インディアナポリス研究会コルツ部

歴史

2018シーズン

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1/2/3/4/5/6/7/8/9/10

Week16 12月27日
IND@PIT
24−28
 コルツ戦のレビューの前に一吠えしま〜す。レイダース、何やっとんじゃ〜。なんで、残り19秒から逆転されてんだよ〜。普通にキックオフしてんじゃねーよ。スクィーズキックで時間削れよー。ディープしかない場面で、なんでディープ通されてんだよ〜。

 まあ、ああいう事が起こるのが、このフットボールというゲームの怖さであり魅力でもあるのだけれど。そう云えば、QBはカーでしたね。

 つー訳で、コルツ戦ですが、予想通り負けましたね。予想通りなので、全然痛くありません。へっちゃっらです。学校一の美人に告白してフラれたみたいなもんです。帰りにゲーセンで、普通に脱衣麻雀しました。

 って、しねーよ。痛いわ、痛すぎるわ。涙に袖を濡らしたわ。勝ってりゃプレイオフから、いきなりプレイオフレース最後尾だよ。キツネにつままれた気分だよ。

 敗因は、端的に云えば、両タックルである。T.J.ワット相手に、PSどころか、ちょっと前までストリートにいた選手を使っているのだから、5被サックも致し方なしだよ。ホールデン、グリーン、ウェッブ、君達は責められん。むしろ、よくやった。ご苦労さん。ネルソン対ヘイワードは、ネルソンの圧勝(ちと言い過ぎか。)だっただけに、両タックルの欠場が、返す返すも残念。無念。

 まあ、この試合に限らず、今季終盤しみじみ感じたのが、つうか痛感したのは、控えの万能オフェンスラインマンの重要性ですな。正直、軽視してた。「コルツのラインは世界一ーーー。」とか、調子こいてた。反省。おおいに反省。来ドラフトは、2巡3巡使ってでも、控えラインマンを補強したい。いや、せねば。生きねば。

 で、今週のジョナサン・テイラー様は、18キャリー、74ヤード、2TDs、シーズン1000ヤードまで、あと84ヤードでーす、パチパチパチパチ。じゃねーよ。使えよ、もっと。この数字、ほとんど前半でのものだよ。

 まあまあ、後半は、タイミング的に使う場面が無かったってのもあるが、最後のシリーズなんか、使えよ。12プレイ全部パスじゃんかよー。まあ、スクリーンはパスみたいなもんだという説もあるけど、残り30秒ならともかく、残り2分18秒からだよ。3回ぐらいは、ランをコール出来るわ。

 今回のコルツに限らず、2ミニッツからのシリーズはパス一辺倒になりがちだけど、意外にランが効果的なんだよ。そんなに時間を消費する訳でもないし。「パス失敗」との比較はともかく、「パス成功」とは、ほとんど消費時間に大差はない。パスでもランでも「成功」せねばならない訳だし。ディープを警戒しているところでのランプレイは、15ヤードくらい普通に出るもんだよ。今回のコルツのように、パス一辺倒で、結局時間残してターンオーバー、つうか敗戦じゃ、本末転倒だよ。所謂「時間は持ち帰れない」である。

 2ミニッツからのランは、ベリチックが上手いんだよなあ〜。

 こういうのを見ていると、「プレイコーラーがQB上がりっていうのも関係しているのかなあ」とは、ちょっと思った。ジム・ハーボーのナイナーズ末期、ゴアのランという絶対的な武器があるのに、キャパニックのパスに固執して、自滅していった姿を、ちょっと思い出した。土壇場になると、QB上がりのプレイコーラーは、ランよりパスを信用しちゃうのかなあ〜。

 あと、そのほか、敗因としては、ウィリスのコンカッションによる退場も痛かった。そこをすかさず突いたスティラーズというか、ロスリスバーガーは、流石というか当然ではあった。

 あと、レフリーの笛についても、不満は無くは無いが、それは言わない約束って事で。

 まあでも、前半リードされながら、少しづつ詰めていって、ターンオーバーを絡めて逆転勝ちっていうのは、今季のコルツの勝ちパターンだったので、それを偶然もあるにせよ、この大事な一戦で炸裂させるというのは、スティーラーズ、お主も悪よのぉ〜〜。

 って、そんなトボけた事を言っている場合じゃない。計算はしていたけれども、この敗戦で5敗。プレイオフレースのライバルチームの勝敗はというと、レイブンズ、余裕の圧勝。ドルフィンズ、上述のように冷や汗勝利。タイタンズ、順当に敗戦。ブラウンズ、コロナリストでまさかの敗戦。

 まあ、コロナで負けたブラウンズはちと可哀想な気もするが、これは皆同じ条件だし、コルツもレイブンズも同様の痛い目に遭っているし、同情はしない。

 つう訳で、シーズン最終週で、プレイオフ残り4枠を5敗の5チームが争うというフィクションみたいなシナリオになった訳であるが、最近さんざん書いてきたとおり、我らがコルツは同率では、ことごとくタイブレークされてしまうので、あんま気分の良い事では無いが、ひとつで良いので、どっかのチームが負ける事を願うしかない。コルツ以外の全4チームが全勝したら、コルツの今季は終了です。

