Week8 | 10月30日 WAS@TND 17−16 |
例によって例の如くの内容&敗戦。なんかもう、今季のコルツの観戦レポートは、もうコピー&ペーストでいい気がしてきた。 てかもう、完全に消化試合だよ。消化試合感ハンパねーよ。プレイオフ制度くらいじゃ、この消化試合感は消せねーよ。営業担当はハンパねーアングル考えないと、誰も見ねーよ。負けたら、インディアナ州改名(いや、これはあるかも。)とか、サイヤ人襲来とか、デーモン一族が合体攻撃してきたとか、そんくらいのアングル考えないと、誰も見ねーよ、こんな試合。 つー訳で、私はリアルタイムで文字観戦してたけど、ながら観戦。つか、どっちかつーと、コルツ戦の方が「ながら」。テレビゲームをしながら、たまーに試合経過を追ってた。 ちなみに、そのゲームは、まさかの「カルドセプト・エクスパンション」。10数年ぶりにハマってる。かつては、デコイ君を愛用してたけど、今はオールドウィロウ。つか、オールドウィロウ、パねー。 「カルドセプト・エクスパンション」よりつまらないコルツ戦、「オールドウィロウ」より全然役立たずのコルツレシーバー陣であるが、試合はコマンダーズに最終ドライブを決められ、きっちり逆転負け。 あっ、そうそう、コマンダーズのQBは、皆さんお楽しみのウェンツ君ではなく(多分、ズル休み。気まずくて、)、懐かしのハイニーキー君である。テキサンズ時代、対戦あったかも。 そのハイニーキー君を貶める訳ではないが、以前、どっかで書いたように、最終ドライブなんていうのは、NFLレベルのQBだったら、誰でも、そこそこの確率で得点できるものである。 何故かつーと、インターセプト等々ターンオーバーのリスクを無視できるからである。ターンオーバーも無得点も同じだからである。更に、3ダウンではなく、4ダウンになる訳だから、その分も楽になる。 序中盤で同じ事が出来ない、あるいは、してはならないのは、当然ながら、ターンオーバーは回避しなければならないし、基本的には3ダウンだからである。ターンオーバーを回避しつつ得点しなければならないのが序中盤であり、ターンオーバー覚悟で得点を目指せるのが最終盤だとも云える。勿論、リードされている場合である。 また、ターンオーバーの他にも、時間を消費して欲しいとか、被サックは避けて欲しいとか、状況により色々様々な制約がある中でクォーターバッキングしなければならないのが序中盤であり、そういった制約が一切なく、ただただ得点を目指せるのが、リードされている状況下での最終盤のクォーターバッキングである。 そうして、前者のような制約の中で、すなわち「条件付きで」クォーターバッキング出来るのがスターター、あるいは一流のQBであり、「条件付きで」クォーターバッキング出来ないのがバックアップ、あるいは二流のQBだと云える。 とまあ、しょーもないQB論くらいしか書けましぇーん。前述の通り、あんま試合も追ってねーし。ハイライト映像すら見てねーし。 という訳で、日本シリーズについて書きまーす。 結局、最後はドッチラケ〜でしたね〜。私も、幼少の頃より長らく日本シリーズを見てきており、勿論、そのすべてを具に見てきた訳でもないけれど、これだけエラー連発で終わる日本シリーズは初めてでしたね。 エラーなんていうのは、プロ野球の場合は、技術的というよりも、ほとんど気の緩み的なものが理由なのだから、一回目はともかく、それが連続する、しかも日本シリーズで連続するっていうのは、私には理解しがたい。1試合の中で連続どころか、第5戦から連続だからね〜。 阪神も、クライマックスシリーズで似たような事をしていたし、それが今のプロ野球の現状なのかもしれない。 オリックスが優勝したけれども、MVPは誰といっても、パッと思いつかんもんね。強いて云えば、山崎福也だろうけど、10イニングぐらいしか投げてないし、1勝しかしてないし。吉田にしても、第4戦の2ホーマーだけだし。 単純に最も活躍したというだけなら、オスナになってしまうだろう。まあ、真のMVPはマクガフかもしれないが。 ちなみに、公式には、杉本が打率0.231、3打点で選ばれている。これだったら、山崎じゃないかなあ〜。 完全に、ヤクルト自滅の日本シリーズだったと云える。ちょっと珍しい日本シリーズではあった。 で、その自滅の一人、あるいは真のMVPの一人が塩見であるが、第1戦のヒーローインタビューで、「今年はMVP獲りま〜す」みたいなノリで受け答えをしていたけれども、およそ一週間後、逆のMVPになっちゃうとはね。恐いよね〜、スポーツって。 ヤクルトの日本シリーズでのセンターのエラーというと、飯田や真中のそれが思い出されるが、真中はともかく、飯田のは、エラーちゅうよりは、むしろ飯田だからこそ、あそこ迄追いついたとも云えるような当たりだった。あと、ボール半個分届かなかったみたいなエラーである。まあ、それでも、エラーだけどさ。 ただ、今回のは追いついている。打った瞬間、外野フライだなって当たりだったし、実際、追いついていた訳だから、言い訳無用である。打球が不規則回転していたようにも見えたけど、そんなのも言い訳にはならない。