2018年 4月 |
ドラフト感想 | 今年は時間があるので、1巡終了時で、記事を書いてみたいと思う。 1位 ブラウンズ ベイカー・メイフィールド オクラホマ大学 QB いろいろな憶測の流れた全体1位であるが、結局、メイフィールド。賛否両論あろうが、温かく見守りたいと思う。身長の問題さえなければ、全体1位間違いなしとも云われた選手であるので、プレイブックを工夫しさえれば、ブラウンズ待望のフランチャイズQBゲットとなるのではないでしょうか。 となると、最も肝心なのは、OLでもレシーバー陣でもRBでもなく、OCかな。 2位 ジャイアンツ セキオン・バークリー ペン・ステイト大学 RB こちらも、色々な憶測の流れたジャイアンツの全体2位であるが、結局ふたを開けてみれば、順当にバークリー。まあ、そうなるわな。イーライ晩年の良い相棒になってもらいたいと思います。 3位 ジェッツ サム・ダーノルド 南カルフォルニア大学 QB 我がコルツとトレードダウンしてくれたジェッツさんは、ダーノルド。私は、前述したとおり、否定派であるが、どうなりましょうか。指名の瞬間、マーク・サンチェスを想起したのは私だけではあるまい。まあもっとも、サンチェスも2年連続でカンファレンス決勝までは行っているのだから、近年じゃあ、ジェッツで最も成功したQBともいえるが。夢をもう一度といったところか。 4位 ブラウンズ デンゼル・ウォード オハイオ・ステイト大学 CB チャッブの指名が有力視されていたブラウンズ4位であるが、まさかのウォード。このウォード自体は、ミンカ―をどう見るかはともかくとして、純粋なCBとしては一番手に評価されていた選手である。 コルツの6位指名もちらほら予想されていた選手であったが、ウォードよりはミンカ―だろうという事で、私は紹介を割愛していました。 んで、問題の5位、に行く前に、当日の朝の私の心境をここに報告しておこう。前日までは、チャッブでもネルソンでもミンカ―でもトレードダウンでも何でもいっかな―がぐらいに思っていたのであるが、当日の朝、俄然ネルソンが欲しくなった。ケリーの隣に並べてみたいというのもあるし、ライヒは前イーグルスなのでノウハウもあるだろう。また、同じようなチームを作ろうとするだろう。キャップヒットが追い込まれたらメーホートを放出すればよいだろう。って事で、俄然ネルソンに傾いた。 んで、問題の5位。チャッブ、ネルソン、ミンカ―、QB、皆残っとる。デンバーがQBを指名して、三者自由選択も、それはそれで胃が痛い。ここは、デンバー、つかエルウェイにすべてを託した。 5位 ブロンコス ブラッドリー・チャッブ ノースカロライナ・ステイト大学 DE はい、チャッブ消えた(欣也風に)。 しかし、ここでもQBは指名しないのね。エルウェイのQB観って難しい。 6位 コルツ クェントン・ネルソン ノートルダム大学 OG キタ〜〜〜。結構うれしかったわ。数ヶ月前までは、ガードなんて指名している場合かなんて思っていたが、いざネルソンが獲得できると、やはり嬉しい。コルツファンになって15年くらいたつが、凶悪オフェンスラインには出会っていなかったので、ここらで一丁経験したい。 彼らが額面通り働き、OLコーチが良い仕事をして、ラックが復活すれば、アベレージで40点は獲れる。 しかし、これにプレミアパスラッシャーは、またしてもおあずけ。なかなか出会えないの〜。 コルツファン的にはここで初日終了であろうが、NFLファン的に、面白そうなピックを紹介しておこう。 7位 ブルズ ジョシュ・アレン ワイオミング大学 QB なんやかやトレードアップして、ブルズはジョシュ・アレン。私は否定派であるが、結果やいかに。 こうなると、ジョシュ・ローゼンの行方が気になるのであるが、その前に、 9位 ナイナーズ マイク・マッキギリンキー ノートルダム大学 LT ネルソンの相方、9位でご指名。1巡下位が予想されていた選手であったが、ここまで上昇。ってか、LTが9位、LGが6位って、どういうチームだったんだ、昨年のアイリッシュって。 んで、いよいよ10位で、 10位 カージナルス ジョシュ・ローゼン UCLA QB カージナルスがちょいトレードアップして、ローゼン、ゲットである。全体1位の噂もあったローゼンを10位でおいしくゲットとは、マット・ライナートを思い出したのは、私だけではあるまい。