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D.Clark | ![]() いい笑顔しとる。 |
うちの正タイトエンドである。タ・イ・ト・エ・ン・ドである。 コルツファンのみならずNFLファンなら誰もが知るように、もはや彼が片手を着いてセットする姿を見ることは一試合を通じてほとんどない。目指せトッド・ヒープ(目指せクリス・クーリーではなかったと信じたい。)だった筈だが、いつの間にやら目指せジョー・ジュレヴィシャスになっている。 それでも昨季(’06シーズン)まではこそこそとスロットあたりをうろうろするぐらいであったが、今季になると開き直ったのか、ふつうにFLやSEの位置にセットしておる。そのうちNFLから怒られると思う。あれが許されるのならば、R・ブッシュをパンター登録で背番号5にしてみたり、ポスラズニーをセイフティー登録で背番号31にすることも許されると思う。 しかも、もともとルーキーイヤーはその背番号どおり所謂H−バックの位置にセットする事が多かったのである。たしかその頃はまだM・ポラードがいたと思う。実際NFCのC・クーリー、AFCのD・クラークになっていてもおかしくはなかったのであるが、それもいまや遠い昔の話、遠い日の夢である。もはやふつうにワイドアウトである。 しかしそんなワイドアウトのD・クラークであるが、そのレシービング技術はというと、あくまで優秀なレシービングTEのそれであって、ケレン・ウィンスロー・JrのようにWRのそれではない。そこはそれ、タイトエンド止まりである。 で、今オフ問題のUFAなのであるが、さてどうしたものだろう。昨オフのキャップ枠拡大&グレン引退により浮かれまくったポリアンさんはフリーニー、サンダースと調子に乗って契約延長を連発、このままいくとD・クラークとも契約更新の勢いである。さて、どうしたものかなあ〜。ちなみに私がGMならば上記3名は容赦なくリリースである。強いて契約するならばB・サンダースであろう。三者のうち最もリスクの少ないのはD・クラークであろうが。つうか2,3年前だったらダラス・クラークはワシントン同様カウボーイズ入りだと思っていた。でもいまや、ペイトンさんのフェイバリットだしなあ。コルツ色の最も強い男でもあるし。でもコルツのTEはルーキー契約下の選手で十分なんだよなあ〜。難しいところである。痛し痒し。悩ましい。ドラフト終わってからでもいいんじゃないの。って、そこまで待ってくれないか。 フルネームは Dallas Dean Clark。申す迄もなくコルツ一の笑顔を持つ男である。 2008/2/14 あっ、バレンタインディだ。 結局再契約、6年40億円くらいです。TEとしては最高額の部類。 う〜む、なんだかなあ。 もちろんこれから6年はD・クラークのプライムタイムになるだろうし、何を以って額面というかはしらんが、額面どおりの活躍はまずするだろう。しかし、いなかったかなあ、ドラフト候補生に似たようなのが。 私がどうして今回のクラークに限らず、フリーニー、サンダース等の再契約を渋るかというと、わたしは長期的に強いチームであるためにはロースターどころかスターターの半分くらいはルーキー契約下の選手を置いておくべきだと考えているからだ。その理由についてはどっかで書きます。今は眠いので、落ち着いたら。そういった意味では、NEというかベリチックのやり方はいろいろな批判もあろうが結局は正しいし、ここ数年のSDの躍進はスターターの8割近くがリーキー契約下にあるという異常事態にも看て取れるともいえる。そしてなにより我がコルツもここ数年はことごとく再契約を見送ってきた。それがここ数年のコルツの安定した強さの一因だったろう。 それがここにきての突然の方向転換ともいうべき論功行賞的再契約の連発。不気味な足音を耳にしているのは私だけではあるまい。 私の考える現状のコルツに於ける再契約の許されるポジションは以下の5つである。 QB:もちマニング。 C:サタデー。いろいろな意味で代わりが見つけにくい。NEのブルスキーみたいなもん。 LT:ユーゴーかそれ相当のひと。 第一WR:ハリソンかその後継者。ウェインではない。 DT:E・ジョンソンは可。FAも許される。 そのほか強いて挙げればMLBのG・ブラケットがいるが、これも吹っかけてくるようなら当然リリース。 ファンには厳しい時代かもしれないが、それはそれで致し方あるまい。