2010年 | ドラフトレポート 初日&2日目 |
ホントは初日終了の昨日の時点でレポートを提出しようと思っていたのであるが、仕事やら何やらで疲れちゃってファーストダウン。2日目終了の本日という中途半端なタイミングで第1回目のドラフトレポートをしたいと思います。疲れた頭で書いても面白いと思ったのだが、それも無理だった。 とりあえずの感想は、まず長い、永すぎるちゅうの。よく考えてみたら、例年は途中で寝落ちしたり中抜けしたりで、1巡指名を丸々観戦、ちゅうか鑑賞するのは、今回が初めてなのであるが、正直、コルツの1巡31位までは精神的に持たない。良くて25位が限界。 今季から初日は1巡目のみになったのであるが、最初その一報を耳にしたときには、「なんじゃい、ケチケチしないで2巡目3巡目も見せんかい。」と思ったものであるが、今はこの案に大賛成。2巡なんて、とても無理。コルツ指名のあたりでは、もう誰でも良くなっていたもの。とにかく早よ終わらんかい、って感じ。 だいたい1年間のリサーチしてきたんだから、今更土壇場で5分10分も悩むなつうの。さっさと指名せい。みんなじりじりじりじりじらしやがって。 そんな中にあって、レイダースがさくっと順番が来た瞬間に指名したのは、まさに一服の清涼剤だった。さすが、アル・デービス、男の中の男。ただ、その指名が、ローランド・マックラインというのは微妙ではあるが。 また、その速攻指名につられてか、その直後のバッファローも割りに早く指名したのには、ちょっと笑った。 という訳で、コルツの1巡31位の指名はジェリー・ヒューズ、DEとなった訳であるが、この指名自体は妥当というか平凡というか、可もなく不可もなくという感じ。ややリーチ気味という気もしなくも無いが、この時点ではDEに品薄感が漂っていたので、DEを指名するとしたら、ここしかなかったと思う。もともと1巡下位から2巡上位が予想されていた選手なので、順当といえば順当な指名である。 ちなみにこの1巡31位の時点で残っていた選手としては、私のマークしていた中ではセルジオ・キンドルやパトリック・ウィルソン、落ちてきた大物LTとしてはチャールズ・ブラウンがいた。 個人的にはセルジオ・キンデルを指名して欲しかったのであるが、結果的にはジェリー・ヒューズ。単純にパスラッシュだけを考えれば専門家のジェリー・ヒューズの方が上なのであるから当然といえば当然の指名とも云える。つーか、SLBはそもそも候補に無かったのかもしれん。 このジェリー・ヒューズはどういう選手かというと、とにかくスピードに関しては全DE中ナンバーワンと評価されていた選手で、典型的過ぎるほど典型的なスピードラッシャーらしい。逆に言うと、それしかない、という感じも無くは無いが、フリーニーやマシスとコンビを組むことを考えれば、そんなに厳しくマークされる事もないので、そのスピードを遺憾なく発揮できるだろう。またSLBにセットさせて、フリーニー、マシスとトリオを組んでパスラッシュさせるという鬼のようなプランもありえるので、是非とも頑張ってほしい。つー訳で、8サックよろしく。 一方、コルツファン垂涎のDE、ブランドン・グラハムはドラフトが近づくにつれて評価がぐんぐん上昇。結果的には全体13位、DE中ナンバーワン(タイソン・アルアルはDT扱いつー事で、)、イーグルスが大胆なトレードアップしてまで指名という事になった。20位前後での指名かなあという私の甘い甘い予想を大きく上回った。 まあ、同じDEでもペッパーズ・タイプよりはフリーニー・タイプのほうが希少性は高いので、この結果も分からないではないが、しかし13位か。リーチ気味という気もしなくは無くは無い。ランには無力な感じもするし。イーグルスは確か4−3だから、OLBでの起用という事も無いだろうし。 しかしイーグルスはここ最近、妙にコルツ色の強い選手をとるなあ。ジム・ジョンソンの死と共にブリッツは止めたんか。