それこそレジオン・オブ・ブーン2である。あとまあ、両セイフティ、いやDB陣全体の熟成度も必要かな。

 ジャクソンビルについては、これで終えたい。通常ならば、今度はニューイングランドについても何か書くべきであろうが、上述したように何もない。悔しくもない。私もAFC貞升南のファンとして、完全ジャガーズ寄りで観戦、つか応援していたのであるが、負けても全然悔しくない。不思議なくらい悔しくない。数年前、コルツがチャンピオンシップで負けた時も似たような心境だったのであるが、この15年間でNEに完全な負け癖が付いとる。それも精神の深いレベル、無意識レベルでの負け癖である。

 マニング時代、いつだったか、同じくチャンピオンシップだったと思うが、TV放送冒頭の映像が吹雪で、私は気を失いそうになった。もうああいう心持ちになる事は無いのであろうか。どうしてくれる。どーしてくれる。どーしてくれるんだ、ベリチック。あとブレイディ。

                    いや、やっぱ寒いわ。2℃って。2018/1/25(木)
10月21日
MIN@PHI
7-38
 来る2月17日(土)に、いよいよ全国5億8千万人の将棋ファン注目の羽生善治竜王と藤井聡太四段の公式戦初対決が行われるのであるが、その観戦料に私は驚いた。
 日本将棋連盟の公式サイトから、そのままコピーしたものが以下である。

料金
観戦券(584席)の料金は以下のとおりです。
SS席:9800円
S席:8300円
A席:6600円
B席:4000円

※準決勝・決勝を通しで観戦可能
※公開収録の観覧券(196席、観戦券での入場不可)は3000円
※いずれも未就学児入場不可。

 いや、9800円って。私は、この世界について全く知らないので、この価格が経済的経営的に適切なのか不適切なのか、まったく分からないが、とにかく驚いた。将棋3局見るだけで1万円って。

 まあ、そう云ったら、フットボールやバスケットボールを見るためにン百万円も払う輩がいるのだから、それに比べれば、はるかにささやかとも云えるが、とにかく驚いた。

 そう言えば、大昔、東京ドームのマイク・タイソンのマッチでリングサイド百万円がおよそ1分で終了、村田英雄(違ったかな?)が激怒した故事を思い出した。それに比べれば、はるかに良心的か。

 さて、NFCチャンピオンシップである。といっても、この試合に関しては、あまり語る事もないので、今回はこの両チームについて思う事をつらつら書き連ねてみたい。

 とはいえ、まったく試合について触れないのも何なので、ちょいとばかし。

 スコア的には7-38と大差のついてしまったゲームであるし、ゲーム内容的にも一方的な結果に終わってしまったのであるが、無理矢理分岐点を挙げるとすれば、第2クォーター中盤7-14、敵陣16ヤードでのサックからのファンブルロストになるであろう。ここで同点に追いついていれば、いやTDでなくFGで終わっても、また違った展開になっていたと思う。

 というのは、典型的な素人的見解で、両チームには7-38というスコア通りの力の差があって、このターンオーバーはほとんど関係ない。

 というのも、またまた典型的な素人的見解で、同じく素人の私の見たところ、ミネソタ側に何らかの、その何かは分からないけれども、何らかのスカウティング上の誤算があったように思われる。
 そうでなければ、曲がりなりにも、ミネアポリス・ミラクルとはいえ、セインツに勝ったチームがスコア的にも内容的にも、これだけの大差で負けるとは思われないからである。

 上の記事で、「AFCの決勝は、点差以上の開きがあった」みたいなことを書いたけれども、NFCの決勝は、逆に、点差並みの開きは無かったと思う。ちょっとした誤算が大差になってしまうのが、フットボールに限らず、勝負事の恐ろしいところであるけれども。

 話は大きく変わるが、この試合中、チャールズ・バークリーの姿があった。フェニックスよりフィラデルフィアに愛着があるようなので(単に、目立ちたがりという説もあるにはあるが、)、会場に姿を見せるのは何の不思議もないのであるが、その姿を見た時、私は「あっ、ダンジーが来ている。」と思ってしまった。今以って理解できない。あの聖人君子のダンジーと悪童バークリー、黒人でスキンヘッドという以外、何の共通項もない。何の共通項もない。何の共通項もない。まあ、確かに、肌の色具合は何となく近いし(いや、近いか。)、ダンジーを太らせるとバークリーみたいな顔つきになるとも言えなくもないが、いや、無い。オレ終わってる。

