インディアナポリス研究会コルツ部

歴史

2021シーズン

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1/2/3/4/5/6/7/8/9

Week17 1月2日
LV@IND
23−20
 いや〜、降りましたね〜、雪。いい年こいて、雪の積もっているところを選んで歩いちゃいました。やっぱ、雪はテンション上げるよね〜。アゲアゲ〜。まっ、雪国の人にとっちゃあ、悪魔の粉かもしれんが。って、それは言い過ぎか。

 つー訳で、新年あけましておめでとうございます。まあ、もう9日だけどさ。あけまして感ゼロだけどさ。

 で、1月2日に行われたコルツの対ラスヴェガス戦は、20−23で、まさかの敗戦。実家はNFL視聴環境が無く、文字ライブも追っていなかったので、レビューは控えるが、う〜ん、負けるか。

 「まあ、勝つかな〜。」とは予想していたのであるが、相変わらず分からんな、ラスヴェガスだけは、つか、レイダースは。ヘッドコーチがレーシスト更迭されれば、普通はそのままズルズル行ってしまいそうなものだが、そこから盛り返すからな。これもMADDENジンクスか。

 あっ、そうそう、マッデンさん、ご冥福をお祈りいたします。あなたには、つか、あなたの名前には大層お世話になりました。厳密には、お世話になったのは、エレクトリック・アーツだけどさ。マンデーナイト・フットボールは、私が見ていた頃は、もうすでにダミ声過ぎて、何が何だか分からなかったけど。

 コルツに話を戻すと、これで9勝7敗、最終週のジャガーズ戦に勝てば、そのまま無条件でプレイオフ決まりなので、分かり易いっちゃ、分かり易い状態で、最終週を迎えることになる。さすがに、これは勝つっしょ。ってか、これに負けているようなら、プレイオフに出場する資格無しですよ。即キャンプ突入ですよ。丸々8ヶ月間、フットボール漬け。3分の2が死に絶えるという地獄のフットボールキャンプ突入ですよ。フットボール虎の穴ですよ。逆さ吊りで槍に刺されるみたいなやつですよ。

 あと、ジョナサン・テイラー様は2位に500ヤード以上の差を付けているので、さすがにリーディングラッシャーは決定ですな。第16週終了段階でも500ヤード前後の差は付けていたんだけど、2週で500ヤードは無くは無いと思ったので、この点には触れなかったが、さすがに1試合で500ヤードの逆転は無いでしょう。いや、あるか。いや、ない。

 でも、MVPは、さすがに分からんね〜。

                            私は炎ジュン派。2022/1/9(日)
Week18 1月9日
IND@JAX
11−26(怒)
 いや〜、寒いですね〜。夜中、寒さで目覚ましちゃった。外の気温を調べたら、氷点下でやんの。東北かっつーの。

 って、ベタなツッコミしている場合じゃねーーー。

 なんで負けてんの。このゲームの敗戦なんて、1ミリも予想していなかったよ。この日は、この勝利を確認後、サンデーナイトを余裕の高みの見物する予定であったのだが、コルツ敗戦が確定的となったラスト4分ぐらいで、文字ライブを追うのを止め、そのまま不貞寝しちった。したがって、サンデーナイトも未見。結構、いいゲームだったらしいのにね。生観戦したら、大興奮だったと思う。つか、これを書いている現時点でも、未だにムカムカしとる。

 コルツファンも、もう、なんだかんだで20年近くになるけれど、こういうゲームを落としたのは初めてだと思う。こういうゲームというのは、すなわち勝てるゲームであり、そうして勝たねばならないゲーム、である。謂わば「CAN&MUSTゲーム」。勝てそうもないゲームは、負けても仕方なかろう。また、勝てそうだろうが、勝たねばならない訳では無いゲームを落とすのも、これは仕方ない。でも、「CAN&MUSTゲーム」を落とすのは、問題大有りじゃ〜〜〜。

 ちなみに、先週のレイダース戦は勝率70%ぐらいとみていた。勝率70%ぐらいだと、展開次第では負けもあるので、そこまでショックではなかった。仕方なくは無いが、諦めもつく。
 でも、このジャガーズ戦は勝率95%とみてたよ。勝率95%予想というのは、不運が3つ4つ重なって、初めて負けるレベルだよ。ひとつふたつの不運では負けないレベルだよ。天候とかジャッジとかケガとかボールの転がり具合とか、自身ではコントロールできないマイナスが3つ4つ重なって、初めて負けるレベルだよ。

 もちろん、NFLだから、上位チームと下位チームの間に、そこまでの戦力差は無い。純然たる戦力差、MADDEN的な戦力差は、せいぜい52:48ぐらいだと思う。その僅かな戦力差を戦術やコーチングでどうにかするのが、NFL、ちゅうかプロスポーツの世界である。

 でも、このジャガーズ戦は違う。はっきり95:5だよ。だって、モチベーションが全然違うから。「何が何でも勝ちたいチーム」と「恥かかない程度に負けて、ドラフト全体1位を確定したいチーム」の対戦だよ。しかも、フットボールというのは、皆さんご存じの通り、ケガの多いスポーツである。勝利が必要でないゲームで、体を張ろうとは、意識レベルはともかく、無意識レベルでは無い。意識と無意識は逆かもしれんけど。まあ、それはともかく、全体1位で自分と同ポジションの有力選手が指名されるのを恐れる選手はいるかもしれないが、それはごく少数であろう。少なくとも、トレヴァー・ローレンスに、その不安はないだろう。

