Week17 | 12月31日 LV@IND 20−23 |
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。 実家でテレビを見ていたら、新一万円札等々の肖像変更のニュースが放送されていた。 この手の新札関係の報道を見る度に毎度思うのであるが、「一万円札は聖徳太子だろうが〜〜〜」。 以上、昭和の叫びでした。 いやマジで、一万円札は聖徳太子でしょう。聖徳太子を超える偉人は日本にはいないでしょう。ぶっちっぎり第一位だよ。対抗馬すら思いつかない。ギリギリ卑弥呼。 つう訳で、一万円札は聖徳太子、五千円札は卑弥呼。これ固定。無限固定。永久固定。 福沢諭吉とか夏目漱石みたいな、しょっぱい男を肖像にしていたから、景気悪くなるんだよ。聖徳太子にしてみ。高度経済成長期再来だから。バブル再来だから。 以上、キャッシュレス時代に逆らう男、バブルの叫びでした。 つう訳で、年末年始は帰省していたのであるが、特にやる事もない私は、酔狂にも、千葉県一周鉄道旅行を敢行した。 鉄道旅行っつても、ただ電車に乗っているだけなので、観光地巡り的な事はな〜〜んもしとらん。「鉄っちゃん」みたいな、「乗り鉄」みたいな旅である。なお、私は鉄道には全然興味が無いので、勘違いしないよーに。 で、千葉県一周を敢行した訳であるが、そこで初めて気づいたのであるが、千葉県の鉄道網は意外にも合理的に出来ている。内房線外房線等々を上手く配置して、県内のどの土地からも無駄なく、あるいはイライラする事なく移動できるようになっている。 例えば、同じ関東でも、神奈川県だと、東西の移動は、東海道線、小田急線で不満無く移動できるのであるが、南北の移動は意外に不便である。例えば、伊勢原市と平塚市は隣接しているけれども、これを結ぶ鉄道は無い。まあ勿論、横浜市周辺の鉄道網は完備されているが。 一方、千葉県は、県内に万遍なく鉄道が敷設されていて、非常に合理的である。これだけ合理的に鉄道が敷設されている都道府県は案外珍しいのではないだろうか。 東京都も、山手線周辺は、地下鉄も含めて、もちろん充実しているけれども、西の方に行くと、案外不便だったりする。妙な遠回りを強いられる。 東西に充実、あるいは南北に充実していても、東西南北に充実している都道府県は案外少ないように思う。もっとも、電車や道路というのは放射線状に敷設配置するのが普通だから、端の方を補う環状線的なものが無いと、こういう事態になりやすいのかもしれない。それこそ、クモの巣のように万遍なく糸を張り巡らせればよいが、予算の都合等々もあって、なかなかそうもいかない。例えば、関東だと、山手線、武蔵野線の他に、もう一回り大きな環状線、木更津と小田原あたりを結ぶ鉄道があれば便利だと思う。まあ、もっとも、端の方は、すなわち「田舎」なので、主な交通手段は「自動車」になるのだろうが。 さて、その非常に合理的に敷設されている千葉県の鉄道に乗って、私は千葉県をぐるり一周してきたのであるが、なんつーか、そのほとんどの土地が、つか、全ての土地が全然観光地化されてねー。おもてなしの心、皆無だよ、あいつら。 これだけ、各地方自治体、つーか国を挙げて「観光観光」叫んでるこのご時世に、千葉県民、全然、観光客を迎える気ねー。折角、旅行しているのだから、お土産のひとつも買おうかと思っていたのであるが、どこにもお土産売ってねー。しつこく探せばあるのかしれんけど、少なくとも駅の売店には無かった。つか、駅の売店自体が無かった。 房総半島には、成田山新勝寺を除いて、有名な神社仏閣が無いので、観光地化しづらいという側面もあるのだろうが、にしても、である。 千葉県の先っちょの方、安房のあたりなんかは、海は壮大だし、断崖も迫力満点で、湘南あたりの海とは格が違うので、上手く観光地化すると、大袈裟に云えば、日本のマイアミになる可能性も秘めていると思う。ディズニーランドを誘致しても良いであろう。また、豪奢な別荘を多数建築して、貧乏人お断りの、富裕層向け高級リゾート地にするのも面白かろう。 でも、そんな事は全然しない。する気配すら無い。 まあ、冬の旅行だったので、夏に行けば、また別の賑わいがあったのかもしれないけれど。でも、冬たって、年末年始だよ、観光シーズンだよ。あれはねーわ。 でも、何故か、駅舎だけはこじゃれてんだよね。全ての駅舎が。でも、駅自体は全然こじゃれてない。プラットフォームの舗装がめくれちゃってる。穴ぼこだらけ。手すりも錆びだらけ。昭和生まれなので、この言葉は使いたくないけど、「ザ・昭和」って感じ。 なんだろ、千葉県庁が音頭とって、「駅舎おしゃれ化計画」でも遂行したのかしら。でも、駅自体がボロいので、全然意味がない、価値が無い。まさに、お役所仕事って感じ。私だったら、駅全体をきれいにして、駅舎はむしろ、そのまま残す。ニューレトロみたいな感じかな。ま、これはこれで、「いい味」出してるとも云えなくはないが、究極の「ニューレトロ」かもしれん。逆にな。 つう感じで、安房のあたりは全体そんな調子なのであるが、上総あたりになると、単純に鄙びてる。「未開発」というよりは「無開発」という感じ。耕作放棄地が目立つ。冬の旅だったので、そう見えただけで、秋の旅だと、「鈴なりの稲穂」なのかもしれんが、パッと見は「耕作放棄地」である。 また、成東や東金、銚子といった、そこそこ知名度のある、つか高校野球的に有名な土地の駅もヒドイ。都心で暮らしている人の感覚からすると、とても市庁舎のある地の駅には見えない。成東駅なんて、「みんなで利用しよう、成東駅」なんて看板が立てられちゃっているのだもの。いやまあ、自動車が主な移動手段の土地なんだろうけどさ。 つう感じで、千葉県全体の印象は、「未開発」というか、「無開発」である。