だって、絶対捕球しなければならない場面なのだから。 また、レフトが気になったなんて言い訳もあるようだけど、そんなのも言い訳にはならない。だって、絶対捕球しなければならない場面なのだから。キャリアエンドのケガを負っても、捕らなきゃいけない場面だったからだ。 なんか、私はかなり厳しい事を言っているように聞こえるかもしれないが、決して厳しくない。だって、体のケガは治せるが、心のケガは治せないからだ。 体のケガも、最悪、完治しないかもしれない。でも、忘れる事は出来るだろう。でも、心のケガは忘れる事も出来ない。塩見は、このエラーを生涯悔いる事になるであろう。早速、悪い夢を見ているかもしれない。 「エラーぐらいで、何を大袈裟な」みたいに思う方もいるかもしれない。でも、大事なゲームでのエラーっていうのは、本当に人を生涯苦しめる。人生や人格が変わってしまう事すらある。ブラウンズのザ・ファンブルとかね。 また、高校野球においても、それも甲子園でなく、地方予選レベルでも、致命的なエラーをしてしまった選手っていうのは、本当に「野球を辞める辞めない」、それどころか「生涯、野球を見る見ない」ぐらいの話になる。人生から、野球を消してしまおうとするのだ。それくらいの荒療治をしないと、治癒しないのである。 スポーツでなくたって、同じである。人生において、そこそこのミスをしたら、それから何年経っても、たまにそれを思い出してしまい、気分が悪くなるであろう。スポーツの大舞台でのエラーは、その比じゃないよ。大観衆の多くは忘れてしまうだろうし、チームメイトだって「ドンマイ、ドンマイ」と気遣ってくれるであろう。でも、当の本人は忘れない。当の本人は赦さない。 高津や矢野に限らず、最近の世の中の気分は、「選手ファースト」である。この「選手ファースト」っていうのは、いかなる概念なのか、私にはよく分からないけれど、選手に「厳しく」ではなく、「優しく」接するという事なのであろうと推察する。 でも、選手には「厳しく」接しないと、エラーしちゃうんだよ。そんなに、世の中甘くないんだよ。そうして、そのエラーは本人を生涯苦しめる事になる。「優しく」っていうのは、案外に恐ろしい事なのである。実際、私は優しくて、残酷なので、人には厳しく接しない。 司馬遼太郎が、その「菜の花の沖」で、「高田屋嘉兵衛は若い頃、船内でのイジメを苦々しく思っていた。そこで、自身が船長になった時、イジメを禁止し、罰した。ただ、イジメの無い中で育った若い船員達はミスが多く、それが元で命を失うものもあった。」みたいな事を書いていた。30年前の読書なので、措辞は違うであろうが、大意は変わっていないと思う。 船の上とか、軍隊とか、ちょっとしたミスが命取りになるような職場には、そういう「イジメ」に近い「厳しさ」も必要かもしれないが、一般社会、ましてスポーツの世界で、それは必要ないのかもしれない。ただし、学生はともかく、社会人には、上記のような事に思い当たる節が、多かれ少なかれ、皆あると思う。 私のしょっぱい労働経験においても、厳しい人がいる職場というのは、やっぱり生産性が高いし、労働者のスキルレベルも高い。一方で、そういう人がいない職場というのは、やっぱりグダグダである。 そうはいっても、厳しくない、楽な職場で働きたいという人も多かろうが、そういうところで働いていると、技能も身に付かないし、その職場で作る生産品やサービスも、それなりになってしまうので、いつまで経っても賃金は上がらず、油断してっと、その職場そのものが閉鎖されてしまう。「楽な職場」のために、巡り巡って、高い代償を払わされるのである。 厳しい人、ガミガミいう人が必要だという意見には、なんだかんだで賛同する人は多いと思う。 かつて、ヤクルトが野村監督になって、強くなり、色々変わった事が多く、それを問われた選手が、こう答えていた。「かつてのヤクルトは、エラーしてもドンマイドンマイだった。でも今は違う。エラーなんて許されないし、エラーじゃなくても、ちょっとしたミスすら怒られる。カバーに遅れた程度だよ。『カバーをしてない』ではなく、『カバーに遅れた』で怒られちゃうんだよ。しかも、失点した訳でもないのに。しかも、コーチや監督にではなく、チームメイトにだよ。ベンチに帰るのが、恐ーよ。」って、嬉しそうに答えていた。 厳しくしない、怒らないというのは、監督やコーチの怠慢だと思う。 まあ、もっとも、「そういう厳しい人、ガミガミいう人がいなくなれば、あらゆる職場の生産性も低い位置で同等になり、どこも潰れない」というような考え方もあろう。それが民主主義の行き着く先、終着点、イデオクラシイなのかもしれないけどさ。 ちなみに、私がこれまで観てきたスポーツマンの中で、最も厳しいのは、申す迄もなく、マイケル・ジョーダンである。ジョーダンは、自分にも厳しいし、何より他人に厳しかった。まさしく、「人生は競争であり、競争が人生である」。 まあ、実際、芥川の言う通り、どんなに文明が進んでも、人類の進化どころか、人間の存在の条件そのものが変わらない限り、「弱肉強食」は不変であろう。食わなきゃ、食われるのである。食われる方が幸せだって考え方もあるけれどね。 