インディアナポリス研究会コルツ部

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2021シーズン

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Week15 11月16日
PIT@IND
13−30
 欲しいよ〜、欲しいよ〜、ジョーダン・アディソン欲しいよ〜。欲しがりますよ、勝つまでわ。

 前回ご報告した通り、今週のコルツは土曜日トリプルヘッダーの第2戦なのであるが、私は、その土曜日の真っ昼間、ぐっすり寝て、このトリプルヘッダー、日本時間だと日曜日午前3時からの試合に備えた。

 んで、2試合続けて観戦したのであるが、さすがに3試合目はキツイ。体力的にはキツクないのであるが、精神的にキツイ。10時間近く、ぶっ通してフットボールは見れん。私も若くない。2試合目終了時点で寝た。落ちた。ブロンコス対ライオンズには、あまり興味も無かったしね。

 で、そのスティラーズ戦であるが、戦前の報道で知ったのであるが、なんと、ここまで対スティーラーズ、コルツは8連敗中なのだそうである。確かに私も勝った記憶が全然ないので、私の印象とも完全に一致する。

 スティーラーズとは同カンファレンス他地区なので、単純計算だと3年に一度、その他同順位対決があると、もうちっと対戦が増えるのであるが、8連敗というと、10年近く、もしかしたら10年以上勝っていないのかもしれん。私のスティーラーズ戦最後の勝利の記憶は、2004年とか2005年あたりの、あのマニングの絨毯爆撃が炸裂したゲームである。もしかして、あれ以来勝っていないんじゃねーだろーな。ちなみに、この試合はNHKBSで放送されてた。

 ラック時代も、勝った記憶が全然無いから、もしかしたら、ほんとにアレ以来なのかも。

 NFLに限らず、色々なスポーツカテゴリーにおいて、どっちかが黄金期、どっちかが暗黒期だと、こういう一方的な対戦成績というのも無くは無く、実際、今現在、ジェッツは対ペイトリオッツ15連敗中なのだそうであるが、コルツは、ここ数年はともかく、この20年間は、別に弱いチームではなかった、つか強豪のひとつ、21世紀第1四半世紀を代表するチームのひとつである。スティラーズと同等、あるいは、スティラーズより強かったと一応評価されているチームである。なのに、この対戦結果。呪い?。

 実際、同時期において、スティラーズと同等と評価されているであろうレイブンズやチャージャーズとの対戦成績はトントン、あるいは勝ち越している筈である。なんなら、ペイトリオッツとだって、トントンあるいは負け越している筈である。いや、これは大きく負け越してるか。

 なのに、何故にスティラーズだけに、こうも一方的に負け越す。相性?。呪い?。トラウマ?。

 1995シーズンの、あのトラウマもあるしのお。それとも、呪い。何の呪い。バンダージャッドの呪い。

 で、この話とは全然関係ないのであるが、今、この1995シーズンあたりの事をちょっと調べていたら、ウィキペディアの「1994NFLシーズン」の項目に気になる記事を発見。

 その「ルール改定」の欄に次の一文。

・タッチダウン後の「2ポイント・コンバージョン」が付け加えられた。ただし、「ディファンシブ・2ポイント・コンバージョン」は2015シーズンまで付け加えられなかった。そのため、2ポイント・コンバージョンあるいはエクストラポイントで、ディフェンス側がボールを得た際は、自動的にプレイ終了、「ノーグッド」扱いにした。

 つう事は、2015シーズンから、あの「ディファンシブ・2ポイント・コンバージョン」は成立するようになったっていう事なのね。みんな、知ってたの。知らないの、僕だけ。

 う〜む、だから、それ以前は「エクストラポイント時のリターンは認められていなかった」のか。

 ちなみに、更に調べてみると、2015年の12月6日に、ステフォン・アンソニーがキックブロックからのディファンシブ・2ポイント・コンバージョン、2016年の12月4日に、エリック・ベリー(懐かしい名前)が2ポイント・コンバージョンをインターセプトしてからのディファンシブ・2ポイント・コンバージョンを、それぞれNFLで初めて記録しているみたい。

 更にちなみに、その時、エリック・ベリーにインターセプトされたQBが、マット・ライアン。お前、あん時、放送席にいなかったっけ。現地の放送では、触れてたのかな。私が聴き取れなかっただけか。

 また、「ステフォン・アンソニーがキックブロックからのディファンシブ・2ポイント・コンバージョン」と私は書いたけれども、「おかしいな」と思った人もいるかもしれない。ところが、これが正解なのである。エクストラポイントのキックをブロックして、リターンタッチダウンすると、1点ではなく2点が加算されるのだ。すなわち、「ディファンシブ・2ポイント・コンバージョン」なのである。う〜む、ややこしい。1点を取りにいって、2点取られるパターンがあるのか。

 でも、このエクストラポイントをブロックしてリターンし始めた選手からファンブルフォースでボールを奪い返して、そのままエンドゾーンに駆け込んだらどうなるの?。2点入るの?。ややこしい。