 そこで、この5チームの対戦カードを勝ちそうな順に並べてみた。カードの後の時間は、日本での開始時刻。

 1.レイブンズ@ベンガルズ 3時 
   鉄板、パンテツ。レイブンズが負ける姿が想像すらできない。

 2.ジャガーズ@コルツ 6時25分
   負けているようなら、話にならん。

 3.タイタンズ@テキサンズ 6時25分
   紛れもなくはないが、まあタイタンズでしょう。

 4.ドルフィンズ@ビルズ 3時
   ここ期待。

 5.スティーラーズ@ブラウンズ 3時
   ここ期待。

 例年、最終週は、同日同時刻開始だったような気もするが、今年は違うのね。3時開始の3カードのどこかで負けてもらうと、コルツ的には非常に有り難いのであるが、それはともかく、どっかに負けてもらわんと。

 という訳で、テキサンズに期待しなくも無いが、やはり下二つのカードにコルツファンは期待するしかない。願うしかない。
 奇しくも、この両カードは、同地区対決、プレイオフ決定チームと絶賛レース中の対決、という事で、全く同じ構図である。まあ、結果や内容とは何の関係も無いが。

 ビルズとスティーラーズもプレイオフは決定しているとはいえ、ホームフィールド・アドバンテージは一つでも上げたいだろうから、調整試合になるとは考えにくい。「だから、勝つ。」とならないのが、フットボールに限らず、勝負事の難しいところではあるが、コルツファン的には、この両チームに期待したい。っつか、するしかない。勝って〜〜。勝ってくれたら、プレイオフで負けてあげるよ〜。いや、負けんわ。それとこれとは、話は別だわ。「コレはコレ、ソレはソレ。」、生きていく上で、2番目に重要な格言。 

 って、書いていたら、トムリンはロスリスバーガー等々を休ませるとか言い出すし。バカか、テメーわ。人(コルツ)の迷惑も考えろっつの。

 まあでも、さすがに両チームともに勝つとは、蓋然性的にはちょっと考えにくい。どっちかは、負けるよね。期待。つか負けて。他チームの敗戦を願うというのは、精神衛生上よろしくないが、仕方ない、願おう。負けれ〜〜〜〜。

 でも、このドルフィンズ、ブラウンズ、両チームも含めて、全4チームが勝ったら、仕方ない、そん時は、スッパリと諦めよう。
 って、何だか自分の意志で諦めたみたいな書き方であるが、無論、自分の意志で諦めた訳では無い。諦めざる得ないのである。諦めさせられたのである。

 っま、そんなレトリックの問題はともかくとして、最終ジャガーズ戦に勝って、シーズン11勝でも、プレイオフに進出できないシナリオがあるのかあ〜。例年、11勝もすれば、プレイオフは出れるもんだけどなあ〜。しかも、一枠増えてんのに。
 なんで、こんな事になったのかというと、要するに、NFC東の連中が悪いのである。6勝でプレイオフとかいったら、生涯恨むからなあ〜。ワシは、こういう事はしつこく憶えているタイプだからなあ〜。

 しかも、今季のコルツつうか、AFC北以外のAFCのチームはNFC東との対戦がねーし。我らがコルツはNFCトップのパッカーズに勝ってんだから、ここは2勝換算にしてくれ〜〜。

 なんか、頼み事だらけになってしまったが、良いお年を〜〜〜。って、最後も頼み事。

                             2020/12/30(水)
Week17 1月3日
JAX@IND
14−28

  マイアミが負けた〜〜〜〜〜〜。

 あとは、勝つだけじゃ〜〜〜〜〜。


                              2021/1/4(日)


 勝った〜〜〜〜〜。

 でも、マイアミが勝っていたら、TEN@HOUのゲームを見ながら、心臓発作で死んでたな。危ない危ない。

 でも、10勝しながら、プレイオフに進出できないマイアミは、ちょっと気の毒。NFC東枠で出場させてあげれ。今年のTEAM OF THE YEARなんだし。

 あっ、遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

                              2021/1/4(日)

 トランプ大統領の行状を見ていて思うのは、「人間、やっぱゴネた方が得だな。」という事である。私は、性格上、これまでの人生でゴネた事がほとんど無かったのだけれど、これからは、様子を見て、ゴネたいと思う。

 そんな事はともかくとして、プレイオフ戦線である。

 この2020シーズン・コルツ最終戦までの時間的前後関係を並べると、まず現地1時からのゲームでマイアミが負けた。ありがとー、バッファロー・ビルズ。ちなみに、スティーラーズは、ロスリスバーガーを出場させずに、ブラウンズに敗戦。ざけんな、バカ。

 したがって、我らがコルツは現地4時25分開始のゲームに「勝てば、プレイオフ決定」という条件下でのプレイと相成った。エガッタ、エガッタ。「勝っても、プレイオフが無いかもしれない。」という不安定な状況下でのプレイよりは、はるかにマシ。