 で、なんで負けんじゃ〜〜〜〜い。

 こんな試合は簡単だよ。イージーだよ。序盤でリードしちゃえばいいんだよ。第1クォーター終了時点で2ポッゼッションリードしちゃえば、勝利確定だよ。なんなら、先制タッチダウンで、ほぼ勝利確定だよ。先制フィールドゴールだと、まだ分からんが、先制タッチダウンを奪っちゃえば、敵チームは流しモードになるんだから、それだけのゲームだよ。「はよ終わらして、嫁とセッ(以下自粛)しよ。」ゲームだよ。

 この手のゲームで、一番というか唯一最悪なパターンが、先制点を許し、序盤でリードを許すパターンだよ。このパターンに嵌ると、敵チームは「おっ、ちょっと苛めてやろーかい。」っていう気持ちが生まれ、こちらは「何とかしなきゃ、何とかしなきゃ。」でズルズルって奴だよ。こうなっちゃうと、先に述べた通り、上位チームと下位チームの純粋な戦力差なんて、ほとんど無いのだから、「元々、勝つ必要のない絶対的余裕」と「何が何でも勝たねばならない焦り」の戦いになって、「絶対的余裕」側が楽勝しまうというパターンだよ。それにドハマリしたのが、このゲームだったと云えよう。

 まあ、でも、プレイオフに進出しても、勝ち上がる力は無いのだから、ドラフト2巡下位がドラフト2巡中位に換わったと思えば、この敗戦はむしろ僥倖かもしれない、と、無理矢理ポジティブシンキング。
 今季は、結果的には9勝8敗だったけれども、そのうち3勝ぐらいは天候に恵まれて(?)のものだったと考えれば、実質的には6勝レベルのチームだったとも云える。プロボウラー7人もいるのに?。

 プロボウラーが7人もいるのに、6勝レベルのチームなのは何故かといえば、前にもちょろっと書いたけれども、理由は簡単かつ明々白々で、パスオフェンスがしょっぱいからである。

 そのしょっぱいパスオフェンスの戦犯の一人がウェンツなのであるが、今季1シーズン丸々見てきて、はっきりしたのは、要するに、OLが崩れたら何もできないQBだって事である。何もできないつうか、正確に表現すれば、泡食ってスクランブルするか、泡食って無茶投げするかの二者択一になってしまうQBだという事である。このゲームの6被サックは、その象徴であろう。敵DCから見たら、こんなにチョロイQBはない。

 イーグルスがウェンツを手放したのは、「ゲガの多さ」を嫌気したのかと私は思っていたが、嫌気したのは、これが理由と見て、まず間違いない。そうして、改善しないと判断したのであろう。つかまされたか。

 じゃあ、なんで「泡食って」しまうのかというと、それは要するに「プレスナップリードが甘い」からである。今シーズン、テイラーが度々ブリッツピックをミスっていたけれども、これは確かにテイラーも悪いが、真に悪いのはウェンツである。ウェンツがテイラーに「誰それをどのようにピックしろ」と正確に指示を出していない、というか、出せなかった証拠である。マニング&アダイ・コンビには、まず見られなかった事である。正確無比だった。

 「プレスナップリードが甘い」から、テイラーにピックの指示が出せず、自身もプレッシャーを感じて、すぐに「泡食って」しまう。マニングの十八番だった、パスラッシャーを1ミリでかわすなんて、まず出来ない。1メートルどころか、視野に入っただけで「泡食って」しまう。

 まあ、もっとも、マニング級のプレスナップリードというのは、結局のところ、マニングにしか出来ず、従ってQBに過度なプレスナップリードを求めないというのが、ここ10年くらいのリーグ全体のトレンドであり、その元祖がアーロン・ロジャースであろうし、マホームズも、その系譜のQBである。無論、ウェンツも、そのトレンドのQBである。

 マニング級のプレスナップリードをQBに求めるというのは、確かに無理があるように、私も思うけれども、そうはいっても「プレスナップリード」はQBに必須の技能であろう。それが甘いとウェンツのようなQBになってしまう。

 無論、優勝した時のイーグルスのように、強固なOLと優秀なレシーバー陣を擁していれば、ウェンツも機能するかもしれない。でも、今のウェンツの年俸は30億円である。そんな事は、サラリーキャップ的にほぼ不可能であろう。ドラフトが当たりまくれば、また話は別であろうが、30億円の年俸を貰いながら、優勝か、それに近い成績を残すためには、ウェンツ自身が「プレスナップリード」を習得するしかないと思う。出来るか。

 幸い、と云うかなんというか、ライクが2年連続で同じQBを指導するのは、コルツ入団後、今回が初めてである。今オフはライクのQB虎の穴に入門して、「プレスナップリード」を死ぬ気で習得するしかあるまい。習得できなければ、サラリーのリストラか、来年のドラフト1巡でのQB指名という流れになると思う。ホントに正念場だよ。高額スターターか低額スターターかバックアップかの分岐点のオフになる。サインボーナスは無いので、カットしやすいし。

 まあでも、前にもちょろっと書いたけれども、平均的なQBというのは、こんなもんなのかもしれない。マニング、ラック、リバース、この20年間、コルツファンはQBに恵まれていただけに、ここに来て初めて、というか、20年振りに平均的なNFLファンのストレスを味わっているとも云えるのかもしれない。V9時代からの巨人ファンの原に対する感情みたいなもんか。