 ま、それはともかくとして、肝心のスティーラーズ戦であるが、13−30で大勝利〜〜〜。永年、積みに積み重なった鬱憤を晴らしてくれました〜〜。ヤッターーーー。

 而して、その勝因はトルビスキー。

 久方振りに、実に久方振りに(ルーキー時以来かな。)トルビスキーのクォーターバッキングを堪能したけれども、みるみる思い出した。「そうそう、これこれこれ〜。」って感じ。このドタバタした感じ。常に泡食ってる感じ。この常にテンパってる感じ。これぞ、トルビスキーのクォーターバッキングである。みるみるうちに思い出してきた。

 ブライス・ヤングの評で、私は「落ち着き過ぎている」という悪口を書いたけれども、このトルビスキーは、ちょうどその正反対で、この「落ち着きの無さっぷり」こそが彼の持ち味であろう。つか、決定的な弱点であろう。常にドタバタしている。

 ケニー・ピケットがいかなるレベルのQBかは、私は全然分らないけれども、ピケットだったら、あるいは、QBがトルビスキーじゃなかったら、スティラーズに勝ちの目の十分あったと思う。トルビスキー様、本当に有り難うございました。あなた様のおかげで、うちのコルツは勝たせて頂きました。

 そのトルビスキーは、試合最終盤2ミニッツ前に引っ込められちった。この時点では、2ミニッツ直前とはいえ、2TDs差だったので、通常は先発QBを下げる状況ではない。懲罰交代というよりは、なんか完全に「諦められた」って感じの交代ではあった。

 本人もサイドラインで絶望していたようだったし、さすがに「キャリアエンド」かな。それくらいの酷い出来だった。

 全体2位で指名されたQB、すなわち、その年のドラフトのトップで指名されたQBだったというのが、今となっては不思議なくらいの出来ではあった。

 ちなみに、この年のドラフト、全体1位で指名されたのがマイルズ・ギャレット。全体10位、すなわち2番目に指名されたQBはパトリック・マホームズパトリック・マホームズ。大事な事なので2度書きました。全体12位、すなわち3番目に指名されたQBは、デショーン・ワトソン。

 ベアーズは、あんまり言い訳出来んな。QB指名っていうのは、スカウティングは勿論大事だけれども、ある程度、「運不運」の要素も強い。ちょうど、1巡上位の指名権を持っている年に、誰がエントリーしてくるかは、ある程度は「運」だからである。自分たちが狙っている選手がエントリーする年に、ワザと負けるという手も無くは無いけれど。
 カイラー・マレーの年かジョー・バローの年かは、完全に「運」だものね。ニュートンの年かラックの年かはともかくとして。

 でも、この年は言い訳出来んな。

 私は、何度か書いているけれども、「QBは、我慢して使え」派なのであるが、このトルビスキーに関しては、あんまし「我慢して使え」とも云いづらい。それくらい、1年目からのドタバタ感は酷かった。どっちが我慢できるかといったら、あの伝説のバスト、ジャマ―カス・ラッセルの方が、まだ我慢できる。少なくとも、身体能力的には、無限の可能性があった訳だし。それこそ、ジョシュ・アレンの比ではない。まあ、あの当時のアル・デービスの辞書に「我慢」という2文字は無かったろうけど。

 また、トルビスキーの経歴の経歴を今ちょっと調べてみたら、やっぱしカレッジでの先発経験が1年しかないんだよね。がっつり3年先発すれば即成功という訳ではないけれど、先発経験1年というQBの上位指名は危険だよね〜。このトルビスキーのクォーターバッキング、というか「ドタバタ感」を見ていると、それを強く感じる。

 逆に、という訳でもないけれど、最近、例のブロック・パーディを筆頭に、ドラフト下位&外のQBが結構活躍している。で、まあ、そういう選手つうのはバージェントのとこでも書いたけれども、当然の事ながら、大学時代の先発経験は豊富である。つか、アーリーエントリーされない、つうか、出来ない選手だから下位指名&外な訳なのである。

 で、今、パーディの大学時代を調べてみたら、がっつり4年間スターター。46試合先発・アテンプト1467。ちなみに、トルビスキーの大学時代は13試合先発・アテンプト572。

 まあ、先発経験だけが全てだとは云わないけれど、とりあえず「ドタバタ感」は無くなると思う。あるいは、薄まると思う。NFLのQBスカウト担当者は、パーセルズの金言を常に念頭に置くべきであろう。

 つう訳で、トルビスキー様のお陰で、スティラーズに苦節8連敗の末、我らがコルツは大勝利できたわけであるが、まあ、これは勝因って程の事でもないけれど、今回久方振りにスティラーズのゲームを見て思ったのは、なんつーかこう、パッカーズの戦評でも同じ事を書いたけれども、「そこはかとなく弱くなってる」である。

 まあ、仕方ないよね、10年どころか20年、いや30年40年ずう〜〜〜〜〜っと勝ち続けているチームなのだから。20年以上前ならともかく、ドラフト制度&サラリーキャップ制度が完璧に機能している、ここ10年20年くらいのNFLでは、10年勝ち続けると、何となく弱くなってしまう。「そこはかとなく弱くなってる」。