 そんな戯言はともかくとして、本題に入りましょう。

 まず、イーグルスについて。

 この結果が出てから、予想を開陳するのも、人としてどうかしていると思われるであろうが、シーズン前の「イヤーブックつらつら見ながら予想」では、私の優勝候補筆頭は、このイーグルスであった。まあ、ぺの付くチームがあるので、スーパーボウル制覇は断言しにくいものがあるが、少なくとも、NFC筆頭はイーグルスであった。

 それも、シーズン中盤にジェイソン・ピーターズ、終盤にカーソン・ウェンツを失ったことで、私の評価も大きく落ちたのであるが、それでもスーパーボウルまで来たのだから、ロースター的にはかなり充実していたという事であろう。攻守にスキが無い。

 あとまあ、今季はもはやシーズンアウトであるが、ウェンツについても書いておこうと思う。ウェンツについては、昨シーズン、数試合見た。その時の印象は、ルーキーQBとしては、ダルトン以来の衝撃、である。まあ一応、ラックもいるにはいるが、私はコルツファンなので過大評価過小評価が入り混じってしまう。ラックは省きたい。

 って事を、MVP級の活躍をした今季に書くのは、完全に、藤木君並みに卑怯な事なのであるが、去年は忙しくて書く暇がなかったんだもん、許して。

 また、同期のライバル、ゴフと比べても、はっきりウェンツの方が上だと思う。昨季の時点でも、今季の時点でも、である。ゴフとウェンツ、比べたら、私はウェンツを選ぶ。

 さて、一方、ミネソタであるが、こちらはイーグルスとは反対に、プレイオフ出場が決まった時点でも、「何故、このメンツで、13勝も出来たのか、さっぱり分からない。」と私は首を傾げるばかりであった。まあ、確かに、ロジャース離脱は大きな要因の一つではあろうけれども、それだけで、13勝に到達出来る筈もない。

 従って、ミネソタ研究が、今プレオフの私の大きな課題なのであった。

 その心持でプレイオフ2戦を研究したのであるが(んな、たいしたもんじゃない。)、その結論はというと、分からない。確かにコーチングは素晴らしい。ここ数シーズンのコルツのヘッポココーチングを見慣れた目からすると、「そうそう、これこれ、これがフットボールなんだよ。」と言いたくなるぐらい素晴らしいコーチングである。
 とりわけ、セインツ戦の序盤などは、「お前ら、サイン盗んでんじゃねーか。」と突っ込みたくなるぐらいの、コールの当たりっぷりである。しかし、サインを盗んでいないのは、その後のゲームが証明している。

 ただ、それだけで13勝出来るとはとても思えない。しかも、QBはキーナムである。キーナムについては、ヒューストン時代、なんか書いた記憶があるが、何を書いたかは覚えていない。その程度のQBである。たしか、イエーツの方が、その美しい名前も含めて、高評価だったように思う。

 もっとも、その後の数年間で何らかの成長があったのかなと考えたりもしたが、このプレイオフの2ゲームを見る限り、とても13勝出来るQBとは思えない。一口で言えば、凡庸、である。

 実際、このゲームでも、後半戦は思い切って、ブラッドフォードで起用した方が面白いのではないかと、ハーフタイム中に私は考えたぐらいである。勝つ確率は上がったと思う。

 まあ、もっとも、ブラッドフォードのケガの状態は皆目分からないし、シーズン13勝したQB(厳密には12勝だけど、)を、そういう形では外せないだろう。それが、フットボールの世界である。

 また、スタッツ的にはリーグナンバー1のディフェンスであるが、これもロースター的にもテレビ映像的にも私にはさっぱり理解できない。リーグナンバー2のジャクソンビルのディフェンスが強いのは、こちらはロースター的にもテレビ映像的にも完全に理解できる。しかし、ミネソタディフェンスは分からない。

 とまあ、ミネソタの秘密は私にはさっぱり分からなかったのであるが、それでも、この結果を出したのだから、エースQBのケガは何の言い訳にもならないという事が明々白々になったシーズンだったと思う。ベリチックでなくとも、優れたコーチなら可能なのである。ねえ、パガーノ君。

