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<1/………/11/12/13/14/15/16/17/18/19>

A.Vinatieri
ホモっぽい写真。
本当に本人なのか。
 最近、G+の放送を見ていたら、試合終了後に、過去のスーパーボウル名場面集みたいなのをやっていて、1997年のスーパーボウルのGBのデズモンド・ハワードのMVPを獲った決勝キックオフ・リターン・タッチダウンを放送していた。
 で、そのシーンをよく見ると、キックオフ・リターンを喰らった時のキッカーは、プロ生活一年目の我がヴィナティエリ様ではないですか。

 よく考えてみると、コルツでのスーパーボウルの際にも、デビン・へスターに試合開始直後にキックオフ・リターン・タッチダウンを喰らっている。最後にタックルできなかった姿もそっくり。
 
 ということは、この人は、スーパーボウルで二度のキックオフ・リターン・タッチダウンを喰らったキッカーという事になる。これって結構珍しいんじゃないでしょうか。だいたいキックオフ・リターン・タッチダウンなんていうのは、出ないチームは十年くらい出ない、フットボールの中では意外に珍しいプレイである。実際、コルツのここ最近のキックオフ・リターン・タッチダウンは私の記憶に無い。

 その珍しいキックオフ・リターン・タッチダウンをスーパーボウルで2度も喰らった事のあるキッカー、それも異なる試合で、なんていうのはヴィナティエリ様ひとりではないだろうか。そもそも、スーパーボウルのキックオフ・リターン・タッチダウンは他にいくつくらいあるのだろうか。

 ヴィナティエリといえば、スーパーボウルで二度の決勝FGを決めた男として有名であるが、二度のキックオフ・リターン・タッチダウンを喰らったキッカーとしても記憶すべきであろう。

 ただ、それがベリチック時代ではないというのが、地味に腹立つ。そして、その決められた二つのチームの中心人物が、NFL界の二大両極両巨頭とも謂われるパーセルズとポリアンというのも、また地味に笑える。


 なああんて事を書こうと思って、ヴィナ様の選手名鑑を探したのであるが、これが無い。スタータークラスは全部書いた筈だったのであるが、コルツ・スーパー制覇の最大の功労者であるヴィナティエリ様の項目が無い。アホのバンダージャットはあるのに。アホのチャーリーですらあるのに。

 ヴィナティエリに関してはあちこちに書いていたので、それで執筆済みだと勘違いしてしまったのかもしれない。ごめんちゃい。
 間違って消しちゃったのかなとも思ったが、確かによく考えてみると、写真を選んだ記憶が無い。ハンター・スミスの写真に大写りしているので、それで混同したのかもしれない。記憶が無いのはいつもの事だが、事実も無い。現実が無い。ごめんちゃい。

 という訳で、慌ててこの項目を作りました。コルツ・スーパー制覇の最大の功労者、ヴィナティエリ様の項目を作らない訳にはいかない、絶対に。白木葉子風に。

 ヴィナ様に関しては、あちこちに書いているので、また書くのも正直めんどくさい気がしないわけでもないが、やはり書く。

 彼のコルツにおけるキャリアのハイライトは、申す迄も無く、NEから移籍一年目の2006シーズンのプレイオフ、BAL戦での5FGsであろう。5本のフィールドゴールのみで勝利するという今までのコルツには無い勝ち方の立役者が、このアダム・ヴィナティエリ様であった。文句なしにこの試合の表のMVPである。ちなみに、裏のMVPは、開始早々のBALのドライブでゴールラインギリギリで(ここは記憶違いかも。)マクナブからインターセプトを奪ったルーキーFS、アントワン・ベシアである。

 このBAL戦に限らず、このプレイオフを通じてヴィナティエリは大事なところでことごとくFGを決め、上記のベシアやアダイ、クレッコー様ともども、コルツファン永遠のアイドルとなったのであった。

 もちろん彼自身のキャリアのハイライトといえば、あんまり言いたくはないが、NE時代のスーパーボウルにおける二度の決勝FGであろう。その結果、という訳でもないけれど、チャンピオン・リングは合計4つ所持していて、おそらく現役最多である。もしかしたらオールタイムでも最多かも。

 そのプレイスタイルはというと、キッカーにプレイスタイルもへったくりも無いだろうが、手っ取り早く云えば、史上最も勝負強いキッカーという事になる。どうでもいい32ヤードは外すが、決勝47ヤードは決めるといった具合である。史上最も家に帰りたがるキッカー、オーバータイムを心の底から嫌うキッカー、フットボールが死ぬほど嫌いなキッカーという言い方もまた出来るかもしれない。