発展する気が全然感じられない。ヤル気が見えない。もしかしたら、関東で最もイナカなのは千葉県じゃないかとすら思ったくらいである。まあ、北関東もあんま行った事ないけどさ。でも、それぞれ有名観光地があるからな。あっ、茨城は無いか。 なんつーか、折角の鉄道網が台無しといった感じである。 どうして、こんな事になっちゃたんかなあとつらつら考えてみたのであるが、その一つの要因としては、その鉄道網の多くがJR、すなわち旧国鉄だったというのも大きかろうとも思った。実際、千葉県で唯一発展している地域といっていい船橋や柏は東武線沿線である。 すなわち、ただ鉄道を敷くだけでは街は発展しないという事である。始発駅に百貨店や大型商業施設を作り、全ての駅にスーパーマーケットを作り、まあコンビニはともかくとして、終着駅には大型遊戯施設を作り、自前の不動産会社を作って、沿線を開発分譲しないと、街は発展しないのである。 私はかつて、西武線沿線で暮らす人から聞いた事がある。「僕なんて、堤義明の贅沢を支えるために生きてるようなもんですよ。毎日の買い物は西友とファミリーマート、大きな買い物は西武百貨店、たまの遊びは西武園遊園地。まあ、ライオンズファンじゃないけど、堤義明に貢ぐためのだけの人生ですよ。沢口靖子の下着(ピーーー)。完全に囲われてんですよ。」。 まあ、「堤義明に貢ぐためのだけの人生」は言い過ぎかもしれないが、鉄道会社におる沿線開発としては、西武鉄道のそれは、ほぼ理想的といっていい事例であろう。やり過ぎ感も無くは無いが。ライオンズとファミリーマートは無くても良いかもしれん。 あっ、そうそう、千葉県の大手私鉄としては、東武線の他に、もうひとつ、京成線があるが、これは諸事情で「迷走」した私鉄といってよいであろう。 例えば、ディズニーランドも、もともとは、西武園遊園地のように、成田駅、つうか成田空港近くに大型遊戯施設を作ろうとしていたのであろうが、「なんか参考になれば、」とディズニーに大型遊戯施設について聞きに行ったら、「いいじゃん、いいじゃん、なんなら、ディズニーランドを作っちゃいなよ」とウォルトに西海岸のノリで迫られ、気が付いたら、「ディズニーランドを作ってた」、のではないだろうか。 しかも、成田が、ああいう状況に陥り、気が付けば、舞浜、つか浦安という、京成線とは縁も所縁もないところに「ディズニーランド」を建設。間接的にはともかく、直接的には京成電鉄にはメリットは無し。 もし、普通に、成田空港が建設され、「成田ゆうえんち」が開園されていたら、京成線の状況も今とは違った形になっていたのではないだろうか。ちなみに、かつては京成線沿線に「谷津遊園」があったよね。覚えてる人いる?。 以上、京成線とディズニーランドの話は私の妄想、あくまで私の妄想だけれども、「当たらずとも、遠からず」だと思う。 つう訳で、「A列車で行こう」的な事をしないと、鉄道沿線の街はなかなか発展しないのだと思う。ただ、鉄道を敷けば、街が発展する訳ではない。種をまくだけでははダメなのである。水をやらないと。 千葉県の惨状(?)を見ると、そう思う。もっとも、だからといって、それを怠った国鉄を責める訳にはいかない。国鉄の場合は、その組織の性質上、私鉄のように、沿線の開発分譲に資金を回す訳にはいかないからだ。そんなところに資金を回すくらいなら、「オラが村にも電車を引いてけろ」、となってしまう。で、その言われるがまま、電車を引いて、今えらい事になっている訳であるが。 あと、千葉県が「無開発」な理由として、もうひとつ考えられるのは、「工場が誘致しにくい」という側面もあるだろう。大きな幹線道路が無いからである。工場というのは、要するに、材料を買って、加工して、商品にする所である。故に、幹線道路か、それに代わる流通手段がないと、どうしても商売が成立しにくい。輸送流通が効率的に行えないからだ。県の中央を東名高速、国道1号線、国道246号線が突っ切る神奈川県とは、そういった意味でも対照的である。 もっとも、これは千葉県に限らず、半島、伊紀半島とか朝鮮半島とかバルカン半島とかフロリダ半島とかの多くの半島に皆共通の事象なのではあるが。幹線道路が通らないので、どうしても開発が遅れがちになる。 とまあ、千葉県の無開発について、ちょっと書いてみたけれども、こんな事を書くと、私は千葉県の無開発を嘆いているように思われるかもしれないが、そんな事は全然無い。むしろ歓迎している。私は「開発分譲」という言葉が大っ嫌いな人間なのだ。不動産屋、ぶっ殺す。 千葉県はこのまま、というか、もっと原始化して、あのじゃまくそなゴルフ場も全部ぶっ壊して、狐や狸、兎が駆け回る草原を回復して欲しい。東京都のすぐそばに、そんな草原があったら、痛快ではないか。それが出来るのは、「無開発」の千葉県だけである。神奈川じゃ、もうダメだ。 っていうのが、年末年始の私のある日の一日だったのであるが、それ以外は何をしていたかというと、大晦日&元旦は、「酒場放浪記」と「孤独のグルメ」を見てた。 だいたい、これは私のここ数年の年末年始の恒例行事(?)であって、特に「酒場放浪記」はもう5年以上、これを見て所謂「年越し」をしている。吉田類の顔を見ながら、年を越すというのもあんまりではあるが、今年は日比麻音子が可愛かったので、これを赦す。 ちなみに、「酒場放浪記」は、最近はいいお店ばっかり行ってるから、つまらんよね。日比麻音子には、ヒドイところに行かせて欲しい。それは見る。録画する。永久保存する。案外というか、やっぱり馴染みそうだけどな。 で、もひとつの「孤独のグルメ」であるが、これも毎年ちらちら見ていたのであるが、今年は、元旦、12時間近くやってた。オッサンがひとりで飯を食うだけの番組を元旦に12時間近く放送するって、遂に日本の放送文化もここまで来たかって感じである。