 とまあ、書く事はこれくらいしかないのであるが、最後に縁起物でスーパーボウル予想をしておこう。あんまり言いたくないけど、さすがにぺの付くチームだろうなあ。仮に、ウェンツ、ピーターズの両者が出場しても、やっぱりぺの付くチームだろうなあ。もはや、べの付くコーチの負ける姿が想像つかん。15年という歳月が恐ろしい。私の全財産30円(タイプミスではない。)をペイトリオッツにかけて36円にしてヤッタ―と喜ぶ2月4日にしようと思う。

 あとそうそう、最後にもう一つ。今回残念ながら、あと1勝でチャンスを逃してしまった本拠地でのスーパーボウル開催であるが、この機に、私はこれをちょっと想像してみたのであるが、敵チームからしたら、アウェイ感ハンパねえだろうな。さすがに会場はスーパーボウル目当てでチケット購入する人が多数いるであろうから、本拠地一色とはならないだろうけど、町は完全に本拠地一色であろう。

 一方、敵チームはマスコミ的な理由もあって、1週間前には現地入りしなければならないだろうから、1週間完全アウェイ状態である。私ならノイローゼになって自殺するな。「ボク、生きてちゃいけないのかも、」

 こういう事って、他のスポーツではなかなか無いのではないだろうか。MLBやNBAでは勿論敵チームの本拠地で決勝を争うけれども、1週間も滞在しないし、また、サッカーのワールドカップで開催地チームが決勝進出すると似たような雰囲気になるであろうが、あれも確か1週間のインターバルは無かったように思う。ちと、見てみたい。頼んだぞ、ラック君。


 あとそうそうそうそう、最後の最後にもう一つ。今プレイオフ、全体的に見られた傾向として、4-3が復活気配にあるという事である。5年位前までは、ディフェンスは3-4ハイブリッドで決まりみたいな風潮だったけれども、ここに来て、こういう純正4-3が復活している。いやはやNFLは恐ろしい。

 これは完全に、当時の風潮に一人逆らい、4-3を推し進めてきたピート・キャロルの功績であろう。私がかつて唱えた王朝を作るチームの条件の一つ「時代の一歩先を行く戦術」とは、まさしくこれである。キャロルには感服するより外はない。かつて、ボビー・バレンタインに比較してゴメンね。いや、バレンタインも立派な監督だけど。無駄に敵を作っとるな、オレ。

 ただ、この復活基調にある4-3であるが、永年カバー2スキームに、苦しみ苦しみ喜び苦しんだ一コルツファンとしては、「この流行に乗れ、乗って乗って乗りまくれ。」とは、軽々しく言えない。やっぱ、難しいんだよね、どっかでも書いたと思うが、常時プレッシャーを掛けられるフロント4を作るのって。両DEとNTは比較的簡単に見つかるんだけど、どうしてもUTが見つからんのだよね。具体名を挙げればウォーレン・サップみたいなの(もちろん、ボブ・サップではないよ。)。今のジャクソンビルで云えば、マリク・ジャクソンみたいなの。これが、結局、ダンジー、コールドウェル時代のコルツは見つけられなかった。まあ、ドラフト順位が低くて、手が出んかったというのもあるけれど。さて、次期コルツHCはどうするかな。

                                    2018/2/1(木)
SuperBowlLII 2月5日
PHIvsNE
41-33
 こんな清々しい気分でシーズンを終えられるのは何年振りであろう。あの2011シーズン以来であるから、6年振りか。実に清々しい。これで全財産30円を失ってしまった私も、明日から気分よくホームレス生活を迎えられる訳である。

 そんな清々しいゲームの中でもハイライトシーンは、何と言っても、第4クォーター終盤のブレイディ君ファンブルロストのシーンであろう。まあもともと、ファンブルロストがパスインコンプリートになって始まったブレイディ君のキャリアなのであるから、ファンブルロストで、その憎たらしいキャリアを終焉するのも、因果は巡る、素晴らしいエンディングシーンであろう。6年振りのブレイディングも見れたし。前半のパスドロップシーンと合わせて、コルツファンならビデオテープが擦り切れるまで見るべし、見るべし、見るべし。こんなに見る事になるビデオは、かわいさとみ以来だな。