 ちなみに一昔前、おそらく史上最も勝負弱いキッカーであろうバンダージャットとどちらが優れたキッカーかというような論争があったが、今となってはお笑い草である。2005年シーズン、コルツはプレイオフの対スティーラーズ戦で、このバンダージャットが試合終了間際の同点42ヤードくらいFGを外して、敗れ去ったのであった。
 その試合後にバンダージャットはマニングと責任の擦り付け合いをし、ダラスに去り、その後任として、あの宿敵ニュー・イングランドやってきたのが、このヴィナティエリ様なのである。その後、マニングが、何かにつけて、ヴィナ様を絶賛するのはバンダージャットへの当て付けという一面も確かにある。

 しかし、こうやって改めて考えてみると、バンダージャットが一悶着起こさなければ、ヴィナ様の入団は無かった訳であり、すると件のBAL戦はバンダージャットがことごとくFGを外して敗戦というシナリオも十二分に有り得た訳であり、コルツ・スーパー制覇の影のMVPはバンダージャットであるという論理も成り立つかもしれん。だからってリングはやらんけど。

 ちなみに、その後のバンダージャットはシーズン中盤に不調でダラスを解雇される。そして、そのシーズン、ダラスのシンデレラボーイ、トニー・ロモがプレイオフ初戦で例のFGのフォルダー・ミスを犯すわけである。そしてパーセルズはダラスを去る事になる。う〜む、恐るべし、バンダージャットの稀代の勝負弱さ。バンダージャットが、今何をしているかは知らん。ギャンブラーだったら大笑いだけど。

 話を我が愛しのヴィナティエリに戻す。ヴィナ様入団の際には、さんざん煮え湯を飲まされ続けたNEからの移籍という事もあって、一部のコルツファンの間には葛藤もあったようであるが、私は全然なかった。こういうところは、私はめちゃめちゃドライなのである。ビジネス大好きなのである。
 ちなみに、ヴィナティエリ様はここ数年では最大というか、唯一の大物FA入団選手でもある。その前というと、コーネリアス・ベネットぐらいまで遡らなければならないと思う。よく分からんけど。

 最近のヴィナティエリ様は、寄る年波からか、飛距離も落ち、その自慢のキックオフも新進のパンター、パット・マカフィーに譲る結果となっている。そもそもコルツに来たのも、飛距離に自信が無くなって、風雪の厳しいジレットを嫌い、風の無いドーム球場を選んだからだとも言われている。

 選手寿命の長いキッカーというポジションとはいえ、キャリアの晩年に来ていることはもはや確実であろう。せめてあと一度くらいは、スーパーボウルでキックオフ・リターン・タッチダウンを喰らい、スーパーボウルで3度のキックオフ・リターン・タッチダウンを喰らうという不滅の大記録を作って引退してもらいたいものである。こら、マニング、ヴィナ様に恩返しせえよ。

 フルネームはAdam Vinatieri。経歴を見るとレスリングとかもしてるのね、キッカーなのに。その名前から当然予想されるとおり、祖先はイタリアからの移民みたい。

                                2009/11/15

 最近の囲碁・将棋番組には、AIによる「形勢判断」と「お薦めの3手」が画面に表示されるようになった。で、それを解説者と聞き手が感心したり驚いたり、実際に対局者がその手を指すのか興味津々一喜一憂するようになった。「プロ棋士としてどうなの。」と思わん事もないが、囲碁・将棋番組としては、新たな、そうして楽しい試みではある。棋士の食事をレポートするよりは、はるかにマシであろう。エンターテインメントとして、新たな、そうして強力な一面が囲碁・将棋番組に加わったと見るべきか。なんつーか、ある意味、違う番組になっとる。

 で、ここで、ちょっと思い返すのは、あの伝説の「5二金」である。確かに、あれはあの手を放った羽生も素晴らしいのだけど、あの番組を見返すと、何より米長の解説が素晴らしい。あるいは、米長・永井の実況コンビが素晴らしい。

 その「5二金」が、将棋の手として、どれくらい素晴らしいものなのか、実際のところ、私にはよく分からない。判定する能力が私には無い。ただ、あの「NHK杯」が、囲碁・将棋番組として屈指の出来であったこと、それは断言できる。そうして、その主役は、羽生、ではなく、米長であったように思うのである。