なんか暗い話になってしまったので話題を変えよう。 三冠王村上である。結局、村上は不発に終わってしまったが、過去の三冠王の日本シリーズでの成績を調べてみると、今回の村上同様、案外、不発が多い。野村とブーマーは、村上同様、日本シリーズ敗退だし、松中はプレイオフで敗退。優勝しているのは、1973年の王と1985年のバースくらいである。王は14打数4安打2本塁打、バースは19打数7安打3本塁打。バースは三冠王の実力を発揮したと云えるが、王はそこそこといったところであろう。 つう訳で、三冠王は、意外に短期決戦では、その力を発揮していない。大昔、書いたけれども、「野球というスポーツは、スパンが短ければ短いほど、ピッチャーが有利」なのである。 また、今回の日本シリーズでは、第6戦つうか第7戦つうか、ビジターのオリックスが優勝したけれども、これはあくまで私の印象であるが、第6戦第7戦ぐらいまで縺れ込むと、案外ビジター側が優勝している事が多いと思う。今年のオリックス、昨年のヤクルトがそうだし、1992年1993年の西武ヤクルトも、それぞれビジター側が優勝している。加藤問題発言の1989年もビジターの巨人が優勝しているし、第8戦まで縺れ込み、秋山のバク宙が飛び出した1986年もビジターの西武が優勝している。江夏の21球の1979年の広島もビジター側だし、足立一世一代のピッチングの1976年の阪急、神様仏様稲尾様の1958年もビジター側である。 まあ、勿論、大杉疑惑のホームランの1978年のヤクルトとか金森のサヨナラ打の1983年の西武とか、田中唯一の敗戦の2013年の楽天とか、ホーム側が優勝している事もあるけれど、何とはなしではあるが、第6戦第7戦、とりわけ第7戦はビジター側が有利というか、結果を出していることが多いように思う。正確に調べたら、違うのかもしれないけど。調べろよ。 普通に考えると、ファンの多寡や裏の攻撃という意味でも、ホーム側が有利なようだけど、意外に結果は相違しているのである。不思議。 「野球は最もホームフィールドアドバンテージの少ないスポーツである」というのは、こういう点からも証明される。 また、今回の日本シリーズは、所謂「2年連続同一カード」であるが、こういう場合、大概「連覇」なので、優勝チームが入れ替わった今回のような事例は珍しい。「1992年1993年の西武ヤクルト」以来だと思う。これを受けて、「90年代の野村ヤクルトは特殊なチームである」と書こうと思っていたのだけど、高津ヤクルトの自滅で、私の主張がちょいと薄まっちゃった。残念。 まあでも、「2年連続同一カードは、大概『連覇』」というのは、先の「ビジター優勝」同様、ちょっと理由の思いつかない事象ではある。普通に考えたら、前年敗退しているチームの方が「ヤル気」は上まわっている筈なのに、案に相違して、結果は違っている。不思議。 最後に、これは今回の日本シリーズとは全然関係ないが、日本シリーズに強い監督弱い監督について。 大体、監督というのは、大きく二つのタイプに分かれる。「戦略戦術型」と「戦力増強型」の二つである。 「戦略戦術型」というのは、野球というゲームの構造を分析して、それを利用して、勝ってくタイプの監督である。野村とか森、あるいは上田みたいな監督である。ここに挙げたのはキャッチャー出身者ばかりだけど、この手のタイプは日本シリーズに強い。野村は、日本シリーズ通算3勝2敗だけど、その2敗はX9巨人と全盛期の西武、すなわち森の在籍していたチームなので、この2敗はノーカウントといったところである。ちなみに、上田の2敗のうちのひとつは、森コーチの在籍していたヤクルト相手である。 また、野村は、パ・リーグのプレイオフで西本監督の阪急相手に3勝2敗で勝利というのもある。しかも、ものの見事に○●○●○。この手のシリーズものでは、「この連勝無し」というのは、3戦シリーズはともかく、5戦以上のシリーズでは、唯一の記録かと思われる。MLBやNBAでも無いのではないだろうか。もしかしたら、あるのかもしれないが、非常に珍しい記録ではある。出来そで出来ない記録なのである。と思って、調べてみたら、2007年と2016年のパ・リーグのプレイオフで達成されてた。しかも、なぜか、いずれも日本ハム。 一方、「戦力増強型」というのは、単純に戦力アップして、勝っていこうというタイプの監督である。このタイプは、さらに二つに分かれる。「編成型」と「練習型」である。 「編成型」というのは、要するに、新人や移籍等々で、いい選手を集めましょ、というタイプで、根本や鶴岡、星野が、このタイプである。 「練習型」は、文字通り、練習して、いい選手になりましょ、というタイプで、既存の選手の能力アップに努めるタイプの監督である。西本や広岡、落合が、このタイプである。 んで、この「編成型」「練習型」、すなわち「戦力増強型」は、総じて、日本シリーズには弱い。ここに挙げた監督の日本シリーズでの勝敗を総計すると、結構すごい事になってんじゃないかな。 この「戦略戦術型」と「戦力増強型」の相克が最も端的に表れたのが、先の野村のプレイオフもあるが、何と言っても、70年代の阪急であろう。 