インディアナポリス研究会コルツ部

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2020年
4月
ドラフト結果  まあ、やっぱ、あれだな、ドラフトの呼び出しはパンチョ伊東に限るな。あの甲高いダミ声っていうのは、何物にも代えがたい。何より貴重だ。

 っと、NFLとは全然関係ない書き出しで始めてみたが、NFLドラフト2020の結果である。っしかし、2020って、昭和生まれの人間からすると、未来感ッハンパねえな。私は未来に生きている。

 っと、二連続NFLとは全然関係ない事を書いてみたが、さて2020ドラフトである。コルツとは直接的には関係ないが、まずは初日の模様から。

 コルツとは直接関係ないとはいえ、コルツファン的に気が気でないのは、やはり全体13位であろう。

 コルツオリジナルの13位は、結局、当日ナイナーズが14位とスワッピングして、バッカニアーズのものに、そこでタックルのトリスタン・ワーフスを指名。まあ、タックルはニーズでは無いので、その辺はどうでもよいのであるが、この13位段階で残っていた、コルツのニーズであるレシーバー陣はというと、今ドラフト三大ワイドレシーバーのひとり、ヘンリー・ラグスVは直前の12位でレイダースが指名、ジェリー・ジュディは15位でブロンコス、シーディー・ラムは17位でカウボーイズと、もしもコルツがそのまま13位をキープしていたら、ものの見事に、胸のざわつく展開となっていた。

 まあ、結果論的に云えば、ジェリー・ジュディとシーディー・ラムのどちらかは指名出来た訳であるが、この両者とバックナーの比較。出来んわ。ガンプラとファミコン、どっちか選べ、みたいな問題だわ。似ているようで似てないもの比較だわ。スーファミとセガサターンなら、これは即答。もち、セガサターン。と、軽くセガ信者を喜ばせておいて、この問題は閉じよう。

 一方、ニーズのワイドレシーバーという事で、私が勝手に騒いでいたジャスティン・ジェファーソンであるが、こちらは22位でミネソタが指名。
 直前の21位のイーグルスも、同じくワイドレシーバーがニーズであったので、ドキドキしながら、見ていたのであるが、ジェイレン・リーガ―。ホッと胸をなでおろしたのも束の間、直後のミネソタがあっさりジャスティン・ジェファーソン。ギャーとなった次第である。アダム・シーレンやステフォン・ディグスとタイプ的にも似ているしね。これは仕方ないか。

 しかし、このジェファーソン、私の購ったドラフトレビュー誌三誌では皆一様に二巡評価だったのであるが、土壇場に来て、1巡22位。まあ、これはワイドレシーバーに限らず、他のポジションでも同様の事が云えるが、ドラフトレビュー誌が編集される1ヶ月前2ヶ月前の段階では、体格や40ヤード走みたいな基礎的なスペックに目がいきがちであるが、ドラフトが近づくにつれて、フィルムスタディを重ねた結果、こういうジェファーソンみたいな実戦派の評価が上がってしまう。2巡34位では厳しかったか。

 ちなみに、このジェファーソン、最近、邪な動画サイトで、そのプレイ振りをじっくり拝見したが、なるほど、ルートランは素晴らしい切れ味である。で、誰かに似てんな〜と思って、ちょいと考えてみたら、そうレジー・ウェインである。あまりに身近だったので、かえって気付くのに時間が掛かってしまった。特に、クロス系のルートはクリソツである。そのウェインは1巡30位。まあ、順当な順位だったかな。

 と、ここまでは、コルツ絡みの1巡についてであるが、ここからは、それ以外について二言三言。

 一言目は、これはコルツ絡みと云えなくもない、ってか、はっきりコルツ絡みであるが、先程ちょいと触れた21位指名のジェイレン・リーガ―である。
 私は先の「ドラフト展望」の記事で、今ドラフトは元NFL選手の息子・親戚が多いみたいな事を書いたが、この血縁シリーズで一番先に(多分)指名されたのが、このジェイレン・リーガ―である。
 で、誰の親戚かというと、なんと、あの、コルツファンにはお馴染みのモンテ・リーガ―の息子だったのである。

 私は先の記事で、この件については全然触れなかったのであるが、それは元コルトだから、身内っぽくて気恥ずかしいからでは全然なく、単にホントに知らなかった、気付いていなかっただけなのである。
 今ドラフトでは、レシーバーがニーズなので、当然それらは物色していた訳であるが、一方でリバース接待という事で6フィート以下のワイドレシーバーは、鼻っから眼中になかった。読み飛ばしていた。それで、5-11のジェイレン・リーガ―のプロフィールに気付かなかったのである。すまん、モンテ・リーガ―。

 ちなみに、このジェイレン・リーガ―、どういう選手かというと、ちびっ子というほど小さい訳では無いけれど、所謂直線かっとび系のプレイヤーであるらしい。テッド・ギンとかタヴァン・オースティンとか、その系譜のワイドレシーバーである。
 まあ、云われてみれば、父親のモンテ・リーガ―も直線的なプレイヤーで、動きに変化が無かった。その辺が、フリーニーやマシスの後塵を拝した理由の一つではあろう。