 ちゅう訳で、スポーツ中継番組では解説者の仕事はホントに重大という話である。「江夏の21球」という有名なノンフィクションにおける野村克也の役割である。

 と、まるで本題とは関係ない事から書き出してみたが、ヴィナ様である。

 上の記事の最後の方で、「キャリアの晩年に来ている」と私は書いているが、コルツ退団は、なんとそれから10年後、2019シーズンオフ、すなわち2020年である。なげーよ。第4コーナーがなげーよ。長すぎるよ。で、「退団」の形式はFAによる自然リリースである。

 ここで、私は「コルツ退団」と書いたけれども、これは全く字義通り「退団」であり、当人は「引退」をアナウンスはしていない。というか、この2021年2月現在でも「引退」をアナウンスしていない模様。最近、例の「パット・マカフィー・ショー」で、「チャンスがあれば、まだまだやるぜ。」みたいな事を発言していたらしい。

 私も、2020シーズンは、後継者の不調・ケガ等々でひょっこり戻ってくるかなと思わん事もなかったので、一応「現役コルト」の項に置いておいたのであるが、後継者も首尾よくスタートを切ったし、さすがに、もうコルトとして戻ってくる事は無い(多分?)と思うので、「元コルト」に移管します。

 以前、どこかで、私は「FGやXPのミスというのは、距離や自然状況を抜きにすれば、そのほとんどがメンタルなものであり、技術的な理由はほとんど無い。」みたいな事を書いた。その考えは今でも変わってはいない。

 では、2019シーズンにおける、コルツがプレイオフを逃した二つの理由(もうひとつは、ブリセットの怪我。)のうちのひとつ、ヴィナ様の不調であるが、それもメンタルなものであったのであろうか。あの史上最もクラッチなキッカー、ヴィナティエリにもメンタルな不調があったのであろうか。

 いや、それは違う。あの史上最もクラッチなキッカー、ヴィナティエリにメンタルの不調は無い。では何故、キックを外し続けたのか。それは単純に、年齢による体力の衰え、すんわち老衰からだったと思う。

 2019シーズンのヴィナ様のキックの内訳はというと、1−19は0、20−29は6/7、30−39は6/6、40−49は3/7、50ヤード以上が2/5、んでXPが22/28。

 まあ、要するに長い距離が入らないのである。XPの22/28は、一見外し過ぎのようにも思われるが、これは最近距離が伸びたので、確率的には80%前後。20ヤード台とほぼ同率である。

 50ヤード台はともかく、40ヤード台が5割を切ってしまうと、NFLのキッカーとしては厳しいであろう。で、それはメンタルな理由ではなく、体力的なもの、すなわち老衰と思って、まず間違いあるまい。本人は認めたがらないであろうが、私はともかく、NFL関係者も皆同じように捉えていると思う。事実上の引退、日本のプロ野球的に表現すれば、「戦力外」である。

 フットボールは、他の多くのスポーツと違って、引退の理由のほとんどは「ケガ」である。「老衰」を理由に引退する者、というか出来る者は少ない。それはそれで幸せな事では無いだろうか。マカフィーやリヴァースのような、それらと異なる理由、「新しい道を見つけました」的な理由、云わば「自己都合退職」も無くは無いが、そんなのは異例中の異例である。「老衰」を理由に引退出来れば、何の悔いも残らないであろう。

 それでも、「引退」をアナウンスしないというのは何なのだろう。まだ、破っていない記録が残っているのだろうか。キッカーとしてのほとんどの記録は破っている筈であるが。まあ、ライバルがモーテン・アンダーセンであるだけに、思わぬ記録が残っているのかもしれないが。

 上の記事で、ヴィナティエリのフルネームを、「Adam Vinatieri」としているが、これは間違い。正解は、「Adam Matthew Vinatieri」。マシュー。

 ヴィナティエリ様のキッキングを再び拝む日がくるのか。

                                2021/2/18(木)

 ようやっと引退を表明した。2021年5月26日、パット・マカフィー・ショーにて引退を表明。

 ヴィナ様の関しては、ゲームレビューでもこの稿でも散々書いてきたので、今更書き加える事は無い。お疲れやんした。でも、これで昭和40年代生まれの現役NFLプレイヤーはいなくなる。昭和は遠くなりにけり。