 あと、レシーバー問題に対しては、現行のレシーバー陣に対して不満はない。彼等に責任は無い。レシーバー問題を解決するためには、レシーバーのスカウト担当を代えるしかないと思う。それが誰なのか知らないけれど、それを代えない限り、ピットマンのような、あるいはキャンベルのようなレシーバーを連綿と獲得し続ける事になるだろう。

 エース級のレシーバーなんていうのは、オールプロ級はともかくとして、プロボウル級なら、ドラフト下位でも十分指名出来る。発掘できる。
 それこそ、今季跳ねたクーパー・カップとかさ、アダム・シーレンとかさ、かつてコルツに在籍したギャルソンとかさ、あのにっくきエデルマンとかさ、そうしてウェス・ウェルカー。あと、アントニオ・ブラウン。あれっ、オールプロ級もいるなあ。

 つう訳で、決して1巡上位必須のポジションではない。スカウトの目さえあれば、いくらでも補充できるポジションである。でも、それが無いと……。ちょうど、イヌがどれだけ人間の近くで暮らしていても、いつまでたっても靴を履くようにならないのと同じである。あるいは、サルが田植えをしないのと……。

 まあ、それはともかく、ドラフトの2巡中位はディープスレッドをお願い。それくらいは分かるっしょ。1巡指名漏れのバカっ速タイプでいいから。
 リーディングラッシャーがいるのに、プレイアクションが使えないのは、あまりにキツイ。いや、寂しい。折角、いいチンポ持っているのに、(以下自粛)

 ちなみに、このゲームは、ハイライトつうかハイダーク映像も見ていない、「ちょっと違うよ。」とかツッコまないよーに。ここに書いたのは、このゲームというよりは、今シーズンの感想でやんす。ご理解の程、よろしくお願い致します。

 以上、今シーズンの「コルツ罵倒コーナー」でしった。プレイオフに出たら、私のウェザー・リポートが大活躍したんだけどなあ〜。

 つう感じで、今季のコルツは悲しく終了した訳であるが、話はちょっと変わって、今シーズンのこのサイト、巻末コメントというか、最後の1行で「私は○○派」を続けてきた。最初は思い付きで「私はペプシ派」と書いたのであるが、その後ちょろちょろ続けていたら、面白くなってきて、「今シーズン完走」してみようと思い立ったのであるが、さすがに10週以降はキツかった。ウソは書いていないけど、無理矢理感ねじ込み感は否めなかった。

 で、掉尾を飾る最終週は、ちょっと前から用意していた「○○派」ネタの元祖にして横綱である。ご堪能いただきたい。何それ。

 あと、テイラー様、リーディングラッシャー、おめでとー。

                     私はミキちゃん派。2022/1/15(土)
Wildcard
Weekend
1月18日
ARI@LAR
11−34
 いや〜、寒いですね〜。夜、外を歩いていたら、寒さで頭がキーンってなった。また、缶コーヒーの冷めるのが、早いこと早いこと。

 って、そんな日本の厳冬とは何の関係もなく、NFLはワイルドカード・ウィークエンドである。

 まぁ、ぶっちゃけ、我らがコルツは、あーいうしょーもないプレイオフレース脱落をしたので、テンションはダダ下がりである。何気にイーグルスがプレイオフ進出しとるつーのが、また腹立つ。プレイオフに進出できるわ、ドラフト1巡は増えるわ、ウェンツの厄介払いは出来たわ、バラ色の2022年ですな。早速、仕置人に10両渡しといたわ。

 そのほか、プレイオフ進出組の顔ぶれを見ると、我らがコルツに負けているチーム、あるいはいい勝負をしたチームが結構プレイオフに進出していて、これも腹立つ。ビルズとかペイトリオッツとかナイナーズとかカージナルスとか、あるいはラムズとか。あと、レイダース。くっ。

 かと思うと、コルツに勝ったチームは進出していなくて、これも同じく腹立つ。シーホークスとかレイブンズとか。

 あと、今季コルツと対戦した訳では無いが、スティーラーズの9勝7敗1分けって。引き分けがモノを言うのは、日本のプロ野球だけじゃないんかーい。

 つー訳で、プレイオフに臨む気持ちは過去最低なのであるが、そうはいっても、ワイルドカード・ウィークエンドは、NFLファンにとって1年で最も楽しい週末の筈である。放っとく訳にもいかない。

 で、どのゲームをレビューしようかなーと物色したのであるが、結構いいゲーム、あるいは面白いゲームになると予想していたビルズ対ペイトリオッツは、まさかの大差。じゃあ、ロスリスバーガー引退興行でもレビューすっかと思ったら、こちらもまさかの大差。仕方ないんで、ウェークエンドの大トリ、カージナルス対ラムズをレポートしようと思いまーす。

 で、そのレポートの一行目は、今季恒例の、

 いや、お前、まだやってたんか〜〜〜い。

 ウィットワースの事です。とっくに引退してたと思ってた。コルツ戦で先発してたのは気づかんかった。っていうか、他のウィットワースかと勘違いしてたわ。まさか、元ベンガルズのウィットワースだったとわ。40歳って。ジョー・トーマスより年上やん。

 このウィットワースの他にも、ラムズには、ボン・ミラーとかベッカムとかソニー・ミシェルとか、能力的にはともかく、キャップマネジメント的に弾かれた選手が結構いる。そうして戦力になっとる。そもそも、スタッフォードも、そのカテゴリーだし、ラムジーも、ちょっと意味合いは違うが、かつてのチームからはみ出た選手ではある。さしづめ、「ロートル大作戦」といったところか。