 パッカーズの戦評でも同様の事を書いたけれども、なんつーか、全体的に選手の動きが悪い。選手全員が、もっさりしてる。選手全員の基本的な運動能力が低いって事なんだろうけど、これは仕方ないよね。前も同じ事を書いたけれども、ドラフトは、1巡だけではなく、2巡以降も下位なのだから、この差が結構デカい。1巡4位、2巡4位(すなわち36位)、3巡4位(すなわち68位)、以下続く、というチームと、1巡27位、2巡27位(すなわち59位)、3巡27位(すなわち86位)、以下続くというチーム、1年くらいならともかく、5年、ましてや10年続いたら、戦力的には大きな差がついてしまうであろう。まして、NFLは「若さ」のリーグである。NBAやMLBより、ドラフトの価値は高い。そこに、サラリーキャップ制度、それもハードキャップなのだから、そりゃ弱くなるよね。

 実際、スティラーズの過去20年のドラフトを調べてみると、10位以内は、2019年のデヴィン・ブッシュの10位のみ。ほとんどが20位以下で、最後の一桁順位は2000年8位のプラシスコ・バレスまで遡らねばならない。つまり、21世紀に入って、一桁順位での指名は無しって事である。あえて名前は名前は出さないが、しょっちゅう10位以内を引いてる、あんなチーム、こんなチームとはえらい違いである。コルツだって、この間、一桁順位はちょこちょこあるしね。

 ちなみに、スティラーズの全体1位での指名は1970年の、あのハゲ茶瓶、もといテリー・ブラッドショーまで遡らなければならない。実に53年前。もしかしたら、この間、トレードダウンがあったのかもしれないけれど、実際に指名した全体1位は、とりあえず、これのみである。

 更にちなみに、ここから遡ると、一桁順位は無論のこと、全体1位もちょろちょろあるのだけれど、当時はチーム数も違うし、ドラフト制度自体が現行と異なっているかもしれないので、論評は差し控えたい。

 まあ、そのスーパーボウル時代以前はともかくとして、この50年間、非常に安定して勝ってきたチーム、それがスティーラーズなのである。この間、我らがコルツが何度全体1位を引いたかなんて、恥ずかしくって数えられない。調べたくもない。

 ちなみに、そのスティーラーズの初めてのドラフトは1936年(!!!)の事なのだけど、この初めてのお使い、ならぬ、初めてのドラフト、全体3位でビル・シェイクスピアっていう選手を指名している。シェイクスピアって。いるんだね、そういう人。かなり重い名前だよね。シェイクスピアとかモーツァルトとか。いるんだろうけど。究極のキラキラネームだよね。まあ、カフカもいるしな。ニュートンは、別に重くないけどさ。自分と同じ名前が世界史レベルの有名人だと、ちょっと面倒くさいよね。マイケル・ジョーダンていう名前だと、バスケットボールはやりづらいよね。
 でも、モーツァルトっていう名前だと、「音楽が嫌い。」って言いづらいよなあ。あと、シェイクスピアっていう名前だと、やっぱし学芸会の時、脚本を書かされるのかな。

 とまあ、そんな戯言はともかく、上記のように、安定した強さを誇ってきたスティーラーズであるが、そうは云っても、現行のドラフト制度&サラリーキャップ制度は超強力なので、上記のように、やはり「そこはかとなく弱く」なってきている。それでも、コルツ戦敗戦後でも7勝7敗だけどな。

 でも、我らがコルツも、もしも、あの時、マニングが怪我をせず、コルトのままキャリアを終えていたら、マニングのキャリア終盤&引退後は、こんな感じになっていただろう。「あれっ、なんか、なんとなく弱くね。」みたいな。

 現状のペイトリオッツも、さすがにゴマカシが効かなくなってきたもんな。

 そういった点も考え合わせると、20年以上、つか50年以上勝ち続けているスティーラーズは異常と云わざる得ない。畏るべしは、ルーニー一族である。

 で、そのルーニー一族に雇われた数少ないヘッドコーチの一人、マイク・トムリンであるが、さすがに「潮時かな」とも思う。何気に、単独チームでのヘッドコーチとしては、ベリチックに次ぐ長期政権である。アンディ・リードが、彼等より先、1999年にイーグルスのHCに就任してるけど、途中でチーフスに転向しているので、そこはちょっと違う。

 そうして、トムリンは、ベリチックやリードほど、高く評価されていないけど、この間、ほとんど弱かった時期もないし、ポスト・ロスリバーガーの時代でも、プレイオフ争いには加わっているのだから、隠れた実力者といって良いと思う。もっと評価されて然るべきヘッドコーチだと思う。少なくとも、黒人ヘッドコーチとしては、ダンジーと同格、あるいは、それ以上だろう。

 まあ、勿論、上記したように、スティーラーズという非常に優れたオーガニゼーションあってのトムリンだから、そこは差っ引いて評価すべきだろうが、それでも、もうちっと賞賛されて然るべきヘッドコーチだと思う。