 ちなみに、私は先の記事で長身レシーバーへの不満を表明しているけれども、この手の直線かっとび系プレイヤーも好みではない。先に挙げたテッド・ギンやタヴァン・オースティンも、ドラフト時の評価ほどには、プロでは活躍できなかったし、成功例も、あまり思いつかない。強いて挙げれば、デショーン・ジャクソンやスティーブ・スミスあたりだろうけれど、彼等は、単純な直線かっとび系ではない。

 と、ちょいとイーグルスファンを不安がらせることを書いてしまったが、このモンテ・リーガ―の息子がどうなるかは私には分からん。ただ、この21位と22位の並びが、5年後どういう風に見えるかには興味がある。

 二言目は、24位でセインツに指名されたシーザー・ルイーズについでである、つうか、シーザー・ルイーズの隣の女についてである。何らかの親戚縁者であろうが、でけーよ、この女。置き石系ノーズガードとして採用したいぐらいだよ。さすがにソファから立ち上がると、ルイーズの方が背は高かったが、体重は遜色ないと思われる。あれ、400パウンドはあるな。いるんだな、アメリカには、NFLのラインマンと遜色ない体格の持ち主の女が。


 さて、今回のドラフトは、件のコロナ騒動で、会場が使えず、このルイーズのように、プロスペクトをはじめ、コーチやエグゼクティブ等々が各自宅からテレビ電話的なものでドラフト会議をする形式をとっているのであるが、結果、選手等々の自宅が暴露され、これが結構面白い。思わぬコロナ余波である。

 まず第一に思ったのは、プロスペクトの連中がみんな結構いい家に住んでんなって事である。プロスポーツマンの出自というと、一昔前は、洋の東西を問わず、貧乏が定番であったが、このNFLのプロスペクトの自宅を見る限り、そういう印象は全くない。まあ、住宅事情が根本的に違うというのもあるが、日本の平均的なリビングよりは、皆はるかに上である。カレッジから相当の金が出ているのかもしれないが、これは結構意外であった。

 しかし、ひとりくらいものっすごい貧乏な奴がいても面白かったと思う。左門豊作みたいな家からドラフトされていたら、応援したくなっちゃうものであろう。

 そうして、この手の自宅映像で、我々貧乏人を最も驚かせたのは、やはり何といってもジェリー・ジョーンズの自宅、ではなく豪華ヨット映像であろう。なんつーかもう、リビングというより完全に応接室みたいなところから、ドラフトに参加していた。あーいうところで、5000億円の不動産の売買とかしてんだろーな。もう、いーじゃん、カウボーイズなんて。


 で、この手の話柄で、個人的に最も面白かったのが、ジョン・リンチのウォールーム。なんか、部屋の片隅みたいなところから参加してた。それなりに金は持っているうんだろうから、もう少しマシなところから参加してもよかろうに。リビングとか、見せられない理由とかあるんか。ただし、残念ながら、手頃な画像が見つからなかったので、画像はなし。ドラフト見返して、切り取るという手もなくはないが、面倒くさいし。

 しかし、これらの映像が全部フェイクで、実はみんなテレビ局に集まっていて、セットやらCGやらで撮影していたら驚く。誰も信用できなくなる。コロナも信用できなくなる。

 初日の話柄を、最後にもうひとつ。

 ドラフト展望の記事で、ちょいと触れたアイザイア・シモンズであるが、結局8位でカージナルスが指名。ハイライト映像もちらほら見たが、なんつーか、エッジラッシャーとしては細く、コーナーバックとしてはデカすぎるという感じ。かといって、セイフティやラインバッカーをするには、その体格や運動能力が宝のもち腐れといった感じ。どこでも出来るというよりは、ナチュラルポジションが無いといった印象である。
 で、私の考える彼のナチュラルポジションはというと、たぶんタイトエンド。ハンドさえよければ、ケレン・ウィンスロー(二代目)級のタイトエンドになれると思う。

 今回は長くなりそうなので、ここらで一旦切るか。次回から、全世界のコルツファン待望の(ウソウソ)コルツドラフトについてだ。だ。

      3年間愛用していたサイクルコンピューターが壊れた。2020/4/27(月)

 さて、コルツドラフト2020である。まずは、


 1巡13位 デフォレスト・バックナー DT サンフランシスコ49ers

 まあまあ、定番なので、こういう小ネタも混ぜておかないと。今度いつ出来るか分からないし。


 で、いよいよ、コルツドラフト2020のファーストピックであるが、その前に、この2巡34位について。

 この2巡34位、よく考えたら、昨年のドラフトで1巡をトレードダウンした際に、ワシントンから頂いたものなのであった。つまり、こういう事。

  1巡26位(2019)←→2巡46位(2019)と2巡34位(2020)

 いや、これ結構デカいよ。1巡26位と2巡34位なんて、8コ下げただけじゃん。選手のグレードは事実上同じだよ。それに2巡46位が丸々付いてくるのだから、やらずぼったくりみたいなもんじゃん。
 この2020の2巡がずっと下の方だったら、あんまり得した気分にはなれないけれど、これはお買い得。ありがとう、ワシントン・レッドスキンズさん。大きく負けてくれて。ちょっと嫌味だったかな。