感無量。 テレビ東京といえば、20年くらい前、いや30年くらい前かな、年末年始は大型時代劇特番とかいって、全20時間くらいの時代劇を10時間づつ2日間に分けて放送していたように思う。「徳川家康」とか「西郷隆盛」とか、そんなような奴。 でも、「孤独のグルメ」って、あの1/100どころか1/1000くらいしか製作費(タレント料込み)がかかっていないと思う。しかも、そもそも再放送だし。でも、たぶん、数字は「孤独のグルメ」の方が上なんだろうな。う〜む。芝居って、いったい。ドラマって、いったい。 しかも、その視聴者のほとんどが、このオッサンの役名も芸名も知らないんだろうな。セリフは、ほとんど独り言、ないし心の声だもんな。井の頭五郎と松重豊。う〜む、芸の道は奥が深い。真っ暗闇といっていい。 で、ちょっと思ったのであるが、原作の久住昌之がいくらか原作料を貰うのは当然であろうが、作画の谷口ジローの方には、何らかの報酬があるのだろうか。オープニングでその漫画が使われていたけれど、アニメと違って、実写ドラマの場合、原作漫画の作画担当には、何らかの報酬を得る権利は発生するのであろうか。かつての「柔道一直線」とか「愛と誠」とかね。「画を使っている訳ではないから、お前には何も払わん」という主張も通るような気がする。正当性があると思う。 ちなみに、原作の久住昌之は、かつての梶原一騎よろしく、同じような漫画を色々なマンガ家に描かせて、ボロ儲けしている訳であるが、この「孤独のグルメ」の作画「谷口ジロー」には賛否があるらしい。 私も、どちらかと云えば、「否定派」。試みとしては面白いかもしれないけれど、やっぱ久住の原作に谷口ジローの画は要らんよね。ちなみに、私の好きなこの手のマンガ第一位は、もち「食の軍師」。力石リスペクト。もうひとりの力石リスペクト。天丼をエビから食べる男リスペクト。 久住の原作には、やっぱ当然の事ながら、泉晴紀のヘタッピな画だよな。谷口ジローだと、上手すぎる、というかマジメ過ぎる。 で、ちょっと思ったんだけど、谷口ジローの最大のヒット作って、もしかして、この「孤独のグルメ」なの。「事件屋稼業」もヒット作ちゃあヒット作だけど、そのドラマ化(映画化されてはいる)が元旦に12時間放送されるレベルじゃないからなあ。あの実力者の谷口ジローの最大のヒット作が、よりによって「孤独のグルメ」とは。う〜む、マンガの道は奥が深い。真っ暗闇といっていい。 こんな風な書き方をすると、私が谷口ジローファンのように思われるかもしれないが、そんな事は無い。嫌いではないけど、好きなタイプでもない。私は、マンガ家に限らず、芸術家には「才能」のみを求めるので、こういう「努力型」は、あまり好きではない。芸術の世界は、「才能特化型」しか認めないといってよいくらいである。 で、一番嫌いなのが、「才能」が全く無いにもかかわらず、「才能」がある体に見せかけるタイプである。その筆頭が浦沢直樹、そのほか井上三太とか、色々いるだろう。そもそも大嫌いなので、この手のタイプはあまり知らん。無いものとしている。 それと似たタイプとして、「才能」が全く無いにもかかわらず、周囲が「才能」があるように思っているタイプというのがある。丸尾末広とか花輪和一とかつげ忠男とか、所謂「ガロ系」に、このタイプは多い。まあ、これは本人の問題ではなく、それこそガロの読者の問題なので、当人たちを嫌っている訳ではないが、「才能」が無い事には変わりはない。 芸術は才能の世界である。 とまあ、こんな事を考えながら、年末年始を過ごしていたら、あの大地震。被災者の皆様、心よりお悔やみ申し上げます。 で、コルツの事は全然考えてなかったと言ったら、ウソになるが、まあ、千葉県一周鉄道の旅の途中に、1,2回考えた程度である。 という訳で、うまい具合に、情報遮断に成功して(これが案外ムズイ)我が家に帰れたので、御自慢のゲームパスで、結果を知らずに、楽しんだ。勝った。良かった。 勝因は、最後のFGの時のファウルかな。あの蹴り直しが、結局決勝点になったので、大きかったと思う。また、マット・ガイ改めマット・ゲイ(現地発音準拠型)にとっても大きかったと思う。これで完全復帰と見た。 今季は、こういう風に要所要所で「ツキ」がある。これが何より大きい。 他に書く事は無いのであるが、レイダースのQB、岡野くんについて触れておくか。 なんか今季は、こういう見た事もない、そうして今後見る事もなさそうなQBが次から次へと出てくるな。 で、その岡野くんであるが、「オコネル」って、現地では「オカーノ」って発音すんのな。初めて知ったわ。生まれて初めて知ったわ。語末のLLが日本人の私には聞こえないってだけだけどさ。 で、そのオカーノであるが、もう完全に「ファーストターゲット・ガン見型」。この型というと、あの懐かしのフィッツパトリックなどが挙げられるが、その最高の成功例は、申す迄もなく、カート・ワーナーである。 この手のタイプの特徴は、「自ら判断をしない」、その代わり、ミッションは何が何でもやろうとする「任務貫徹型」なので、良くも悪くもOC次第となる。デザインまで含めたOCのコール次第となる。それが上手く嵌ったのがカート・ワーナーであり、マイク・マーツとの出会いは、まさしく両者にとって「幸福な結婚」であった。 岡野くんはいいお嫁さんと出会えるかな。婚活しなきゃ。 試合内容についてはこれくらいにして、とにかく勝った。これで9勝7敗。現在プレイオフピクチャー第7位。という事は、最終戦に勝てば、「プレイオフ進出決定」な訳であろうが、本国公式ホームページのプレイオフピクチャーを見ると、そのプロパビリティーが、「勝てば99%」「負けても1%」になっとる。 いや、なんなの、このそれぞれの1%の意味が私にはさっぱり分からないんだけど。