BALのようなFAと再契約に頼る無茶なチーム作りもあるにはあるが、結果としてチーム力は安定しない。 また上に挙げた再契約が許されるポジションとはあくまで現状のコルツに於いてであって、チームが変わればそのポジションも当然変わる。それでも再契約およびFAは半分以下に抑えたい。 どさくさにまぎれてリリージャまでが再契約、5年20億円。そんなチームじゃないだろうにガードだよ、ガード。んでリリージャについてはこっち。 2008/2/22 ついに悲願のプロボウル選出。’09シーズンの話である。 2010/1/8 で、マニング退団の決まった2012オフ、そのマニングを追って、という訳でもないが、チーム改革の一環として、コルツを去った訳であるが、その後は、そのコルツ一とも噂されるイケメンっぷりを利用して、スクリーンあるいは液晶画面に移籍するのかかと思いきや、まさかのタンパベイと契約。 んで、その2012シーズンの結果はというと、47レシーブ、435ヤード、4タッチダウンに終わっている。コルツ時代に比べると、全然物足りない数字ではあるが、レシーバーの記録というのはQBの能力にモロに影響を受けるので(フィッツジェラルドみたいに影響を受けないのもいるけど、)、これはクラークの力量が落ちたというよりは、マニングとフリーマンの技量の違いが如実に出た数値と見るべきだろう。 ちなみに、この2012シーズン、クラークはきっちり16試合完全出場している。コルツ時代は、軽症とはいえ、しょっちゅう怪我をしていたイメージがあるが、このシーズンはきっちり全試合出場、こんなところにもマニングとフリーマンの違い、あるいはコルツとバックスの違いが垣間見える。 ちなみに、コルツで全試合出場しているのは、100レシーブ、1106ヤード、10タッチダウンを達成してオールプロに選出された2009シーズンのみだったりする。 んで、この数字の結果かはともかく、バックスは1年でお払い箱になり、いよいよスクリーン&液晶画面かと思いきや、このオフ、まさかの(でもないけど、)ボルチモアと契約。引退はもうちょっと先に伸びたのであった。 んで、ちなみに、このクラークがレイブンズと契約した同時期に、あのストークリーもレイブンズとまさかの(こっちは本格的に、まさかの、)契約。 まあ、クラーク同様、このストークリーも完全にコールドウェル人脈だろうが、クラークはともかく、何故にストークリーという声はチーム内外にあると思う。つうか、コールドウェルのチーム内での政治力の向上を物語る二者との契約だったと思う。 しかし、ストークリーって。チビ&白人&オッサンという、WRとしては謂わば三重苦を抱えているストークリーが、ここまでNFLで踏ん張るとはのお。ストークリーの最大の特長は強運だと私は思っているが、それプラス営業力もハンパないんだろうなあ。てか、ストークリーと契約するんだったら、ランディ・モスだと素人考えの私は思う。 つか、クラークはカウボーイズに行け。つか、行ってくれ、お願いだから、私の為に。 2013/9/3(火) |
J.Caldwell | ![]() ドロ沼先輩。 |
’09シーズンオフ、前任者ダンジーの辞任を受けて就任した、コルツ○(○の中は各自調べてチョ。)代目のヘッドコーチである。 ダンジー辞任の報の後、ほとんど間も無く、他の候補者のインタビューもないままに(水面下ではしていたのかもしれないけれど。)、HC就任した事から考えると、その当時QBコーチだったコールドウェルのヘッドコーチ昇格はほぼ規定路線だったようである。 同じ内部昇格といっても、トム・ムーアやハワード・ムードのようなネームバリューのある人物ならともかく、はっきり言って、ほとんど無名のジム・コールドウェルの内部昇格は、私のみならず、多くのコルツファンが面食らった筈である。 という訳で、彼の記事は、コルツのヘッドコーチなのであるから、昨年の就任時に書いても良かったのであるが、上記した様に彼の人物が如何なるものか、さっぱり分からなかったために、1年置いてみた訳である。 で、1年置いてみた結果、どうかというと、さっぱり分かりませんでした。 その采配は、まさしく可もなく不可もなくという奴で、ちょうどTVゲームのコンピューターのような何の癖も無い采配である。初采配から、いきなり14連勝という、なかなか破れそうに無い記録を樹立したものの、じゃあ何か印象的な采配はあるかと問われても、何も浮かんでこない。ただサイドラインで腕を組んでいたという印象しかない。非難も賞賛もしようのない采配である。 