 ちなみに、この1巡26位でワシントンが指名したモンテス・スウィートは16ゲームがっつりスターターで7サック。むむむ。


 さて、いよいよ2020ドラフト2巡開幕であるが、1日目終了時点で、私が予想、つうか希望したジャスティン・ジェファーソンは上述したように、1巡22位で消えている。しかし、ガチ予想したティー・ヒギンズががっつり残っていた。しかも、コルツは2日目2番目のピック。「ハワイ旅行いただき」っていうのが、2日目開始時点というか、1日目終了時点での私の心持であった。

 ところが、2日目開始早々、シンシイの野郎が、2巡33位で私のハワイ旅行、もといティー・ヒギンズを指名。

 いや、これ、結構こたえたね。私も15年くらいNFLドラフトを見てきたが、これほどあからさまな頭ハネは初めて経験したよ。役満頭ハネとまではいかないけれど、親満頭ハネぐらいの衝撃は受けたよ。俺のハワイ旅行が〜〜(むろん、架空。念のため。)。

 まあ、実際、2巡34位でバラードがヒギンズを指名したかどうかは、それこそ薮の中だけど、これはこたえた。で、ヒギンズ無き今、誰を選ぶかという事になるのであるが、チェイス・クレイプールやコリン・ジョンソンにはリーチ過ぎるし、ディフェンス・プレイヤーってわけにもいかないし、結構、困った(お前が選ぶ訳では無い)。いっそ、ヴァン・ジェファーソンや両ブライアントあたりにいってくれないかなあ〜、と思っていた矢先、


 2巡34位 マイケル・ピットマンJr. WR 南カルフォルニア大学

 なのであった。

 まあまあ、コルツが指名するんじゃないかと噂されていた選手ではあるし、そういった意味では驚きはないのであるが、感動もなかった。「まあ、そういう事だよね。」っていうのが、率直な感想である。

 今ドラフトの一つのトピックスである息子シリーズは、まさかのコルツがらみでワンツーフィニッシュ。

 選手としての特長はというと、6−4という事で、ヒギンスと同じく長身レシーバーであるが、ヒギンスが運動能力寄りであるのに対し、こちらは体格寄りの選手である。コリン・ジョンソンよりは運動能力寄りみたいな感じである。

 どのスカウティングレポートを読んでも、とにかく体格体格体格なのであるが、まあ、根本的な問題として、ワイドレシーバーに体格って必要っていうのはある。

 また、カレッジ時代は、その体格にモノを言わせてボールを捕っていたけれども、プロでは苦しむのではないかという指摘も散見する。

 ここまでの論調からお分かりの通り、私はこの手のタイプには否定派である。あとは、「リバース様にお願い」っといったところか。

 また、いくつかのスカウティングレポートには、コルツファン的にはあまりに気になる一行が。「スぺシャルチーマーとしてはイケる」。ベイの悪夢が蘇らんでもないが、まあ、確かにガンナーって重要だよ。カバーチームがグダグダだと萎えるしな。第3WRあるいは第2TRぐらいの価値はあると思う。いや、第4WR、第3TEぐらいか。ロングスナッパーがドラフトされているんだから、そのうちガンナーがドラフトされる日も来るかもしれない。いや、もう、されてんのか。ってか、2巡34位でガンナー、指名せんわ。

 ちなみに、顔付きはいかにも「お坊っちゃんの気のいい奴」といった感じである。バイト先の先輩や同僚にこういうのがいたら安心するってな顔である。どことなく長嶋一茂を思わせるものがある。一茂はバイトせんか。

 バラードよ、ワイドレシーバーのドラフトは、騙されたと思って、ポリアンの言う事聞いてみ。当たるから。6巡205位でギャルソン当ててんだから。6巡195位のアントニオ・ブラウンより下だよ。まあ、7巡232位のジュリアン・エデルマンつうのもいるけどさ。


 とまあ、ワシントンさんからタダ同然で頂いた2巡34位の使用法は、私個人的には微妙な感じであったが、そのモヤモヤ感の残るうちに、コルツの2巡41位がやってきた。オリジナルは44位だが、ブラウンズとトレードアップして41位である。


 2巡41位 ジョナサン・テイラー RB ウィスコンシン大学

 キターーーーーー。いや、これ、結構うれしいわ。自分の希望する選手が自分の予想する順位で指名されたのって、過去15年のドラフト観戦歴で初めてだと思う。厳密に云うと、44位が41位にトレードアップしているので違うけど。まあ、ニアピンって事で。

 2017年のライアン・ケリーが、それに近いちゃあ近く、また、あの時の記事を読むと、私はかなり喜んでいるが、今回は、それ以上である。あの時のケリーは1巡18位であるし、センターっていうポジションもあって、ニーズも限られてくるので、あとは当時のGMグリグソンが指名するかしないかだけの問題であり、しかも、事前から、指名するんじゃないかっていう噂も結構流れていたので、今回よりはずっとギャンブル性は低い。

 41位で希望のプレイヤーが指名されるって、すごいっしょ。嬉しい。麻雀比喩を続けるならば、緑一色を上がったみたいな感じ。上がった事ないけど。つか、狙った事もないけど。

