インディアナポリス研究会ペーサーズ局

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 私とPACERS  コルツ部の記事がどんどん増えていくのに対し、ペーサーズ局の記事はこれが初めて。まっ、これが現状わたしのフットボールとバスケットボールに対する情熱の違いである。

 しかしその付き合いはフットボールよりバスケットボールの方がはるかに古い。
 私がバスケットボールというかNBAに初めて興味を持ったのは御多分に洩れずあのマンガからである。しかもアニメから入った。1994年ごろの事であろうか。もう10年以上昔の話になる。
 そしてそのままNBAを見るようになり、ジンジンとフッキーのファンだった私はペーサーズのファンになりスパーズのファンにはならず現在に至る訳である。よくあるパターンといえばよくあるパターンである。というかこれ以外のパターンでNBAのファンになった人は全体の10%にも満たないと思う。だいたいそれ以前のわたしはポジション名すら知らなかった。今更言うまでもないことだが「スラムダンク」がバスケットボール界になした貢献は計り知れないほど大きいと思う。あれ、フッキーのモデルの名前何だったっけ、忘れちゃった。思い出したら書きます。今思い出した、J・R・リードだ。今何してんのかな、あのひと。

 最もペーサーズに熱を入れていたのは多くのペーサーズファンと同じく、バードがHCをやっていた頃だと思う。その後徐々に熱が冷め現在に至るわけであるが、NBAとペーサーズに対する興味を失ったわけではないので、すこしずつペーサーズ局も賑やかにしていきたいと思います。書きたい事もそれなりにあるので。
                                                        2007/11/25
 俺ファーストチーム
’07−’08
 んな訳で、’07−’08ファーストチームです。俺ALLPRO同様、独断と偏見で選出するので、そこんところ宜しく。
 
 なんだか訳の分からんテンションで始まりましたが、正直に言って、俺ALLPROの時のようには気持ちは盛り上がっていない。半ば義務感で書いているようなところもあります。選手の名前もあんまり思い浮かびません。5年前ぐらいは、3rdチームぐらいまでスラスラ言えたんだけどなあ。


 そいじゃあ始めます。

 C:ジドルナス・イルガースカス   タイプなんで、ポッ。相変わらず、スゴイ名前だ。
 PF:ルイス・スコーラ         今私がいっちゃん気になっている選手。来季じっくり観察してみたい。
 SF:ダニー・グランジャー      ペーサーズの選手も選んどかんと。相変わらず、スゴイ名前だ。
 SG:カイル・コーバー        今現在、現役プレイヤーの中でいっちゃん好きな選手。この手の一芸に秀でてい
                     る、というよりは一芸しか能の無い選手に私はどうしても弱い。たとえば、かつての
                     タイロン・ヒル。 
 PG:クリス・ポール          あたしゃもすこし背が欲しい。

 ROY:オデンちゃん、ウソ。グレン・デービス
 MVP:クリス・ポール        文句なし。

 こんなとこすかね。所属チームはいいでしょ。
                                                        2008/6/1
 私とSF  SFファンの人ごめんなさい。このSFはサイエンス・フィクションのSFではなく、スモール・フォワードのSFです。サイエンス・フィクションの話は一切ありません、ごめんなさい。 

 「私とSF」この論考自体はもう5年以上前に出来上がっているのだが、当然素人の私にそんなものを発表する場も無く、私の頭の中で半ば腐りかけていたのだが、ひょんなことからこんなサイトを作る羽目になり、いい機会なので発表したいと思う。脳の負担も減るし。不思議な時代になったものである。

 さてSFである。私が近代バスケットボールに於けるSFに求めるものは、まずなんといってもディフェンスであり、あとはリバウンドを少々、3ポイントをそこそこである。高度なスコアリング能力は一切求めない。