勝っても行けない場合があるの?、負けても行ける場合があるの?。私には、その可能性が全然分からん。それぞれの数字の横に、ちっちゃい矢印があるけど、これに意味があんの?。 まあまあ、その計算方法はともかくとして、とりあえず、勝てば、ほぼプレイオフ、負ければ、ほぼ今季終了な訳ではあろう。つまり、プレイオフ同様という訳である。わ〜〜い、プレイオフが1試合多く楽しめるぞ〜。ってバカ。 で、肝心の「勝ち目」であるが、テキサンズがどんな調子かも全然分からんし、何よりミンシュー君が抜群の不安定っぷり、所謂「安定して不安定」を見せつけているので、何とも予想が出来ん。 普通にやったら負けそうな気もするが、先にも書いたように、今季は、要所要所で「ツキ」に恵まれているので、案外勝てるかもしれん、たぶん、きっと、もしや、あわよくんば。 って、そんな事より何より、この試合は、いつの間にか、土曜日ゲームになっとるーーーー。最終週は、一斉スタートじゃなかったんか〜〜い。 あやうく見逃すとこだったぜ。土曜日ゲームなら、リアルタイムで観戦できるのだ。 準備万端で応援しよう。GO、COLTS!!!! 散財しちった。2024/1/27(日) |
Week18 | 1月6日 HOU@IND 23−19 |
ちと風邪ひいてます。寝込むほどじゃあないんだけど、軽い頭痛と関節痛、ちょっと鼻水といった感じ。んな訳で、おかしなこと書いちゃったら、ゴメンね。おかしなのはいつもの事か。 でもまあ、風邪気味を押して、学校行ったり会社行ったりするのは、昔からちょっと好き。最後までガンバって、「耐えちゃったもんね。」って奴。最近は迷惑がられるのかな。「バイ菌、まきちらかすな。」って。 でも、ちょっと風邪気味くらいの方が、いい仕事できるつうのはあるよね。大昔、大学生の頃、英語のテストの時に、軽い風邪、というか軽い肺炎気味くらいのそこそこの重症の無理を押して、学校に行った事がある。「入学試験」ではなく、「期末試験」だけれど、それを落とすと単位を失うので、無理して登校した。電車の中はフラフラだったなあ。 で、そのテストは返却されなかったから、何点取れたかは分からないのであるが、その英語の講義の成績は「A判定」だった。ちょっと風邪気味くらいの方がいい仕事できるよね。ピンチの時は、私の超人心臓が動き出すのだ。まあ、大学の成績なんて、大概「A判定」だけどさ。 マイケル・ジョーダンのアレじゃないけど、「風邪を引いたくらいじゃ、パフォーマンスは落ちない。むしろ増す。」というお話でした。 で、コルツ最終戦。敗戦。プレイオフ進出ならず。がびーーーん。しくしく。 ゲーム全体としては、「なんとはなしに強くなってる」テキサンズ相手に終始押されていたのであるが、テイラー様の個人技で同点に持ち込んだ。 で、前回の記事にも書いた通り、「あとはここで今季恒例の『ツキ』があれば、勝てるかも。」と思い出した矢先に、テキサンズがXPは外す。「キタキタキタキターーーーーー」と興奮したが、結果は、グッドソンのドロップ、あるいはミンシュ―君のパスミスでゲームセット。チャンチャン。 勝敗、つうか今季を決するプレイを、シーズン終盤にPSから上がった選手に託すというのも、意見の分かれるところであろうが、ただコール自体は当たってた。レシーブしてれば、楽々ファーストダウンだったろう。 グッドソンのハンドにも問題があると云えば云えなくも無いが、結局はミンシュ―のコントロールミスだと思う。どっかの記事で書いたけれども、このコントロールの悪さがミンシュ―君の全てであり、そのミンシュ―に今季を託したのが今季のコルツの全てだったと云えよう。そういった意味では、あの最後のプレイは、今季の象徴だったとも云える。 つか、なんで、あのフラットパス一つ決められねんだよお。あそこで、逆リードって。あんなの、それこそロジャースやマホームズだったら、楽々決めるのみならず、一発タッチダウンにもっていけるような、見事なリードボールを投げんだよ。それがプロだろうが。 それこそ、マニングなんか、手を出したところにボールが落ちてくんだよ。俺でも捕れる、というか、捕ってしまう、捕らざる得ないパスを投げんだよ。 こんな事を書くと大袈裟かと思われるが、大昔、マニングとヴィック様御一行がジャパンボウルで来日した際、試合前か、試合前日だかの練習で、マニングが素人相手にパスを投げてた。 その素人というのは、新聞記者だかチーム関係者だかで、典型的なアメリカ人のオッサン体型。そのオッサンが、ルートランニングとはとても呼べないが、ドタドタ走って、手を出すと、そこにマニングはボールを落とすのである。もう百発百中。オッサンが転んだら、転んだところにボールが落ちてくんじゃないかつうぐらいのコントロール。これがプロだろうがよーーー。 まあ、マニングは特注品なのかもしれないが、あの程度のフラットパスは決めてくれよ。百発百中で決めてくれよ〜。逆リードは無いだろうが。 でも、仕方がない。ミンシュ―君はバックアップQBだから。 そもそも、残り6分6点差なんて、QBの見せ場じゃんよ〜〜。おいしいとこじゃんよ〜〜。 こんなシーン、大概のQBなら逆転サヨナラタッチダウン+XPだよ。ヒーロー誕生だよ、チヤホヤが待ってるよ〜。 大概の先発QB、キャリア5年以上あって、プロボウルに1回ぐらい選ばれた事のあるQBなら、8割方逆転サヨナラタッチダウンだと思う。そんなに難しいミッションじゃない。ほんと、オイシイ場面である。多くのQBにとっちゃ、ローリスク・ハイリターンのオイシイ場面である。 「8割なんて、大袈裟だ」という声もあるかもしれないが、本来QBが得点に専心すれば、それくらいの確率で得点、タッチダウン出来るものである。 