 とまあ、あんまりふざけた事ばっかり書いていると、ニューイングランドファン、ひいては全NFLファンを敵に回すことになるので(もうすでに、回しているかもしれないが、)、ここから少しばかり真面目になる。

 件のファンブルロストのシーンであるが、ブレイディのキャリアの終焉はともかく、ゲームを決めたプレイである事は間違いあるまい。

 ここ最近、NFLファンになった方々はよく分からないかもしれないが、一昔前まで、7,8年くらい前までは、ブレイディ唯一の弱点は、「プレッシャーに弱い」あるいは「パスラッシュの処理が下手」であった。それを露骨に突かれたのが、2度にわたるジャイアンツとのスーパーボウルである。

 しかし、それもキャリアを重ねるにつれて、徐々に改善されて、最近では、それはもはや弱点ではなくなっていた。マニングほどではないにせよ、むしろパスラッシュのさばきが上手い選手になっていた。それが如実に現れたのが、先のジャクソンビル戦であったろう。あのサックソンビル・ジャガーズにきっちり逆転勝ちである。

 また、このゲームでも、解説の森さんが、試合中さかんに、「このゲームはパントが少ない。」と指摘していたが、私は同時に、「サックもないなあ。」と感じていた。「スーパーボウルでのノーサックゲームは初めてなんじゃなかろうか。」と考え始めていた矢先での、サックである。サーーーックである。

 サックを決めたグラハムが、ブラインドサイドからではなく、正面から来ていたことを考え合わせると、当然グラハムの姿はブレイディの視界に入っていたと思う。そうして、おそらく、それをギリギリでかわそうとしたが、どこかで誤算があって、被サック、ファンブルロスト、ゲーム終了、である。謂わば、上手の手から水が漏れた形であるが、まさしく、因果は巡る、ザマーミロである。いや、だから、それ言っちゃダメーー。

 さて、このゲームを決めるファンブルフォースを決めたブランドン・グラハムであるが、かつて、ドラフト時、フリーニー2世として、私がほんの少しマークしていた選手である。イーグルス入団後は活躍しているような活躍していないような微妙な実績を少しづつ積み重ねてきて、ここにきてようやく開花したのであるが、それがこのサック。まあ、全NFLファンの記憶に残るかというと微妙であるが、イーグルスファンにとっては生涯絶対忘れられない選手になるであろう。私にとっての、サタディとかアダイとか、マーリン・ジャクソンとか、クレッコー様とかクレッコー様とか、である。

 また、このゲームでは、グラハム同様、ドラフト時私が注目していたアゴラーも活躍していたので、これもなかなかに嬉しい。スーパーボウルという舞台はともかくとして、ドラフト時に注目していた選手が活躍するのは嬉しいものである。

 このグラハム、アゴラーも、このゲームのヒーローであるが、隠れたヒーローとして、私はキッカーのジェイク・エリオットを挙げたい。このゲーム、FG3/3、XP2/3とスタッツ的には平凡であるけれども、ゲーム終盤、5点差を8点差にする46ヤードFGは圧巻だった。これはチームを非常に勇気づけたし、何よりペイトリオッツを、文字通り奈落の底に突き落としたフィールドゴールだったと思う。というのも、これで、ペッツの勝利への条件が、タッチダウンのみから、タッチダウン+2点コンバージョン+オーバータイムでの勝利、と、謂わば勝利への関門を二つも追加してしまったのだから、まさしく値千金の一発だったと思う。

 まあ、これが30ヤード前後の距離なら、「外したら、どうしよう」とビビってしまったかもしれないが、46ヤードなので、かえって開き直れたのかもしれない。もっとも、外したら、ペッツは自陣36ヤードなので、モメンタム等を考えれば、逆転必至である。私だったら、例によって例のごとく、スタコラサッサ、逃げ出していただろう。というか、私がHCなら、ビビッて、パントを蹴っていたと思う。

 そういった意味では、グラハムのサックを値千金にする、まさしく値万金のFGだったと思う。一方、ゲーム序盤で26ヤードのFGを外したゴスコウスキーとは、これはゴスコウスキーの責任ではないけれども、対照的だった。ヴィナティエリのキックで始まったニューイングランド王朝は、因果は巡る、しつこい。