 もっとも、ここで、私は「賞賛されて然るべき」と書いているけれども、私の知らないところで、きっちり評価されていたり、あるいは評価されていなかったりするのかもしれない。そこは」、NFL南地区のファン、遠い遠い日本のファンの見解という事で、許してね。

 つっても、2007年シーズンからなので、今季で、もう丸17年。就任時84歳だったババアが101歳、あるいは死んでいる歳月である。マンネリ感も無くは無い。

 でも、調べてみたら、過去16年間で負け越しが一度も無いのな(!!!!!)。イーブンが2012年2013年2019年の3回のみ。スティーラーズのオーガニゼーション云々もあるけれど、これは、やはりトムリンの功績でもあるだろう。ベリチックにしてもリードにしても、負け越しているシーズンはあるからね。何気にスゴイ記録だと思う。

 しかも、年齢もまだ若いから、次のヘッドコーチの口も十分あるだろう。スティーラーズ以外で、どういう采配を振るうのかには、ちょっと興味がある。

 ただ、問題は、トムリンを辞めさせられるかっていう点である。

 ライクについて書いた時、私は、「ライクは、『クビ』って言いやすい顔だ。」みたいな事を書いたけれども、トムリンは、逆に「クビ」って言いにくい顔だよね。超言いにくいよね。

 あの顔で、グラサンかけて、応接室にいたら、ゼッテ―「クビ」って云えね〜〜。

 実際、ここ数年のスティーラーズでは、これが問題になっているのかも。「誰がトムリンに『クビ』って言うか問題」。

 球団社長に厳命されて、編成部長が「クビ」って言い渡そうとして、応接室に入る。

 トムリン:………。
 編成部長:…………。
 トムリン:………。
 編成部長:いや、来季もお願い致します。

 「いや、云えねえって。言えねーよ。あんたが言えよ。」って泣きつく&逆キレする編成部長。

 で、就職情報誌に「トムリンに『クビ』といえる人」が年俸1000万ドルで募集されたりしていたり。

 でも、あの手の顔って、案外いい人だから(この種のマンガの黄金パターン)、「クビ」って言い渡したら、「はい。畏まりました。」って、あっさり了承したりすんだよな。

 さて、コルツに話を移すが、このゲームは、上記の通り、トルビスキーの大活躍、もとい一人相撲の取組、もといゲームだったので、コルツサイド的には、あんまり話す事は無い。でも、いくつか。

 まずは、マット・ガイさん。

 先週の記事で、「早くも正念場」みたいな事を書いたが、その結果はというと、FG3/5、XP3/3。

 そんなたいそうなものではないけれど、時系列的に追うと、


 まずは1本目。56ヤードのFGを外す。

 56ヤードであるし、ゲーム開始当初なので、外す事自体はそんな問題でもないだろうが、本人的にはショックだったようで、サイドラインでは、かなり落ち込んでた。顔面蒼白みたいな感じであった。やはり、先週の「成功無し」が尾を引いているのだろう。先週、1本でも決めていれば、ここまで落ち込んではいなかったと思う。「こんな日もあるさ」程度だったろう。


 2本目。XPを決める。

 久々の成功。自他ともにホッとしたろう。私も液晶画面の前でホッとした。


 3本目。前半終了間際にXPを決める。

 もう大丈夫か。自信回復か。でもまだ、FGは決めてない。 


 4本目。敵陣18ヤードでのターンオーバー直後のタッチダウンからのXPを決める。

 よし、もう不安なし。でもまだ、FGは決めていない。 


 5本目。その次の攻撃シリーズでの29ヤードのFGを決める。

 よし、もう安心だ。チームMVP候補復活。


 6本目。31ヤードFGを決める。

 よし。この試合の勝利も見えた。


 7本目。43ヤードを外す。

 がぁ〜〜〜〜ん。自信再崩壊か。


 8本目。42ヤードFGを決める。

 試合終了間際だったし、勝敗もほぼ決していたので、私は席を外してた。もしくは、インターネットで他のサイト等を見てた。故に、ガイがどんな調子だったのかは不明であるが、まずは一安心であろう。


 つな感じなのであるが、スタッツ的内容的には結構微妙な結果ではあろう。「自信回復」は次戦持越しといったところか。


 でもまあ、こういうのを見てっと、今まで何度も何度も書いてきた事であるが、このポジションはしみじみメンタルだよなあ。それしかないと云って良い。メンタルだけのポジション。メンタルだけのプレイであろう。メンタル度で云えば、サッカーのPK、PK合戦より上かもしれない。あっちは、キーパーがいるから、多少の言い訳が出来るしね。あくまで、「多少」だけど。こっちは、完全に自分だけだもんだなあ。言い訳出来るとしたら、「風」くらいだもんなあ。それも、屋内球場だと無くなるし。

 バスケットボールのフリースローも似たようなところはあるが、バスケットボールの場合は、得点の多いスポーツだから、その価値は、FGやPKに比べれば、かなり薄まっているとは云える。それでも、ニック・アンダーソンみたいな犠牲者、あるいは被害者は生まれるけれど。まあまあ、本人が悪い、へたっぴと云ってしまえば、それまでだけどさ。