いよいよダンジーHC誕生か。ヴィックはその布石か。って、どんな布石だ。 また、私がコルツ指名の本命に挙げていたパトリック・ロビンソンはコルツ直後の32位でNOが指名。ちなみに2巡でのコルツ直後64位では、コルツの指名が予想されていた前記のチャールズ・ブラウンを指名。さらに3巡でのコルツ直後95位では、私が個人的に大注目していたマイアミ大の将来型TEジミー・グラハムを指名、と悉く私の息のかかった選手を、コルツ直後に指名。 例年、自分のマークしていた選手を悉く奪っていくチームが必ずあるものだが、それが全部直後とは。直前も精神的にきついが、直後はそれよりもきつい。仕方ない、セインツファンになるか。 コルツ絡みはこれくらいにして、ドラフト2日目までの総評といくか。 とりあえず云えるのは、私の予想を悉く裏切ったということである。1週間前の自分をネチネチと責めてみたい。 まずはエリック・ベリー。土壇場でずり落ちて結果的には10位台後半でのピックになるのではと予想していたのであるが、順当というか、まさかというか全体5位。 全体5位でセイフティとは。KCって、そんなに戦力充実していたのか。全体5位に相当するスタッツっていったら10インターセプト・10サックぐらいが必要になると思うが。全体7位のショーン・テイラーでさえ、だぶつき気味だったのに。A・J・ホークやアーロン・カリーと同じ轍を踏まぬよう祈るばかりである。 そのエリック・ベリーに引っ張られる形でアール・トーマスは、まさかの14位。これは完全にリーチでしょう。エド・リードだって、確か17位ぐらいだった様な気がするが。シーホークスって、そんなに戦力充実していたのか。 あるポジションに10年に一人の逸材みたいな強力なプレイヤーが現ると、それに続く選手に「○○○がいなければ」みたいな心理が働いて、その評価が上がり気味になる現象が起こるが、このアール・トーマスはその典型だと思う。契約金の2割をエリック・ベリーに朝貢せい。 セイフティというポジションは、ラインバッカーにも同じことが云えるが、優れたセイフティがチームを強くするというよりは、優れたチームのセイフティは良く見える、というポジションである。 あと大物LTが上位で消えるという予想も大きく外れたわけであるが、これはDE、CBに1巡での指名が集中した事のアオリを受けた形になったのであろう。あるポジションの選手が上位で2名くらい指名されると品薄感が漂って、特定のポジション指名が集中するという現象が起きるが、今回はそれがDE、CB、あとRBに起こった。そのアオリを食らったのがこのLT陣とLB陣だろう。 と、言い訳してみる。 あと今回の大物LT陣は、前回も書いたようにパスプロ型ランブロック型にはっきり別れているのが大きな特徴で、それが土壇場で評価の下がった一因のようにも思う。機能がひとつしか無いんじゃ、何が何でも何でも欲しい気になれない。お買い得感が無かったのだろう。でも、パウンシーやイウバティよりはLTだと思うけどなあ。と言い訳してみる。 次はティーボウさんか。これは大きく予想が外れたという訳ではないが、めでたく全体25位でブロンコスが指名。ハイリスの後釜か、と早くも言われたい放題であるが、是非頑張ってほしいものである。 その煽りを食らったという訳でもないだろうが、ジミー・クラウセンはまさかの1巡からの脱落。2巡46位でパンサーズの指名となった。毎年、土壇場で評価のずり落ちる上位指名候補QBが必ずひとりはいるものであるが、さすがに1巡からずり落ちたというのは聞いた事がない。最悪でも20位前後で指名されるものである。今季はQB欲しがりチームが全体的に少なかったというのもあるだろうが、にしても、である。予想順位より下がると、それを発奮材料にという説もあるが、これだけ下がると逆に自信を失うのではないだろうか。 下がった理由としては、いろいろあるのだろうが、やはりブレディ・クインか、チャーリー・ワイスか。