 一方、我らがコルツと地区優勝を争うタイタンズは、とりあえずプレイオフは決定で、あとはコルツとの地区優勝争いという条件下での同時刻開始のプレイとなった。このへんの微妙な状況の違いはゲームに陰影を与えたであろうか。

 で、まずは、先にコルツが勝ってプレイオフ決定。あとは、タイタンズとの地区優勝争いのみという状況下で、タイタンズのゲームは試合中で終盤に突入。そこから、逆転に次ぐ逆転で、結果的には、タイタンズがFGでサヨナラ勝ち。

 プレイオフは決定していたので、割に気楽に見れたけれども、これで、もしマイアミが勝っていて、この試合展開、この結果だったら、私は心臓発作で絶命してた。アリガトー、バッファロー・ビルズ。君達は僕の命の恩人だよ。

 いやでも、ホント、勝てて良かったよ。この試合展開で、負けていたら、GM以下首脳陣更迭も、私は考えていたよ。って、そんな権限、私には無いけどさ。
 今季、コルツ以外に勝っていないチームに2戦2敗してプレイオフを逃すなんて、そんなの論外だろ。

 で、その結果だけが求められるゲームの内容であるが、前半、快調にリードするものの、後半、じわじわとにじり寄られて6点差の土俵際、残り4分ほど、逆転負けも覚悟したところで、ジョナサン・テイラー様の1発タッチダウンが出て、勝利とプレイオフ決定。ホッと胸をなでおろしたというゲームでありました。ホント、この1発タッチダウンは、今季最も価値のあるプレイだったよ。2番目は、パッカーズ戦のブラックモンのファンブルフォースかな。

 まあ、それはともかくとして、今季のコルツは、こういう前後半でチームがガラッと変わってしまうゲームが非常に多い。つか、多かった。前半良くて後半ダメ、あるいは前半ダメで後半良しみたいな。どういう事、あんま説得力のある理由が思いつかないのだけれど。どっちか一方だけなら、それなりに理由が考えられるが、両パターンあるというのが良く分からん。

 で、この試合のMVP、つうか今季のコルツのMVPといっても良いと思うが、それは勿論このひと、ジョナサン・テイラー様。この試合、30キャリー、253ヤード、2TDs。シーズンも、1169ヤード、11TDs。1000ヤード越えも立派だけど、何気にリーグ3位の成績。まあ、トップが2027ヤードなんで、全然目立たんけど、やりおった。

 コルツのRBが1試合200ヤード超えなんて、私のコルツ観戦歴では初めてである。「エッジさん以来、」なんて事も、現地の放送では言っていたし、そもそも、この253ヤードが、コルツのフランチャイズの1試合ラッシング記録らしい。らしい、つうか、記録である。
 コルツのラッシング記録というと、しょっぱいイメージを持つ方もいるかもしれないが、かつては、エッジさんを始め、マーシャル・フォークやエリック・デッカーソンといったお歴々も(あと、フランク・ゴアも、)在籍したチームなので、何気に結構すごい記録なのである。また、この253ヤードは、ルーキーとしても、NFL史上2番目の記録らしい。

 まあまあ、そんな記録の話はともかくとして、ホントやってくれたよ、特に、この試合、つうかコルツの今季を決定づける最後のタッチダウン。液晶画面に飛び込んで、テイラー様を抱きしめようかと思っちゃった。でも、あんまり派手なタッチダウン・セレブレーションをしないのは、そのへんはバリー・サンダース系統、あるいはマーヴィン・ハリソン系統か。

 ジョナサン・テイラー、君には何も言う事は無い。といいつつ、ちょっとケチをつけると、やっぱゾーンブロックは苦手みたい。まあ、カットバックが無いので、ゾーンブロックは厳しいのであろうが、この辺は課題かな。課題といっても、「カットバックを身に付けろ。」という事では更々なく、プレイコーラーが、そのへんを配慮したプレイコールをして欲しいというだけである。現時点でも、あくまで味付け程度だし。必殺必中は無論、ネルソンとケリーの間である。

 新人王は、ハーバートとジェファソンがいるので厳しいだろうが、それは仕方あるまい。

 さて、同じルーキーという事で、マイケル・ピットマン君であるが、この日は、2レシーブ、28ヤード、う〜む。シーズンでは、40レシーブ、503ヤード、TD。う〜む。まあ、不合格という程でもないが、合格という訳でもない、つう感じ。まあ、最近のコルツのルーキー・ワイドレシーバーの中では珍しく、13ゲームとはいえ、シーズンフル出場に近いので、そのへんは良しとするか。来季は追試。

