SuperBowl | 2月2日 SFvsKC@MIA 20−31 |
先日、近所のホビーオフに行ったら、PS2版のMADDEN2001が、ディスクのみとはいえ、55円で売られていた。 とまあ、例によって例の如く、どーでもいい書き出しで始めてみたが、およそ一月半ぶりの書き込みである。NFL的には最もホットな時期であろう1月に更新無しとは、どーかしていると思われても仕方あるまい。 でもまあ、過去15年近くNFLファンをやっているが、今季は最もテンションの低かったシーズンであった。プレイオフも全然見なかったし。テネシーとニューイングランドの一戦などは観戦していたら、大興奮間違いなしであったろうが、これさえも観ておらず。 理由をつらつら考えてみると、諸説色々あるだろうが、視聴環境がここ数年で激変したというのが一番大きいと思う。まあ要するに、テレビからインターネット配信の時代に私がついていけていないのだと思う。インターネット配信だと、「いつでも見れる。」という気持ちが働いて、結果見逃してしまうのである。テレビでも、それが録画なら事情は同じではないかと思われる方もいるであろうが、録画だと、「ハードディスク容量が無くなる〜〜。」みたいな強迫観念が働いて、半ば娯楽半ば義務で観戦していたのである。VHS録画の頃などは、数少ないテープでの上書きに次ぐ上書きでの観戦体制だったので、もう強制観戦といってもよい状態だった。そこから、良いゲーム、良い選手を発見できていたのである。 って、違うわ〜〜〜。今季はコルツがプレイオフレースから早期脱落したのが、最大にして唯一の原因だわ〜〜〜。やっぱ、勝負事は勝たなアカン。 という訳で、一NFLファンとして、スーパーボウルぐらいは観戦しておかないと立つ瀬がないと思ったので、その観戦記です。私の観戦記はいつだってグダグダなのであるが、今回はそういった事情から、グダグダ1000割増しなので、ご容赦を。しかも、ゲーム終了から丸々2週間以上経過。トホホ。 まず、KC対SFという一戦における私の観戦態度であるが、「正直どっちが勝っても良い。」という温みきった観戦態度であった。KCが勝てば、KCに今季完勝したというチームという事で、我が愛するコルツが事実上今季のチャンピオンチームという事になるし(ならねーよ。)、SFはSFで、ハーボー時代のSFが私は大好きであり、その名残りでSFはNFCでは一番好きなチームであるので、そういう意味でこちらの勝利も悪くはない。 しかし、こういう完全ニュートラルな心持ちでのスーパーボウル観戦というのも、結構珍しい、というか初めてかもしれない。通常の私のスーパーボウル観戦の態度というのは、つまり要するに反ニューイングランド・ペイトリオッツ兼反トム・ブレイディ兼反ビル・ベリチックという、謂わば「暗黒の心理」、つうか「呪いの精神」に支配されての観戦なので、こういう晴れ晴れとした気持ちでの観戦というのは非常に珍しい、というか初めてかもしれない。 でも、実際、ゲームが始まってみると、どっちかというとSF寄りの心情だったと思う。ハーボー時代に私の大好きだったジョー・ステイリーが、まだ現役を続けているのも嬉しかったし、ドラフト時大注目したデフォレスト・バックナーがオールプロ級になっているのも嬉しかった。 まあ、試合そのものは、所謂「最終ドライブで得点した方が勝ち」というフットボール的はよくある展開だったので、この一戦を以って、どっちが強い的な議論は無意味であろう。この展開だと、戦術戦略的なものよりは運不運的なものが大きいからだ。この展開にもっていかないのが、強いチームであり、優れた戦略である、というのが、フットボールなのである。 カイル・シャナハンのゲームは今回初めてじっくり見たけれども、まあさすがに、親父シャナハンやキュービアックと違って、コッテコテのゾーンブロック・スキームは使わないのね。かなり、アレンジを加えていて、もはやゾーンブロック・スキームとはいえなくなっていた。時代の流れといったところか。 ただ、この試合でも大活躍していたが、フルバックをほぼ常時使っているのは、フルバック大好き人間の私としては諒としたい。コルツもフルバック入れんかなあ〜。って、15年くらい言っている気がする。ああ、我が愛しのクレッコーはいま何処。 一方、アンディ・リード。素直に「おめでとう」と言いたい。苦節300年だからな。スーパーボウル・チャンピオンのヘッドコーチというのは、就任5年以内くらいであっさり達成しちゃうパターンが大変多いけれども、やっぱ、こういう苦節500年くらいの方が、泣ける。 そういえば、今スーパーボウルは両チームともにビル・ウォルシュ派閥。統計を取った訳はないけれど、スーパーボウル進出あるいは制覇ヘッドコーチはウォルシュ派閥が一番多いような気がする。やっぱり、優れたメソッドなのだろう。 また、個人的に、この一戦で私が注目していたのは、ジョージ・キトルvsトラビス・ケルシーのリーグ最強タイトエンド決定戦であるが、ブロック的にはともかくレシーブ的には両者不発。痛み分けといったところか。あるいは、決勝タッチダウンをレシーブしたケルシーの判定勝ちといったところか。 こんなところか。って、そうそう一つ重大な事を書き忘れていた。そもそも、シーズン開幕当初にツッコんでおこうと思っていたのであるが、ズルズルとシーズン終了してしまった。それは、この球場の名前、「ハードロック・スタジアム」である。おそらく、私のスポーツ観戦史上最強のネーミング。「ハードロック・スタジアム」って。ありそで無かった最強のネーミング。「メルセデス・ベンツ・スーパードーム」以来の衝撃である。「メルセデス・ベンツ・スーパードーム」はラグラジェリー感がハンパ無かったが、こっち「ハードロック・スタジアム」は最強感がハンパねー。つか、命名権使うなら、「ハードロックカフェ・スタジアム」ぐらいで緩めとけっつの。 つー訳で、今季の記事は終了としたい。例年行っていた俺オールプロは、今季は割愛したい。上述した通り、今季はあんまりゲームを見ていないので、選出に自信が無いからである。ごめんなさい。 2020/2/19(水) |