 何故か。理由は簡単である。ひとつしかない。3ポイントというルールが認められたからである。このルールの登場により、所謂ミドルレンジのシュートはまったく無意味なものになったと私は考えている。シュートはペイント内か外角すなわち3ポイントのみに徹すべきであろう。
 何故か。これも理由は簡単である。ひとつしかない。確率の問題である。ペイント内、ミドル、3ポイント、それぞれのシューテイングパーセンテージを大雑把に左から50%、40%、30%と設定しよう。異論はあるかもしれないが妥当なところだと思う。するとそれぞれ10本づつシュートを打ったとすると、ペイント内は2P×5で10点、ミドルは2P×4で8点、3ポイントは3P×3で9点、すなわち同じ10本のシュートを打つならばミドルよりも3ポイントの方が得点は上なのである。3ポイントをポンポン打つチームの方が地味にハーフコートオフェンスを展開するチームより割にプレイオフに出易いというのもひとつにはこの理由があると思う。

 ちなみにこの3ポイントというルールは私は改正すべきだと思っている、名案は無いけれども。ミドルシュートと3ポイントの間の技術的な差より、今ココに示しと通り、1.5倍という得点差の方が大きいからである。ミドルを打つなら50センチ後ろに下がって3ポイントを打った方がはるかに効率的なのである。1.5倍というのは、麻雀の親と同じで、イメージよりもはるかに大きい点差なのである。この点差を利用した親の連荘が麻雀の必勝法のひとつであるように、3ポイントの連打はバスケットボールの必勝法のひとつになる。繰り返しになるが、この3ポイントというルールは改正すべきであろう、名案は無いけれども。

 したがって、この3ポイントというルールがある以上、オフェンスの軸はペイント内のセンターと3ポイントのシューティング・ガードが担う事となる。結果的に、ディフェンスはスモール・フォワードの担当になる。SFに3ポイントを担当させて、SGにディフェンスという考え方もあるだろうが、体が大きい分だけSFに担当させた方が有利であろう。かつて、すなわち3ポイント登場以前はこの体が大きい分だけ、すなわちそれだけゴールに近い故にオフェンスを担当していたのであるが、ここが逆転したのである。ちなみにこの3ポイントルール登場以前のシューティング・ガード、というかオフガードの最後のスターはディフェンスの鬼デニス・ジョンソンであり、3ポイントルール登場以後の最初のシューティング・ガードのスターは我等がレジー・ミラーだろう。我等がレジさんはこのルールの導入が無ければNBAに入って来る事さえ出来なかったと思う。

 シューティング・ガードというポジションの成立に関してはマイケル・ジョーダンの登場が大きく寄与したという説もあるが、確かにそれもそうであるが、彼の場合は非常に特殊な例外なので、最も大きな理由はやはりこの3ポイントというルールの導入だと思う。
 マイケル・ジョーダンのSGというのはSGというポジションの特性からというよりはM・ジョーダンという特殊なプレイヤーの特性から割り当てられたと考えるべきだろう。M・ジョーダンのナチュラルポジションは本来PGであろうが、ジョーダンがPGを務めると残りの4人が完全に死んでしまうので、M・ジョーダンをおとなしくさせる為にシューティング・ガードというよりはオフ・ガードに押し込んだとみるべきだろう。その結果、シューティング・ガードという新しいポジションが出来てしまったと考えるべきである。新設されたSGというポジションにM・ジョーダンが就いたというのとはちょっと違う。3ポイントシュートを打つ為に新設されたSGというポジションに初めて就いたのは我等がレジー・ミラーだったと思う。

 そうして、この3ポイントルール導入のため割を食ったプレイヤーといえば、まず何といってもグレン・ロビンソンであり、ショーン・エリオットであり、うちのデレック・マッキーなどが挙げられるだろう。そのほか、探せばいくらでも出てくるだろうが、この手のオフェンシブなスモール・フォワードは3ポイントルール導入により、本来手にするべき栄光を失ったといえる。勿論、個々の技術的性格的問題、努力不足などもあるだろうが、やはり一番大きいのはこの3ポイントルール導入であろう。スキーム的に彼らは活躍の場所を失ってしまったのである。グレン・ロビンソンなどは10年早く登場していれば、間違いなくスーパースターだったろう。