 同じルーキーでは更々ないが、フィリップ・リヴァースについての評価は、プレイオフ終了後って事で。QBの評価、とりわけベテランQBの評価は、あくまでプレイオフ。

 同じく新加入のバックナー様については、申す迄も無い。

 あと、対戦相手のジャガーズについても少々。

 まずは、マイク・グレノンについて。って、お前、まだ、やってたんかい。コルト・マッコイとか、スターターから消えても、意外にしぶとく生き残っているよね。

 このマイク・グレノンとかコルト・マッコイとかも同様だと思うが、キャリアの早い段階で、スターターを任されて、結果が出なくて、1,2年で見切られるQBって、非常に多い。もう少し長い目で見てやっても良いんじゃないかと思う。それこそ、マホームズじゃないけど、1年くらいサイドラインで様子見て、2年目からデビューでも全然遅くないと思う。

 また、仮に結果が出なくても、5年くらいは様子を見てやるべきだと思うが、どうだろう。「チームはQB中心に作っていくべき」という考え方が正しいのなら、それくらい腰を据えるべきだと思う。

 アメリカは競争社会であるし、フットボールは怪我の多いスポーツでもあるので、なかなか難しいのであろうが、なんつーか、こういう捨てられたQB、謂わば「はぐれQB」がNFL界隈には多すぎる。

 あと、このゲーム、ジェームズ・ロビンソンが欠場していたが、出場していたら、ジャガーズが勝ってたかもね。いやいや、縁起でもない。

 あと、ウィンガード、お前、何なんだよ〜。リバース専用セイフティかい〜〜。

 で、ジャガーズは来ドラフトは全体1位。なんか、しょっちゅう、トップ5にいるよね、ジャガーズって。「弱い」と云えば、今季久方振りにプレイオフ入りしたブラウンズの代名詞であるが、ドラフト・トップ5の安定度という意味では、ジャガーズの方が上かもしれん。かもしれん。

 コルツ戦はこれくらいにして、何とはなしに観た今季NFLの最終戦WAS@PHIの感想をば。G+の解説者も云っていたけれど、なんつーか、ホントしょっぱいゲームだった。地区優勝が懸かっているゲームには、とても思えなかった。あの状態のワシントンがプレイオフなら、マイアミとかアリゾナは可哀想。

 最終週の感想はこれくらいにして、プレイオフ展望であるが、さすがに厳しいかな。なんつーか、6強1弱感がハンパ無い。今季7枠目を作ってくれた人、ホントありがとー。あなたがいなかったら、今季のコルツは完全にプレイオフ無かったわ。

 初戦の対戦相手は、もう一つのプレイオフの恩人ビルズ様になる訳であるが、仮にタイタンズが敗れて、コルツが地区優勝したとすると、初戦はレイブンズ。う〜〜む、まだ、ビルズのほうがマシか。少なくとも、蹂躙はされないと思う。

 で、ゲーム予想であるが、普通に考えれば、テイラー様を完全マークしてくるので、その裏を衝いて、TE陣が活躍したら、勝負にはなると思う。厳しいか。
 まあ、ホントの勝負はコルツDL対ビルズOLの戦いだろう。ここを圧勝すれば、勝機はあると思う。DLがプレッシャーをかけて、ポケットから出てきたアレンをレオナルドやウィリス、ムーアが仕留めるというのが、コルツ理想の展開であろう。

 あと、ブラックモン、ディープは気にせず、どんどんインターセプト、狙って良し。

 という訳で、ゆるりと頑張れや〜〜。と、落としておいて、逆キレというのが今季の定番パターンであったが、今回はいいや。ビルズは、プレイオフ入りの恩人だし、スーパーボウルを本気で狙っているチームだし、迷惑はかけられん。今季のコルツは、基本、「あわよくばチーム」だし。「本気チーム」に勝っちゃあ、アカン。

 という訳で、やっぱり、ゆるりと頑張れや〜〜。

                        シェーバーが壊れた。2021/1/9(土)
Super
WildCard
Weekend
1月9日
IND@BUF
24−27
 スーパー・ワイルドカード・ウィークエンド、なんかカッコいいよね。

 そのネーミングはともかく、コルツのプレイオフ初戦である。この一戦を前に現地マスコミ等々で、試合結果が予想されていたが、そのほとんどがビルズ勝利。いや、コルツファンの私ですら、ビルズ有利と思っていたけど、そこまでの差は無いっしょ。もっと、逆張りする人がいても良いくらいの力の差だと思う。確かに、ビルズは第2シードで我らがコルツは第7シードだけど、曲がりなりにも11勝しているチームだし、ビルズと戦っても、10回やれば3回ぐらいは勝てると思う。その3回に張る人は、もっといてもよかったんじゃない。

 んで、結果は、勝敗もスコアも、大方の予想通り、24−27でビルズ勝利でした。フットボールに限らず、多くのスポーツで、スコアがそのまま実力差にならない事は多いけれども、今回は、このスコアが、はっきり両チームの実力差を現していると思う。要するに、FG一本分ぐらい、コルツはビルズより弱い、である。チャンチャン。

 敗因は、いろいろあると思うが、結局は、レシーバー陣という事になろう。最終ドライブの最後の2ndダウンと3rdダウンで投げ捨てなきゃならないっていうのが、今のコルツのレシーバー陣の掛け値なしの実力という事である。しかも、無理気味に投げたがるリヴァースが、無理気味でも投げなきゃならないシチュエーションででも、である。