その野村とのプレイオフでの敗戦の責任を取り、退任した西本に代わり、上田が監督になると、あれだけ勝てなかった日本シリーズで、阪急はいきなり勝ちだすのである。相手が違うという点もあるけれど、ほとんど選手が変わっていないにもかかわらず、いきなり日本シリーズで勝ちだしたのは、上田監督の力が大きいといって良いであろう。まあ、相手チームに森がいないけどさ。 また、「広岡は日本シリーズで3勝1敗ではないか」という反論もあろうが、この3勝時には、いずれも森コーチが在籍していて、唯一の1敗の時、すなわち三冠王バースのいる阪神に負けた時には、森コーチが在籍していなかった。森コーチだけが全てではないだろうけど、このへんは、考慮せざる得ないと思う。 という訳で、日本シリーズに最も強い監督、というか選手時代も含めて、日本シリーズに最も強い野球人は、森祇晶で間違いないだろうけど、その森以上に日本シリーズに強い監督として、三原脩を私は挙げたいと思う。 日本シリーズの勝敗は4勝1敗だけど、その内容が素晴らしいと思う。1960年の大洋優勝は、まさしく奇跡であるし、巨人相手に3連覇もしている。 神様仏様稲尾様の3連敗4連勝も、みな忘れがちだけど、ここまで西鉄は、過去2年で、同じ巨人相手に日本シリーズ2連覇中である。そうして、それを受けての3連敗なのである。 こうなった場合、通常、選手の気持ちというのは、「今年はいっか。巨人に花持たせてやっか。パッパと終わらせて、温泉行こう、ゴルフ行こう。」になる筈である。過去、2連敗中とか、1勝1敗での3連敗なら、選手の心持ちも違ってこよう。でも、日本シリーズ2連覇中での3連敗なら、もう諦めちゃうよね。はやく休みたいになるであろう。 そこから、4連勝してしまうというのは、三原の野球というゲームに対する理解の深さもさることながら、何より人間の心、人間性への理解の深さを感ぜざる得ない。 そういう人の心を操るようなところがあったので、三原の球界内での評判はよろしくなかったようである。三原を良く言う記事とか談話は、私はあまり読んだ記憶が無い。むしろ、その名声に反して、快く思わない、あるいは悪口を言う人の方が多かったように思う。まあ、三原も戦争経験者なので、戦争経験者独特のニヒリズムみたいなものはあったのかもしれない。 あと、日本シリーズでの優勝監督について論じた際には、広島の古葉監督についても触れねばならないのであろうが、これはちょっとよく分からない。日本シリーズの成績は3勝1敗である。 ただ、この頃の広島カープというのは、プロ野球史的にも面白いチームで、先に挙げた「戦略戦術型」と「戦力増強型」の2大潮流が合流している。「戦略戦術型」の野村ライン(古葉・江夏)と「戦力増強型」の根本・広岡ラインである。しかも、根本は「編成型」、広岡は「練習型」である。そういった意味では、黄金時代の西武も同様なのかもしれない。 あと、日本シリーズに強い監督という意味では、11戦無敗の川上監督も忘れてはならないが、この頃の巨人は、あらゆる意味で別格なので、割愛。 あっ、そう云えば、ハインズがビルズにトレードされちゃいましたね。代償はザック・モス+6巡らしい。ザック・モスが、どのくらい活躍するか分からんけど、ビルズの6巡って、それタダみたいなもんだろ。もう少し何とかならんかったんか。でも、RBって、市場価値低いよね。やっぱりというか、何と云うか。と、突然のNFL話で締める。 2022/11/2(水) |
Week9 | 11月6日 TND@NE 3−26 |
例によって例の如くの内容&敗戦。なんかもう、今季のコルツの観戦レポートは、もうコピー&ペーストでいい気がしてきた。 って、ホントにコピー&ペーストしてみたが、厳密に云うと、敗戦はともかく、内容は「いつも」とはちょいと違う。「いつも」は、ある程度ディフェンスが頑張って、接戦に持ち込めるのであるが、この試合はディフェンスが頑張り切れず、26失点、23点差の大敗であった。 っても、事実上の消化試合であるし、あんまし悔しくもない。先週同様、リアルタイムで文字ライブを追っかけていたけれど、カルドセプトエクスパンションに夢中、つか、オールドウィロウの投入のタイミングに夢中だったし。 しかし、15年前はインディvsニューイングランドといったら、いつぞやのスーパーボウル41.5じゃないけど、NFLの謂わばドル箱カードだった訳であるが、それも遠い昔。いまや、ただのレギュラーシーズンの1ゲーム、それもしょっぱい1ゲームになってしまった。トホホ。まあ、ペイトリオッツの方は、まだまだ戦えるチームだけどさ。我らがコルツは…。盛者必滅ですなあ。 なあ〜〜〜〜て事を書こうと思っていたら、このゲームの終了後、ライクが解雇されちゃいました。ちゃんちゃん。 ライクのコール&コーチングに不満は無かったし、再三再四書いてきたように、現状のコルツの惨状は編成、つかレシーバーの人選に問題があると私は思っているので、ライクの解雇はちと、というか、かなり残念。ライクのコール&コーチングが無ければ、全敗とか、それに近い数字も有り得たのが、現状のコルツのレシーバー陣の人選だと思う。