future coltｓへ ex coltsへ non coltsへ
<QB/RB/WR・TE/OL/DL/LB/DB/ＳＴ/O・GM・C>
| D.Buckner |  双子の弟のいない男 |
ＦＡシーズンのこの時期は、例年、わたくし個人的には１年を通じて、もっともＮＦＬ熱の下がる時期である。というのも、過去１５年近く、我らがコルツは、主にサラリーキャップ的な理由から、あんまり大物ＦＡには手を出さなかったからである。 また、今季つうか昨季（２０１９シーズン）は、２０１９のシーズンレビューにも書いた通り、コルツファン歴過去１５年近くを通じて、もっともテンションの低い年であった。 という訳で、今年の私は、あんまりＮＦＬニュースにも目を通さず、「もうそろそろ、ドラフトガイドでも購入すっか。」みたいな温い気持ちで、この時期を送っていた。つか、ＮＦＬとは全然関係ない事に熱中していた。 ところが、ある日、気まぐれにＮＦＬのニュースサイトを覗いてみると、ビビビビビックニューーース。我が目を疑った。ゴシゴシこすった。「デフォレスト・バックナー、コルツ入りーーーー。」奥さん、嘘じゃありませんことよ。 いや〜〜、びっくらこいたネ。コルツがこんな大物をＦＡでゲットするのは、過去１５年間で初めてだと思う。強いて挙げれば、ヴィナティエリが大物ＦＡちゃあ大物ＦＡであるが、キッカーというポジションが大物ＦＡと云えるかどうかという根本的な問題があるので、実質的には過去１５年間で初めての大物ＦＡゲットである。アンドレ・ジョンソンとかフランク・ゴアとか、ビッグネームちゃあビッグネームのＦＡもいたけれど、彼らは年齢的にはトウが立っていたので、年齢的に全盛期の大物ＦＡとしては、過去１５年のコルツ的には最大にして唯一のプレイヤーである。 まあ、これもラック引退の副産物ではあるが、実に喜ばしい。しかも、ドラフト時、大注目していた選手だし、なにより「双子の弟のいない男」だし。近年にない痛快事である。 とまあ、ここまで、ＦＡＦＡと書いてきたけれど、実際つうか、実際も何も公式的には「トレードによる獲得」である。対価は今ドラフトの１巡１３位。まあ、２０２０シーズンがオプションの５年目という事で、ＤＬに大物を抱え過ぎ、更にはギャロッポロの大型契約を抱えるナイナーズの「タダで出ていかれるくらいなら、トレードした方がマシ」という思惑に乗ってのトレードなので、実質ＦＡみたいなもん。実際、トレード後に４年８４００万ドルの大型契約をバックナーとコルツは結んでいる。つかまあ、獲得経緯はどーでもいい。 アームスタッドとバックナーを天秤にかけて、アームスタッドを残したナイナーズの真意は気にならん事も無いが、まあこれはスキームの違い、サラリーキャップ戦略の違いつう事で。嬉しい事に変わりはなーい。 対価の今ドラフトの１巡１３位であるが、これは意見の分かれるところではあろう。４年前の全体７位の選手、しかも順当に活躍している選手が１３位で獲得できたのだから、私は妥当と見る。今年の１３位にこのクラスのプレイヤーはいないと、バラードは見たのであろう。 しかも、ＵＴ。カバー２を施行する上で、最も重要かつ最も入手困難なポジションが、このＵＴ、アンダータックルである。その最も入手困難かつ最も重要なＵＴに、現役最強、っと、これは口、つうかペン、つうかタイピングが滑った、現役最強はアーロン・ドナルドなので、彼に続くナンバー２、しかもドナルドより若い（３歳だけど、）デフォレスト・バックナーをゲット。１巡１３位なら美味し過ぎる。よくやった、バラード、褒めてつかわす。 ここ数年、私は、やれスーを獲れだ、マッコイを獲れだ、シェルドン・リチャードソンを獲れだ、騒いできたが、バラードの真の狙いはバックナーだったのね。おみそれしました。 しかし、これでバックナーが額面通り働けば、つうか働いてもらわなければ困るが、つか働くが、２０２０コルツディフェンスは過去最強だろう。ダンジー時代より上かもしれない。平均失点１０点台前半も夢じゃない。 ヤ・シン、マーベル・テルの大型ＣＢ陣も目途がつきそうだし、カリ・ウィルスもボブ・サンダースの再来風（？）だし、そこにカバー２セイフティとしては破格の守備範囲を誇るフッカー、そうしてカバー、ブリッツ、タックル何でもござれのスーパー万能ラインバッカー、ダリアス・レオナルド、これ最強でしょ。あとはフリーニー様の再来を待つだけだ。 １３位は首尾よく指名出来たし、これからぬるりとドラフト研究でもすっか。ざっと、ドラフトガイドを見た限りだと、今ドラフトは珍名さんが多い。燃えてんな、バラード。 2020/3/25（水） |