 まあ、もっとも、多くのNFLファンにとっては、「おお、ヴィナティエリ、遂に引退か。」というよりは、「えっ、ヴィナティエリ、まだ引退してなかったの。」みたいなニュースではあろう。昔、井伏鱒二が死んだ時に、井伏の死に対する驚きより、「えっ、井伏鱒二って、まだ生きてたの。」と、その生存に驚いた事によく似ている。アーロン・ロジャースの婚約みたいなもんだよね〜。「えっ、あいつ、まだ結婚してなかったの。」みたいな。

 つか、何故にパット・マカフィー・ショーで発表???。パット・マカフィー・ショーはコルツ公式チャンネルなんか。それとも、NFL公式チャンネルなんか。あまり甘やかすなよ、パット・マカフィーを。どんどん調子乗るど〜、アイツは。

 たまに、パット・マカフィー・ショーを見ると、異様なテンションでやってる。ドーピング?。

                 自転車のライトが壊れた。2021/6/2(水)
J.Brissett
パーフェクト善人
 ブリセットは、今オフ(2021年2月現在)の時点でUFAなので、厳密に云うと、コルトではないのかもしれないが、公式ページにもまだ掲載されているので現コルトとして扱います。

 ブリセットというと、2017シーズンの開幕直前、ラックのシーズンアウトのケガにともない、当時の首脳陣が慌てて、ペイトリオッツからトレードでコルツ入りした御仁である。しかも、その代償は2015ドラフトの1巡指名選手フィリップ・ドーセット。

 ラックのシーズンアウトの時点で、コルツのシーズンも事実上終了なのだから、何も、そんな慌ててトレード、しかも2年前の1巡選手を使ってまでトレードする必要は全然ないのであるが、そんなバカげたトレードを敢行主導したのは、その年GM就任1年目のバラードでは当然なく、HC契約最終年のパガーノであった事は当然至極であろう。これは、もちろんあくまで私の憶測に過ぎないけれど、まず間違いない。断言する。

 就任1年目のバラードにしてみれば、ラックのシーズンアウトなど、むしろ願ったり叶ったりで、自身の事実上初めてのドラフトで高順位を得るチャンスである。
 一方、契約最終年のパガーノにとってみれば、少しでも自身の成績を上げるために、2年前のドラフト1位を犠牲にした訳である。要するに、自分のためにチームを犠牲にした訳である。ブリセットの出身大学は公式的にはノースキャロライナ・ステートだけど、オリジナルはフロリダ、しかも彼自身フロリダ州出身。パガーノ人脈が匂う、というか明々白々だと思う。

 で、結果は4勝12敗でフィニッシュ。パガーノはあえなくサヨウナラとなった訳である。パガーノの采配や人事に関しては、この2017シーズン前に、既にウンザリしきっていたので、このバカげた人事に、今更起こる気にもなれず、「やれやれ」という気持ちで、このシーズンを私は見ていた。パガーノの行った数あるバカげた人事の中での、最悪のもののひとつである。しかも、自身の首の道連れに1巡指名のドーセットを奪っていきやがった。ほんと、罪深い男である。

 だいたい、先発QBが開幕直前、あるいは開幕直後シーズンアウトになったからって、慌てて代わりの先発QBを探すのは愚の骨頂である。典型的なダメヘッドコーチである。何をキャンプしてんだって話である。
 そういう状況下で、ベリチックもライクも平然とバックアップQBを使って、まずまずの結果を残しているのである。それがバックアップQBというものであろうし、そのために一緒にキャンプしてんだろう。

 2011のコルツも、開幕直前、マニングがシーズンアウトになって、慌てて、ケリー・コリンズを連れてきたが、まるで駄目。シーズン中盤から使った元々のバックアップQBのカーティス・ペインター(覚えてる?)の方が、まずまずの結果を残した訳である。そういうものであろう、バックアップQBというのは。

 つう訳で、代わりのQBを連れてきて、結果も散々、挙句クビのパガーノはダメの更に下である。何をかいわんや。

 という入団経緯から、私はブリセットにはあまり良い感情を持っていなかったのであるが、その後のコルトとしての活躍、というか態度から、むしろ大好きな選手となった。

 なにより、サイドラインでの姿がいい。普通、バックアップQBというと、多かれ少なかれ不貞腐れた態度が見えるものであるし、それは致し方ない事だと思うけれど、ブリセットにはそういう態度が一切無い。先発QBやコーチと一緒にプレイについて話し合い、サイドラインから声を枯らして応援し、あまつさえ、自身がプレイに参加していないのに、タッチダウン・セレブレーションに参加している。なかなか出来る事では無い。