このレシーバー陣で接戦に持ち込み、勝ち星を拾ってきたのは、ライクのコール&コーチングがあってこそだったと思う。 まあ、問題のある方が残るというのが、先のグリグソン・パガーノ体制同様、NFL、つか世間一般ありがちな人事ではある。思い当たる節は、皆多いのじゃないかな。 今ここに、ライクのコール&コーチングに不満は無いと書いたけれども、ライクの解雇は、シーズン前から、それなりに予感はあった。夏の次に秋が来る程、確実ではないけれど、雨が降りそうだなぁと思っていたら、ホントに雨が降り出したぐらいの蓋然性はあった。って、分かりずらい喩え。 で、ライクの後任は、まさかまさかのジェフ・サタディ。しかも、サタディは、コルツのコーチ歴どころか、NFLのコーチ歴すら無し。コーチとしての手腕は、全くの未知数である。一応、ハイスクールでのヘッドコーチ歴はある。つか、私がマワエだったら、ヘソ曲げるわ。なんで、アイツが〜って感じだよ。年齢的にも近いし、キャリア的にもライバル関係だったし。いやまあ、マワエにヘッドコーチへの野心があるか否かは知らんけどさ。もしかしたら、サタディと超仲いいのかもしれんけど。サタディ招聘の張本人なのかもしれんけど。 でもまあ、これはバラード人事というよりは、完全にアーセイ人事だよね。バラードも、さぞかしクビがうすら寒くなっている事だろう。つう訳で、厚手のマフラー、送っときました。代金引換&着払いでな。 まあ、サタディそのものは好きな選手、つか全コルツ選手中でも1,2位を争うぐらい好きな選手ではあるので、そういった意味では楽しみ、つか歓迎。 ちなみに、1,2位はサタディとハリソンのどっちかで、3位はフリーニー様、4位はベシア、5位はアダイ、6位がテイラー様、7位にダラス・クラーク、8位がオースティン・コリーみたいな感じかな。9位がネルソンとか。 う〜む、マニングは10位以内に入ってこないかも。バックナー様やエッジさん、マシスらはマニングより上だしなあ。あっ、クレッコー様も忘れちゃいけない。 まあ、こんな極めて個人的なランキングはともかくとして、サタディ暫定ヘッドコーチには期待してまーす。一応、今季は「暫定」なのね。そのまま「暫定」で終わってしまうかもしれんけど。 とまあ、サタディ歓迎ムードで文章を書いているけれど、そのコーチングに疑問を感じたら、ガンガン批判すっけどな。とりあえず、コルツのレシーバー問題に気付いてくれたら、それで良し。残り全敗&大敗でも、全然オッケーで〜〜す。 でも、ライクはこの問題に気付いていたのかなあ。さすがに気付いていたんだろうなあ。OC経験者だし。つか、コールもしてたし。こんな簡単な構造的問題、気付いているよなあ。でも、立場上、あるいは性格上、強く言えなかったのかもしれない。これがパーセルズだったら、バラードの方をクビにしていた事だろう。 あと、マクダニエル御乱心で、ドタバタしていた時に、ヘッドコーチを引き受けてくれた恩もあるし、ライクには、不満どころか、感謝しかない。QBも、毎年変更せざる得なかったしね。 もっと、チーム体制がしっかりしていた時にヘッドコーチを任せたかったと思う。そこは心残り。ラック初年度に就任していたらなあ〜、悔やまれる。 つー訳で、ライクのヘッドコーチとしての力量に、私には何の不満もありません。万全の信頼です。私が他所のチームのGMなら、HCやOCとして採用を検討します。お薦めです。パガーノと違ってな。これが言いたかった。 来週はマンデーナイト。新ヘッドコーチにとって、1日多く準備期間が増えるのは有り難し。でも、ねっか。 2022/11/9(水) |
Week10 | 11月13日 TND@LV 25−20 |
今回の記事を書く前に、まず謝罪しておきたい。 前回の記事、ちょうど上にある最後の文章で、私は「来週はマンデーナイト。新ヘッドコーチにとって、」なあんて書いているけれど、このゲーム、インディ@ラスベガスは、マンデーナイトでは全然ありません。サンデーナイトですらありません。通常の、現地16時5分開始のゲームです。関係諸氏の方々、ご迷惑をかけて、大変申し訳ございませんでした。ここにお詫び申し上げます。 私のボンクラ記事を信用して、迷惑を蒙る人なんていないだろうけど、うかつに信じちゃって、放送・配信等々を見逃した人、聞き逃した人がいたら、ゴメンナサイ。許してね。 しっかし、なんで、こんな間違いしたんだろう。年か、年なのか。死がそこに近づいているのか。いやまあ、死なんて、生まれた瞬間から、刻一刻と確実に近づいているものだけどさ。 まあ、年齢関係なしに、「あんたなんか、若い頃からそうだったよ。」とか言われちゃったら、実も蓋も無いけど。 あとまあ、最近、3年くらい前から、よくモノを落とすんだよなあ。所謂「落とし物」的な「忘れる」という意味では無くて、単純に、物質的引力的にモノを落としてしまう。これも年なのか、年のせいなのか。老化って、怖い。 そんな生物学的な話はともかく、HCサタディ、初陣にして初勝利で〜〜す。ヤッタ〜〜〜〜〜い。パチパチパチパチ。 でも、ヘッドコーチ・サタディって、まだ違和感あんな。あと、サタディ、映像で見る限り、結構ヤセてたね。