では、何故、通常のオフェンスの成功率が8割に遠く及ばないかといえば、それは申す迄もなく、ターンオーバーのリスクを考慮しているためである。ターンオーバーのリスクを軽減するために、オフェンス力を低下させているのである。所謂「無理をしない」である。なぜなら、ターンオーバーは即失点につながる確率が高いからである。 故に、2ポゼッション3ポゼッションリードしたら、まず「無理をしない」し、逆に、試合終盤でリードされたら「無理をして」攻めに行くであろう。この試合の残り6分6点差なんていうのは、その典型である。こういうシーンで、インターセプトやファンブルリカバー等々のターンオーバーで試合が終了する事が多いのは、これの裏からの証明であろう。 で、そういうシーン、一般的な先発QBなら8割方、得点ないしタッチダウンできる。実際、相手のQBストラウドは、この直前ドライブ、多少「無理して」もタッチダウンが欲しい場面であったが、見事、というかしっかりタッチダウンしてる。 でも、ミンシュ―君は出来ない。なぜならミンシュ―君はバックアップQBだから。 ここでタッチダウン閉めが出来るのならば、そもそもジャガーズが手放していない。ローレンスを全体1位で指名していない。ミンシューでは厳しいと判断したから、全体1位でローレンスを指名した訳である。 今季は、このミンシューに限らず、所謂「バックアップQB」というのを、それこそイヤっていう程見てきたけれど、結論としては、「まあやっぱりバックアップはバックアップだよね」って事である。今までのNFLでも、バックアップQBがパートタイム的に活躍する事は、ままあったので、「スターターとバックアップの間には、そんなに大きな差が無いのでは」と思わん事も無かったが、この疑念に関しては、はっきり結論が出たと思う。モンタナとスティーブ・ヤングみたいなの、あるいはブレイディみたいのも、無くは無いけれど、それらは特殊な例外と捉えるべきであろう。スターターがバックアップに回ってた例外的なチームというべきであろう。 まあ、実際、今季のプレイオフ戦線を見ても、プレイオフに残ったチームは、キャンプ段階で先発を予定していたQBが怪我しなかったチームばかりだしね。怪我しちゃったチームは軒並みプレイオフ落選である。 で、今シーズンは、そのバックアップQBをイヤって程、見てきた訳だけど、私の見た限りでは、「先発で使っても良いかな」って思ったのは、バージェントとブローニングくらい。それも、積極的に使いたいというよりは、消極的起用といった感じ。他にいなければ、くらい。ルドルフも結果を残したけれども、あれもスティーラーズというオーガニゼーションあっての話だから、他のチームだとちょっと厳しいかな。 で、彼等以外のQBはイヤ、無理。メンバー表に名前を書くのも躊躇われるレベル。その一人がミンシュー君である。 でも、そのミンシュー君も、今季は一応「先発して7勝6敗」という結果は残している。売れんかなあ〜。4巡くらいとトレード出来たら、万々歳なんだけど。ミンシュー君様々なんだけど。甘いか、私御自慢の甘々査定か。 コルツについては、他だと、スタイケンのコールについてかな。 「今季のスタイケンのコールは時折奇抜なものを入れるのが良い所だ」みたいな事をいつかの記事で私は書いたけれども、このゲームに限っては、それは無し。最終ドライブでは、フリーフリッカー的なものを混ぜるかなと期待していたけど、ランランラン、つうかテイラーテイラーテイラーのゴリ押し。まあ、テイラー様しか武器がないのは先刻ご承知だけど、冒険しても良かったと思う。 それこそ、最近話題のジム・ハーボーだったら、成否はともかく、イカレたコールを混ぜていたと思う。 そのほか、スタイケンのコールへの不満はというと、第3クォーターの57ヤードFG失敗かな。成否はともかくとして、私個人的にはパントを選択して欲しかった。我慢のパントを選択して欲しかった。私が「ボールポジション派」というのもあるけれど、この試合は終始一貫、ボールポジションに苦しんでいたので、ここらで、その悪い流れを変えて欲しかった。ボールポジションの悪い流れを断ち切る良いチャンスだったと思う。 まあ、これらは、あくまで私の好みなので、スタイケンのコールがこのゲームの敗因だったと言うつもりはない。あくまで、私見である。 そのほかだと、シーズン最後だし、縁起物として、ザイール君への悪口も言っとくか。 この試合に限らず、今シーズンずっと、ザイール君のLBに私は付き合わされた訳だけど、これは大昔、それこそザイール君のルーキーイヤーとか2年目くらいに書いたと思うけど、ザイール君の場合は、根本的に、NFLのスターターLBを務めるだけの運動能力が欠いていると思う。 根本的な運動能力を欠いているから、ブロックを外せないし、パシュートアングルも間違えてしまう。というか、正しいパシュートアングル、NFLのLBに求められるパシュートアングルだとタックル出来ないのである。で、タックルするためにパシュートアングルを深くすると、NFL的には甘々タックルになってしまうのである。タックル自体は成功しているけれども、プレイデザイン的には失敗みたいな。この試合でも、痛いところでのミスタックルがあったしね。 今季のタックル数はリーグ2位で、所謂「タックリングマシーン」だけど、どういう処遇にするのかねえ。タックル数がLBの評価判断数値にならないというのは、このフランクリンを見ていると、よく分かる。 んなぐらいかな。 一応、ヒューストンというか、ストラウドについての感想をば。 ストラウドについては、一目見て目を引くのは、何と言っても、そのクイックリリースである。 クイックリリースというと、まず大きく2つに分かれて、「判断が早い」タイプと「スローイング・モーションが速い」タイプの2つがある。 