 選手としての特長はつうと、典型的な万能型ランナーといった感じ。内も外も走れて、スピード、パワーともに平均以上。ただし、ずば抜けたスピード、あるいは圧倒的なパワーとかはない。その辺が2巡評価の理由。そうして、これが何より肝心であるが、ブロッカーを使うのは上手い、筈。

 穢らわしい動画サイトで、ウィスコンシンのゲームをちょっと見てみたが、「それそれそれ〜〜。」みたいな走り方を時折見せていたので、ブロッカー使いは大丈夫だと思う。

 まあ、ショーン・アレキサンダーやデマルコ・マレーほどブロッカー頼みって程ではないので、フランク・ゴアや、ちょいと古いがトーマス・ジョーンズみたいになってくれると、個人的にはかなり嬉しい。嬉しいことに変わりはなーい。

 パスプレイに関すると、パスプロは上々という評価であるが、パスレシーブは、上手下手以前に、未知数という評価である。なぜなら、ウィスコンシンがほとんどレシーブさせていなかったからである。2017で8回、2018が同じく8回、2019が26回である。こればっかりは開幕してみないと、なんとも言えないであろう。

 また、数少ない、というか唯一の欠点としてはファンブル癖が挙げられている。ただし、ファンブル癖というのは、大概技術的な問題なので、心配はないと思う。RBコーチの仕事だ。

 あと、欠点というか、不安材料としてよく挙げられているのが、「カレッジ時代の過労」である。がっつり3年間スターターで計926回キャリーさせられている。まあ、これもまた何とも言えないであろう。キャンプ初日で怪我しちゃうのもいるし、15年間現役続けるのもいるし、そういう世界である。

 コルツファン的には、グレードアップ版ジョセフ・アダイになってくれるとかなり嬉しい。ルーキーイヤー、エッジさんのようにリーディングラッシャーになれとは云わないが、アダイのように1000ヤードは走って欲しい。マーロン・マックがいるので、丸々一年間骨休めに使っても良いけど。

 あと、ウィスコンシンという事で、リバースは使い方が分かってかな。って、これは関係ないか。

 あと、顔がマーロン・マックによく似ている。


 で、そうそう、「ドラフト展望」の記事で、初日にピックが無いのは2008年以来だと書いたけれども、よく考えたら、2014年以来であった。訂正して、お詫びいたします。あの時の1巡26位はトレント・リチャードソンと交換しちゃいました。論評は、控えさせて頂きます。


 で、2巡2つのピックは終了した訳であるが、その後の3巡85位(75位からトレードダウンしとる)までの間で、私の欲しがっていた選手が次々と指名される。

 2巡48位 ダレル・テイラー シアトル
 2巡49位 チェイス・クレイプール ピッツバーグ
 2巡57位 ヴァン・ジェファーソン LAラムズ
 3巡65位 ローガン・ウィルソン シンシナティ
 3巡84位 テレル・ルイス LAラムズ

 う〜む。なんつーか、懐かしのブルース・アーヴィンといい、なんか被るな、シアトル、つうかピート・キャロルとは、エッジラッシャーのタイプが。ジャチャイ・ポリーテにもちょっかい出してたし。
 あと、ローガン・ウィルソン、3巡トップとは。私の3日目要員だったのに。まあ、パスカバーの出来るLBは株上がるよな、やっぱ。なんか、縮刷版アーラッカーみたいな感じだし。

 そうして、テレル・ルイスは直前の84位で、この日2度目の頭ハネ(3翻3900点相当)を喰らい、もうしょうがねー、コリン星人でも指名すっか、とやさぐれていた矢先、


 3巡85位 ジュリアン・ブラックモン S ユタ大学

 が、指名されたのであった。何、セイフティ。そうして、ブラックモンという、なにゃら不吉な名前に慄きつつ、スカウティングレポートを色々まさぐってみると、

 各スカウティングレポートにおおよそ共通しているのが、もともとCBであったが、シニアでFSに転向、理由は、チーム事情的なものも含めて、色々あるだろうが、それはさておき、CBとしてはマンカバーに不安、Sとしてはタックル、とりわけオープンフィールドタックルに不安を抱えているという評価である。ちなみに、CBとしてはオール・PAC12だったりする。さらに、ちなみに、高校時代はWRだったりする。

 まあ、典型的な「帯に短し、襷に長し」プレイヤーであろうが、こういう、いわばニッチなプレイヤーに職場を与えるのがカバー2である。カバー2というのは、ザックリとしたイメージになるが、4人のパスラッシャーと7人のセイフティで守るタイプのディフェンスである。したがって、こういうニッチなプレイヤー大歓迎である。しかも、ニッチ故にコストが安い。そうして、そのコストはオフェンスに回せる。それがカバー2というスキームの最大の利点である。

 どことなく、昨年のマーベル・テルVを思わせるものがある。二番煎じという訳でもないけど、テルVの成功に乗じての指名であろう。CBで使うつもりなのではないだろうか。

 顔は獰猛系。そこもマーベル・テルVと同じい。

 なんつーか、オツなピックである。

 こうなると、クインシィ・ウィルソンの立場もいよいよ危ういな〜とか思って、一晩過ごしたら、3日目早速ジェッツにトレードされてた。しかし、ジェッツって元コルツ、それもディフェンスの選手多くね。パガーノ人脈でもあるんかい。