 かつては、こういうチーム作りはレイダースや故レッドスキンズの得意としてきたところであり、そうして、おおよそ失敗してきたところでもあるが、ラムズは成功している。

 スーパーボウル制覇への近道というか、ほぼ唯一の道は「ルーキーQB大作戦」と相場が決まっていたものであるが、最近はちょっと風向きが変わってきた模様である。昨季のバッカニアーズも、かなり特別ではあるが、そういうトレンド、「ロートル大作戦」のチームであるし。ちょいと流れが変わってきたか。

 で、そういう「ロートル大作戦」の一人、ベッカムは、この日も順当な活躍。毀誉褒貶の激しい選手ではあるが、やはり実力は本物である。ルートランニングが素晴らしいのも勿論であるが、何より素晴らしいのは、その「手の遅さ」である。レシーバーというのは、ボールを捕る直前まで捕球態勢に入らないというのが基本とされているが、ベッカムは、ほんとギリギリまで手を出さない。カージナルスのA.J.グリーン、この日観戦に来ていた元カージナルスのフィッツジェラルドも同様であったが、現役では、この「手の遅さ」のベストはベッカムかもしれない。ほんとギリギリまで手を出さない。コーナーバックは、さぞかし守りづらかろう。

 今、私は、「ボールを捕る直前まで捕球態勢に入らないというのが基本」と書いたけれども、実際は、これは基本ではなく、最高技術である。
 フットボールに限らず、大概のスポーツの「基本」とされているものは、実際は「最高技術」である事が多いが、この「手の遅さ」も、そのひとつであろう。
 また、野球の内野守備では、「ボールの正面で捕るのが、基本」とされているけれども、これなんかも、実際は「最高技術」である。あらゆるボールを正面で捕球できるのなら、そりゃエラーしないよ。それが難しいから、エラーする訳である。
 「Mr.ファンダメンタル」と称されたダンカンは、実際は、「Mr.最高技術」なのである。


 まっ、そんな「基本」と「最高技術」はともかくとして、なんでベッカム獲らねんだよ〜〜〜。ベッカムがいたら、プレイオフ行けたよ〜〜〜。スーパーボウルが見えたよ〜〜〜。以上、一コルツファンの嘆きでした。

 同じく、ラムズのレシーバー、三冠王クーパー・カップであるが、こちらもさすがの動きだった。解説の森さんが指摘していた通り、最小限のステップでカットを切れるというのが最大の強みであろう。
 白人スロットレシーバーというと、コルツファンなら反射的に、ストークリーやコリーを思い出すであろうが、ちょっとタイプは違う。彼等は、マニングの絶妙のパスから、スピードでちぎるタイプであった。カップのようなテクニックは無い。

 同じく、ラムズのレシーバー、ヴァン・ジェファソン。ドラフト時、もう一人のジェファソンとして、私はちょこっと注目していたのであるが、この日は、同じくちょこっと活躍。やはり、ルートランニングはいい。

 そのほか、この日活躍したラムズの選手はというと、キャム・エイカーズ。2年目のRBということで、謂わばテイラー様のライバルでもある。ドラフト順位も52位と近い。テイラー様の次に指名されたRBである。意識してっかな。

 ただ、走りのタイプはテイラー様と違っていて、こちらは完全にテクニック派である。アジリティやクイックネスを活かすタイプである。この手のタイプは、どうしても股関節や膝、足首に負担がかかるので、ケガしやすい。その極端な事例がセキオン・バークリーであろう。で、このエイカーズも、御多分に漏れずアキレス腱をやってもうたようである。

 で、それが2021年の7月20日の事で、そこから半年足らずで驚異の現場復帰。前田智徳が泣くよ、そんなバカっ速で現場復帰したら。

 同じく、アリゾナのJ.J.ワットもケガからバカっ速で現場復帰しており、解説の森さんが大いに驚いていたのであるが、やってんな、アメリカスポーツ医学。いや、何やってのかは知らんけど、なんか怖いこと。

 それにちなんで、というか、話は変わってというか、私は思うのであるが、スポーツにおける人体改造はどこまで認められるのだろうかって事である。

 不謹慎な例えになるが、パラリンピックのスプリント競技で、明らかに健常者以上に速く走れそうな義足を付けている人がいるけれど、あれって、他のスポーツでも認められるのだろうか。まあ、勿論、パラリンピックのそれは、何らかのリミッター、レギュレーションがあるのだろうけど、リミッター抜きなら100メートル7秒台ぐらいで走れそうな気がするのだが、どうなのだろう。

 極端な話、下半身を4輪車にしてしまえば、100メートル3秒台も有り得んじゃねーの。「いやいや、これ、俺の肉体だから、俺の上半身とつながっているから、乗車している訳じゃないから。」と主張されたら、誰も反論できないだろう。

 あと、アーチェリー系の競技で両腕を機械化してしまったら、天候抜きなら、百発百中だろう。

 あと、脳にコンピューターを埋め込んで、将棋やチェスで……。

 いや、勿論、そんなもの認められないだろうけど、水泳選手が、指と指の間に水かきを縫い合わせちゃって、「いやいや、日常生活もこれだから、これが俺の肉体だから。」って主張されたら、やっぱり反論できないだろう。あと、足にヒレ付けたら。しかも、これらは、技術的にちゅうか、医学的には、十分可能そうだし。その反対は、殿馬がやってたしね。