 以前も同じような事を書いたけれども、ノーウッドは、よく蹴ったよね。私だったら、確実に気を失う。そして、おしっこ、じゃー。失神&失禁、それ以外の解決策が思いつかん。

 でも、そう考えると、改めて思うが、ヴィナティエリは凄いよなあ。こんなお仕事、24年もやってたんだもん。常に「クビ」と隣り合わせの仕事を24年間続けられたっていうのは、それだけで偉業だよ。しかも、引退の理由は「老衰」だし。畏るべき「メンタル」の持ち主といってよいだろう。

 ヴィナ様の場合は、ドーデモイイ所は気楽に外していたので、そういう「メリハリ」みたいなのも大事なのかもしれん。ずーーっと決めてたら、息が詰まっちゃう。

 そういった諸々を考え合わせると、ラテン系向きのポジションなのかもしれない。万事真面目なゲルマン民族とかには向いていないポジションなのかもしれない。ヴァンダージャットよりヴィナティエリという事か。

 そういった意味では、新教徒より旧教徒向きのポジションだともいえよう。勿論、この場合の新教徒旧教徒は、あくまで一般的なイメージなので、ややこしい宗教談義は吹っ掛けてこないよーに。丁重にお断りいたします。

 前後裁断、明日は明日の風が吹く、過去も未来も無い男向きのポジションなのだろう。

 話は変わって、RB陣。

 ザック・モス君がケガで途中退場しちゃったので、その後のRBは新参者二人体制。で、それぞれに活躍。

 まずは、タイラー・グッドソン。11キャリー・69ヤード。

 外を好むタイプと見た。そういった意味では、チェンジ・オブ・ペースという訳でもないけど、プレイスタイル的には、テイラー様と組ませたいタイプ。テイラー&タイラーも有りか。
 「いや、お前、ザック・モスを残したい。」とか言ってたろとツッコまれそうであるが、「それはそれ、これはこれ」(私の大好きな言葉)。ザック・モスの明日はどっちだ。

 もう一人は、トレイ・サーモン。こちらは17キャリー・88ヤード。

 元々、実力者だし、さすがの出来。本来、このクラスの選手というのは、どのチームに行っても即先発が務まる力を有しているのであるが、そこは昨今のRB市場不況。どうしても弾かれちゃう。

 つか、RBというのは、「昨今」に限らず、いつでも、そういうもんなのかもしれん。大昔、コルツ・トリプレッツのうち1人を、キャップマネジメントの関係で、リリースしなければならなくなった時、速攻でエッジさんが選ばれたのも、同じ理由。

 いつぞやにも書いたけれども、RBの場合、上位レベルと下位レベルで、実力的にはともかく、スタッツ的には大きな差が無いので、コストパフォーマンスの面で、どうしても弾かれやすい。「平均獲得ヤード4,8」と「平均獲得ヤード3,8」じゃ、1ヤードしか違わないのだもん。仮に1試合30キャリーさせたとしても、30ヤードしか差がつかない。それだと、よほどの実力差が無い限り、後者を選んじゃうよね。トレイ・サーモンの明日はどっちだ。

 こんな感じかな。

 という訳で、8勝6敗。プレイオフピクチャーの7位にしぶとく居座っておりやす。

 ただまあ、ブラウンズとベンガルズに負けているので、ワイルドカードよりは地区優勝の方が蓋然性は高いかもしれない。

 んで、AFC南地区戦線はというと、タイタンズが脱落、残る3チームが、いずれも8勝6敗で並ぶという、NFL関係者が泣いて喜ぶような展開。ただし、チーム関係者&ファンは、楽しいのか辛いのかは微妙。

 コルツ的には、ジャガーズの転落待ちなのであるが、そのジャガーズの残り3試合は、バッカニアーズ、パンサーズ、タイタンズ。パンサーズとタイタンズは、「むしろ負けたい」チーム。う〜む、厳しいか。でも、そういうチーム相手に負けちゃうのがNFLなんだよね〜。

 で、来週というか今週というか、第16週は、ベンガルズvsスティーラーズ、ブラウンズvsテキサンズのカードが組まれてる。コルツファン的には、どっちを応援すれば良いのかが分からん。どこが勝っても、困る。プレイオフレースだねぇ〜。

                     2023/12/24(日) クリスマスに苦しみます。
Week16 12月24日
IND@ATL
10−29
 この12月、近所の商店街で「歳末福引券」を配っていた。都合6回引けるくらい溜まっていたのだけれど、抽選日を過ぎていた。そうして、不快な気持ちだけは残った。実質的に損をしてる訳ではないが、損した気分になるって事があるよね。

 ちなみに、昨年は同じ福引で「500円商品券」が当たっている。う〜〜ん、悔し〜い。

 んな戯言はともかくとして、コルツ第15戦のレポートに取り掛かりたい訳であるが、その前に、前回の記事の補足、というか余話。

 前回、スティーラーズのドラフト歴について書いていた時に、スティーラーズの初めてのドラフト1巡選手、ビル・シェイクスピアについて軽く触れたのであるが、なんとはなしに検索してみると、なんとウィキペディアに記事があった。