 んで、3日目。めぼしいところはほとんどドラフトされ、やさぐれ感一杯で深夜4時くらいから公式ページでチェックしとると、4巡5巡は既に終了、で、その4巡122位はというと、


 4巡122位 ジェイコブ・イーソン QB ワシントン大学

 いや、QB。「下位で面白そうなのがいたら、」ぐらいのテンションかと思っていたら、4巡122位でQB。まだ、エッジラッシャー指名していないのに。「ブラドリー・アナエぐらいでもいっかな〜。」ぐらいに思っていた矢先に、まさかのQBである。

 もっとも、このジェイコブ・イーソン、元々1巡評価もあったくらいの選手で、更にはコルツが1巡13位で獲るんじゃないかと噂されていたぐらいの選手なので、落っこちてきたところを、美味しくパックンチョしたって事であろう。

 まあ、QBというのはチーム事情にも左右されるし、BPA的に獲るようなポジションでもないから、ここまで落ちてきたと好意的に解釈しておこう。しかし、フリーフォールするQBっていうのも、ままあるけれども、1巡上位から1巡下位はともかく、1巡から4巡っていうのは結構珍しいかもしれない。

 選手としての特徴はというと、まあ各スカウティングレポート皆同様で、とにかく肩は強く、今ドラフト最高どころか今世紀最高ぐらいの声もある。中にはバズーカと形容するスカウティングレポートもあるくらい。

 一方で、その強肩に頼り過ぎ、無理なスローも多く、結果レシーバーの落球も多いという指摘も。

 ポケットワークはそこそこで、走るタイプでは無いが、パスラッシャーにビビって外に逃げ出す事もまま見られるという指摘もある。

 まあ、典型的な、それこそクラシカルなポケットパサー、プレイアクション・パサーという事であろう。ジョー・フラッコーに比較する声が多いが、イーライとかロスリスバーガーとかカーソン・ウェンツとか、その辺をイメージすると分かり易い。ちなみに、わたくしが個人的にパッとイメージしたのは、ブレイク・ボートルズだったりする。上手くいけば、私の言うところの、「おおらかなクォーターバッキング」をするQBになると思う。

 ただ、ひとつ気になるのは、知性とか性格とか、所謂内面に関するスカウティングレポートがほとんどない点である。ここが、QBの肝だと私は思っているので、気になるところではある。
 
 あと、ジョージア大学からワシントンに大学に移った件については、さほど気にする事もないであろう。昨今のプレイヤーにはよくある事である。

 ガキ大将がそのまま大きくなって、QBを続けているといったイメージ。

 とまあ、色々スカウティングレポートを錯綜してきて、私が最初に思ったのは、「これ、コルツに合うがな。」である。「0.02mmの極薄コ(自主規制)、もとい「辛そうで辛くない少し辛いラー油とご飯ぐらい、合うがな。」である。

 強力なOLに、ワークホース(予定)のRB、そうしてカーソン・ウェンツ指導経験のあるHC、経験豊富なベテランQB、これイーソンに必要なもの、今のコルツにほとんど揃っている。あとは、プレイアクション用のディープスレッドのみである。QBの能力としては一抹、つうか多くの不安を感じなくもないが、1年寝かしたら、確かに面白いかも、である。まあ、もともと4巡122位だしね。外しても、ショックは無い。

 でもこれで、ブリセットとはアリガトウサヨウナラかな。ちと寂しい。でも、3巡で売れたら嬉しい。先発経験豊富なバックアップを欲しがっているチームには高く売れるかも。いや、ホント。


 ちなみに、この「辛そうで辛くない少し辛いラー油とご飯ぐらい、合うがな。」問題、つうかチームとのフィット感であるが、それは、このイーソンや先のブラックモンに限らず、バラードのドラフトやFAの特長である。
 当たり前ちゃあ当たり前であるが、このフィット感がグリグソン、つうかパガーノ時代にはまっっったく無かった。3−4ハイブリッドやる言いながら、4−3LEに1巡使ったり、FSを上位で2連発したり、ほんっとバラバラだった。

 このフィット感がなんで大切かというと、勿論、それは言うまでもなく、「そうした方がチーム力が上がるから」であるが、それより、もう一つ大事な事は、「プロセス主義」である。
 ベリチックが「Mr.プロセス」と云われていたり、最近物故した野村克也が「わしの野球はプロセス野球や。」なんて言うのは、勿論、このプロセスを重視、結果より過程を重視しているからである。

 「過程」を重視することが何故大事なのかというと、失敗した時、まあ成功した時も同様だけど、とりわけ失敗した時、その理由がより分かり易いからである。
 「過程」を軽視、あるいは無視して、物事を、謂わば行き当たりばったりに為した場合、失敗した時、その理由がまるで分からなくなってしまうのだ。「偶然」という箸にも棒にもかからない結論を出してしまう。そうして、成功した時は、今度は「偶然」ではなく、なんか自身の特殊な能力を理由にしてしまう人が非常に多い。でも、実際には、そんな能力はないから、結果泥沼であり、なんでもかんでも「偶然」だのみ、所謂オカルト主義に陥ってしまう。すなわち、経験を積むことができない、経験が経験になっていないのである。永遠の現在を生きている。