 勿論、これらは、私の与太話だけど、今まで「ドーピング」といったら、「化学的な」ドーピングしかなかったと思うが、これからは、「物理的な」ドーピング、ちゅうか「機械的な」ドーピングも出てくるのではないだろうか。それこそ、遺伝子工学を用いれば、肉体だか機械だか、よく分からないものも製造できるだろうし。実際、人工筋肉ぐらいなら、もうすでに出来ていそうな気もするし。いや、もうすでに、アメリカスポーツ界では……。でも、体に金属的なものを埋め込んで、体重アップなんて、可能だよね、きっと。関節にマグネットコーティングとか。

 いよいよ、私がデストロン怪人になる日も近いか。やっぱ、ピッケルシャークかな。テレビバエはちょっと……。

 しょーもない与太話でゴメン。特にラムズファンとカージナルスファンの皆々様、ゴメン。

 お詫びという訳でもないが、カイラー・マレーの悪口を書いて締めたいと思う。

 このゲーム、第2クォーターで、自陣のエンドゾーンから、マレーは無茶投げして、ピック6を喰らってたけれど、このマレーに限らず、最近のQBはホント投げ捨て出来ないね。スマートに投げ捨てられるのは、今やブレイディぐらいである。

 まっ、それはともかく、マレーの処遇はどーすんでしょ。アリゾナの「ルーキーQB大作戦」は失敗しつつある模様。

 あと、ポール・ジョージが会場に来てたね〜。って、超久々のペイサーズネタ。

                     私は念仏の鉄派。2022/1/23(日)
Divisinal
Playoff
雑感  さて、ディヴィジョナル・プレイオフである。タイタンズ対ベンガルズは見逃し、残り3試合もウトウトしながら見たり見なかったりだったので、試合の内容の感想というよりは、3試合の結果についての感想をば。

 まずは、ナイナーズ対パッカーズであるが、これはパントブロック・リターン・タッチダウンという不運もあるけれど、真の敗因は、ナイナーズのロースコアゲームという戦略にお付き合いしてしまった事であろう。

 悪天候という事もあって、ロースコアゲームというナイナーズの戦略に、パッカーズは乗ってしまった訳だけれども、まあ、これはナイナーズの思うツボだし、ナイナーズに希望を与えてしまったと思う。
 勝利をもぎ取りに行くのだったら、ロジャースを中心にガンガンハイスコアゲームを志向すべきだったと思う。敵の戦略に乗らないというのは、勝負事の鉄則であろう。「敢えて乗って、なおかつ勝つ」という、謂わば横綱相撲もあるにはあるけれど、一発勝負では危険すぎる戦略というか信念だと思う。

 で、アーロン・ロジャースはどーすんのかな〜。このままパッカーズにいて、スーパーボウルというのはなかなかに厳しいと思う。現時点で、殿堂入り間違いなしだと思われるが、スーパーボウルは一度出場一度優勝のみ、初優勝時は、5回はともかく、3回ぐらいは優勝する皮算用だったと思うが、現実は厳しい。

 1度出場1度優勝だと、ここ最近のQBでは、ブリーズやフラッコーなみの実績という事になる。あるいは、ウェンツ、フォールズ。
 ブレイディは別格としても、マニングですら4度出場2度優勝だし、イーライは2度出場2度優勝(ともに対ペイトリオッツ、ここ重要、超重要。)、ロスリスバーガーは2度出場1度優勝。ラッセル・ウィルソンは2度出場1.99回優勝。ドラフト時のライバル、アレックス・スミスも、一応1度出場(フィールドに立ってはいないが、)。

 彼等と、肩を並べる、あるいは上まわる為には、もう一度出場もう一度優勝したいところではあろう。どーすんのかな〜。

 次は、ラムズ対バッカニアーズ戦。こちらは、前半ウトウトしていたら、後半バッカニアーズが怒涛の追い上げ。でも、最後は、ラムズがサヨナラFG勝ち。

 スタッフォードは男を揚げたね。おそらく、この10年間で最も負けたQBと最も勝ったQBの対決であった訳であるが、後述するが、最も負けたQBが最も勝ったQBに引導を渡した訳である。

 昨年のゴフとのトレード時は、「ライオンズ、ぼろ儲けじゃねーか。」と思ったものであるが、結果的にはラムズ大勝ち。おみそれしやした。見ている人は、ちゃんと見てるんだね〜。

 で、その最も負けたQBに負けた最も勝ったQBは、どーすんのかな〜と思っていたら、遂に引退発表するみたい。お疲れやんした。私が、NFLを見始めた頃からずっといた、というか立ちはだかってきたQBであるので、ある意味、マニング引退より感慨深い。結局、打倒ブレイディは果たせずじまいだったね〜〜。ペイトリオッツに、今季、痛快に勝ったから、まっ、いっか。

 で、おそらく1970年代生まれのNFLプレイヤーはもういなくなる。多分。思う。

 で、最後は死闘のビルズ対チーフス。まあ、こういうゲームは何を言っても仕方ないよね〜。最後にボールを持っていたのが、チーフスというかマホームズだったというゲーム。13秒残してしまったというのが、ビルズの敗因といったところか。

 で、ジョシュ・アレンは、どーすんのかね〜。勿論、引退する訳では無いけれど、おそらく、というか、はっきり今季がラストチャンス。で、結果はディヴィジョナル止まり。最高位は、昨季のカンファレンス・チャンピオンシップ。ラックと同じである。で、チームはゆっくり、ちゅうか結構なスピードで弱くなっていく。どういうキャリアになるのやら。