前者、すなわち「判断が早い」タイプの代表は、何と言ってもブレイディであろう。ブレイディに尽きるといっても良いくらいである。 後者、「スローイング・モーションが速い」タイプは、ここから更に2つに分かれる。すなわち「スローイング・モーションが小さい」タイプと「スローイング自体が速い」タイプである。前者は「距離が短い」タイプ、後者は「速度が速い」タイプといっても良いであろう。 前者「スローイング・モーションが小さい」タイプの代表はリバースであり、後者「スローイング自体が速い」タイプの代表が、このストラウドである。 いや、ほんと速い。バカっ速、って感じ。 まあ、モーション自体も小さいのであるが、ストラウドの場合は何より動きが速い。これだけ速いとディフェンスは、相当守りづらいと思う。インターセプトやパスディフレクトは少なくなると思う。実際、今季の被インターセプトは5。ちなみに、ミンシュー君は9。 私が今まで見た中で、最も速かったのは、記憶違いでなければ、あの伝説のバスト・ジャマ―カス・ラッセルさんであるが、ストラウドは、そのラッセルと双璧だと思う。 で、こういうタイプは、当然の事ながら、「肩も強い」。故に、ディープへのパスの精度が高い。このゲームの第1投目などは、その典型であろう。 どっかの記事で書いた通り、フットボールのオフェンスで得点する際に最も重要なのは「ロングゲイン」であるから、そういった意味でも、大変な武器である。 ただまあ、それ以外となると、「おっ」って感じは無かったかな。それ以外でも目を引く部分があったら、この試合は楽勝だったろうし、そもそも13勝くらいして楽々プレイオフ進出だったろう。 現時点では、プレイオフ出るか出ないかレベル。プレイオフを勝ち進むのはちょっと厳しいといった感じかな。 コルツ戦に関しては、これくらいかな。ただ、今週は、NFL的に重大なニュースがあったので、それについての感想を述べたい。 ベリチック退任である。 このこと自体は、開幕から、というか、ここ数年噂されていた事であるので、驚きはない。遂にこの日が来たか、といった感じである。 私のNFL観戦歴は、残念ながら、マニング時代でもラック時代でもなく、そのままベリチック時代、あるいはベリチック・ブレイディ時代であった。ここ数年はリード・マホームズ時代であろうが、21世紀の最初の20年間は、はっきりベリチック・ブレイディ時代であったろう。異論はないと思う。 また、私のNFL観あるいはフットボール観の多くは、マッデン(もち、ゲームの方)、ポリアン、ベリチックであるし、その三者の中でも最も大きいのはベリチックであろう。私はベリチックから多くの事を学んだ。 「ベリチックが史上最高のコーチか」と問われれば、異論はあると思う。ドン・シュラ―を挙げる人がいるかもしれないし、ビル・ウォルシュを挙げる人もいるだろう。チャック・ノールを挙げる人もいるだろう。 ただ、ベリチックがその議論にエントリーされるコーチの一人になった事は間違いないと思う。単純に、スーパーボウル出場回数や優勝回数という実績では、ダントツ1位な訳であるし。 そういう偉大なヘッドコーチと同時代を過ごし、多くを学べた事は私の大変な幸運だったと思う。ありがとう、ベリチック。そうして、ご苦労様。余生は呑気にお過ごしください。 とまあ、殊勝な事を書いてみたけれど、この20年間でNFLで最も大嫌いな人物トップ2は、申す迄もなく、ベリチックとブレイディの二人。私の「ぶっ殺すリスト」永遠のツートップであった。 彼等のベスト、というか最も印象的な試合は、色々あるが、やっぱイーライにパーフェクトシーズンを妨げられたアレであろう。アレ程の痛快事はない。ペイトン・マニングには滅法強い(涙)のに、イーライ・マニングには何故か勝てないというのは、面白いとこだよね。理由は未だに分からん。NFL7不思議のひとつ。他6つは知らんが。 とにかく、お疲れさまでした。ベリチックの解説には大いに興味があるが、俺英語聞き取れないしなあ、残念。 あと、大昔、それこそ20年前くらいのスポーツイラストレイテッドにベリチックについての記事があり、「ヘッドコーチの作り方」みたいな表題だったと思うが、機会があれば、というか調子に乗ったら、それを全訳注釈してみたいと思う。 今季のプレイオフは、興味なし。クソッ。ガッデム。 2024/1/14(日) |
WildCards | 1月14日 LAR@DET 23−24 |
風邪は完治しました。仕事も休まず出勤しました。職場にこっそりバイ菌ばらまいちった。咳の症状は無かったし、堪忍してけろ。 でもまあ、風邪が治らなくなったよなあ。中学生の頃なんて、それこそ半日寝れば全快してたのに、今は4、5日かかる。10歳年をとるごとに、1日延びていくような感じ。10代だと1日で全快だったのが、20代だと2日に延び、30代だと3日、40代だと4日、以下続く、みたいな。70歳過ぎたら、風の完治に1週間かかるんかい〜〜。帰って来い〜〜、ワシのメタボリック。カンバッ〜〜〜ク、マイ・メタボリッ〜〜ク。 そんなしょーもない事はともかくとして、世間はワイルドカードです。 とまあ、そんなワイルドカードの話に入る前に、前回書き忘れたしょーもないコルツ話を付け加えておく。 エブカム、結局シーズン9.5サック〜〜〜〜。二桁サックならず〜〜〜。 ピッツ戦で1.5サックを挙げて、その時点で9.5サック。その時書こうかなとも思ったのだが、「まあまあ残り3試合、半サックくらい楽勝だろ。って油断してたら、結局そのまま、9.5サックでシーズン終了しちゃいました。 ちなみに、昨シーズンのンガコエも9.5サック。なんなんだよ、9.5サックって。それもう10サックでいいだろうがよ〜〜。認定10サックでいいだろうがよ〜〜〜。 