 ところが、「過程」を重視していれば、失敗した時成功した時、理由が判明し易い。ドラフトに当てはめるならば、例えば、それがバストだった場合、チームのスキームに問題があったのか、スカウティングに問題があったのか、選手個人の能力に問題があったのか、それが判明しやすい。そうして、「過程」を重視しているからこそ、ドラフトは、当たり前であるが、「フィット感」がある。
 こんな、当たり前の事が、パガーノ時代にはまっっったく無かった。ほんっっと、行き当たりばったりのドラフト、つうか練習やゲームプランも同様だったのだろう。つうか、パガーノの「過程」は唯一、「人脈拡充」だけなのだろうけど。

 パガーノへの怒りがつい爆発してしまった。ここらで、いったん切ります。5巡以降の輩は、また今度。さすがに疲れた。

                      ルマンドに夢中。2020/4/29(水)

  先日、元阪神タイガースのマット・キーオが亡くなった。マット・キーオといえば、ビリー・マーチンからあらゆる反則投球を学んだ男と、とある本に書いてあったが、それはともかく、ドラフト3日目の続きである。


 5巡149位 ダニー・ピンター G ボール・ステイト大学

 ガードである。OLのデプスは薄くもないけれど、厚くもないので、ここらで、バックアップ要員を補充しておくのは妥当であろう。

 この選手、私の購ったドラフトレビュー誌3誌にはスカウティングレポートがない。5巡ぐらいだと、1誌ぐらいには記載があるのであるが、ちと珍しい。ちょっとした一本釣りか。はたまた、テキトーなピックか。

 仕方がないので、公式ページのスカウティングレポート頼みになるが、体格は平均的(6−4、306Ibs)、高校時代、そうして大学入学当初はタイトエンド、その後、ケガなど(チーム事情もかな)もあり、ライトタックルに転向。したがって、ガードでドラフトされていいるが、ガード経験はない模様。

 もっとも、腕も短く、パスプロの技術も未熟なので、プロではガードしかないという評価。技術的、体格的、運動能力的にも、典型的なゾーンブロック用インテリアラインマンといったところであろう。

 コルツのスターターのオフェンスラインでは、明らかに右側が弱い、名指しすれば、グローインスキーが力的には最も落ちるので、頑張り次第ではスターターもあるかもしれない。

 ちなみに、顔は、そのグローインスキーによく似ている。ナスティ顔。髭を伸ばせば、区別がつかないかも。コーチも気づかぬうちに、こっそり入れ替わってしまうのも、手かもしれない。


 ここで、4巡のイーソンについてのプチ情報。今、ちょいと公式ページを見ていたら、なんと、イーソンがガチ・マニングファン&ガチ・コルツファンというプチ、いや重大情報をゲット。これ、意外に大事かも(まあ、マスコミ向けのサービストークかもしんねえけどよ。)。イーソンについてのフィット感プラスワンである。


 はい、6巡である。例年、吠えているけれど、ほんと6巡7巡はいらんわ。もういいだろう、このへんは自由競争で。選手、オーナー、ファン、ドラフト運営関係者、誰も不満はないだろう。強いて挙げれば、イベント運営業者くらいか。誰得感がハンパ無い。

 で、コルツの6巡であるが、なんと4つある。しかも、まさかの211位212位213位の3連打。こんな3連打、だれも望んでないっての。15−0の9回表での3連打みたいなもんだわ。「いいからもう、アウトになってよ。」である。この3連打の獲得経緯は自分で調べてちょ。めんどくさいわ。


 で、その3連打の前の6巡193位であるが、

 6巡193位 ロブ・ウィンドソー DT ペン・ステイト大学

 この6巡193位は、5巡149位と違って、ドラフトレビュー誌3誌全てにスカウティングレポートがある。ただし、見解は、このクラスの選手らしく、そこそこに分かれてはいる。

 身長は6−5であるが、体重は290Ibsなので、やや軽量といったところであろう。したがって、DTをやるには体重が不足、かといって4−3DEをやるほどの運動能力はないという評価。ブラックモン同様「帯に短し襷に長し」的プレイヤーといったところであろう。

 フットボールIQが高いという説もあれば、一方でギャップ規律を守らないという指摘もある。したがって、ツーギャッパー説ワンギャッパー説混在している。

 各スカウティングレポートを総合すると、3−4DEが適任といった感じではある。でも、コルツはカバー2、どうすんだ。

 まあ、今オフ、コルツに加入したシェルドン・デイ同様、身体能力的体格的ハンディを運動量でカバーするタイプと云えるのかもしれない。バックナーの隣はこういうタイプが向いていると考えているのかもしれない。

 ざっくり云えば、肉体的マイナスを気合いと根性でカバーしてNFLまで辿り着いたタイプとも云えるだろう。

 肉体的マイナスをカバーする方法としては大きく分けて3つあると思う。一つ目は頭、と言っても、もちろん硬さの方ではなく、柔らかさ、すなわち知性であり、二つ目は何らかの特殊な技術技能であり、三つ目が、この気合いと根性であろう。

