future coltsへ ex coltsへ non coltsへ
<QB/RB/WR・TE/OL/DL/LB/DB/ST/O・GM・C>
K.MooreU | ![]() ノーコメント |
コロナ騒動の影響で、今季のプロ野球は9回打ち切りだそうである。後述するが、私は延長戦反対派なので、それはそれで構わないのであるが、プロ野球引き分け話になると、毎度話題になるのが、例の「1勝142分け」の話である。 これは私の子供の頃から話柄に上っていたのであるが、まあ要するに、「142勝1敗より1勝142分けの方が価値がある」というネタである。プロ野球は「勝率」で順位を決めるので、1勝142分けのチームは勝率100%で優勝してしまうのである。 したがって、「勝ち」を目指すより「負けない」事が大事になるのであるが、この話題になる度、私が毎回思うのは、何故に順位を「勝率」で決めて、「勝ち数」で決めないのかという事である。 上記の理不尽、すなわち「142勝1敗より1勝142分けの方が価値がある」は、順位を「勝ち数」で決めれば解消してしまうのであるから、規定を変えればよいだけの話である。実際、1989年のパ・リーグは、この規定でオリックスが涙を飲んでいるのである。それとも、私の知らないうちに規定は変更されているのだろうか。 プロ野球なのだろうから、「引き分けを目指す戦い方」よりも「勝敗を決する戦い方」を志向すべきだと思う。「負けない野球」より「勝つ野球」を重んじるべきであろう。30年間、この規定を変更しないのは不思議な事である。 で、もひとつ、先にちょいと書いた「延長戦反対派」の話であるが、ちょうど90年代、先の1989年のパ・リーグの影響もあってか、球界全体が引き分け廃止に傾き、「延長は15回まで」という規定になっていた時期があった。なかには、「延長15回なんで、折衷案に過ぎない。メジャーみたいに勝敗を決するまで、やるべきだ。」なんて意見もあった。 私も、当時も「勝敗決する派」だったのであるが、その後何度か延長15回に付き合い(勿論、現地観戦じゃないよ。ラジオでだよ。)、その経験から結論すると、延長15回は無理、つか無駄。なんつーか、12回ぐらいから、試合のクオリティがグッと下がってしまう。ただ、やってるだけ、みたいな感じである。選手が疲れ切っていて、敗戦処理みたいなのに、あっさり抑えられちゃうのである。しかも、交代要員は残ってねーし。まあ、6時間ぐらい喋り続けている実況席を楽しむという、サディスティックな楽しみも無くは無いが、正直、聴いている方も疲れる。風呂にも入れん。ていうか、風呂から出てきたら、まだやってた。 確か、ヤクルトにいたハウエルが、アメリカで延長18回だか20回だかを経験していて、私と同じような感想を言ってた。曰く、「選手が疲労で、ゲームのクオリティを保てないので、どっかで打ち切った方がいい。」、である。 つー訳で、私は「延長戦反対派」なのである。延長戦をするにしても、10回11回ぐらいが限度だと思う。 また、「引き分け」を廃したいのであれば、抵抗のある人も多いようだけど、「タイブレーク」を採用するか、あるいは「引き分け再試合」を採用した方が良いように思う。 さて、ケニー・ムーア2世である。 すっかりコルツ面しているが、オリジナルはペイトリオッツだったりする。ヴァルドスタ・ステートという聞いた事もないようなディビジョンUの大学から、2017年5月、UDFAでペイトリオッツ入り、で、開幕前にウェイブされちゃったところ、コルツがクレーム、そこから、あれよあれよとのし上がり、今ではリーグベストのニッケルバックのひとりとか一部から云われちゃって、2019年6月には4年33億円ちゅうなかなかのの契約までゲットして、現在に至っている選手である。 ちなみに、ヴァルドスタ・ステートからも何人かNFLプレイヤー輩出しているが、正直知らん選手ばかり。ムーアが出世頭かもしれん。まあ、ムーア自体も、コルツファン以外はほとんど知らんだろうけど。 で、その無名のムーアをちょっぴり有名にしたのが、何と云っても、2020シーズンのこのプレイ。エンドゾーンでのワンハンド・インターセプトである。 ![]() 我が人生最高の時 で、ムーアは、早速、このプレイのシルエットをTシャツにして、自分のサイトで販売している。ショーバイ、ショーバイ。値段は3000円くらい。意外に安い。買ってあげてちょ。もちろん私は絶対に買わない。 ムーアというと、ゲームレビューの記事でもチラッと書いたが、その叩き上げの経歴といい、プレイスタイルといい、商売っ気といい、かつてのゲーリー・ブラケットを思わせる。ポジションは、ニッケルバックとMLBなんで、ちょいと違うが、カバー2のニッケルバックとMLBなんて、やる事は同じなので、区別する必要はなかろう。所謂、チームのハート&ソウルである。 ゲイリー・ブラケットといえば、なんと云っても、その著書「Winning:From Walk-On to Captain,In Football and Life」であるが、ムーアもいっちょ自伝を出版したいとこであろう。 もっとも、ブラケットの場合は、スーパーボウル優勝経験があるので、このタイトルに邦題を付けるなら、キャプテンだと弱いので、さしづめ「一般入学からスーパーボウルへ」な訳であるが、ムーアの場合は「一般入試からプレイオフ初戦敗退」になってしまう。この表題だと、出版社も書店もおむづがる。私もおむづがる。つー訳で、出版社と書店と私のために、スーパーボウルに行ってくれ〜。そうして、勝ってくれ〜。初刷数が変わるど〜。 フルネームは、Kenneth Moore Jr.。 土・日もナイターをやって欲しい。2021/4/4(日) 実に十数年ぶりにプロボウルを観た。このサイトを始めた当初に記事を書いた記憶があるので、それ以来である。 NBAのオールスターなんて、ジョーダンのいた時以来観ていないし、プロ野球のオールスターを最後に見たのは、野茂のルーキー時、落合にホームランを打たれた時が最後である。今季はMLBのオールスター、つか大谷を観たので、シーズンで二度もオールスターを観た事になる。実に稀有なシーズンである。 オールスターについては、もうそれこそ20年くらい前から、いろいろ議論されていて、「曲がり角に来ている」なんて事も盛んに云われていたが、もはや「曲がり角」は完全に曲がり切ってしまい、無限地獄ロード、ゴール無きマラソン状態である。 プロボウルのグダグダっぷりも、深化、というか進化してしまったといってさえ良いくらいだである。なんかもう別のゲームである。それでも客が入るのだから、スターは偉大である。 むしろ、プロボウルの前日のエキシビションというかアトラクションみたいなものの方が面白そうであった。あちらをテレビ放送して欲しかったと思う。 MLBのホームランダービーも同様であるが、そういう「スポーツマン大運動会」的なものの方が、少なくとも「テレビ番組」としては優良コンテンツだと思う。まあ、それをNFLなりMLBなりが主催する意味があるかと問われれば、無さそうではあるが。 オールスターは辞めちゃうのが、最善策だよね。 んなプロボウルを十数年ぶりに観てみた唯一の理由はケネス・ムーア2世である。最初で最後のプロボウルっぽかったので(でもないか)、その雄姿を目に焼き付けておこうと思ったのである。 ぶっちゃけ、活躍していたかどうかは分からん。つか、「プロボウルにおける活躍とは?」という主題で全1万ページの哲学論文が書けてしまいそうである。試合開始早々、レオナルドがピック6を決めていたが、あれって活躍?。 ムーアの活躍つうか出番は、スポット・アンド・チューズで誰かのインターセプト・リターン中にバックパスを貰ったぐらいであった、多分。うつらうつらしながら見ていたので、他に出番があったのかもしれん。 でも、良いのである、出場記録さえあれば。「ウォークオンからプロボウルへ」という本が書けるから。「ウォークオンからスーパーボウルへ」は怪しくなってきたので(いや、なってない。)、それに準ずる「ウォークオンからプロボウルへ」が書ければ、良しとしよう。誰が?。 まあ、出版事業で荒稼ぎはともかくとして、聞いた事もないような大学からプロボウルって、有りそで無いことだと思う。少なくとも、レアなケースであろう。大変よく頑張りました。 ここにきてボンカレーにハマっとる。2022/2/13(日) |