 いやまあスゴイよね。確かに、第1回目のNFLのドラフトでピックされた選手だから、完全な「ただの人」ではないけれど、後述するが、プロ入りはせず、その後は平均的なアメリカ人として生涯を終えている。
 そういう、謂わば「ただの人」の事跡もしっかり、ウィキペディアあるいはインターネット上に記載されている。古代中国人、司馬遷や班固のような人達が夢見た「歴史」が、コンピューターの力を得て、実現しようとしている。

 で、そのビル・シェイクスピアさんであるが、そのウィキペディアに記載されいる事跡を、ここにざっとまとめると、フルネームは、William Valentine Shakespeare。

 「ビル」というニックネームから予想できる通り、本名も「ウィリアム」、すなわち、あの「ウィリアム・シェイクスピア」と同じである。いや、これ、命名者は完全に狙ってんだろ。何らかの「意図」があるだろ。日本で云えば、「夏目」という苗字の人に、「金之助」とか「漱石」とか付けちゃうようなもんだぞ。あるいは、「森」に「林太郎」とか「鴎外」。

 で、そういう名前なので、当然「イジラレ」てはいるみたい。「メナスの商人」とか、例の 「to be or not to be」とかでね。

 フットボールのキャリアとしては、ノートルダムでハーフバックをしていた選手で、1935年のバッカイズとの「世紀のゲーム」にも出場しており、そこで、試合終了間際に決勝の逆転タッチダウンパスを投げている。その直前のプレイで、QBがランで負傷退場して、そういうプレイになったみたい。

 このゲームは、前半終了時0−13からの、所謂「グレート・カンバック」なので、「世紀のゲーム」と云われているみたい。

 その1935年シーズン、ビル・シェイクスピアは、ランのみならず、パスやキックオフリターン、パント(!!!)でも活躍して、なんと第1回のハイズマン・トロフィーで第3位の得票を集めている。

 さっき、「ただの人」とか書いちゃったけど、フットボール史的、少なくともカレッジフットボール史には「ただの人」じゃないかもね。ゴメンナサイ。つか、第1回のハイズマン・トロフィーって、第1回のNFLのドラフトと被ってるんかい。示し合わせたの?。

 新聞・雑誌をはじめ、テレビはもうちょい後であろうが、ラジオも含めて、所謂「マスコミ」がスゴイ勢いで勃興している時代なので、その「マスコミ」の申し子であろう「スポーツ」も、スゴイ勢いで勢力拡大していたのだろう

 で、その年の活躍を評価されてであろう、上述の通り、1936年のNFLの第1回ドラフト会議で、スティラーズ、当時のピッツバーグ・パイレーツから全体3位で指名されている。

 ただし、当時は怪しげな仕事であったであろうNFLとは契約せず、卒業後はシンシナティ・ゴム会社に就職している。

 ただ、当時は第2次世界大戦突入の時代なので、ビル・シェイクスピアは陸軍に入隊、バルジ大作戦へも参加(参戦?)しているみたい。

 第2次世界大戦終了(勝利?)後は除隊し、シンシナティ・ゴム会社に戻り、なんと「プレジデント」にまで出世している。日本の企業とは会社組織が多少異なっていると思うので、「プレジデント」が、そのまま日本の所謂「社長」に相当するかまでは不明であるが、いずれにせよ「出世」した事には違いないであろう。

 その後、1974年、61歳で永眠。二人の息子がいるみたい。

 カレッジフットボールで大活躍したり、「社長」にまで登りつめたりと、なかなか華やかな経歴ではあるが、スポーツで頑張り、第2次世界大戦に参加し、製造業に従事するという意味では、20世紀前半の典型的なアメリカ人だとも云える。名前は、かなり「特殊」だけどな。

 また、経歴的世代的には、所謂「サイレント・マジョリティー」の一人、その典型とも云えるかもしれない。また、「豊かなアメリカ」を支えた一人だとも云えるし、「古き良きアメリカ人」の一人だとも云えよう。勿論、所謂「判ってくれない大人」として、一定の批判はあるだろうが。

 そういった世代論はともかくとして、「カレッジフットボールでの大活躍」とその「名前」を除けば、広い意味では「ただの人」ではあるだろう。でも、そういう人の事跡を、死後50年後に、地球の裏側で、あっさり知る事が出来るって、先にも書いたけど、ほんとスゴイ時代になったよね。司馬遷の夢が実現した。

 さて、補足はこれくらいにして、コルツ話である。

 負けちった。

 対戦相手のファルコンズは、試合前の段階で6勝8敗のチームだし、ポスト・マット・ライアンという事で、フランチャイズ・プレーヤーも分からない状態だったので、「勝てっかなあ〜。」と油断してたら、負けちった。それも完敗。

 でも、「ファルコンズのゲームを見るのも久しぶりだし、ライアンもディオン・ジョーンズもいないし、知ってる選手はいないなあ。」なんて思いながら見てたが、さすがに知ってる選手はいた。いやがった。バド・デュプリーとかビージャン・ロビンソンとかカイル・ピッツとか、さすがに「知ってる選手」はいた。あと、ジェイク・マシューズは、まだやってたんだなあ。ちょっと驚いた。で、今調べてみたら、キャリア10年ほぼ皆勤賞。隠れた名選手である。いや、隠れちゃいないか。