ノートルダムで入った大学を間違えたと言うのも何だが、やはり入った大学を間違えたか。大学への寄付金、少なめにしとくか。てか、逆に貰いたいくらいか。 あと、顔というのも理由のひとつに上げられているが、まあ確かにあの顔はコーチしたくない。絡みたくない顔ではある。 でもまあ、パンサーズは、デロームもいなくなったことだし、先発を奪い易いチームだと思うので、こちらも是非とも頑張ってくらはい。逆に、ここまで落ちると応援したくなるわ。ギャクニナ。 2日目のコルツ指名についても、ちょこちょこと書きたいことはあるのだが、時間が無くなってきたので、それは次回つーことでひとつ。 2010/4/24 |
ドラフトおさらい | すっかり疾うが経ってしまったが、ドラフトの総括である。月日が経っているからといって、○○○○(超下ネタ。自主規制。)のように、その分、内容が濃くなる訳でもなく、むしろ薄くなっているので、あしからず。 1巡31位 ジェリー・ヒューズ DE TCU すでに前回の記事でも触れているが、典型的なスピードタイプのパスラッシャーである。どのレポートを読んでも、それしか書いていない。とにかく、それしかないという印象である。OTをちぎれるか、ちぎれないかが全てというタイプのプレイヤーのようである。 この手のタイプのプレイヤーはドラフト時、その優れた運動能力ゆえに、大きく期待されながらも、プロ入りするとマークが集中し、思うような成績が上げられぬことが多い。しかし、上にも書いたように、このヒューズに限っては、その手の心配とは無縁であろう。コルツでは、どうあがいたって、来季に限っては第3のパスラッシャーであるからである。コンビを組むフリーニーなりマシスなりに、どうしたってマークは集中する。ローテーションで回る事を考えれば、体力的な不安も無いだろう。持ち前の運動能力、スピードを遺憾なく発揮してもらいたい。つーわけで8サックよろしく。 また、同じく上にも書いたように、フリーニー、マシス、そしてこのヒューズの3人を同時にフィールドに投入するというプレイも是非とも試して貰いたい。サック必至である。 と、概ねコルツファンには好評なこのピックであるが、私の心中には、不満ではないけれども、どこか釈然としないものが残るのも確かである。このヒューズ自体に不満があるのではない。不満は、この巡目でのパスラッシャーへの指名にある。 というのも、今年この巡目でパスラッシャーを指名するのならば、去年でも一昨年でも指名できたんじゃねーのか、と思うからである。たしか、昨年はこの時点でエベレット・ブラウンが残っていた訳だし。まあ確かに今季エベレット・ブラウンはあまり活躍できなかったようであるが、選手としてのポテンシャルならジェリー・ヒューズよりエベレット・ブラウンだろう。まあいいけどね。死んだ子の年を数えるようなものなので。なにはともあれ、待望の第3のパスラッシャーを獲得できた訳だし。つーわけで8サックよろしく。 2巡63位 パット・アンゲラー LB アイオワ大 各スカウティング・レポートを総合すると、要するにスピードとおつむで勝負するタイプの典型的なカバー2LBだそうである。うむ、カバー2のチームだしな、納得。ってバカ。カバー2はやめたんじゃなかったのか。もう戻す気か。ダンジー時代なら何の問題も無い、例年通りのありがちなピックであり、ドラフト前でも予想が可能だった選手であるが、もうカバー2はやめたと思っていた私には完全ノーマークのプレイヤーだった。だからセルジオ・キンドルとか騒いでいた訳である。 まあ確かに、コルツに限らず、近年のNFLでは、なるべくブリッツは避けてLB・DBはゾーン主体という、所謂カバー2基調で守るというのがトレンド、というかコンセンサスになっているが、でも今更カバー2LBを2巡で獲るというのもなあ。ゲーリー・ブラケットの後釜として考えているのか。