 つう訳で、大差の付いたゲームの多いワイルドカード・ウィークエンドとは打って変わって、観ていないタイタンズ対ベンガルズも含めて、全試合接戦。3試合がサヨナラFG。大トリは同点FGからのオーバータイムと、4試合すべて見た人はヘトヘトになった事であろう。ベン・ハーと七人の侍とスターウォーズとゴジラを4本立てで観るようなもんか。ウトウトしていた私は、ある意味正解か。

 で、この4試合の結果を見て、しみじみ思ったのは、フットボールにおける「接戦で逃げ切る事の難しさ」である。

 以前も、どっかで同じような事を書いた事があり、その正確な数字は忘れてしまったけれども、フットボールにおいては、残り5分で2ポゼッションなんていうのは、全然安心できないつー事である。ワンポゼッションなんて同点みたいなもんだし、3ポッゼション微妙、4ポゼッションでようやくやや安心ぐらいである。勿論、力やモメンタムに大きな差があれば、5分で2ポゼッションでも安心できるだろうが、そこに差の無いプレイオフでは、まず安心は無い。

 理由は二つあると思う。

 一つ目は、まず、「フットボールは、非常に点の入り易いスポーツだ」という事である。というか、得点しやすく設計されているスポーツだという事である。フォワードパスが認められている事、攻撃権が4回ある事、ゴールラインを僅かでも超えれば得点になる事等々が、それである。

 メジャーなスポーツで、最も得点しにくいのは、申す迄も無く、サッカーであろう。事実、1−0どころか0−0も非常に多い。極端な話、ペナルティーエリアにプレイヤーを全員配置してしまえば、まず失点はしないであろう。ゴールエリアは反則だったと思う。あれっ、ペナルティーエリア全員も反則か。

 で、実際、試合最終盤での逆転劇同点劇はほとんど無い。そういった意味では、「ドーハの悲劇」は、当時の日本のサッカーがどれだけ幼稚だったかという証左である。

 次に得点しにくいのは、野球であろう。ピッチャーに圧倒的なアドバンテージのあるゲームだからである。優秀なピッチャー、とりわけ、優秀なリリーフピッチャーがいれば、まず逆転は無い。3敗40セーブなんていうのは、ザラにある数字である。逆転確率は10%以下という事である。1998年の佐々木なんて、1勝1敗45セーブである。1997年は3勝敗38セーブ。1点差でも、楽々逃げ切れる。ヒット1本で1点みたいなルールに変更されたら、また違うかもしれんけどねえ〜。

 ラグビーが、フットボールと比べ、「得点が入り易い」かは、ちょっとよく分からんので、考察を省く。

 それなら、あらゆるスポーツで最も「得点が入り易い」、フットボール以上に「得点が入り易い」スポーツであろうバスケットボールは逆転が多いかというと、勿論、そんな事は無く、こちらは、その「得点の入り易さ」故に、逆転の少ないスポーツになっている。

 残り5分で20点差、すなわち7ポゼッションにするのは、フットボールでは難儀、少なくともNFLでは、まずお目にかかれないが、バスケットボールでは容易いだろう。つかまあ、第3クォーターでスパートをかけて、点差を付けちゃうというのが、強いチームの常套手段である。

 バスケットボールは、フットボールに比べ、試合終盤で得点差の付き易いゲームだと云えよう。今週のパッカーズ対ナイナーズのようなロースコアゲーム、というかロースコアゲーム的戦略の採りにくいゲームだと云える。

 勿論、残り5分で2ポゼッション、すなわち6点差だったら、どうなるか分からんが、強いチームはそういう展開に持ち込まないし、そもそもバスケットボールで残り5分で6点差は逆転勝ちとは云わない。

 バスケットボールの得点感覚だと、残り1分で10点差ぐらいが逆転勝ちの範疇であろうが、このへんから逆転するのは、バスケットボールでは、なかなか難しい。

 なぜなら、バスケットボールは、フットボールに比べ、ボールセキュリティが容易いからである。NBAレベルでなくとも、一定以上の力のあるチームだったら、24秒間ボールを保持するのは、そんなに難しいことではない。異常に厳しく、かつ巧妙なプレスを掛けられない限り、ボールを渡す事は、まずない。故に、ファールゲームがある訳だが、これが、まず奏功しない。成功したのは、大昔のニック・アンダーソンぐらいであろう。いや、あれはファールゲームじゃなかったか。

 という訳で、フットボールに比べ、ボールと時間をコントロールしやすいが故に、印象的な逆転劇が少ないのがバスケットボールであると云えよう。
 印象的な逆転劇として、パァと思いつくのは、デレック・フィッシャーの0.4秒ぐらいである。あと、レジさんとかね。

 そうして、この「ボールと時間のコントロールし易さ」、というか「ボールと時間をコントロールのしにくさ」が、フットボールにおける逆転勝ちの多さ、接戦での逃げ切りの難しさの二つ目の理由につながってくる。

 すなわち、フットボールは、他のスポーツに比べ、「コントロールできない部分が多い」である。

 まず、なにより「ボールが楕円形」である。その不規則回転がコントロールしにくい。まあ、プロならば、ある程度は予測できるであろうが、球形のボール(変な言い方)に比べれば、はるかに予測しにくい。

 その極端な事例が、今週のパッカーズ対ナイナーズの、結果的には決勝点に等しいプレイとなったパントブロック・リターン・タッチダウンである。パントブロックそのものは、コントロール出来る、というか、すべきであろうが、ブロックされたボールが誰の手に収まるかなんて事は、まずコントロールできない。まあ、最近のスペシャルチームは、そこまでコントロールしようとするのかもしれんが、普通に考えれば、それは運不運であろう。