 自身が参加していない攻撃でタッチダウンを獲るという事は、間接的か直接的かはいざしらず、その分だけ自身のゲーム出場機会が遠のいているという事である。単純に喜べる事では無い。

 今季(2020シーズン)のウォルター・ペイトン・アワードにノミネートされているように、本当に善人なのだと思う。顔付きもそういう顔付きである。

 今オフ、引退したリヴァースが高校フットボールのコーチに就任するそうであるが、ブリセットこそ高校フットボールのコーチに適任だと思う。選手、というか学生に慕われる事であろう。あとママさんにも、そうして、いや、それこそ学生フットボールのヘッドコーチの最大の楽しみでしょう。最大の目的でしょう。なぜにキレル。

 まあまあ、何が楽しみかはともかくとして、高校フットボールのコーチには適任だと思う。そうして、ママさんにも、しつこい。

 って、こんな風に褒めると、途端に逮捕されたりしてな。

 とまあ、人格面ばっかり評価したけれども、QBとしての、クォーターバッキングも決して悪くはない。

 いかにもペイトリオッツ出身者らしい、典型的なWCOタイプのQBである。そうして、インターセプトが非常に少ない。ほとんど無理投げはしない。安全が確認されてから、初めて投ずるといった感さえある。むしろ、時には無理投げも必要かもしれん。

 今度はラックの電撃引退で急遽先発した2019シーズンは、最終的には7勝9敗で終わったけれども、第8週までは5勝2敗。第9週スティーラーズ戦(また、お前らか!!)途中でのケガによる退場が本当に痛かった。あれが無ければ、プレイオフもあったと思う。

 このプレイスタイル、上記した性格面も含めて、なるほど、いかにもベリチックの指名しそうなQBではある。強力ディフェンスとしっかりしたコーチングがあれば、十分先発が務まるQBだと思う。まあ、プレイオフを勝ち上がれるかというと、おおいに疑問符は付くが。
 
 先発QBに限りなく近いバックアップQBといったところか。おすすめ。

 って、他チームに勧める前に、「お前らがどうすんだ」って話であるが、先発QBも決まっていない現段階では、身動きとれないっていうのが実情であろう。保険、それもものすごく堅い保険として、少々高めでも再契約はありだと思う。イーソン、ブリセット体制でも不満はありません。ダメだったら、来季考えればいい訳だし。イーソンも、コンバット越前風に、せっかくだから、使ってみたいし。

 あと、スニークの世界記録保持者でもある。調べてないので、つっこまないよーに。ギネスも確認してません。

 フルネームは、Jacoby Jajuan Brissett。ジャジュアン。登録名はJ.J.ブリセットの方がカッコよかったかもね。SとTを重ねるのがミソでもある。

                      2021/2/3(水) ワン・ツ・スリー〜

 コルツ残留の線も無くはないかなぁと思わんでもなかったが、2021年3月18日、マイアミと1年5億円の契約をしちゃいました。コルツよりはスターターの目も高そうだし、地元だし、ブリセットにとって良い契約だったんじゃないでしょーか。コルツファン的には、ちと惜しいが。

 ちなみに、当サイトでは1ドル=100円で換算しております。したがって、このブリセットの契約は、現地では、って言ったら可笑しいが、当地での契約金額は500万ドル(スポラテック調べ)です。

 今現在の円ドル相場は1ドル=109円位であるけれど、計算しやすいので1ドル100円換算にしております。「俺の外貨預金と違うじゃね〜か。」とかツッコまないように。
 将来的に、1ドル200円とか300円、あるいは10円50円になったら、その時はさすがに変更しますが、120円から80円くらいの間だったら、100円換算にしちゃいます。めんどくさいので。

 また、ちなみに、今オフは全NFL的に1年契約が乱発しているが、これは今オフの全NFL的な緊縮財政の影響でしょう。各代理人は、今オフはやり過ごして、来季に賭けようって腹積もりか。
 でも、プロスポーツマンは1年契約が基本だと思う。特別な選手以外は、複数年契約をしない方が、チーム・プレイヤー双方にとってメリットの方が大きいと思う。ここ20年くらい、様々な契約形式を見てきての私の結論である。マジック・ジョンソンの40年契約って、あれって、まだ生きてんの?。