 レシーバー陣に関しては、シーズン前から、ちゅうか、昨シーズン、昨々シーズンぐらいから、分かっていた事なんで、今更何をか云わんや、である。しかも、この問題は、コーチングやゲームプランじゃあ、どうにもならない、すなわちタレントの問題なので、今更どうしようもない。とにかく、レシーバー、獲って来〜い、である。フリーになれるレシーバー、トッテコ〜イ、である。デズ・ブライアントでもアントニオ・ブラウンでもジョシュ・ゴードンでも獲ってりゃ、良かったんじゃない。ダメなりゃ、切りゃいいだけの話だし。

 そのほか、敗因はというと、第2ウォーター終盤でのギャンブルやブランケンシップのFGミスなどが、マスコミの恰好の話柄になるけれど、これは仕方ないでしょ。

 まず、第2クォーター終盤でのギャンブルに関しては、結果的に失敗で、返しのビルズのドライブでタッチダウンを許しているので、責められるポイントにはなりがちであるけれど、これは仕方ないでしょ。この段階での、6点リードも4点ビハインドも、そんなに差は無いし、あの深いところから、返しを決めたブルズの攻撃陣が素晴らしかったという事だと思う。

 あと、ライクのギャンブル癖に関して、G+の解説の村田さんが、「そういうメンタリティだ。」みたいな事を言っていたけれども、これは統計学的確率論的結論に基づいてギャンブルしているのだと思う。ライクにして見れば、この場面で、FGの方がよっぽどギャンブルなんだと思う。メンタルの問題ではない。

 また、FGミスであるが、これも仕方ないよね。フィールドゴールというのは、そういうもんだからね。100%じゃないからね。外すときは外す。まあ、あんまり外すようだったらキッカーを変えるしかない訳であるし、そのキッカーも1試合一人しか準備していないのだから、自分たちが選んだキッカーが外したら、それは諦めるしかない。

 シーズン100%に近くても、プレイオフの大事なところで外す人(バンダージャットさん)もいるからね〜。

 あと、ミスといえば、これはコルツに限らずビルズも同様であったが、落球が多かった。なんだろ、日差しの関係があったのだろうか。

 あとまあ、ターンオーバーのひとつもあれば、勝機を見いだせたかと思うが、それは無し。これはコルツの敗因というより、ビルズの勝因かな。この試合のビルズは、当然であるが、気合も入っていたし、統制も非常に良く取れていた。当然といえば当然であるが、アップセットを許さない為に一番大事な事がしっかり出来ていた。

 あと、我が愛しのジョナサン・テイラーであるが、この日は、21キャリー、78ヤード、TD。まあ、最低限の仕事はしたと云えるが、さすがにマークが集中するとキツイよね。「ランだけなら、止まる」という典型的なパターンだった。
 後半、TE陣にパスが通り出してから、ある程度ランが出るようになったけれど、むしろ前半TE陣にパスを集めて、後半テイラーのランで勝負した方が面白かったように思う。これは、ゲームプランの失敗かな。

 悲しい敗因話は、これくらいにして、個々の選手の査定でもすっか。

 まずは、ピットマンであるが、この日の仕事振りはともかくとして、前回の記事で書き忘れた事の補足。この日も良いRACを見せていたけれど、やっぱ非常に珍しいタイプのワイドレシーバーだと思う。ルートランニングやハンドはイマイチだけど、RACに面白さがあるという。新戦術の大好きなベリチックあたりが興味を持ちそうなプレイヤーだと思う。ポジションを命名するとしたら、「ワイド・ランニングバック」とか、そんな感じ。「バック」ではないか。ワイド・ランニング・エンド?、ランニング・フランカー?。「ランニング・フランカー」が、一番しっくりくるかな。

 まあ、名称はともかくとして、ピットマン向きのプレイブックは作る必要があると思う。このピットマンとデマイケル・ハリスを活かすプレイブックを作るのが、今オフのOCの最重要宿題である。忘れたら、廊下で正座。いや、死刑。

 あと、ブリセット君。これ、わざわざ書く事でもないかもしれんが、ブリセットはスニークのシーズン記録を作ったと思う。ブレイディを更新したと思う。誰か、調べてくれ〜。何も支払わんけど。

 で、最後は問題のフィリップ・リヴァースである。早速、外野は喧しくなっているが、まあ、私の個人的意見は、どっちでもいい。後述するが、私はQBに関しては、かつてほど重要視していない、あるいは重要視しない変え方に傾きつつあるので、リヴァースとの契約延長に、歓迎でもないけど、異議を唱えるつもりはない。そんなスタンスである。

 まあ、確かに、最後のヘイルメアリ―なんか見ると、明らかに肩は衰えているが、それでゲームに支障をきたすというほども無いし、肩に限らず、体力的肉体的衰えがゲームに支障をきたすようになるなら、本人から引退を申し出ると思う。しない奴もいるし、し過ぎる奴(ラック)もいるにはいるが。まあ、周囲がダメだと判断したら、ライクが引導を渡すであろう。