 そのほか、コントロールできない要素としては「天候」がある。しかも、フットボールは、FGやパント、フォワードパス等々、「雨風」に左右されるプレイが多い。同じ屋外のスポーツでも、サッカーが、さほど「雨風」の影響を受けないのとは、対照的である。野球と同等か、得点に絡みやすいという意味では、野球以上かもしれない。

 そのほか、コントロールできない要素としては「審判の笛」などがあろう。

 そうして、こういったコントロールできない要素が、ターンオーバーからの失点を生むことになる。ターンオーバーからの失点は、サッカーやバスケットボールにもあろうが、少なくとも野球には皆無である。攻撃している時は、絶対失点しないというのが、野球というスポーツのひとつの特徴であろう。ちなみに、野球の応援をする時、私は、自軍の攻撃時はノンキに構えていて、守備の時はドキドキだった。必死に応援してた。敗北に近づくのは守備の時だからである。

 フットボールに話を戻すと、この「ターンオーバーからの失点」を恐れるが故に、通常は「リスクをコントロールして」攻めている訳であるが、試合終盤、追いかける展開になれば、謂わば、その「縛り」を解かれて、フットボール本来の攻撃力を取り戻す事になる。それが、今週のバッカニアーズ対ラムズだし、今週のビルズ対チーフスだった訳である。

 「フットボールの面白さ」にはいろいろな要素があるけれど、そのうちのひとつは、この「接戦で逃げ切る事の難しさ」、すなわち「得点が入り易い」と「コントロールできない部分が多い」がある。以前、「フットボールの面白さ」というコラムを書いたけれども、そこに、これらも追加だね〜。

 今週の雑感は、こんな感じかな。

 最後に、絶賛オフシーズン中のコルツネタをひとつ。

 ここ数年、オフ恒例の話題であったエバーフィルズのHC栄転話がついに実現した模様。ベアーズのHCで本決まりなようです。ご指導ご鞭撻のほど、ありがとやんした。ベアーズでの成功をお祈りしていやす。スーパーボウルで会いましょう。

 エバーフェルズ栄転は、ここ数年の話柄だったので、諦めが付くという訳でもないけど、仕方のない部分もあるが、なんと子飼いのコーチ陣も引き連れていく模様。主力選手を引き連れるっていうのは、さすがに無いだろうが、ちょいと打撃。

 まあ、元々、マクダニエル人脈の人だったので、バラードやライクと深いつながりがある訳では無く、ここも仕方なかろう。むしろ、この4年間勤め上げてくれたことに感謝したい。

 で、「エバーフェルズ栄転を機に、」という訳も無いけれど、ここらでカバー2を辞めてもいいかなとは思う。現状のコルツのオフェンス力にカバー2はちとキツイ。タンパ2ぐらいのタレント力があれば、話は別だけど、今もコルツ・ディフェンス陣のタレントで、今のコルツ・オフェンス陣をカバー2で支えるのは、ちとキツイ。もちっとキツメのディフェンススキーム、46系バディ・ライアン系に転向しても良いと思う。どうだろう。

                 ジョジョは第4部派。2022/1/30(日)
Conference
Championship
1月30日
CIN@KC
27−24
 はいっ、チャンピオンシップでやんす。

 まずは、アメリカンから。

 そうして、まずはバローについて。

 このバローとハーバートの、謂わば2020年1巡上位指名コンビのQBについては、いつか触れねばならないと覚悟していたが(んな大袈裟なもんじゃない)、遂にお披露目。

 じっくり見るのは、なんだかんだで、今回が初めてなのであるが、一口で云えば、「ジョー・クール」という事であろう。

 この「ジョー・クール」っていうフレーズも、すっかり手垢にまみれているし、バローが一体何代目かもよく分からないし、そもそも初代が誰なのかもよく分からない。映画やマンガに元ネタがあるのかしら。それとも、モンタナが初代?。

 まあ、「ジョー・クール」の語源はともかくとして、バローのプレイスタイルは、まさしく「ジョー・クール」そのものであろう。ウェンツさんのように「泡喰う」事もなく、どんな時でも落ち着いている。技術的には、唸るほど素晴らしいという程ではないけれど、この「落ち着き」はQBに、つうか優れたQBに必須である。特に、今季のコルツファンには身に沁みる。

 バローが優れたQBである事は、もはや異論の余地が無いと思うが、ただタイプ的にはマリーノやマニングのような爆発的な得点力を誇るタイプではなく、マネジメント型のQBではあろう。モンタナとかブレイディの系譜である。ちっ、勝者の系譜か。

 今、舌打ちしたのは私だけではなく、ここ数年のドラフト上位でQBを指名したチーム関係者、ファン、皆同様であろう。ラック以来の当たりだと思う。どの年に全体1位を入手できるかは、ホンット運だよね。しかも、その後を、かなり大きく左右する強大な運。どのチームとは云わないが、ご愁傷様。

 で、早速、2年目にスーパーボウル進出。2年目3年目は、まさしく狙い目だから、それ自体は驚かないが、目論見をそのまま実現するのは、こちらは運ではなく、まさしく実力である。優秀なヘッドコーチとコンビを組めれば、ベンガルズ王朝も夢ではないだろう。ザック・テイラーが、その器かは分からんが。