 あと、「なんちゃってジェファソン」、あるいは「もうひとりのジェファソン」ことヴァン・ジェファソンもいたな。

 あと、「まだやってて、驚いた」と云えば、カライス・キャンベル。いや、お前、まだやってたんかい。御年37歳、16年目、現役バリバリ。

 このカライス・キャンベルに限らず、意外にパスラッシャーは息長いんだよね。フリーニーやマシスもダラダラやってたし(そういえば、フリーニー様はファルコンズにも在籍してたね。)、ジェリー・ヒューズはまだやってるし、ジャスティン・ヒューストンも引退はアナウンスしてないみたいだし。

 そういった意味では、「気が付いたら、辞めてる」ポジションの代表格であろうCBやRBとは対照的ではある。一見すると、CBやRB同様、運動能力至上主義的なポジションのように見えるが、意外に「技術と経験」のポジションなんだよね。故に、「遅咲き」の選手も散見するしね。不思議なポジション。

 エッジラッシャーの長命問題はともかくとして、先に挙げた、「知らないようで、やっぱり知ってた」ファルコンズの面々の活躍により、コルツ完敗。

 先に名を挙げた選手で、目に付いたのは、やっぱりカイル・ピッツかな。「いい、いい」という評判は聞いてたけれど、さすがの出来。コルツのヘッポコTE陣とはえらい違い。ピッツを見た後、アリー=コックス見ると、泣けてくる。ハンドが全然違う。まあ、グランソンとか、後述するが、マローニーは、それなりに頑張ってるけどな。

 我らがコルツの敗因はいうと、脳震盪プロトコールのピットマンもそのひとつであろうが、それより何より、今回は、これまで避けてきた、つうか様子を見ていたミンシュー君の悪口を書きたい。

 言いたい事は色々あるが、なんつーか、コントロールが悪い、それもプロレベルで悪いというのでは全然無く、ベタな意味で、素人的な意味でコントロールが悪い。

 よくマニングが「『掌一つ分』でコントロール出来る」なんて言われたりもしていたが、ミンシュ―のそれは、マジで「畳1枚分」。もう日本的な表現しちゃう。「畳1枚分」のコントロールしかねーよ。それも、30ヤード40ヤードの距離での「畳1枚分」なら、ある程度許せるが、つーか、それも許せないけど、実際、マニングは、その距離でも「掌一つ分」、絶好調時は「掌半分」でコントロールしていたが、ミンシュ―君の場合は、10ヤードの距離、それこそ、スラントやクロスで「畳1枚分」。

 だいたい、「上ずる」。それが典型的に現れたのが、タイタンズ戦での2ポイント・コンバージョンでのアレ。5ヤード程度のパスで上ずっちゃてんだもん。そうしてインターセプト。

 次に多いのが、所謂「逆リード」。折角いい感じで、スラントなりクロスなりを走っても、「逆リード」で台無し。捕ってもRACが出ないし、下手すりゃドロップ。今季のコルツが、いい感じでスクリーンが決まらないのも、主にこれが原因。コールが当たっていても、ミンシュ―君のコントロール、つかコントロールの無さで台無し。

 あとまあ、ピットマンの隠れた特技RACが出なくなったのは、「相手に読まれてる」からだと、何週か前に書いたけれども、もうとつの要因は、ミンシュ―のコントロールであろう。コントロールの無さであろう。

 私のNFL観戦歴ン十年で明らかに「最もコントロールの悪いQB」。もしかしたら、もっとコントロールの悪いQBがいたのかもしれないけれど、コントロールの良し悪しは1試合2試合では分からない、ある程度継続して見ないと分からない、たまたまその試合調子が悪かっただけとも云えるからだが、ある程度、試合数を見た中では、明らかに「最もコントロールの悪いQB」、それがガードナー・ミンシュ―君である。

 少なくとも、コルツの歴代先発QBの中では、断トツで「コントロールが悪い」。マニングやラック、リバース、ライアンあたりとは比較の対象にもならないし、ブリセットやウェンツとも比較にならない。2011シーズンに先発した面々、これは忘れちった。

 ミンシュ―の「コントロールの悪さ」は、少年野球のコーチに「ミンシュ―君、ボールはちゃんと相手の胸に向けて投げよう」とか諭されちゃうレベル。

 でも、そんなミンシュ―でも、ここまで曲がりなりにも8勝7敗、うちミンシュ―君先発で6勝5敗。私の分からない「良い所」があるのであろう。

 でも、今季は、各チーム、こんなのばっかだよね。キャンプ段階で先発を予定していたQBが、4プレイ欠場男のロジャースを筆頭に、軒並み消えている。残っている方が珍しいくらい。10チームくらいしかないのじゃないだろうか。ファルコンズもハインニッキだったしね。