コールドウェルが就任した際、私は確か掲示板で、「その経歴から見ると人間関係のみで出世してきたような人物だ。」というようなことを書いた記憶があるけれども、どうもその予感は間違いなかったようである。 というのも、彼は人間関係で出世するための鉄則である「多くの人に好かれる必要は無いが、全ての人に嫌われてはならない。」という処世訓を、本能的に遵守しているようだからである。彼のような、誰からも嫌われない人物の元に大きなポストは案外転がり込んでくるものである。 実際、今回のコルツのHC探しにおいても、まず第一の条件は「采配的性格的にクセの無い人物」だった筈である。それを第一条件にポリアンはHCを探した筈である。兎にも角にも、良かれ悪しかれ、今のコルツはマニング第一主義なのであるから、たとえばマニングにとって最初のヘッドコーチだったジム・モーラのような角のある人物は、遅かれ早かれマニングとの激突必至である。 そう考えると、このジム・コールドウェルのような、まるで存在感のない男の方が、現時点のコルツにはベストなのかもしれない。実際、敗れはしたものの、またかなりの幸運に恵まれたとはいうものの、初年度でいきなりスーパーボウル進出という素晴らしい結果を叩き出した訳だし。考えてみれば、前任者のダンジーの、采配的にはともかく、性格的には角のない人物だった。反対側に角が立っているという説はあるが。 コールドウェルは誰からも嫌われていないと書いたが、おそらく彼のことを嫌ってはいないものの、こころよく思っていない人物が確実に一人はいる。それはコルツの前DC、そして現在はパンサーズのDCを務めるロン・ミークスである。彼はコールドウェルのコルツHC就任の報を受けると、さっさとコルツを退団、パンサーズのDCに就任してしまった。コルツHC職に色気マンマンだったようである。「コールドウェルの野郎、俺の知らないところで、上手くやりやがって。」と思っているに違いあるまい。 ちなみにコールドウェルの生年は1955年、1954年生まれのダンジーと1歳しか違わない。 2010/7/7 七夕 2011シーズンのマニングのケガ、そこから続く、ラック指名、マニング解任の余波を受け、直接的に責任を取らされた訳では全然無いが、旧体制の人物というだけの理由で(おそらくHCのとしての実力は全然考慮されていない。)、コルツHCの座を追われる。 さすがに、年齢的にも、このまま業界から引退、「スーパーボウル優勝チームのコーチ&スーパーボウル出場チームのHCのおじいちゃん」的な余生を送るのかと思いきや、すっとこどっこい、そのオフシーズン、早速BALのQBコーチの座を獲得、そのシーズン、BALのOCキャム・キャメロンとQBフラッコーの確執に乗じ、後任OCの座をゲット、更にはスーパーボウル優勝まで駆け上がってしまう。コーチとしては何気に3度目のスーパーボウル出場うち2度優勝である。 その翌2013シーズンは、スーパーボウル制覇チームにありがちな戦力低下にともない、BALの成績も落ちるが、OCとしての手腕に疑問を持たれる事も無く、あにはからんや、デトロイトのHCに栄転、2度目のHC就任である。黒人で2つのチームのHC経験者となると、おそらくダンジー以来二人目である。 とてもそんな実力者とは思えないのであるが、恐るべき政治力としか言いようがない。業界内では評価高いのか、もしかして。 コルツのHCに就任した時は、全然興味が無かったが、今はそこそこ興味がある。どんなキャリアになるのやら。 2014/6/21(土) 先の記事で、「黒人で2つのチームのHC経験者となると、おそらくダンジー以来二人目である。」と書いたが、その後今シーズンのレビュー誌をペラペラめくっていたら、ロメオ・クレネルが2チームでHCをしている事を発見、三人目の間違いでした。あと、ダンジー以前にもいるのかもしれないが、調べるのは面倒くさいので、興味のある方は各自調べてください。 あと、ちなみにラビー・スミスも今季(2014)からバッカニアーズで2度目のHC。黒人がHCになる道は険しいと言われているが、一度なってしまうと2度目は優しいのかも。となると、一回目がなぜ厳しいのかが不明だ。 2014/7/9(水) 二度HCになった黒人という事で追記すると、デニス・グリーンもその一人だった。プレビュー誌を見ていて気が付いた。先の記事にも書いたが、ホント多いな。一度やると二度目のハードルはグッと下がるのか。おかしな感じ。アート・シェルもレイダースで2回やっとるし。 2014/7/24(木) |