 しかし、このヒョろっとした、いかにもひ弱そうなキッカー、エリオットであるが、今ウィキペディアで調べてみると、オリジナルはベンガルズで開幕直前にカット、その後カリブ・スタージスのIR入りを受けて、開幕直後の9月12日にイーグルスと契約している。アジャイといいフォールズといい、今季のイーグルスは、そういうトランザクション上のツキにも恵まれている。まあ、スカウティングが正しいからなのだろうけど。

 と、ここまで、グラハム、エリオットと、このゲームの殊勲者を挙げてきた訳であるが、いよいよここで私の考えるこのゲームの真のMVPを挙げたいと思う。
 と、ちょっと大袈裟に書いてみたけれども、そんなに特殊な人選ではない。誰もが思いつく選手達である。そう、オフェンシブラインメンである。イーグルスのOL陣が終始パッツのフロント7を圧倒し続けた事が、このゲームの最大の勝因であると私は思う。
 OL陣がゲームをドミネイトしてしまうというのは、レギュラーシーズンはともかくプレイオフではなかなか見られない事であるけれども、このスーパーボウルはそういうゲームだったと思う。パッツのフロント7が全体的に軽量だったという事もあるが、ここをドミネイトされると、少なくともディフェンスはどうにもならない。一方的に失点を重ねてしまう。これはフットボールというゲームの構造的な問題なので、どうしようもない。まあ、ざっくり云うと、ブロッカーをブロックする事が禁じられているので、このアドバンテージを埋める方法がディフェンス側には無いのである。ただ、一方的に蹂躙されてしまう。

 ものすごく古い話で恐縮であるが、全盛期のマワエが、敵DLやLBを獲りまくって、ジェッツが圧勝したゲームを私は思い出した。それまで、縁の下の力持ち程度にしか思っていなかったOLの力というのを、私がまざまざ思い知った最初にして最高のゲームである。

 もっとも、これはベリチックも折り込み済みだったようで、ゲーム前半からパッツ・オフェンス陣がハリーアップオフェンスやガジェットプレイを多用していたのは、ある程度、ディフェンスがやられる事を予想していた事の裏からの証明であろう。
 あのアジャストメントの天才、ベリチックですらどうにもならない程、ここをドミネイトされてしまうと、戦術的には対応策が無いのがフットボールというゲームである。あとは、その失点をオフェンスで取り返す等々の戦略でカバーするしかない。

 という訳で、私の選ぶこのゲームのMVPはケルシー以下オフェンシブラインメンの面々である。しかも、ピータース抜きでこの結果なのだから、ピータースがいたらこれ以上だったという事か。

 ただ、実際のMVPは無論ニック・フォールズである。まあ勿論ニック・フォールズが頑張ったのは認めるにやぶさかではないけれども、MVPは行き過ぎじゃないかと思う。このへんの、なんつーか、アメリカ人のQB信仰というのは、このQB至上主義者の私ですら理解できないものがある。
 このゲームに限らず、スーパーボウルやその他のボウルゲーム、ハインズマン賞、シーズンMVPなども、あからさまなMVPがいない時は、とりあえずQBを選びよる。カレッジなんかだと、まだQB信仰のほかにRB信仰もあるけれども、もっと柔軟に他のポジションから選んでも良いのではないかと思う。このゲームだったら、それこそOLを代表してケルシーに与えるとか。以前にも書いたが、パンサーズが活躍したシーズンには、パンサーズディフェンスを代表してキークリーにシーズンMVPを与えるとか、なんか色々あると思う。
 確かに究極のチームスポーツなのでMVPを選びづらいという側面はあるだろうが、とりあえずQBみたいのは、なんかもう飽きた。一考の余地がある。

 さて、先程、ちょいと名前の出たピーターズであるが、そのほか、今年のイーグルスは、ウェンツを始め、スプロールズやジョーダン・ヒックス、スタージス等々、主力どころにケガ人が出て、この結果、である。これは、スカウティングは勿論、コーチングもまた素晴らしかったという事であろう。私がMVPに挙げたOLも結局はコーチングのポジションであるし。