にしても早すぎない。謎のピックではある。 ちなみに、この時点ではコルツの指名が予想されていたLTチャールズ・ブラウンが残っていて、私も指名するのかなあと思っていたのであるが、結果は見送り。それを疑問視する声も多いが、まっ、確かにこのチャールズ・ブラウン、そのスカウティング・レポートを読むと、「機動力と腕の長さが持ち味で、技術的精神的にやや未熟、コーチング次第」という、どっかで見たような、はっきり云えばウーゴーとドド被りの選手なので、ポリアンが見送った理由も分からなくはない。やはりトラウマになっているのか。 でもやっぱり、ブラウン指名はともかく、この2巡はLT指名だったよなあ、やっぱし。 3巡94位 ケビン・トーマス CB USC ここで待望のCB指名である。マンマークが得意とか、ゾーン向きとか、いろいろと情報が錯綜しているのは、このくらいの巡目の選手なので致し方あるまい。実際のゲームを楽しみにしよう。 ポリアンによると、「レイシーに似ている。」そうである。PFWのドラフト・ガイド誌にも「ひょろっとしたCB」という評があるから、この発言はおそらく正しいのだろう。プレイスタイルも同じ背後霊タイプまでかは分からんが。CB陣のグレードアップを期待している。 4巡129位 ジャック・マッククレンドン OG テネシー大 ここで課題のOL指名である。この辺のクラスの選手になると、上にも書いたように、スカウティング・レポートの絶対的な分量が少ないので、どんなタイプのプレイヤーなのかはよく分からないのであるが、6−2、305パウンドという体型から察すると、ランブロック型のOGかと思われる。「腕が短い」というPFW誌の評価も、それを裏打ちするものだろう。 ランブロックタイプかあ。コルツOL陣に必要かなあ。微妙なピックではある。 テネシー大つうことでマニングの後輩である。そのコネか。そのコネはエリック・ベリーやダン・ウィリアムズに使えなかったか。それはともかく、コルツでは数少ない、というか、おそらく唯一のマニングの後輩になると思うので、思う存分苛められてください。 5巡162位 ブロディ・エルドリッジ TE オクラホマ大 ここで謎のTE指名である。TE指名は予想していなかったので、これにはちょっと面食らった。まあ5巡なので、ポジションうんぬんはもはや関係ないが。もちろんブロッキングTEである。 この辺の巡目のプレイヤーになるとスカウティング・レポートの絶対的な分量も少なく、評価もまちまちでよく分からないと上に書いたが、この選手の場合ははっきりしている。どのレポートを見ても出てくる単語はふたつ、VersatileとNastyである。 まずヴァーサタイルから。ふつうヴァーサタイルといえば、よくRBの評価に使われて、単に走るだけでなく、ボールも捕れて、ブリッツピックも出来る(レジー・ブッシュやアダイみたいなタイプね。)、なんて意味が与えられるのであるが、彼、このエルドリッジのヴァーサタイルは、そんな半端なヴァーサタイルではない。 彼は昨シーズンC、TE、LGにスターターとして出場し、しかもオール・ビッグ12にFBとして選出されているという、正真正銘、掛け値無しの、ほんまもんのヴァーサタイルなのである。 大学3年間、ないし4年間で、いろいろなポジションを経験したとか、チーム事情でパートタイム的に他のポジションを経験したというのはありがちだが、大学最終年で3つのポジションでスターターを経験したというのは、逆に得意なポジションがねえんじゃねえかと勘繰ってしまう。しかもオクラホマ・スーナーズでである。どういう選手層なのだ。 で、次はネスティである。まあ、これは上に書いたことから一目瞭然なように、ブロックが中心のプレイスタイルであるから、そういった意味でのネスティなのであろう。また、そのブロックもやや反則気味の汚いブロックをするのであろう。 