 まあ、NFLの場合は、メジャーリーグや日本のプロ野球と違って、保有権という概念が無いので、1年契約だらけだと、チーム編成的にも契約交渉的にもメンドクサイ事はメンドクサイが。

 でも、1年5億円かあ。いい商売だよね、バックアップQBって。NFLを最前席で観戦できて、1年で5億円貰えんだもんな、ボロい、ボロ過ぎる。

 まあ、勿論、この地位を獲得するまでは、幼少の頃からの才能と努力と根性、そうして、プロ入りしてからは諦念が必要になる訳だけど、ひとたび受け入れちゃえば、ボロい商売だよね。実際、10年15年バックアップQB続けている御仁もいるしね。

 まあでも、バックアップQBに1年5億円かあ。昔、落合が1億円貰う貰わないで大騒ぎしていた頃とは隔世の感がある。
 ちなみに、ホーナーが日本に来たのも、年俸4億円を払う払わないで揉めて、100ゲーム3億円で日本に来たって話だから、ホーナーがブリセットの5億円を知ったら、悲しい目をして笑っちゃうよね。ピッペンの例の7年契約も、確か総額20億円だった筈。そりゃ、7年後、ブルズ辞めるよね。

 また、菅野の9億円も「えっ!?」って思った人は結構多かったと思う。特に落合の1億円を知っている人たちは。

 勿論、30年前と比べて、物価が9倍になっているのなら、菅野の9億円も、「まあまあ、そうだよね。」って事で納得だけど、どう考えても、9倍にはなっていない。

 まあまあ、物価の比較というのは、いろいろな方法があるので一概には言えないのだけれど、いろいろな商品を比較すると、例えば、缶コーヒーは当時100円、今も100円から130円位であまり変わっていない。自動車は、多分相当値上がりしていて、当時100万円くらいのクルマが今だと300万円くらいだろう。
 
 また、家は、多分当時と比べて最も値下がりしているものだと思われるが、当時5000万円くらいの家が、今では2000万円くらいだろう。

 また、物価比較の基本、大卒初任給は、当時も今も20万円くらいで、ほとんど変わっていない。

 という訳で、物価比較という点では、30年前も今も、ほとんど変わっていないというのが一般的な結論だと思う。甘く見積もっても、1.2倍1.3倍ぐらいだろう。どう考えても、9倍にはなってはいない。

 実際、落合の1億円だと、同時では「都心の豪邸」は厳しいであろう。「郊外の、そこそこ大きい家」が精一杯だと思う。
 一方で、菅野の9億円は、まあ場所にもよるかもしれないが、「都心の豪邸」は十分可能であろう。郊外だったら、それこそ大豪邸であろう。

 という訳で、物価はほとんど変わっていない。とすると、落合と菅野の選手としての価値に9倍の開きがあるかという事になるが、そんな事は絶対に無い。これは断言できる。つか、落合の方が、菅野より、下手すりゃ9倍の価値がある。

 例えば、日本プロ野球史上最高のバッター・トップ5に落合が入るかといえば、意見は分かれるだろうが、少なくともノミネートはされるであろう。議論の対象にはなる。

 一方で、菅野が日本プロ野球史上最高のピッチャー・トップ5に入るかといえば、そんなのは議論にもならないだろう。トップ100ぐらいならともかく、トップ50も厳しいと思う。

 というか、現時点のトップ5でも難しいところであろう。少なくとも議論にはなる。問答無用という事ない。

 単純に実績なら、松坂、ダルビッシュ、田中の方が上で、涌井や岸、和田と比べてどうかという事になるだろうし、現時点での実力という事ならば、千賀と山本がいて、忘れちゃいけない大谷もいる。菅野は、現役トップ5のピッチャーに入るかもしれないし、入らないかもしれない。

 一方で、落合は、当時の現役トップ5のバッターどころか、文句無しに現役ナンバー1プレイヤーである。対抗馬は、かろうじて門田、山田ぐらいである。本当に、かろうじてだけど。

 という訳で、プロ野球史的な実績という観点からでも、落合とは比較にもならないし、現時点での実力という観点からでも、当時明らかに現役ナンバー1プレーヤーだった落合とは比較にならない。

 したがって、「物価」「選手としての力量」という二つの観点からは、菅野の9億円と落合の1億円は不当だと判定できるが、もうひとつ、この開きを正当化する理屈としては、「プロ野球自体の価値の上昇」という観点がある。
 「物価」は変わらないものの、「プロ野球自体の価値の上昇」があるので、菅野の9億円は正当という理屈である。