 頭でカバーした代表的な例としては、まあ何といっても、先日物故したマット・キーオ、ではなく野村克也であり、あるいはNBAのレインビアであったり、NFLのジャレッド・アレンなんかも、その一人かもしれない。そのほか、探せば色々いるであろう。なにしろ、人間はホモ・サピエンスなのだから。人間自体が、劣った身体能力を知性でカバーしてきた生き物である。

 特殊な技術技能としては、こちらも色々あるだろうが、分かり易いのは、なんといっても一連のナックルボーラーであろう。また、フリーニーの伝家の宝刀スピンムーブや、マット・キーオの反則投球もこの一つかもしれない。イチローのバッティングも、この一つといってよいであろう。
 他にも、探せば色々いるであろうが、知性型よりは少数派である。特殊な技能技術というのは、数が少ないから、特殊であり、武器になるからである。誰でも出来たら、武器にならない。ある意味、知性派の派生型・特化型とも云えるかもしれない。

 三つ目の気合いと根性型であるが、こちらは成功例は、あんまり無い。プロに辿り着くまでは、気合いと根性でもなんとかなるかもしれないが、その後の成功、プロでの大成となると、気合いと根性だけでは厳しいというのが現実であろう。気合いと根性型の代表例としては、パンチ佐藤とかが挙げられる。

 もちろん、実際は、この3つを複合させて、プロとして生き抜いていくのが大多数なのであるが、まあやっぱり、最終的にモノを言うのは、プロスポーツマンの場合、体格や運動能力である事は言うを俟つまい。というか、この3つと体格・運動能力を複合させて生きていくのがプロスポーツマンなのであろう。つかまあ、人間一般もだけど。

 そのほか、4つ目のタイプとして人間関係型というのもあり、プロに入るまではともかく、いったん入ってしまったら、生き抜く、つうか生き残るだけなら、この4番目は3番目以上、いや、もしかしたら、上記の3つ以上に有効なのかもしれないが、私は嫌いなタイプなので、これ以上は書かない。考えない。


 で、6巡193位は終わりにして、6巡下位3連打となる訳であるが、私はリアルタイムでは、ちょうどこの時、6巡193位指名辺りはパソコンの前にいて、次の6巡211位まで待ち切れず、ついエロDVDを見てしまった。それで、いろんな意味で気持ち良くなって、寝てしまった。起きたら、6巡3連打は終了していた。まだ、ドラフトは続いていたけど。

 しかし、今回のドラフト記事は猥褻感がハンパ無いな。女無用じゃ〜。


 で、

 6巡211位 アイザイア・ロジャース DB マサチューセッツ大学

 誰?。私の3誌は無論の事、公式ページにもスカウティングレポートはない。5−10、170Ibsという、あまりにも平均的なDBの体格情報だけ。腕の長さとか40ヤード走とかもない。なんなら、顔写真もない。DBとあるが、SかCBかも分からん。むしろ、何故に身長・体重の二つの情報があったのかが不思議なくらい。謎な男である。

 まあ、インターネット時代であるから、調べようと努力すれば、何らかの情報は得られるであろうが、あえてこのままにしておくのも、オツというものであろう。ミステリープレイヤー。

 ちなみに、マサチューセッツ大学からドラフトつうかエントリーしているのも彼だけ。謎の深まる男ではある。


 つづく212位は、

 6巡212位 デズモン・パットモン WR ワシントン・ステイト大学

 こちらは、さすがにワシントン・ステイト大学という事もあって、公式ページにスカウティングレポートも動画も顔写真もある。ちなみに、私の3誌にはスカウティングレポートはない。

 公式ページのスカウティングレポートを要約すると、「とにかくデカい」。この一言に尽きる。それしか、長所はないみたい。ドロップ癖とかルートランニングの拙さなども指摘されている。完全なリバース接待要員。

 ちなみに、出身のワシントン・ステイト大学であるが、さすがにその名前ぐらいは知っているが、卒業生は知らんので、ちょいと調べてみたら、ドリュー・ブレッドソーやマーカス・トゥルーファント、そうしてコルツファン的にはちょいと気になるガードナー・ミンショーの名が。そうして、なんといっても、あの伝説のライアン・リーフ様の出身校だったりもする。ちょいと、リバースつながりかな。

 ちなみに、今ドラフトでは、同じくワシントン・ステイト大学からはアンソニー・ゴードンというQB(ミンショーとのスターター争いに負けた方ね。)もエントリーしていたが、こちらがドラフトされず。

 さて、デズモン・パットモンに話を戻すが、その名前デズモン・パットモンである。脚韻を踏んでいる。頭韻を踏む名前はままあるけれども、脚韻を踏む名前は珍しい。デズモン・パットモン、マヌケ感がハンパ無い。

 ちなみに、富野由悠季は一時期、こういう音の繰り返すタイプの名前が大好きでよく使っていた。ラカン・ダカランとかアマンダラ・カマンダラとかギャブレット・ギャブレーとかハッシャ・モッシャとかフル・フラットとかアバデデ・グリマデとかトラジャ・トラジャとかエロ・メロエとかルー・ルカとかライラ・ミラ・ライラとかである。ライラ・ミラ・ライラなんていう名前も私は大好きなのであるが、その白眉は何といっても、キッチ・キッチンであろう。あらゆる架空の、というか実在も含めて一番好きな名前。