 そのコーチングの筆頭、ダグ・ペダーソンであるが、この人について、私は全然知らない。ウィキペディアレベルの情報によると、永くGB、すなわちファーブのバックアップQBを務めてきた人らしい。バックアップQBがヘッドコーチ向きというのは、かつてどこかで書いたので、ここでは繰り返さないが、この10年くらいだと、ショーン・ペイトン、キュービアックに続いて3人目のスーパーボウル制覇コーチである。このトレンドはしばらく続くであろう。ショーン・ペイトンがバックアップQBかというと微妙かもしれないが。

 しかも、ファーブのバックアップである。プレイコールについてはいろいろと想う事があるのだと思う。ホルムグレンの事だから、きっちりとデザインされたプレイをコールするであろう。それをファーブがアドリブする。まあ、ここで短絡的な人なら、「ヘッドコーチのコール(コールそのものはOCだったかもしれないが、)をアドリブするファーブが悪い。」と単純に結論付けてしまうであろうが、しかし、よくよく考えてみれば、ファーブだって、チームの勝利を考えてプレイしているのだから、そのアドリブを一概に悪いと否定するのもどうかと思う。

 というような事を、サイドラインで事細かに見てきたのだから、プレイデザインやコールについての考えは、ごく自然に深くなっていくであろう。このスーパーボウルに限らず、プレイオフ全体を通して、また私は詳らかにしないけれども、おそらくレギュラーシーズンでも、冴えたコールをしていた、ひとつの要因はここにあるのだと思う。

 そういえば、このペダーソンのほかにも、先に挙げたキュービアックや、ダラスのジェイソン・ギャレット、これら3人は単なるバックアップQBではなく、それぞれ、ファーブ、エルウェイ、エイクマンと、いわゆる大物QBのバックアップだったという共通項もある。面白いことだ。次はジム・ソージの番だ。

 しかし、このバックアップQBというのはつくづく面白い人生だと思う。10年以上ずーーーーっとバックアップに甘んじて、コーチに転身したら、いきなりって事でもないけれど、スーパーボウル制覇である。まだまだ候補は多かろう。単純なバックアップQBじゃないけれど、ハッセルベックあたりも面白そうである。そして、何よりバックアップQB界の超大物(こちらも単純なバックアップQBではないけれども、)ジム・ハーボー。コルツ、、カンバ~~ック。

 この辿る運命の数奇なバックアップQB、徹底的に取材して小説なりノンフィクションなりにまとめたら、面白かろうと思う。私は読む。マイケル・ルイスあたりがもう書いているかな。

 一方で、大物QBがヘッドコーチとして成功したという話はあまり聞かない。そもそも、NFLの世界自体に帰ってこないし、帰ってきたとしても、エルウェイのようなエクゼクティブ志向である。現場志向ではない。
 まあ、幼い頃から蝶よ花よとちやほやされて育ってきた人間には、究極の中間管理職といっていいNFLのヘッドコーチには食指が動かないのかもしれぬ。まだ、カレッジの方がマシだろう。

 ゲーム自体の感想は、これくらいで終了するが、あと思う事をふたつみっつ。

 このスーパーボウルのG+つか日本テレビ系の放送で、ピースの綾部が紛れ込んでいた。まあ、綾部個人について文句はない。アメリカ好きという看板が必要な以上、そのアメリカ文化の象徴であるスーパーボウルに一枚噛んでおきたいというのは分かる。タレント活動として当然の事であろう。かつて、ナンシー関が指摘したように、今のテレビタレントがお茶の間に提出するのは、歌や漫談といった芸ではなく、当人の人生なのであるから。とにかく何かしらツッコミどころのある人生をテレビタレントは作らねばならない。パット・マカフィーのような板の上で勝負する芸人とは全然違うのだ。

 もっとも、「アメリカ好き」という看板がテレビタレント的にどれだけの効用があるのかは分からない。とりあえず、「お前はミッキー安川か。」と一ツッコミだけはしておこう。

 しかし、ここで、私が問いたいのは、そんな綾部の人生では全然なくて、「スポーツ放送に、このようなタレントのゲストは必要か。」という事である。私は、「必要ではない。」と断言する。むしろ邪魔である。そのタレントがガッキー張りに数字を持っていようとも、全然必要ない。邪魔である。