 ベンガルズ王朝二人目の注目選手は、勿論この人、ジャマー・チェイス。

 もはや、解説不要、パーフェクトなワイドレシーバーだと思う。ジャスティン・ジェファソンに体格を付け加えた感じである。

 でも、まあ、このジェファソンといいチェイスといい、ある時期に、同じ大学から、特定のポジションで、良い選手を量産するって、ままあるよね。ワイドレシーバーだったら、このLSU、ちょいと前のクリムゾン、大昔のマイアミみたいな。スカウティングが良いのか、コーチングが良いのかはよく分からないが、「大学買い」は有りだと思う。

 競馬の世界に、そういう言葉があるのかは知らんが、「厩舎買い」みたいなもんだね〜。

 で、そのチェイスの反対側はティー・ヒギンズ。こちらは、さすがにチェイス級ではないけれど、コルツファン、つか私的には因縁がある。あのピットマンのひとつ前で指名された選手だからだ〜〜〜〜。

 しかも、確か、トレードダウンして、ひとつ前でベンガルズにかっさらわれた選手なんだよね。確か当時、「同じようなタイプだが、ピットマンはより体格寄り、ヒギンズは運動能力寄り」と書いた記憶があるが、まさしくそんな感じ。今更、恨み言は云わんが、う〜む。

 そのほか、ベンガルズで気になった選手はといえば、決勝インターセプトを決めたボン・ベルかな〜〜。

 あるよね〜、そんな商品名〜〜。ってか、日本に「ボンベル」という名の喫茶店は確実に100軒ある。私は断言する。気になったとこは、それだけ〜。今調べたら、本名はヴォン・クリスチャン・ベルっていうみたい。クリス・ベルとかにすりゃいいのにね。いや、こっちも商品名っぽいか。「クリスチャン・ベル」だと結婚式場っぽいしな〜。難儀な名前。

 で、一応って訳でもないが、KCについても触れておくと、さすがに数年前に比べると、チーム力は随分と落ちている。まあ、当然だけどさ。

 マホームズがレシーバーを探すのに困っているいシーンも散見された。ヒルとケルシー以外、頼りになるレシーバーがいないのであろう。喫茶店「ボンベル」にインターセプトされたプレイが、ダブルチームされていたヒルへのパスだったというのは、その象徴だと思う。

 なんか、マホームズの契約をリストラするなんて報道もあったけど、その正当性や可否はともかく、その気持ちは分かるね〜。このままだと、例によって例の如くのパターンに嵌ると思う。っていうか、ハマっとる。

 んなとこかな。本日は2本立て〜。とりあえず、コーヒーブレイク。

                        トンカツは塩派。2022/2/1(火)
1月30日
SF@LAR
17−20
 ネスカフェエクセラ、楽しんできました。

 で、ナショナルである。カンザスシティとシンシナティという比較的地味(カンザスシティ&シンシナティ在住の皆さん、ゴメンナサイ)な都市の対戦だったアメリカンとは打って変わって、こちらはサンフランシスコとロスアンジェルスという、アメリカ的というか、世界的に有名な都市同士の対戦である。

 カンザスシティの方は球場が真っ赤っかであったが、こちらは同じカルフォルニア州という事もあって、赤と青が混在していた模様。赤と青のエクスタシー。まあ、カンザスシティの方は、オレンジが赤に溶け込んでいただけなのかもしれんが。

 都市的にも対照的な両カンファレンスであるが、QB的にも、ドラフト上位同士という、謂わば「スーパーボウルへの王道」対決だったアメリカンとは対照的に、ナショナルは移籍組同士の対決という、謂わば「スーパーボウルへの裏街道」対決と相成った。

 その対照性はともかくとして、ラムズとナイナーズという同地区同士の決勝である。しかも、カージナルスもプレイオフに参戦しているので、同地区3チームがプレイオフ進出、うち2チームが決勝進出、数理的に1チームがスーパーボウル進出って、どうなってんのNFC西は。マンモス西地区とは云えないよ(意味不明)。

 改めて考えてみると、2008シーズンにカージナルスがスーパーボウル進出して以来、14年間で、NFC西の4チーム全てがスーパーボウルに進出している。そんな地区他にないよ。AFC南なんて、2009シーズンのコルツ以降どこも出てねーし(トホホ)。って、調べてみたら、NFC南も何気に全4チームがスーパーボウル進出しとる。AFCは、それだけペイトリオッツに制圧されていたという訳か。

 って、それくらいしか書く事ないんだよね〜〜。この両チームについては、今シーズンそこそこ書いてきたし。

 ゲーム内容的には、左程語るべきところが無い感じ。両チーム実力伯仲していたと思うが、最後はネームバリュー分くらいの差が出た感じ。AFCも同様だけど、両カンファレンスともに、ほんの僅かだけど、実力が上回っているチームがスーパーボウルに進出してきたと思う。

 で、毎年恒例のスーパーボウル予想であるが、これはほんっっっと分からん。完全に実力伯仲していると思う。チームスタイルもよく似ているし。会場もロスアンジェルスなので、天候的な問題も発生しにくいだろうし。ちょいとした運不運が勝敗を分けるんじゃないかなあ〜〜。審判の笛も、最近はビデオ判定があるので、あんま運不運ないしね〜〜〜。ターンオーバーがどっちの手中に収まるかあたりが勝敗を分けると思う。あとは、この実力伯仲を覆す戦略戦術を用意できるかぐらいかな。あと、ケガか。

 あくまで、私はコルツファンなので、フラットな気持ちで今回のスーパーボウルを見る事になろうが、若いもんを気分良くさせるのも癪なので、ライオンズファンとともに、この10年間で最も負けた男スタッフォードを応援したいと思う。浪花節も、たまにはいいっしょ。

                     私はトルストイ派。2022/2/1(火)

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