 今オフの手術の経過もあるし、リヴァースの去就は本人に任せて良いと思う。

 で、リヴァースがいなくなった場合であるが、カーソン・ウェンツとかサム・ダーノルドとかマシュー・スタッフォードとか、1巡ドラフトプレイヤーとか、去年取ったイーソンとか、いろんな声が上がっているけれども、ウェンツがトレードで入手できるなら、そりゃ欲しい。ウェンツの力量&健康状態はともかくとして、あのクラスのプレイヤーがサインボーナス無しでゲットできるなら、そりゃ欲しい。1巡は、ちょっと考えるが、2巡なら出す出す、差し出しちゃう。

 まあ、ケチン坊というか、セコイ事で有名なイーグルス首脳陣が、そういう事をするとは考えにくいので、実現性は低いが、実現するなら嬉しい。

 あと、ダーノルドも、格安契約なら、ありかも。スタッフォードはいいや。スタッフォードなら、イーソンにチャンスを与えよう。つか、ブリセットでも良いと思う。実際、昨季もゲガさえなければいいとこ行っていた訳だし。もう一回、チャンスを与えても良いと思う。
 あと、チャンスといえば、ジョシュ・ローゼンに泣きのもう一回。

 ドラフトは、順位が順位なので、ちょっと厳しいか。

 というか本中華、私はパッシング・オフェンスにおいては、QBよりもレシーバーの方が重要なのではないかという考え方に傾きつつある、というか傾いている。私も、ちょっと前までは、何しろマニング育ちなので、QB至上主義者、QB絶対論者だったけれども、今季、というか、ここ数年のコルツを見ていて、パッシング・オフェンスにおいては、QBよりもレシーバーの方が重要なのではないかと思うようになってきた。

 そうして、それが決定的なったのは、今季開幕当初、フィッツジェラルドがレシービング・ヤードでオールタイムで2位になったという記事を書いた時にチェックしたオールタイムのレシービング・ヤードのリストである。

 私は、それまでは、レシーバーの記録なんていうのは、半分くらいQBのもんだと思っていて、それ故、特定のQBと組んでいないフィッツジェラルドが全体2位に躍り出たのは素晴らしいみたいな事を書こうと思っていたのであるが、このリストの面々を見ても、結構QBの顔が思い浮かばないのである。

 一番上の人はともかくとして、2位のフィッツ以下、オールプロ級プロボウル級のQBと長い間組んでいたレシーバーはほとんどいない。9位のハリソンと10位のウェインぐらいである。そのハリソンにしたって、マニング入団以前から、数字を作っていたので、上位10傑20傑で、オールプロ級プロボウル級のQBと、キャリアを通じて組んでいたレシーバーは一番上の人とウェインぐらいである。

 ランディ・モスのルーキー時のQBなんて、パッと云える人は、そんなにいないでしょ。カルペッパーじゃないよ〜。正解は、ランドール・カニンガムです。引っかけかよ。あ〜〜〜、って感じだよね。

 という訳で、私は、今まで、パッシング・オフェンスにおいて、あまりにQBを過大評価していたという考えに傾いているので、これから、しばらくはQB軽視WR重視思想を持つことにした。したがって、私がGMだったら、そこそこのQB、豪華なレシーバー陣で勝負したいと思う。QBのキャップヒットは1シーズン10億円ぐらいに抑えたいと思う。

 こういう考え方に賛同するコーチ陣と組んで、勝負したいと思う。

 でもまあ、QBが人間ヒエラルキーの頂点であるアメリカでは、この考え方はなかなか難しいのかもしれないが。

 でもまあ、元々、QBというのは、ラグビーのスクラムハーフやスタンドオフみたいなポジションであったのだから、ラグビーにおける彼等と同じ地位に戻しても良いのではないかと思う。フットボールにおけるQBは、ちょっと地位が高過ぎるように思う。ゲームに対する支配度という意味では、野球におけるピッチャーよりは下だと思う。

 QBの話になったところで、ビルズのQBジョシュ・アレンについて、ちょいと書きたい。今シーズン当初やっていた「2018ドラフトQB監査シリーズ最終版・ジョシュ・アレン編」である。

 アレンについては、どこかでちょいと書いたが、2018ドラフト組QBの中では、私のドラフト時の予想つうかスカウティングが最も外れた選手である。言い訳がましいが、こんなに走るQBだとは、私のドラフト時の情報には全然無かった。大時代のポケットパサーみたいな認識であった。ブレイン・ボートルズとかイーライ・マニングとか、大昔だとドリュー・ブレッドソーとか、そんな感じである。ファーストターゲットを待って待って待って、空いたらドカーンと投げ込む、そんなイメージのQBである。そうして、そんなタイプのQBのコントロールが悪いのだったら、「絶対いらない枠」にせざる得ないであろう。