ダイエットしてたんだね。数年前の映像で、エッジさんが激太りしていて驚いたけど。まあ、このへんの体調管理は、最近の元スポーツマンは、結構マジメだからね。エッジさんみたいなパターンの方が、現代では少数派かも。 で、そのサタディ・ヘッドコーチの記念すべき初陣初勝利であるが、試合内容的には、ライク時代とあんま変わっていない。当然ちゃあ当然だけど。「ディフェンスとスペシャルチームが頑張って、接戦に持ち込む」という、例によって例の如くのパターン。そうして、今回は運よく勝てた。最後にギルモア大明神のパスディフレクトで勝利するつうのも、例によって例の如くのパターン。これが、現状のコルツの唯一の勝ちパターンだからね。これ以外で勝つとしたら、相手チームの一方的な自滅とか、審判の笛や天候が一方的にコルツに味方するとか、ぐらいしかない。所謂、ラッキッキッキーって奴だね。 試合内容の論評については、文字ライブ&ハイライト映像しか見ていないし、来週はダゾーンでの配信もあるので、そちらに回したいと思います。楽しみ。あと、ここまで8勝1敗のイーグルスの野郎を止めたいというのもある。全勝ストップは、残念ながら、コマンダーズがウェンツさん抜きで今週達成しちゃったけど。 それはともかく、イーグルスには、つかまされたからな。してやられたからな。リーガ―息子で一矢報いたけど(何を争ってる。)。まあ、逆恨みだけどさ。 あと、シャックがIR入り、シーズンエンド決定。やはり名前が、改名が。来季はダリアスに戻してっかもな。 あと、ヤ=シン君が、元気そうで何より。 2022/11/16(水) |
Week11 | 11月20日 PHT@TND 17−10 |
一月前の時点では、エーリンガー管見となる筈のゲームであったが、まさかのヘッドコーチ・サタディ管見のゲームとなってしまったゲームである。この世って恐ろしい。一寸先は闇だね。一月前は闇だね。んで、闇ついでに敗戦。 およそ10年振りにコルツ復帰したサタディであるが、その胸に去来するものは、「点って、取れねえもんだなあ〜〜。」であったろう。寅さんばりにしみじみしている事であろう。そうして、それは、ここ数年、コルツ戦を観ていて、私の胸に去来するものでもある。 マニング時代、あるいはマニング・サタディ時代は30得点40得点は当たり前、謂わば「日常」だった訳であるが、今や30得点40得点は「非日常」、「晴れの日」「夢の海外旅行」である。遠い日の夢だねえ〜〜。 この謂わば「低得点症候群」の元凶は、何度も書いている通り、レシーバー陣である。つかもう、ピットマン、ピアース、キャンベルを一緒にラインナップするのは止めてくれ〜〜。相手ディフェンスが全然怖がってねーよ。アンダーニース固めて、たまにブリッツかけりゃ一丁上がりみたいな、そういうオフェンスだよ。ほんと、ちょろいオフェンスだよ。私が敵DCだったら、試合前日に家族旅行に出かけちゃうレベルだよ。パパ、ディズニーランド、楽しいね。いや、エロい意味の「パパ」じゃないよ。 エースレシーバーがいないのは分かってけどさ、せめてディープスレッド入れてくれ〜。もう、デマイケル・ハリス、呼び戻せよ〜〜〜。捕れなくてもいい、ラインナップしとくだけでも随分違うよ〜〜。「ディープがある」でなくとも、「ディープがあるかもしれない」でも、だいぶ違うよ〜。 現状のWR3人、TEの2人も含めての、謂わば「タイトエンド5人ラインナップ制」じゃあ、夢が無い。得点どうこうより、精神衛生に悪いわ。 なんで、こういう硬直した選手起用すっかなあ。大昔、ダンジーの時にも感じたけど、意外にアメリカって、選手起用に関しては、保守的つうか硬直的なんだよなあ。日本の方が、よほどセンシティブ。なんだろ、契約上の問題とかがあんのか。GMとか、更にはその上とかの意向なのか。さすがに、サタディは気付いていると思うんだよなあ。ライクだってさあ。アーセイの鉄槌が必要な時か。 んで、例によって例の如くのザイール君。 例のパスインターフェアさあ、「これが無ければ、勝ってた」とまでは言わないけど、あのインターフェア、あの場面でのパス・インターフェアランスは無いでしょ。 そりゃ、何が何でもパスを通しちゃあいけない場面、反則覚悟で守らなければいけない場面もあるけれど、あそこは「最悪、一発タッチダウンでも良い場面」だよ。 残り3分30秒くらいあった訳だからさあ、「一発タッチダウンを喰らって、1点ビハインド。自軍のポッゼションで逆転FGに賭ける」で良い場面だよ。 逆に最悪なのが、「ジリジリ時時間を消費されて、試合終了間際に逆転。反撃の時間無し」である。で、それがこのゲーム。 まあ、なんつーか、というより、はっきり云って、フランクリンの場合は、LBのスターターとしての運動能力が根本的に欠けている。だから、ああいう場面で、考え無しに一所懸命プレイしちゃって、最悪の結果を招いちゃう。一口で云えば、「余裕が無い」。 で、「LBのスターターとしての運動能力が根本的に欠けている」から、プレイデザイン通りにタックルしようとすると、ミスタックルになるし、確実にタックルしようとして、パシュートアングルを浅くすると、エキストラヤードを取られちゃう。