 またこのルール導入以前の最後のSFスーパースターは、申す迄もなく、我等が副社長(つうか、まだ副社長やってんのか?)ラリー・バードそのひとである。ただ面白いのは彼は最後のSFスーパースターであると同時に、NBA史上最初の3ポイントの名手でもあるという点である。とはいうものの、彼も仮に10年後にデビューしていたら、あのようなスーパースターになっていたかどうか。バードなら、成っているか。

 そうして、この近代的スモール・フォワードの元祖にして最高のプレイヤーは、これまた申す迄も無く、スコッティ・ピペンそのひとである。圧倒的なディフェンス力にそこそこのリバウンド力、ジョーダンの反対側にセットしての3ポイント力、彼こそまさしく近代的スモール・フォワード像そのものである。しかも彼には、そこそこのオフェンス力も備わっていた。

 以後、強豪チームに彼のようなスモールフォワードは必須となる。UTHのブライオン・ラッセル、PHIのジョージ・リンチ、SASのブルース・ボウエン、LALのリック・フォックス、DETのティショーン・プリンス、MIA,BOSのジェームズ・ポージー等々である。とりわけ優勝チームには必須である。レイカーズがピストンズに負けたファイナルなどは、確かにDETはスペシャルなチームであったけれども、レイカーズにとって何より痛かったのはリック・フォックスが怪我で思うように使えなかったことだろう。フォックスが健在ならばレイカーズの優勝も十分有り得た。リンチのファイナルも同様だろう。
 また面白いのは強かった頃のキングスで、ここのSFは一瞬ペイサーだったストヤコビッチであるが、彼は完全な3ポイントプレイヤーであり、ここで私の主張するSF像とは違う。ただしSGのダグ・クリスティーがディフェンスの専門家であり、私の主張するSF像に近い。すなわち名簿上ではSFストヤコビッチSGクリスティーであるが、実際のコート上の役割からすると、SGストヤコビッチSFクリスティーだったのである。とはいえ、やはりダグ・クリスティーは頑張り屋さんとはいえ体格的にはSGなので、SFの専門家に比べれば力は落ちる。キングスがギリギリのところで勝ちきれなかったのはひとつにはこれが原因だったと思う。クリスティーはシューターでもあったのでやはり純然たるSGとして使うべきだったろう。そのストヤコビッチは今季ジェームズ・ポージーと組む。NOに栄光はもたらされるだろうか。

 まあこんなところであるが、ひとつ付け加えておくと、レブロンとカリメロのことである。これは以前何処かにも書いたが、彼らの技量に私はまったく不満はない。ただひとつ懸念するのはそのポジション、スモール・フォワードである。このポジションを勤めている限り、彼らの将来は不安である。この項に書いたとおり、近代バスケットボールに於いて、このポジションの仕事はディフェンスであり、彼らのようなスコアリングを求められるスーパースターの就くべきポジションではない。勿論ディフェンスにスコアリングに活躍するというのも、やってやれないことではないだろう。しかしどうしても体力的にきつい。ポール・ピアースが長年苦しんできたのもこの問題である。ポージーおよびレイ・アレンの獲得はこれへの解答だろう。
 レブロンはSGに、カリメロはPFに転向すべきだと思う。彼らが同期のウェイドの後塵を拝したのはひとつにはそのポジションに原因がある。ただここにもポージーがいるんだよなあ〜。ポージーは優勝の必須条件か。

 ここで近代バスケットボールなる言葉を使ってますが、深い意味は無いです。ここ20年ぐらいのNBAシーンとでも解して下さい。

                                                     2008/7/30
 

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