同じく10位だし。同じく、カルフォルニアからアリゾナだし。当時、カート・ワーナーをFAで獲得していて、同じく、今オフ、サム・ブラッドフォードをFAで獲得しているし。2008年の再現を狙っているのか。狙っているんだな。 でも、ブラウンズファン、ジェッツファン、ビルズファンは、自軍の指名したQBの成否同様、このローゼンの成否が気になるだろうなあ。 そのほか、突っ込んでおきたいところはというと、 14位 セインツ マーカス・ダベンポート テキサス大学サンアントニオ校 エッジラッシャー セインツが来年の1巡を手放して、ダベンポートをゲット。分かる、その逸やる気持ち分かる。そういう気持ちにさせるんだよね、この手の選手は。私がGMでも同じ事をしたかもしれない。バストかもしれんけど。いや、マジで成功することを祈っています。 32位 レイブンズ ラマ―・ジャクソン ルイビル大学 QBかもしれない わたくし一押しっていう訳でもないけど、最も堅実そうだったラマ―は結局32位で、なんやかんや、ややこしくトレードしまくったレイブンズが32位で指名。よく分からない指名ではある。フラッコの後継とは考えにくいし。 つう訳で、おそ松くんグループだったルドルフやラウレッタは指名漏れ。パッツやスティラーズが指名すると思っていたんだけどなあ。 以上、初日終了であるが、コルツ的には初日以上に大事な2日目、面白そうなのが結構残っている。なんと、私が6位を使っても良いと思っていたハロルド・ランドリーもまさかの指名漏れ。トレードアップしても面白いかも。そのほかジョシュ・ジャクソンやモーリス・ハーストも残っとるし。やりたい放題だね。あと、愛しのアンソニー・ミラーも忘れずに。 2018/4/28 (土) つう訳で、2018ドラフトも無事終了いたしましたので、ここらでコルツピックをまとめてみたい。 1巡6位 クェントン・ネルソン ノートルダム大学 OG ネルソンに関しては、ここまで散々書き散らかしたので繰り返さない。ただ、最後にひとつ付け加えておくと、今ドラフトにおけるBPA的な1位は、手前味噌になるけれども、このネルソンだったと思う。その全体1位で指名されてもおかしくなかった選手を、6位で指名出来て、なおかつ今年の2巡二つに来年の2巡一つまで貰っちゃったのだから、コルツ的には非常においしいドラフトだったと思う。あとは、バストにならない事を願うだけだ。まあ、その確率は、ケガを除けば、限りなくゼロに近いだろうけれども。あと、ダーノルドもね。 2巡36位 ダリアス・レオナルド サウスカロライナ・ステイト大学 LB さて問題の3つの2巡であるが、この36位の時点までで、ハロルド・ランドリーやジョシュ・ジャクソン、モーリス・ハーストといった1巡指名が予想された選手、そうして我が愛しのアンソニー・ミラーも残っていた。しかも、コルツは直後の37位も持っている。「うお、こりゃランドリー、ミラーの固め打ちか。」と私は一人興奮していたのであったが、ピックはダリアス・レオナルド、ラインバッカー。現実は厳しいのね。 まあ、確かにラインバッカーもニーズちゃあニーズであるが、私は個人的には、この辺の順位でラインバッカーを指名するのは本意ではない。なんつーか、お買い得感が低い。ラインバッカーなんていうのは下位でもスタータークラスは十分いるし、本当にスペシャルなラインバッカーが必要なのならば、1巡上位とまでは言わないけれど、1巡中位くらいが必要になってくるからである。 この順位くらいのラインバッカーだと、手堅いスターター止まりで、オールプロクラスはなかなかいないというのが、私の実感である。まあもちろん、これはあくまで私の印象なので、細かく調査したら、また違うかもしれないが、この辺の順位でLBを獲るのを私はあまり好きではない。たとえば、マイルズ・ジャックみたいなのもいるけれど、これは訳アリ物件だし。 とまあ、地球の裏側からガタガタ言っても仕方がないので、ここらでレオナルド君を紹介しよう。 各スカウティングレポートを総合して、ざっくり云うと、まあ要するに、典型的なスピードタイプのラインバッカーらしい。所謂サイドラインtoサイドラインで、ブリッツは苦手、タテの動きよりヨコの動きが得意なタイプであるらしい。 この手のタイプはブロッカーをさばけるか否かが成否の分かれ目なので、ブロッカーをさばく技術をぜひ見に付けておいてほしい。