 こんなに「走るQB」だと分かっていたら、序列を変えていた。少なくとも「絶対いらない枠」にはしていなかった。見苦しい言い訳。

 で、実際、対戦した印象から云うと、まあ、やっぱり典型的な「走るQB」であった。基本ディープを狙って、カバーが厚かったら、自ら走ってヤードを稼ぎ、これを基本に、そこからプレイを派生させていく、まあ、ちょっと前だと、マイケル・ヴィック、最近だとキャム・ニュートン、ごく最近だとラマ―・ジャクソンとかカイラー・マレー、その系譜である。彼等に比べれば、脚はちょっと遅いが、プレイスタイルは同じである。あと、キャパニックとか。

 シーズンで500ヤード以上走り、この試合でもアレンが見せていたが、ラッシングTDが多いのも、このタイプの特徴だろう。
 この手のタイプは否定的な声も少なくは無いが、なんだかんだ云って、実戦的であるし、結果も残しやすい。

 あとまあ、原始的な、といったら大袈裟であるが、オリジナルなQBのスタイルであると思う。私のように、遠く日本からTV画面を通してのNFLのフットボールしか知らない日本人の目には奇異に映るかもしれないが、フットボールが街にあふれたアメリカでは、ごく一般的なQBなのだと思う。アマチュアのフットボール、とりわけ学生フットボールでは最もポピュラーなスタイルなのであろう。まさしく、ラグビーのスクラムハーフやスタンドオフみたいなプレイをしているのだと思う。だからこそ、マニングやリヴァース、あるいはジョシュ・ローゼンのようなタイプには、かえって「プロスタイル」という形容詞が付くのであろう。

 ちなみに、「走るQB」と一概に云われるが、私の見たところ、それには大きく分けて3種類ある。

 一つ目は、まあ、このアレンやニュートンに典型的に見られるようなタイプである。先に書いたように、「基本ディープを狙って、カバーが厚かったら、自ら走ってヤードを稼ぎ、これを基本に、そこからプレイを派生させていく」、そうして「ラッシングTDが多い」のも、このタイプの特徴であろう。ベタな「走るQB」である。一昔前だと、「走るQB」は「スクランブルQB」みたいな表記が主流であったが、まあ、さすがに「スクランブル」な走りとはちょっと違うので、最近では、この表記はすっかり消えてしまった。

 ラン・パス・オプションもすっかりポピュラーになったし、あらかじめランがデザインされているタイプのQBといった方が良いのかもしれない。まさしく「ランニング・クォーターバック」といったところか。

 二つ目は、これは意外に思われるかもしれないが、アーロン・ロジャースのようなタイプである。ポケットから積極的に出て、レシーバーとディフェンダー、そうして自分、すなわちパサーの位置関係を変えるタイプである。

 ポケットに留まっていると、レシーバーとディフェンダーの位置関係を変えるためには、レシーバーが動くか、あとはボールの軌道を変えるしかないが、自身、すなわちパサーの側が動くことによって、その変化を複雑化させるタイプのQBである。その変化が倍になるのか、二乗になるのかは、よく分からんが、とにかく複雑になるのは間違いあるまい。

 当然ながら、走りながら投げる能力は必須である。

 その嚆矢は、もしかしたら、遠い遠い御先祖様がいるのかもしれないが、なんといってもアーロン・ロジャースであり、その最新進化形が、今をときめくパトリック・マホームズさんであろう。今を全然ときめかないアンドリュー・ラックさんも、この系譜だった。

 また、トリビスキーは、このカテゴリーの失敗例であろうし、マリオッタは成功のような失敗のようなくらいかな。

 3つ目は、これは厳密に云うと、「走るQB」とはいえないのかもしれないが、ポケットから積極的に出てネイキッドになりたがるタイプである。ラッセル・ウィルソンとかベイカー・メイフィールドみたいなタイプである。まあ、要するに、背が低いので、デカいOLの後ろだと、視野が狭くて投げづらい、というタイプである。上記2タイプが積極的に「走る」のに比して、こちらは消極的に「走らざる得ない」というタイプかもしれない。

 ドリュー・ブリーズの速くて深いバックステップも同じ意味である。

 とまあ、こうやって改めて考えてみると、最近成功しているQBの多くは、ほとんど何らかの形で「走るQB」である。マニングやリヴァースのようなタイプは、完全に時代遅れなのかもしれん。かもしれん。まさしく、クラシカルなポケットパサー。

 そう考えると、2018ドラフト組最大の失敗と云われるジョシュ・ローゼンの失敗の理由も見えてくる。でも、マニング育ちの私は、こういう「クラシカルなポケットパサー」が大好物なんだよね〜。飯三杯イケる。ジョシュ・ローゼンで、夢をもう一度。

 と、ここまで「走るQB」について散々書いてきて、いきなりこんな事を書くのも何だが、私は「走るQB」がダイキライなのである。そこで、今度は、私の「走るQB」を嫌う理由を書き連ねてみたい。

 ちなみに、私の嫌いなQBには3種類あって、一つ目は「左利き」、二つ目は「低身長」、三つ目は、この「走る」なのであり、マイケル・ヴィック様は、ものの見事にこの3つを完備。コンプリート・パッケージなのであるが、それはともかく、その三つ目「走る」が嫌いな理由を、ここで開陳してみたい。他の二つは、また別の機会に。