 で、ドラフトに戻して、つづく213位は、

 6巡213位 ジョーダン・グラスゴー LB ミシガン大学

 こちらも、さすがにミシガント大学という事もあって、公式ページにスカウティングレポートも動画も顔写真もある。ちなみに、私の3誌にはスカウティングレポートはない。

 グラスゴーのスカウティングレポートつうかプロフィールで、何といっても最大の(それほどでもない。)トピックスは、グラスゴー3兄弟(まだ、他にいるのか。)の3番目という点であろう。グラハム・グラスゴー(DEN、G/C)とライアン・グラスゴー(CIN、DT)の二人の兄の弟という事になる。グラハム・グラスゴーはライアン・ケリーの時の同じセンターという事で、私は何となく覚えている。ケリーをドラフトしない、あるいは出来ない場合のオプション、「1巡は他のポジションで、下位でコイツ」みたいな位置づけである。

 で、ジョーダンの方に話を戻すと、このジョーダンは、300パウンドを超える兄二人と違って、公称6−1、226Ibsである。いや、ちっちゃい。くわっ、種違いか。今年のドラフト記事はセクハラ全開で推し進めております。
 実際、カレッジ最初の3年間(しかも、レッドシャツ。)は、スペシャルチーマー専門で、LBのスターター(なのかな。ローテーション要員かも。)を務めたのはシニアの1年間のみで、そこで89タックル、5サック。

 カレッジで4年間、あるいは3年間、がっつりスターターを務めながらドラフトされないプレイヤーもいるだろうから(いや、少ないか。)、そういう人たちからみたら、「なんでやねん。」みたいな、カレッジ時代のキャリアではある。「やっぱ、血統か。」と毒つきたくはなるであろう。

 で、選手としての特徴、つうかスカウティングレポート的には、「LBやらせるには軽く、Sにしては遅い。」みたいな評価である。なんか多いな、今年のコルツドラフト、そんな選手。
 まあ、基本的にはスペシャルチーマーなのだろうけど、もしかしたらエンドさせる気なのかも。匂う、5サックに匂う。夢にまで見た軽量パスラッシャーが、ここに。しつこい。


 で、7巡は無し。ほっ。


 以上9名、あるいは10名が今年のコルツドラフトであるが、結果的にはニーズをそつなく押さえたっていう感じ。したがいまして、

 エッジラッシャーの指名は無し。まあ、1巡が無いと厳しいよな、プレミア・パスラッシャーは。デフォレスト・バックナーで良しとしよう。

 タイトエンドも無し。まあ、ドラフト直前にトレイ・バートンとも契約しているし、手当のしやすいポジションでもあるし、不安や不満はない。
 ちなみに、ドラフト直前のFA契約と云えば、なんとフルバックのなんとフルバックのなんとフルバックのなんとフ〜〜ルバックのルーズベルト・ニックス(すごい名前、ここまで来たら、ルーズベルト・ニクソンにしたい。)と契約。しかも、経歴を見ると、キャリー型でもレシーブ型でもなく、純粋なリードブロッカー型のフルバックみたい。

 私は、このサイトを立ち上げて以来13年間ず〜〜〜〜っとフルバック渇望論をぶち上げてきたが(それほど、大仰ではない。)、ついに宿願叶うか。コルツファン歴15年で初めての「I・フォーメーション」が見れるのか。
 まあ、初めては大袈裟であるが、結構楽しみ。フルバック常用のためにTEは指名しなかったのかも。そういえば、チャージャーズも数少ないFB常用チームであったし、ここでもリバース接待か。

 ちなみに「I・フォーメーション」は、私のMADDENにおける基本フォーメーションなのであった。そういった意味でも、楽しみ。とか言っていたら、キャンプでルーズベルトがカットされたりしてな。

 また、手長族や珍名さんの指名も無し。去年のは発作だったか。まあでも、今ドラフトの最大の特徴である(マジか)近親プロスペクトに関しては、最初と最後できっちり締めたので、良しとしよう。


 こんなところで、今年のドラフト話は了としたいのであるが、最後に、ドラフトともNFLとも全然関係ない話。

 先日、スーパーで麦茶パックを買おうと物色していたら、手頃なのを見つけた。しかし、パッケージに鶴瓶の顔写真が。私は購うのを止めた。鶴瓶が大嫌いという訳では無いが、何となく嫌いではある。

 こういう事って、結構あるのではないだろうか。謂わば、コマーシャル・タレントの逆効果である。あるタレントが宣伝している故に買わないという事である。

 私は電気を「小田急でんき」に変えても良いかな〜と思っているのであるが、コマーシャル・タレントがIKKOなので、ためらっている。

 また、クロネコヤマトのマツコ・デラックスも逆効果なのでは無いだろうか。

 まあ、広告代理店の皆々様の複雑怪奇精妙巧緻なマーケティングの結果、採用したタレントなのであるから、間違いないのであろうが、私には微妙なコマーシャル・タレントが結構多い。


                                太った。2020/5/6(水)

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