 先発QBにシーズンアウト級のケガが集中するいう意味では、結構珍しいシーズンではある。私のNFL観戦歴ン十年では初めてのことかもしれない。ちょっと思い当たらない。なんだかんだで最も保護されている、過保護といってもいいポジションだしね。ほんと珍しい。

 その他だと、先にちょろっと書いたウィル・マローリーかな。この試合に限らず、ここ最近ちょろちょろ活躍し始めたので、ここらで言及したい。

 とも思って、ドラフト時の自分の記事を読み返してみたら、同じマイアミ大学出身という事でショッキ―に比していたけれど、さすがにショッキ―とは、少なくとも現時点では、比較にならない。入れ墨もしてないみたいだし。

 比較対象は、それはもうはっきりジャック・ドイル。ジャック・ドイル2世。タイガーマスク2世。ルパン三世。

 運動能力的体格的にも、よく似ている。ただし、ハンドはこっちのが良さそう。大きく化けてくれれば御の字であるが、化けてくれなくとも、タイトエンドは、このマローリーとグレンソンの二人体制でいいんじゃない。アリー=コックスは、もう見切りをつけてくれ〜。ごく稀に、いいとこで捕るから、活躍してるような感じだけど、全体的には全然ダメである。もう三十路だし。来季も契約残ってけど、もうカットでいいんじゃねーの。アリー=コックスとは、先が見えない。

 んな感じかな。んで8勝7敗。プレイオフピクチャーには7位でしぶとく居座っておりやす。

 で、そのプレイオフレースであるが、ブラウンズとビルズは決まりっぽい。順位的にも勢い的にも。

 で、残り1枠、あるいは南地区優勝の1枠を加えたら、その2枠を、南地区の3チームとベンガルズとスティーラーズの5チームが争っていて、南地区の3チームには、ワイルドカードの他に、地区優勝という「裏ルート」が残されているといった感じ。レイダースとブロンコスにも、現時点でも可能性は残されているけど、ちょっと厳しそう。

 コルツ的には、直接対決でスティラーズに勝ち、ベンガルズに負け、ジャガーズに2戦全敗、テキサンズに1勝&最終戦といった様相。勝ち星で並ぶのは、スティラーズなら良いが、ベンガルズ、ジャガーズの猫さんチームにはダメといった様相。テキサンズとは最終戦次第。ビルズとも並ぶ可能性は無くは無いが、こちらの計算はややこしいので省きます。ブラウンズとは、勝ち星的に並ぶ可能性はまだ残っているが、直接対決で負けているので、抜く事は出来ない。

 つう感じなので、どう転ぶかは全く分からん。計算すれば、何らかの結果、あるいは予想は出せるであろうが、さすがにめんどい。

 つかまあ、現時点で7位という事は、要するに残り2戦2勝しちゃえば、プレイオフ決まりという事である。で、その残りがレイダース&テキサンズ。なにこれ、トラウマ、嫌がらせ。

 そう、一昨年はこの状況から、レイダースとジャガーズに2戦2敗して、ウェンツ君がオサラバ、そうして翌年のライク途中解任の遠因となった訳である。
 しかも、一昨年は、この両チームのどちらかに一つ勝てば、それで良かったのに、まさかの2戦2敗。しかも、ジャガーズはドラフト全体1位、すなわちリーグ最下位チームなのにもかかわらず、である。ウェンツ&ライクの首が飛んだのも致し方あるまい。

 でも、そう考えると、スケジュール的には似ているが、一昨年とはちょっと様相は異なる。あと、今季は、ここまで全体的にツイているというのもある。今週、なんとはなしにスティーラーズ対ベンガルズの一戦を見ていたのであるが、あれルドルフがコルツ戦に出場していたら、スティーラーズが勝ってた、すなわちコルツが負けていたと思う。アブナイアブナイ。

 スティーラーズにどんな事情があったのかは皆目分からないが、トルビスキー殿をコルツ戦に先発させてきたのは、コルツにとって、勿怪の幸いというか、これ以上ない幸甚だったと云うべきだろう。

 そのほか、ペイトリオッツとも、ペイトリオッツの調子最悪の時に対戦できたし、タイタンズ戦でのパスインターフェアなど、今季のコルツはツイている事が多い。いや、これ行けるか。行けますよ。

 そういえば、先週の記事の最後に、「クリスマスに苦しみます。」なんていう老人ダジャレを書いてしまった。タイプしている時、イヤな予感もしなくはなかったのであるが、そのまま勢いでアップしちゃった。したら、この結末。このクリスマス。正確には、クリスマスイブだけど。
 私自身も、この日は何かとツイてなかったし、こういう事は書くものじゃないのお。ダジャレの誘惑に負けちった。

 以上、本年のコルツ関連のアップはこれにて終了で〜〜す。次週は、実家にいるので、アップは出来ましぇ〜ん。本年も、皆様ありがとうございました。よいお年を〜〜〜。アディオス!!!!!!。なにそれ。

 あっ、あと「打順」の続きは、本年中に、もう一発アップする予定です。悪口だらけなので、年末年始のお屠蘇気分にはそぐわないかな。

                   大晦日&元旦は苦しみません。2023/12/29(金) 

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