いや、もうあるのかもしれんけど。 イメージ的には、どこかのスカウティングレポートでも指摘していたが、しょっぱいディオン・ジョーンズであろう。ナチュラルポジションは、申すまでもなく、WLBであるが、カバー2っぽく守るのであれば、MLBにしてディフェンスの司令塔にしたい。って、そのくらいになってもらわんと、36位を使った甲斐が無い。つう訳で、5インターセプトよろしく。 あと、何となく大昔コルツにいたマイク・ピーターソンを思わせるものが無くもない。 んで、「36位はラインバッカーかあ、まあニーズだしなあ。じゃあ、いよいよ、続く37位はハロルド・ランドリー、いや、我が愛しのアンソニー様。」とか、思っていたところに、 2巡37位 ブレイデン・スミス オーバーン大学 OG 「えっ、ガード。」と突っ込んだコルツファンは世界中に推定17億4千万人はいるであろう。かくゆう、わたくしもその推定17億4千万人のうちの一人であるが、いや、さすがにこれには驚いた。慌てて、1巡確認しちゃった。もしかしたら、指名していたのはチャッブ、あるいはバークリー、もしかしたらジョシュ・ローゼンかと思っちゃった。 しかし、1巡6位で指名していたのは、間違いなくクェントン・ネルソン、ガーーーードであった。 まず、そもそも、ネルソンですらニーズじゃなかったのに、ほぼ2連発でガードって。保険か。今ドラフトにおいて、最もセイフティピックといわれているネルソンに保険か。 バラードやライヒの真意は分からぬが、この順位で獲るという事は、スターターを予定しているのだろう。ネルソンはLGだから、スミスはRG。 ここで、とりあえず、スミスについて紹介しておくと、サイズと運動能力を兼ね備えたOGで、とりわけランブロックは強烈らしい。パスプロテクトももちろん一級品であるが、NFLでRTが務まるだけのクイックネスや腕の長さは無いという評価である。 まあ、ざっくり云うと、劣化版クェントン・ネルソン。ガードがニーズで、ネルソンが獲れなかった場合の、二番手グループの一人といった位置づけである。 を、ネルソンを獲っているのに、また獲ってしまうという。クラス一の美人を彼女にしているのに、二番目にも手を出すみたいな。 まあ、確かにガードのポジションは二つあるし、ネルソンは大学時代LG、同じくスミスはRGだから、厳密に云えば、ポジション被りではないけれど、ヤリチン、もといヤリ過ぎ感はハンパ無い。 ちなみに、これでメーホートを、本来のナチュラルポジションであろうRTに固定すると、コルツのオフェンスラインのドラフト順位は、左から、22位、6位、18位、37位、59位となる。合計142位、平均28.4位。ほとんどアホの領域である。一時のダラスでも、これより上だったのではないだろうか。これで、もし仮に、今オフ、メーホートをリリースして1巡でRTを指名したら、もっと少なくなってしまう。 ライヒが、イーグルスのような凶悪オフェンスラインを作りたいのは、よおく分かった。また、今ドラフトでも、ガードやセンターといった所謂インテリアラインマンが上位でガンガン売れていった事からも分かるように、凶悪オフェンスラインというのが現NFLのトレンドだというのも、ようく分かる。でも、ヤリ過ぎでしょう。3年後どうするの。 とはいうものの、凶悪オフェンスラインで敵ディフェンスを蹂躙するというのは、フットボールにおいて私の最も好きなスタイルではあるので、それはそれで歓迎するし、今シーズンが楽しみではある。でも、3年後どうするの。 さて、3つ目の2巡である。ちなみに、ハロルド・ランドリーは41位でテネシー、愛しのアンソニー・ミラーは直前の51位でシカゴに消えている。ああ無情。 2巡52位 ケモコ・チューレー ラトガーズ大学 エッジラッシャー ケモコちゃんである。ドラフト前、その面白ネームのみ、私はチェックしていた。じっくりスカウティングレポートを読んだのは、コルツ指名後である。 典型的なスピード&パワー型のエッジラッシャーである。ただし、ここに今、スピード&パワー型と書いたけれども、どちらも爆発的というほどでもなく、また、それらを補うようなテクニックもないので、マッチアップ次第で簡単に抑えられちゃうらしい。良くも悪くも、ちゅうか悪くも悪くも一本調子なプレイヤーであるらしい。止まったり曲がったりが苦手なミニ4駆タイプのプレイヤーと見るべきか。