 この手の、スポーツ放送にタレントがゲストとして登場したのは、ビートたけしが嚆矢だと思う。それ以前にもあったかもしれないが、少なくとも私の知る限り、ビートたけしが元祖である。30年以上前のラジオのプロ野球中継だったと思う。巨人中日戦だったと思うが、カードまでは記憶していない。
 オールナイトニッポンで、その告知があった。スポーツとお笑いが好きだった私は、その告知に狂喜した。狂喜は大袈裟かもしれないが、その日を心待ちにした。で、ダイアルを合わせた結果はというと、「案外、つまんねーな。」である。たけしファンは容赦ないのである。

 これは要するに、スポーツ放送に必要なのは実況と解説だけで、その他は要らんからである。邪魔である。五月蠅い。リスナーや視聴者は、気の利いたツッコミや唸るようなボケなどは、スポーツ放送に期待していないのである。スポーツ放送に期待しているのは、ゲームの情報とその解説だけなのだ。

 その昔、日本テレビがNFLを頻繁に放送していた頃、長嶋茂雄や明石家さんまを度々ゲストに呼んでいたが、聞くに堪えなかった。これは、さんまや長嶋に罪は無い。だって、やる事が無いのだもの。笑いは上述したように要求されていないし、解説と実況は他にいる。すると他に出来る事といったら、感動と感心ぐらいである。今スーパーボウルの綾部やオードリーも同様であるが、「すげー、すげー。」ぐらいしか言う事が無い。

 明石家さんまほどスポーツに詳しい人が、その後この手の仕事をしていないのは、これに懲りたからであろう。正解である。

 ただし、私は今ここで、「スポーツ放送に笑いは要らない。」と書いたけれども、これはあくまで、「お笑い要員が要らない。」という意味であって、実況と解説のやり取りに笑いやユーモアは当然必要である。いやむしろ、日本のスポーツ実況に最も欠けているのはこれらである。現今の日本のスポーツ実況は、「ゲームの情報とその解説」をユーモアを交えて放送出来ていない。

 だから、その要員としてテレビタレントを実況や解説に使うのなら、私は大賛成である。綾部はともかく、今のオードリーにはその力はあると思う。来季は1ゲームくらい任せてみたらどうだろう。局アナ上がりの一夜漬けよりははるかにマシであろう。

 その成功例が、当時、私はNFLファンでは無かったので、聞いた事はないのだけれども(NHKは再放送すればよいのに、)、大橋巨泉だったのだと想像する。巨泉はお笑い担当ではなく、解説として、実況席に座っていたのだと思う。解説のレベルはともかくとして、トークテクニックはそこらの解説者の比ではないのだから、スポーツ放送として十分成立していたであろう。

 という訳で、私が言いたいのは、「タージン、復活させろ。」である。呼んで来いよ、NHK。呼び寄せろよ、日テレ。帝国ホテルにグラビアタレント二人くらいつければ、ノコノコ出てくるって、タージン。熊田曜子と篠崎愛くらいで十分だって。すんません、最近、地上波を観てないので、この辺の感覚がよく分かりません。橋本マナミで良いのか。おのののかで良いのか。壇蜜を要求してきたら、拒否して良し。タージンごときにそこまでしてやる事はない。

 最後に、もうひとつ、これは一コルツファンとしての愚痴である。

 今回のスーパーボウル、ペイトリオッツの一員として、元コルツの二人、ドェイン・アレン、フィリップ・ドーセットが参加していた。出て来いや。全然出てこないぞ。ドーセットは負傷退場したクックスの代わりに少し出てきて1レシーブ、アレンに至っては、0レシーブ、たまに画面の四隅をちょろちょろするくらい。サイドラインでブレイディの肩慣らしのキャッチボールの相手の投げるボールを捕ってブレイディに渡すという、凄く重要な任務を遂行していた。
 使えよ、バカ。曲がりなりにも、コルツのスターターと元一巡指名選手だぞ。両者ともにペッツにハマっていないという噂は耳にしていたが、このていたらくとは。昨スーパーボウルのフリーニー様のサックが懐かしい。

 あと、イーグルスにパトリック・ロビンソンもいたな。こっちはハマっているみたい。コルツにはハマらなかったけど。

 という訳で、今回のスーパーボウルの感想は、「やっぱり、フリーニー様はカッコいい。」である。ちゃんちゃん。

                               2018/2/7(水)

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