プレイデザイン通りに仕留められない。 いやまあ、仕方ないんだけどさ、根本的にスペシャルチーマーなんだから。厳密に云えば、フランクリン自身には責任が無い。こういう場合は、まさしく「使っている方が悪い」のである。 で、先にも書いたように、「硬直的な選手起用」って事になっちゃうんだけど、なんか他にいないのか。もう、いいじゃん。スピードで。フランクリンの起用は、精神衛生上悪い。この試合でも、つうか、以前からはっきりしていたように、「はっきり狙われている」。 そのほか、気になったところで云うと、OLかな。開幕前に、私は「RGの代わりなんて、どーにでもなる。」みたいな事を書いたけれども、第11週現在、「どーにもなっとらん」。いや、これは計算外だった。グローインスキーは偉大だったのね。ネスティだったのね。ジャイアンツは調子いいしさ。まあ、それだけが理由じゃないだろうけど。 で、そのグローインスキーの後釜が決まっていないのが現状のコルツである。最近はフリース(フライズ?)を使っているけど、どんなもんでしょ。ガードならプライア―の方が良さげだったけど。 一方、LTは、先週からレイマン。ここも不安でなくともないが、我慢して使ってみたら良いんじゃないかな。とりあえず、スピードラッシュは喰らってないみたいだから。プルラッシュは、フットワーク等の改善で対応できるようになるが、スピードラッシュは、単純に運動能力の問題なので、永遠に、すなわち技術的に対応できない。レイマンは、このへんの問題は無さそうに見える。あくまで、画面でチラチラ見た限りだけどさ。 こんなとっかなあ〜。 あと、イーグルスのマーヴィン・ハリソン2世こと、デヴォンタ・スミス君について。 ドラフトの時、はしゃいだ割には、じっくり見るのは今回が初めてなのであるが、確かにプレイスタイルそのものはハリソンによく似ている。ただ、ハリソンの方が1枚も2枚も上手って感じであった。1ランクあるいは2ランクくらい落ちていると思う。ハリソンみたいに自由自在に面白いようにCBを外すっていうレベルでは無いように見えた。まあ、ハリソンファンの贔屓目って事もあるけどさ。 プレイスタイル的なマーヴィン・ハリソン2世は、そんな印象であったが、血統的なマーヴィン・ハリソン2世はどんな感じなのかなあ〜。 あと、パスカル君、チラッと出てましたね。 で、そうそう、このゲームを観戦する最大にして、もしかしたら唯一の理由、ヘッドコーチ・サタディのコーチング振り、采配っぷりであるが、正直よく分かりませんでした。 って、そりゃそうだよね。暫定ヘッドコーチ、それも内部昇格でなく、外部からいきなり来たコーチが、就任早々劇的にチームを変化させるなんて、まず無い、ちゅうか、有り得ない。 そんなヘッドコーチや監督は、NFLに限らず、他のスポーツにおいても、まず無い。最近怪しくなってきている私の記憶をたどっても、そんな事例はパッと思いつかない。暫定ヘッドコーチや監督代行の就任したって、チーム状況は、まず変わらないものである。 強いて云えば、「岡ちゃん」ぐらいか。まあ、でも、あれも内部昇格だしね。「外部から来て」では無い。ただ、サッカーの場合は、他のスポーツに比べると、戦術の価値が高いから、監督変更っていうのは、他のスポーツよりは大きな意味があるのかもしれない。しかも、ナショナルチームの場合だと、普通のプロスポーツチームより、ずっと簡単に選手入れ替えが出来るしね。 でも、NFLやプロ野球、NBAじゃあ、なかなか厳しいよね。キャンプにも参加してないんだから。下手すりゃ、選手やスタッフの名前も知らない訳だから。名前と顔が一致する頃には、シーズン終わっちゃってる。 変な例えになるが、作品連載中に漫画家を変更するようなもんである。それも、アシスタントではなく、全然別のマンガ家に変更するみたいなもんである。「鉄腕アトム」を、突然、水木しげるが描くみたいな。まあ、石森章太郎や藤子不二雄なら描けっかもしれないけど。水木しげるの「鉄腕アトム」は、それはそれで見てみたいけど。 でも、貸本の世界ではあったよね。それこそ竹内鬼太郎みたいな。 2022/11/23(水) |
Week12 | 11月29日 MNF PTT@TND 24−17 |
サッカーW杯、日本代表が決勝トーナメント進出しましたね〜〜。数年前から、森保監督を「戦術が無い」とか言って、批判していた人達は、どういう心持で日々暮らしているんでしょうか。心中お察し致します。ブログとか動画とか、慌てて削除しているのかな。 まあ、私は、サッカーにもワールドカップにも全然興味が無いので、この批判の成否を論ずる資格は全然無いのだけれど、これだけ大外ししてしまうと、コッ恥ずかしいよね〜〜。彼等の用いる「戦術」は、私の知る「戦術」とは全然違う概念なのかしら。 「今季のヤクルトが優勝するための絶対条件は、奥川の貯金10である。」というような事を言ってた小関順二とかと同じレベルのコッ恥ずかしさだよね〜〜。 つかまあ、こんな事を言っていた人達は発言を慎むべきだと思う。そのレベルの大間違いである。発言して良いレベルの知能じゃない。 