なんだそりゃ。 それだけが理由でもないだろうが、実際、カレッジ時代の成績は、1年生の時が13ゲーム:7.5サックで一番よく、それから、11ゲーム:2サック、8ゲーム:2サック、12ゲーム:4サックと数字を落としている。ケガもあるだろうけれど、「覚えられた」という側面もあると見て良いだろう という訳で、評価も割れがちな選手であり、ガチ・オールドスクールのPFW誌ではドラフト下巡評価と結構辛い。 この手のタイプの選手というのは、本人の努力や工夫というよりは、DCの腕ひとつで生産性が上がったり下がったりするタイプなので、DCの腕の見せ所ではあろう。この順位で獲ったという事は「自信あり」と見て良いのか。 また、身長が6−4と高い割に体重は250パウンドと少なめなので、フットボール選手というよりはバスケットボール選手っぽいという指摘もある。最悪、タイトエンド転向か。 んで、元々あった2巡3つはこれにて終了なのであるが、3巡67位をちょいトレードアップして2巡64位を獲得。で、指名したのが、 2巡64位 タイクァン・ルイス オハイオ・ステイト大学 DE まあ、この辺のDEとエッジラッシャーの区分けは年々ややこしくなってきているが、先のケモコちゃんに続いて、同じポジション2連発である。ネルソン、スミスに続き同ポジション2連発2度目である。 今年のコルツドラフトは、これから紹介するが、これがめちゃ多い。カツ丼のお代わりにカツ丼を注文するようなものである。指名方針が明確というべきか、選手の選定に自信が無いと云うべきか、真相は不明である。 同ポジション2連発と今私は書いたけれども、先のネルソン、スミスコンビとは違って、こちらはプレイスタイルがやや異なる。同じスピード&パワーのバランス型だけれども、ケモコがエッジラッシャー寄りなのに対して、ルイスは相対的にLE寄りであるらしい。 先に、チャッブの紹介記事で、私はチャッブは劣化版ジュリアス・ペッパーズと書いたけれども、このルイスは劣化版ジュリアス・ペッパーズの劣化版みたいな感じ、って、それだけ劣化したらペッパーズでも何でもないけど。とりあえず、劣化版ペッパーズを目指して、頑張れ。って、とりあえず、チャッブが目標であり、仮想敵国。 また、オハイオ・ステイト大学の5年目シニア、スターター3年間、キャプテン2年間、という事で、性格面の不安も全く無し。才能的には今一つかもしれないが、努力と根性でNFLまで来たガンバリ屋さん。でも、NFLは、才能が必要なんだよなあ〜。って、ウソウソ、期待してます。チャッブをブチ抜け。ブチ抜いてみろ。いや、実際ブチ抜くのはRTだけど。気分的に、数字的に。 ちなみに、このDE2連発指名を受けてか否か、2015年の3巡93位指名、ヘンリー・アンダーソンはジェッツの7巡235位とトレード。期待していたんだけどね。怪我もあったが、3年間で、結局3サック。コルツ的結論的にはバストだったか。フィリップ・ドーセットも同様だったが、上位指名選手を下位ピックとトレードというのは、弱いチームの典型的なパターンなので、一日も早く脱却せんと。 さて、3巡であるが、こちらは2巡64位にトレードアップしちゃったので無し。4巡になります。 4巡104位 ネイハイム・ハインズ ノースカロライナ・ステイト大学 RB チャッブを獲れなかった腹いせに、同じ大学からRBを指名してみました。 腹いせはともかくとして、とにかく、どのスカウティングレポートにもあるのが、アクセルとかバーストとかいった単語。まあ、要するに、加速力がハンパ無いらしい。とにかく、オープンにしたら即終了みたいな選手であるらしい。 ただ、問題は、如何にしてオープンになるかで、そのためのテクニックやクイックネス、パワー、デイライト能力等々は乏しいらしい。っていうか、それがあったら、1巡上位指名だし。 という訳で、典型的なホームラン・スレッドであるらしい。5−8という背の低さも考え合わせると、イメージ的にはターボ付きチョロQといったところか。ミニ4駆の次はチョロQ。 この手のタイプの選手というのは、本人の努力や工夫というよりは、OCの腕ひとつで生産性が上がったり下がったりするタイプなので、OCの腕の見せ所ではあろう。って、今回二人目か、この手のタイプ。コーチングに「自信あり」と見て良いのか。 