 その理由は三つ、強いて挙げれば四つあって、まずはその一つ目。


 (1) ケガの不安

 こんなのは、今更、私が云うまでも無いが、走るQBはポケットパサーに比べれば、当然ケガのリスクが高い。ものすごく高い。
 実際、連続先発記録みたいなのは、大概ポケットパサーだし、QBのキャリア記録の上位者の多くもポケットパサーである。

 このゲームでのアレンのプレイっぷりを見ていても、危なっかしいところは多かったし、実際、これからブルズが強豪になったら、同地区ライバルのDCが「やっちまえ。」という事になろう。まあ、そんな指示が無くても、ケガのリスクは当然高い。

 もっとも、ケガしたらケガしたで、その時はポイ捨てしちゃえばいいみたいなドライな考え方もあろう。男女関係に限らず、人間関係は割り切りが大事なのかもしれない。かもしれない。割り切った関係。


 (2) プレスナップリードの甘さ

 「いざとなりゃ走ればいい。」という考えだと、どうしてもプレスナップリードが甘くなる。ギリギリまでキッチリ読もうという気概というか、必要性が無くなる。

 まあ、もっとも、ビデオきちがいのマニングのようなプレスナップリードを誰しも出来るかといったら、それは難しいだろうし、だからこそ、ロジャースやニュートンのようなクォーターバッキングが主流になったのだとも云える。

 まあでも、ゴール前1ヤード3rdダウンで余裕のノーバックに私は憧れちゃうんだよね〜。とっととラッシングTDしちゃうのが、合理的ちゃあ合理的なんだろうけど。


 (3) フィールドが半分しか使えない。

 「走る」というと、勿論、OLの真ん中を割って、中央に走り出すというのもあるが、そのほとんどは右なり左なりのロールアウトである。となると、当然、フィールドは半分しか使えなくなる。
 私が、敵のDCだったら、ロールアウトした瞬間に、「フィ―ルド半分は捨てて良し」という指示は出すし、実際出ているであろう。それは、やっぱりオフェンス側にとっては、損な事だと思う。

 まあ、もっとも、そこから、バウンスバックで反対側のフィールドに投げ込むという事も出来ない事もないが、それには相当の肩とコントロールが必要となろう。実際、そういうプレイは、ほとんど見た事が無い。


 (4) OLがパスプロを真面目にやらない。

 まあ、これは、あんまり重大な理由ではないだろうが、私がOLだったら、そんな、しょっちゅう走り出すQBに対しては、本気でパスプロする気は無くなる。「無くなる」はともかく、「薄まり」はするであろう。

 まあ、その分のエネルギーをランブロックに注ぐ事ができるという説も無くは無いが。


 以上、4つが私の「走るQB」を嫌う理由であるが、これはあくまで、マニング育ちの私の好みというだけであって、「走るQB」を全否定している訳では勿論無い。厳しく突っ込まないよーに。


 こんなところが、このゲームの感想である。

 で、我らがコルツは、今季のプレイオフAFCのベスト4、4チームのうち、3つとは今季対戦、そうして全敗、ひとつとは昨季対戦して、激勝している訳であるが、一コルツファンとして、その感想、あるいは手応えを述べてみたい。

 この4チームの中だと、ビルズがひとつ、力的には落ちるように感じる。特にLB陣がえらく遅いのは気になった。先週、バカっ速のマイルズ・ジャックと対戦しているので、つとに感じるのかもしれないが、今時珍しいくらい、ビルズのLB陣は遅いと思う。なにか、戦略的な理由があるのかもしれないが、チーフス戦では対ケルシーが最重要課題になると思うので、その辺をどうするのかは、ちょいと興味がある。今のブルズのLB陣では、ケルシーに付いていけないように思う。とりあえず、両チームが決勝に進まないと、当たらんけど。

 残り3チームは互角かなあ。単純なタレントの力はブラウンズだろうが、戦術のチーフス、総合力のレイブンズといったところか。

 あとひとつ、スティーラーズについても言わしてちょーだい。

 や〜い、負けてやんの。だ・か・ら、ブラウンズとの最終戦、全力で勝って、シード順はどうなるか分からんが、プレイオフ初戦をコルツにしておけば、楽勝だったのに〜。何故に自虐。

 まあ、でも、このスポーツはほんと怖いよね〜。思わぬ形で負けてしまう。なにひとつ、思わぬ事の無かったコルツ対ビルズみたいなゲームを有るけど。

 あと、バッカニアーズ、ちゅうかブレイディについても言いたい事はあるのだが、次のゲームの記事で書きまーす。

 でも、ワシントン対タンパ、しょっぱかったね〜。私が今まで観たプレイオフでは一番しょっぱいゲーム。やっぱり、マイアミやアリゾナが出た方が良かったと思う。シカゴ対ニューオリンズも、しょっぱかったけど。

                    とにかく寒い。2021/1/13(水)

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