しかし、彼、エルドリッジのネスティは、上のヴァーサタイルと考え合わせると、そんなよくある意味でのネスティでもないように思う。彼のネスティは、他の人が嫌がるようなことを率先してやる、汚れ役に徹するという意味でのネスティだと思う。一年間で3つのポジションのスターターをこなした事からもわかるように、彼はコーチに命令されれば、一切断らず、どんな事でも実行するのであろう。 また、2番手のCやLGを起用せず、わざわざポジションを替えてでも彼をフィールドに立たせていたという事を考えると、コーチサイドからすると、その汚いプレイスタイルや精神的な意味からも、何が何でもフィールドに置いておきたい選手なのだろう。 もしかしたら、そのヴァーサタイルもC/LG/TE/FBというだけのヴァーサタイルではなく、ボール磨き/道具運び/ユニフォームの洗濯/バスの運転手まで含めたヴァーサタイルなのかもしれない。 5巡のプレイヤーにこれだけの字数を費やした事から考えても、個人的は大注目のプレイヤーなのであるが、しかし問題はひとつある。今のコルツに、特にオフェンスに汚れ役というポジションが果たしてあるのかという点である。RBやFB、TEといったOLの後ろにいるプレイヤー、私は勝手にセカンド・オフェンシブ・ラインと呼んでいるのであるが、これらの選手のパスプロ能力・ブリッツ・ピック能力はこれからのフットボールに於いてますます重要になってくると、個人的には考えているのであるが、果たして、それが今のコルツにあるのか、あるいは必要とされているのかというと、微妙な気もする。マニングが必要としているのかと考えると、微妙な気はする。ST要員か。それとも、まさかジェイソン・ピーターズのようにLTとして育てる心算か。 この手のタイプのプレイヤーはプレイコールによって活躍にが限定されるで、他のチームに行った方が、より活きるかもしれん。かといって、どこかは分からんが。 ま、いずれにしてもギジョン・ロビンソンはお払い箱と見た。 7巡238位 リカルド・マシューズ DT シンシナティ大 特に火急を要しているとは思われないが、DTの指名である。NFL.comにはランスタッファーと書いてあるが、体格的には3Tっぽくも映る。よく分からんが、がんがれ。 7巡240位 カベル・コナー LB クレムゾン大 体格から察するに典型的なカバー2LBのようである。とにかく、がんがれ。 7巡246位 レイ・フィッシャー DB インディアナ大 DBとあるが、どちらかというとリターナーとしてのピックかと思われる。 注目すべきは地元インディアナ大出身という点だろう。バスケットボールもフットボールも最近のフィージャーズはいまいちなので、景気づけの意味も含めて、頑張ってもらいたい。 総括 無難な、悪く言えば、華の無いドラフトだったように思う。全体的な印象として、カバー2色の強い選手を多くピックしたようにも映る。ダンジー時代にありがちなドラフトである。今季のコルツはカバー2離れっぽい感じをちょっと見せたが、結局はカバー2なのか。 また、結局WRの指名はなかった。LTの指名も無かった事を考え合わせると、来季のオフェンスの劇的な改善は無さそうである。NOのように強力なオフェンス力を持つチームと対戦すると苦戦必至という構図は来季も変わらなそうである。いよいよヒューストンにスイープされるシーズンがやってくるのか。それとも、大物LTや大物WRをFAなりトレードなりで獲得する予定なのか。う〜む。 ちなみに来季のドラフトはフリオ・ジョーンズやA.J.グリーンを中心にWRの当たり年だそうである。フリオ・ジョーンズなんかは私でも知っているくらいなのだから、おそらくそうなのだろう。よし、マニング、来季は全休だ、一年間の世界一周旅行だ。そして全体1位をゲット、ジョーンズでもグリーンでも選び放題。 あと、Sの指名もなかったが、これはルーキーFAなり、普通のFAなりでなんとかするか。 