つう訳で、コルトの二桁サックは、またしても、来季にお預けとなるのであった。 まっ、そんなしょーもない話はともかくとして、白熱のワイルドカードであるが、結構意外な勝敗、意外な点差が多かった模様。 ちなみに、これはあくまで私の印象だけど、ワイルドカードは例年、内容的あるいはスコア的に大差の付く試合が多いと思う。一方で、ディビジョナル・プレイオフは激闘死闘、カンファレンス決勝はねじり合い我慢比べ消耗戦みたいなゲームが多いと思う。まっ、あくまで私の印象だけどね。 では、それぞれのゲームの感想をば。 まずはブラウンズ@テキサンズ。14−45。 意外な大差。2つのインターセプト・リターンタッチダウンが全てだったとも云えなくもないが、にしてもである。前回の記事で、「現時点でのストラウドでは、プレイオフを勝ち上がれない。」とか書いちったけど、ダイジョーブだろうな。 次はドルフィンズ@チーフス。7−26。 これも意外な大差。勢い的にドルフィンズ有利かと思わんでもなかったが、あっさりチーフスが勝利。 でも、なんつーか、今現在のチーフスの強さの由縁が、いまいち私にはよく分からんのだよね。故に、昨季も「チーフス敗退予想」を外しまくったし。 でもまあ、試合を見てると、一見マホームズ中心のオフェンス主体のチームのように見てしまうが、その実態はディフェンス型のチームなのかもしれん。そこに私は騙されているのかもしれん。実際このゲームでも、70得点のドルフィンズを7得点に黙らせたし。 そういえば、全盛期のペイトリオッツが一見ベリチック主導のディフェンス主体のチームのように思わせながら、その実態はブレイディ中心のオフェンス型のチームだったのと、事情は同じいのかもしれん。 そういった意味では、一見マニング中心のオフェンス型のチームに見せながら、その実、やっぱりマニング中心のオフェンス型のチームだった、あんときのコルツとは対照的だとも云える。表より、裏の看板が大事ってことね。 次はパッカーズ@カウボーイズ。48−32 これも意外な結果。楽々プレイオフを決めたカウボーイズと、ぎりぎりプレイオフに引っ掛かったパッカーズ。素人目にはカウボーイズの楽勝かとも思ったが、こういう結果。こわいね、フットボールって。 パッカーズの勝ち星が上がってこなかったので、ジョーダン・ラブも成績的に伸び悩んでんのかなと思っていたら、このゲームでは3TDs。シーズンも32タッチダウン・11被インターセプト。しっかり結果残しとるやん。やっぱ、新人QBは寝かせるに限る。 一方、プレスコットは、またもプレイオフで結果を出せず。これ、アーセイがオーナーだったら、クビ必至やで〜〜。ロモといい、このプレスコットといい、意外にジェリー・ジョーンズは優しいよね。大金持ちの余裕か。 次のラムズ@ライオンズは後述するので、ここでは省く。ちなみに、スコアは23−24と接戦。 次はスティーラーズ@ビルズ。17−31。 ここはワイルドカード唯一の順当な結果&スコアだったかな。でも、ビルズは隠れたスーパーボウル優勝候補かもしれん。なんか、ツキが巡ってきたという感じ。千載一遇の大チャンス到来か。 最後はイーグルス@バッカニアーズ。9−32。 これは、今回のアップセット揃いのワイルドカードの中でも最大のアップセット。これを予想できた人は、なかなか少なかったんじゃないかな。 まあもっとも、シーズン終盤での失速もあって、チーム関係者からは弱気の声も出たいたらしく、チーム関係者&ファン的には、そこまで意外な結果ではないのかもしれぬ。 ただ、にしてでも、ではある。曲りなりにも「11勝」はしてる訳だし、かたやバッカニアーズはシーズン9勝のぎりぎりプレイオフチーム。我らがコルツも第12週に対戦してるが、27−20で快勝。正直、全然強さは感じなかった。数字の上っ面だけ見て予想したら、「イーグルス楽勝」とまではいかなくとも、「イーグルス辛勝」ぐらいの予想は立ててしまうと思う。でも、敗退。それも、あっさり敗退。そうして、我らがコルツにも勝てなかったチームが、ディビジョナル・プレイオフに到達。う〜む。 まあ、リーグ第1位のチームと第32位のチームに、大きな力の差がないのがNFLではあるけれど、恐いよね、フットボールって。恐いよね、NFLって。 で、大トリって訳でもないけど、本日のお題はラムズ@ライオンズ。23−24でライオンズ勝利。 このワイルドカード、「ブラウンズ@テキサンズ」とか「ドルフィンズ@チーフス」というような、数年前の選手移籍の当事者同士のマッチアップが多く、所謂「遺恨試合」(そこまで大袈裟じゃない)という事で、刃傷沙汰が大好物の私はなかなかに楽しめたのだけれど、その中でも、最大の遺恨試合はこれ、「ラムズ@ライオンズ」。 地元チームに全体1位で指名され、3年目には早くもスーパーボウルに進出しているにもかかわらず、それから2年後、なんかもう、厄介者をデトロイトに押し付けるような「大盤振る舞い」トレードで(それだけ、スタッフォードが欲しかったとも云えるが、)、ライオンズ行きとなり、その翌年には、そのラムズがそのスタッフォードを擁して、見事スーパーボウルチャンピオンになるという、NFL的に、というか、アメリカプロスポーツ的にも、なかなかに珍しい経歴を辿る事になったのが、今回の主役、ジャレッド・ゴフ君である。 まあ、そのスーパーボウルでの出来が、あまりにも酷かったので、私はラムズのトレードには、内容的にはともかく、賛成というか、同情的な立場だったのではあるが、ゴフ君もやっぱり「可哀想」ではあるよね。 地元チームに全体1位で指名されて、スーパーボウルにチームを導いている(?)のにトレードつうのも、「哀れ」といえば「哀れ」ではあるが、その表面上公式文書上の裏に隠れている「可哀想」は、故郷「カルフォルニア」から「ミシガン」つうか「デトロイト」への移住を強いられている点であろう。