まあ、でも、ネルソン、ケリー、スミスの凶悪インテリアラインメンが額面通り機能すれば、恐ろしい数字を叩き出す可能性は結構ある。駄目だと、目も当てられない数字でサヨウナラだけど。 また、ハンドも良く、リターンも出来るみたい。もっとも、リターンゲームは昨今のNFLでは減少気味なので、云々しても詮なき事かもしれない。 あとまあ、サイズがサイズなのでブリッツピックは期待できないみたい。つか、スクリーンさせてナンボのプレイヤーである。 ちなみに、この「NYHEIM」というファーストネーム、綴りも響きもめちゃカッコいいと私は思う。なんかのブランド名みたい。ケモコが早速嫉妬しているという噂あり。ウソウソ。 続いて5巡は2つあって、一つ目の、 5巡159位 ダーリアス・ファンテイン ノーザンアイオワ大学 WR 高さとスピードを兼ね備えたワイドレシーバー。ただし、ノーザンアイオワ大学なので、お洒落な(無論、ファッション的な意味ではない、純粋にフットボール的な意味で、)ルートを走った事が無く、その辺は未知数といわれている。 んで、勿論、FCS出身なので、NFLレベルのDBに対してセパレートできるかも未知数。 まあ、5巡159位なので、チームの命運を託すピックでもなく、あとは本人の頑張り次第だろう。ギャルソンに続け。 で、もうひとつの5巡169位はというと、って永いわ。何個ピックしとるんじゃ。 数えてみると、合計11個、ここまで紹介したのが7つ。まだ4つ残っとる。ここ10年では、2012年(ラックの年)の10個を超えて、記録更新。ピック数が増えるのは弱小チームの常なので致し方が無いが、多すぎるわ。弱小チームを尻目に余裕の5ピックとかしたい。一日も早くしたい。 という訳で、本当はまとめてアップしたかったのだけど、脳のスタミナも切れてきたので、ここらでいったんアップします。続きは次回。 2018/5/2(水) で、 5巡169位 ジョーダン・ウィルキンス ミシシッピー大学 RB はい、今ドラフト3回目の同ポジション連打。ちなみに、もう2回あります。 ただ、こちらは同ポジションとはいえ、先に指名されたネイハイムとはプレイスタイルやや異なる。あくまで、ややだけど。 このクラスになると情報は少ないのであるが、こちらは、サイズ、スピード、テクニック等を兼ね備えたバランス型であるらしい。ただし、インサイドのランは好きではないらしく、プレイが外へ外へと逃げがちという指摘もある。まあ、なんつーか、イメージ的には劣化版マーロン・マック。 で、この手のタイプの常として、レシーブは得意であるが、ブリッツピックは嫌いみたい。 現状にコルツ的には、RBはニーズはニーズだけれども、どっちかというとインサイドランナータイプがニーズなので、マックやネイハイムと被る部分の多いウィルキンスを指名た理由は不明。 で、次が6巡175位なのであるが、その前に、ひとつ言いたいことがある。6巡7巡要らんわ。いや別に、コルツの6巡7巡プレイヤーが要らないという訳では無く、NFLドラフトの制度的に6巡7巡要らんわ。今回しみじみ思ったわ。 このクラスの選手は、もう自由競争でいいでしょう。独占交渉権いらんわ。獲得競争が激化して契約金が跳ね上がるなんて事は絶対無いし、つか、そんな選手なら1巡使えばよい訳だし、上から数えて200番クラスにランクされている選手たちに独占交渉権要らんわ。指名したって、大半はキャンプでカット、他チームにウェーバーとかだし。ウケ狙い&スベリピックも多いし。 6巡7巡の指名時間が無駄だわ。あと、ピックを読み上げる人たちのテンションの低さが哀れだわ。明らかに、「これ要らんだろ。」みたいな顔しているもの。そこを、無理矢理盛り上げようとしている様は、それはそれで面白いんだけど。 ドラフトは1巡と2巡を初日、3巡と4巡、5巡を2日目で、そこで終了で良いと思う。 と、6巡7巡不要説を表明しながらも、今回のコルツの6巡は結構大物、UDFAなら、そこそこ契約金跳ね上がったかも。 6巡175位 ディオン・ケイン クリムゾン大学 WR 2巡3巡の評価も多かった選手であるが、何故か、ここまで落ちてきた。ちなみに、ガチ・オールドスクールのPFW誌はリスト無し。アタマ堅すぎだろ。カッチン鋼より硬いわ。 どんな選手かといと、高さとスピードは兼ね備えているものの、ルートランニングはいまいちで、ただキャッチは持ち前の反射神経で何とかしてしまうというタイプらしい。 