あと全体のドラフトに関しては、特に何も云う事は無いのだが、ンダマコンの影に隠れて、おもろい名前を発見した、というか見落としていたので、ここに報告しておこう。 ダラスの4巡指名のアクワシ・オワス=アンサーウである。こんなCBがいたら、オークランドのンナンディ・アソムーガとラムズのオシモーガ・アトグワと組ませてみたいと思うのが人情だろう。 全体10位のアルアルも含めて、今ドラフトはおもろい名前大豊作の年だったと思うので、機会があれば紹介したい。単にアフリカ出身のプレイヤーが増えているだけかもしれんが。 面白ネームといえば、これは面白ネームではないが、ドラフト前に私が個人的に注目していたマイク・カフカは4巡122位でイーグルスが指名。予定通り、私は切れた。もっともフィラデルフィアはフィラディルフィアで、こちらも別の意味で「大ガラス」ではあるのだけれども。てか、あれまだフィラディルフィアにあるのか。粉々に砕けていたら、笑えるけれども。 イーグルスといえば、こちらはドラフトとは直接関係は無いが、アーニー・シムズをトレードで獲得、カバー2化は着々と進んでいるようである。この選手はカバー2LBということで、数年前のドラフトで私がマークしていた選手で、2巡位で上手いこと獲れねえかなと思っていたら、ライオンズがまさかの、というか得意の1巡9位で指名、私はあんぐりした事で記憶している選手である。カバー2LBに1巡9位とは。まさしくマット・ミレン。 あと、私が個人的に注目しているTEジミー・グラハムであるが、活躍は数年先と思っていたが、よく考えたらNOのQBは、ゲイツの元相方ブリーズじゃないの。一年目から50キャッチも十分ありえる。いずれにしても、ニュー・オーリンズは、ここ数年で、というか、もしかしたらここ十年で最強のオフェンス力を持つチームになると思う。 こんなとこかなあ。まあとりあえずこれで、2009シーズン、コルツ準優勝のシーズンは終わりです。次回の記事からは2010シーズンになりまーす。つっても、ドラフト関連で何かあったら、ここに書くけど。 2010/5/5 こどもの日 柏餅食うか。 ドラフト関連で何かがあったので、ここに書きます。 3巡指名のケビン・トーマス、ルーキー・キャンプで膝を故障、手術の見込み。IR入りはしていないようだが、まずシーズンアウトと見てよいだろう。大学時代からケガを懸念されていたプレイヤーではあったが、早速とは。サマー・キャンプまで持たんとは。このまま出場試合なしで消え去るのか。 ここ数年のコルツのルーキープレイヤーで、このようにいきなり消えるというパターンはあまり無かったので、ちょっと動揺。ティム・ジェニングスが確か一年目から怪我していたと思うが、それでも数試合は出ていたように記憶している。 そのティム・ジェニングスもシカゴ入りしているので、Sも含めたDB陣のデプスはこれでかなり薄くなった模様。何らかの補強が必要だろう。 5巡指名のブロディ・エルドリッジ。最近気が付いたのであるが、TSNのドラフト・ガイド誌には、なんとセンターの項目に分類されていた。そりゃ、TEの欄にない訳だ。 そのエルドリッジ、Colt.comの記事によると、「俺は云われれば何でもやる。」と怪気炎、さっそくネスティ振りを発揮している模様。ポリアンやコールドウェルによると、ショートヤーデージやゴール前でのクラシカルな2TEパッケージ、所謂パワーフォーメーションで使う予定らしい。 って、そんなフォーメーション、コルツにあるか。ゴール前1ヤードからのショットガンがマニングの十八番じゃないのか。マニング、いよいよ改心したのか。 なんにせよ、このエルドリッジ。今までのコルツには、いろいろな意味で、いなかったタイプだけに、ちょっと楽しみ。人気も出そうだ。 全然話は変わるが、マリナーズのケン・グリフィー・ジュニア、試合中にクラブハウスで寝ちゃった模様。って、じーさんか。 2010/5/12 |