私は、野球に関しては、ある程度知っているので、小関の諸発言がトンチンカンなのは分かっているが、サッカーに関して、とりわけ日本代表チームに関しては全然門外漢なので、「そんなもんなのかな〜。」と単純に信じていた。まあ、それらの発言を基に「サッカー賭博」に興じていた(ダメ、ゼッタイ)訳でもないので、金銭的な損害も無いし、そうして単純な怒りもないけれど、信じちゃう人は信じちゃうよね〜〜。 でも、小関順二なんて、ドラフト研究とか野球研究を、私の知る限りでも、30年近くやっているのに、トンチンカンあるいはトンデモ発言連発である。頭の悪い人が勉強や研究をやっても意味がない、というか世間的には有害であるっていうのは、こういう一事からも分かる。あと、新型コロナウイルス関連の「専門家」達とか。「『新型』なのに『専門家』?」と、首をひねったのは私だけではあるまい。 さて、話を少し戻すと、この日本代表も含めて、今回のワールドカップも、前回のロシア大会同様、所謂「アップセット」が連発している訳であるが、その理由は、前回のロシア大会の時も同じ事を書いたけれども、はっきりビデオ判定の導入であろう。これがために、強豪国というか、人気チームが思うように勝てなくなってしまったのである。 サッカーというのは非常に得点の入りにくいスポーツであるから、本来「アップセット」は多い筈なのである。ところが、ブラジル大会以前、すなわちビデオ判定導入以前は、優勝や上位進出の多くを強豪国、つうか人気チームが占めていたというのは、やはり審判の笛が彼等に有利に吹かれていたという事なのだろう。 「いやいや、今回の大会でも、人気チームに有利なビデオ判定を下していたぞ。」という反論があるかもしれない。でも、そういう実際に下されたビデオ判定の有利不利は、あまり大きな意味は無いと思う。大きな意味を持ったのは、ビデオ判定がある事によって、一つ一つの判定を公平に、といったら大袈裟かもしれないが、少なくとも正直に判定出来るようになったという事であろう。これこそが、ビデオ判定導入の最大の功績だと思う。 ビデオ判定導入以前は、これは勿論無意識レベルであるけれども、微妙なところは、ついつい人気チーム、すなわち、その判定にブーイングの少ないチームの方に有利に判定していた。でも、ビデオ判定導入以降は、微妙なところは、「ビデオ判定」という謂わば「逃げ道」が残されている。この心理的負荷の低下の影響は非常に大きいと思う。実際、サッカーのみならず、他のスポーツの多くの審判が、「ビデオ判定が導入されて、気分的に非常に楽になった。」と述べている。この分だけ、所謂「判定」は「公平」に近づいたのであろう。 で、審判の笛の影響の最も大きいスポーツであるサッカーが最も大きな影響を受けて、W杯での「アップセット」連発となる。まあ、これが本当に「アップセット」だったかというと、それはまた別問題であるが。 そうして、このビデオ判定の導入、すなわち「より公平な審判」がサッカーというスポーツにとって、良い事なのか悪い事なのかは、それは私には全然分らない。 つうようなサッカーW杯とは全然関係なく、我らがインディは今週も負け。いや〜〜、弱いですね〜。実感としては、2011シーズンや2017シーズン以来の弱さですな〜〜〜。 でもまあ、あの時は「エースQB不在」という明々白々な弱点があった。ところが、今季は、そういう謂わばロースター的な弱点は無い。概ね健康である。 一応つう訳でもないが、ダリアス改め、シャキール・改名失敗・レオナルドが、ほぼシーズン全休みたいな状態ではあるけれど、あまりポジション的な悪口を言うつもりは無いのであるが、所詮はラインバッカーである。QBに比べれば、チームへの影響は小さいであろう。まっ、代役がザイール君っていうのもあるけどさ。「マニング→ペインター」との比較はともかく、「ラック→ブリセット」よりは、大きな戦力ダウンかもしれない。 あとまあ、テイラー様がちょこちょこ欠場したというのも痛いは痛いが、彼等以外は、ほぼ健康体である。キャンプ段階で予定していたメンバーで戦って、この弱さ、この体たらく。 これって、完全に編成の問題だよね。GM案件だよね。ライクに続き、バラードも今季でオサラバかな。それとも、思わぬ政治力を発揮するのか。 そうして、そのチーム編成上、最大にして、もしかしたら唯一の欠点であろうレシーバー陣は、この日も、やっぱりしょっぱい出来。 ちらっと映像が出ていたけれど、全然ブレイクできてねーーー。近いよ近すぎるよ、CBとの距離が。お前ら、高校生カップルかっつーの。初めての恋人かっつーの。社交ダンスでも、もっと離れとるわ。 あと、「ディフェンスは良い」みたいな事を、今季、私は書き続けてきたけれども、大事なところでは必ず失点しているような気もする。実際は悪いのかも。相手OCには、「いつでも得点できるディフェンス」と思われているのかも。 で、来週つーか今週つーか、第13週もサンデーナイト。テレビ放送あり。どーでもいいタイミング、つうか、むしろ見たく無いタイミングでコルツ戦のテレビ放送があるな。 それでも見ちゃうコルツ中毒の私。 2022/12/4(日) |