実際、「住んでいる」、あるいは「住んでいた」かまでは知らないが、「ロスアンジェルス市」から「デトロイト市」への移住って、(以下自粛)。 まあまあ、本当の地元はサンフランシスコ近郊らしいので、真の地元チームはナイナーズなのかもしれないが。 もっとも、そのゴフ、というかライオンズは、ゴフの「押し付け料」を着々と実利に替えて、この位置まで来た。今シーズン当初、ライオンズについての記事で、「ライオンズは『なんとはなしに強い』」みたいな事を書いたけれども、いやまあ、実際、強い。各ポジション、スキがない。単純な戦力計算なら、スーパーボウル最右翼かもしれん。 ただ問題は、ゴフかなあ。このライオンズ強化策最大の貢献者が、現状、ライオンズの唯一の弱点になってるという。思い切って、ラムズみたいに、ゴフ押し付けトレードも有りかもしれん。そうして、勝てるQBを連れてくる。それこそ、ロジャースとかね。でも、そんなトレード敢行したら、それこそゴフはショックで自殺するな。ゴフ殺人トレード。 つう訳で、私のゴフの印象は、5年前と変わらず、悪い。色々不満はあるのだけれど、そのひとつは、前回の記事のストラウドとの比較になるが、「スローイングが遅い」って点である。「判断が遅い」のではなく、単純にメカニックや動きが遅い。特に、ディープに投げる時は、「振りかぶってしまう」ので、そこも傷ではある。シーズンの被インターセプト数が二桁を切らない、QBレイティングが100を超えないのは、ひとつにはこれが要因であろう。 でもまあ、しょうがないよね。そういう投げ方が身に付いちゃってるから。「大きく振りかぶって」で育ってきちゃっているから。ただ、残念ながら、昨今のトレンドである「QBは内野手のように投げるべき」に反しちゃってるんだよね〜。 その比較対象という訳でもないけど、ラムズのプカ・ナキュア、なんか現地では「プカモン」とか云われちゃっているけれど、噂のルーキーである。ウィキペディアによると、その発音は、「プークー・ヌークー」みたい。これはこれで、「プクヌク」というポケモンみたいではあるが、そのポケモン、もとい大型ルーキーをじっくり観察するのも、このゲーム観戦の私の大きな目的のひとつであった。 そのプクヌク、一目目を引くのは、その「動きの小ささ」である。動き出し、曲がる、止まる、皆、それぞれ動きが小さい。それこそ、クーパー・カップ三冠先輩とそこは同じい。むしろ強化されているといっても良いくらいである。それぞれの動きがいちいち大きい我らがコルツのヘッポコレシーバー陣とは大違いである。この3つの動きが小さい、すなわち、「動き出し」、「曲がる」、「止まる」、和製英語にすれば、「スタート」、「ターン」、「ストップ」、これらの動きが小さいというのは、つまり「ルートランニングが上手い」という事である。結局は、そこに起因するのである。「ルートランニングとは何ぞ」とは、いずれ書こうと思う。これを書くまでは死ねない。 ちなみに、この3つの動きが最も小さい、というか、ほぼゼロに近かったのが、マーヴィン・ハリソン親父である。ハリソンの動きは、ほんと信じられない程、小さかった。 先に書いたストラウドやゴフ、そうしてこのナキュア、ハリソン親父も含めて、要するに「動きは小さければ小さい程、良い」のである。それはもう、フットボールに限らず、あらゆるスポーツに云える事である。スポーツを超えて、人間の運動全てといっても良いくらいである。 例えば、ピッチャーなんかも、一昔前は、「全身を使って、大きく投げろ」と指導されていたけれど、実際のところ、あるいは実戦的には、ピッチングフォームは小さければ小さい程よい。ピッチングマシンが、アーム式よりローター式の方が打ちづらいのは同じ理屈である。 また、サッカーでも蹴り幅は短ければ短い程よいのも同じ理屈である。 ボクシングのパンチも、スイングが小さければ小さい程、以下同文。 また、そのほか、スポーツ以外の運動、例えば「荷物をトラックに積む」とか「ご飯を弁当箱によそる」等々の運動でも、動きは小さければ小さい程よい。その分だけ疲れないし、正確になる。すなわち「効率的」になる。 まあ、体操やフィギュアスケートのような所謂「演技系」のスポーツだと、多少事情は異なるかもしれないが、そういったスポーツでも、審査の対象外の動きでは、やはり「小さければ小さい程よい」であろう。 ところが、日本の子供のスポーツ教育、アメリカも同様かもしれないけど、一事が万事、どういう訳だか、「動きは大きく」、あるいは「体を大きく使って」って教えている、あるいは教えていた。これが原因で下手になった子供は沢山いる。かくいう私もその一人。「全身を大きく使って投げよう」と指導されて、幼い私は素直にその指導を受け入れ、変な投げ方になっちった。下手になっちった。 子供のスポーツ指導に携わる多くの人は、完全なボランティアであろう。その点では、私は感謝の気持ちしかない。頭が下がる。下がりっぱなしである。でも、自身の指導が大きな意味を持っているという事は常に自戒して欲しい。子供は素直である。故に、間違った指導でも、そのまま受け入れてしまう。子供への指導は大胆ではなく、慎重であるべきだと思う。プロや専門家の提唱する技術指導は大概間違えている。それを子供たちに与える時は、慎重であるべきだと思う。私やゴフのような悲劇を生まないためにも(併記して良い名前ではない)。 そんな事を想ったワイルドカード・プレイオフでやんした。 そういえば、ウェンツがラムズのベンチにいたね。ゴフ1位・ウェンツ2位。でも、両方ともスーパーボウルに進出してるな。そういった意味では、「当たり年」とは云えるのか。 この世で最も好きな家電は「ふとん乾燥機」。2024/1/21(日) |