近年、優良レシーバーを量産しているクレムゾンの典型的なワイドレシーバーといってよいかもしれぬ。デアンドレ・ホプキンス、サミー・ワトキンス、マイク・ウィリアムズの流れである。ただ、彼ら三者と比較すると、ドロップが多いという指摘もある。このへんが、6巡まで落ちた理由の一つか。 あと、ここ最近の傾向として、「WRは下位でも良いや」みたいな雰囲気が出てきているので、ましてハンドに不安のあるケインは、ここまで落ちてしまったのかもしれない。 あと、これはどうでもよい情報かもしれないが、高校時代はクォーターバック。そのへんの経験不足も指摘されたりされなかったりしている。 ドラフト前、私は今ドラフトからのポリアンの暗躍を危惧したり期待したりしていたが、彼ら二人のWRの指名を見ると、それは無いようである。二人ともに、完全にポリアンタイプのWRじゃないもの。ポリアンが嫌いなタイプだもの。ガッカリ、いや良かったのか。 で、本日4回目の同ポジション連打。 そして、7巡ふたつ。どう飽きてきたでしょう。要らんでしょう。 7巡221位 マシュー・アダムス ヒューストン大学 LB いや〜、もう、さすがに分からんわ。情報無いわ。ポジションがLBかエッジラッシャーかも分からんわ。探す根性もないわ。 ちなみに、カレッジのイヤーブックによると、ポジションはILB。 で、アンダーソンのトレードで得たピックが、 7巡235位 ザイール・フランクリン シラキュース大学 LB 本日5回目の同ポジション連打。 いや〜、もう、さすがに分からんわ。情報無いわ。ポジションがLBかエッジラッシャーかも分からんわ。探す根性もないわ。 ちなみに、カレッジのイヤーブックによると、ポジションはMLB。キャプテンを2年間勤めてる。 ただし、このフランクリンの場合、アダムスと違って、ひとつだけハッキリしている事がある。これ完全にポリアン枠、ビッグイースト枠。 ケインの項目でポリアンの暗躍は無いと私は断言したけれども、油断していたら、こんなところにブチ込んできた〜。みんなが飽きて、どーでも良くなっているところに、ブチ込んできた〜。つー訳で、フリーニー様再来よろしく。 これにて、2018コルツドラフトの選手紹介は終了するが、全体的な印象として、まず何よりポジションの偏りがハンパ無い。11個のピックを使って、結局、 指名したポジションは、OGとRBとWRとLBとエッジラッシャーの5つだけ。ニーズだったDT、とりわけ強烈にニーズだったCBはまさかの無し。ニーズと思っていないのか、来年に委ねるのか、その辺りは不明である。 最後に、コルツ以外で気になったところにも触れておこう。QBとしては5人衆より面白そうだとだと思っていたメイソン・ルドルフとカイル・ラウレッタは結局1巡では指名されず、ルドルフは3巡76位でスティーラーズに、ラウレッタは4巡108位でジャイアンツに。それぞれ、ロスリスバーガーとイーライのの後継者に収まるのか、ちょいと楽しみ。 また、「デカい」を独り占めしたコーディー・オコネルは結局どこからも指名されず、UDFA待ち。 また、ちょいとフリーニー様ぽかったジェフ・ホーランドも結局どこからも指名されず、こちらはUDFAでデンバーと契約。チャッブあるいはボン・ミラーとロースター枠を争う事になる。いや、争わない。とりあえずスペシャルチーマー。 で、これにて、いよいよ今年のドラフト記事も無事終了と相成る訳であるが、最後にひとつだけ。 今回のコルツドラフトで私が一番心配していたのは、チャッブでもネルソンでもなく、パガーノだった。正確にはパガーノ成分の完全除去であった。 パガーノのドラフトというのは、一口にいうと、要するに完全運動能力主義で、体格に優れて運動能力があれば、あとは何でも良い、技術やフットボールIQが低くても全然構わない、素行不良もお構いなしという、ガチ・カレッジリクルートスタイルであり、ガチ・反プロフットボール・ウィークリー主義であった。 で、それはこの6年間で、ものの見事に失敗した。 そうして、それを受けての、バラードの今ドラフトであるが、その手の選手は皆無である。強いて挙げれば、ケインだろうが、ドラッグテストに引っかかるぐらいなので、ささやかなものであろう。 パガーノ成分の完全除去、あるいはブッチ・デービス成分の完全除去には成功したと見て良い。でも油断すんな。 2018/5/6(日) |