 パ・リーグの価値は当時と比べて、間違いなく上がったと思うし、もしかしたら、計算方法によっては、当時と比べてパ・リーグの経済価値は9倍に上昇しているかもしれないが、プロ野球全体の価値は、さすがに9倍は上昇していないと思う。

 このへんは、いろいろな意見、学説、研究、考察等々があるかもしれないが、少なくとも、私の印象的には9倍にはなってはいない。それに、菅野も落合もセ・リーグだし。

 という訳で、菅野が不当に高く貰っているのか、落合が不当に低く抑えられているのかという事になろうが、私の結論的には、落合、というか当時のプロ野球選手の給料が不当に低く抑えられていたように思う。

 今の選手と比べて、というか、それ以前の選手、70年代60年代、あるいは50年代の選手と比べても、不当に低かったと思う。長嶋や野村の方が落合や原より贅沢な暮らしをしている印象が、私にはある。例えば、長嶋や野村の家には「お手伝いさん」がいたと思うけど、落合や原の家には「お手伝いさん」はいなかったと思う。いたかもしれんけど。まあ、「お手伝いさん」の有無と貧富は関係ないのかもしれないけど。とりあえずの指標として。

 また、80年代の異業種、例えば芸能人と比べても、プロ野球選手の給料は安かったと思う。ビートたけしが当時、1年間で15億円くらい稼いでいた筈であるから、それと比べてもずいぶん低かったと思う。当時の落合や原は、10億円くらい貰っていても良かったのではないだろうか。世の中全体がバブル景気に浮かれる中、プロ野球だけが取り残されていたのかもしれない。

 海の向こうのアメリカでも事情は同じで、先のホーナーの事例を持ち出すまでもなく、プロスポーツマンの給料は不当に低く抑えられていたのかもしれない。まあ、アメリカにバブル景気は無かったけどさ。
 でも、スタローンやシュワルツェネッガーの稼ぎに比べて、ジョーダンやモンタナの給料は安すぎたように、今となっては思う。

 アメリカのプロスポーツマンの給料のブレイクスルーが起きるのはマイケル・ジョーダンの1996年の1年契約30億円からであろう。それまでは、先のピッペンのように不当に安かったのだと思う。もっとも、その余波として、1990年前後、多くのメジャーリーガーが、給料的にほとんど差が無い事から、日本プロ野球に来て、結果、野茂のメジャー行きにつながるのだけれど、それはまた別の話。

 まあ、プロ野球選手に限らず、給料なんてものは、払う者と貰う者の事情、あるいは、それらを超えた大きな経済的事情によって決まるものだから、こんな考察自体が無意味だと云えるのだけれども、80年代のプロスポーツマンは、ヨーロッパは知らんが、アメリカ・日本ともに、不当にといったら大袈裟だが、前後の時代に比べて、あるいは他業種に比べて、低く抑えられていた事は確かだと思う。

 当時のプロ野球選手、立浪だったかな、誰かは忘れたけど、「あと、10年20年遅く生まれたかった。」と云っていたが、それは冗談抜きの本音だし、経済学的にも正しいと思う。彼等からしてみれば、自分より数段格下の選手、つか後輩が、自分より3倍4倍の給料を貰っていて、率直に腹立たしいのであろう。

 と、なんか、ブリセットとは全然関係ない事を書いてしまったが、再見、ジャコビー〜〜。

                             2021/3/28(日)
J.Lacey
愛読書は
「うしろの百太郎」。
 今、NFL業界ではFA狂想曲で話題は持ち切りであるが、そんなことはお構いなしに当サイトは選手紹介の充実を進める。

 んでジャコブ・レイシーである。’09コルツは新顔の活躍が目立ったシーズンであったが、このレイシーもそのひとりである。

 CBのデプスチャート的には、ケガのジャクソンはともかく、ヘイデン、パワーズに次ぐ3番手であるが、戦術上の変更もあって、実質的はほとんど先発といってよい。ルーキーFAという地味な入団ながら、チーム事情等もあって1年目からスターターを獲得したという点は、ベシアに似る。まっ、ベシアの場合はドラフト7巡だけど、地味な入団という点では同じでしょ。

 プレイスタイルは典型的なマンツーマンCBである。先にも書いたとおり、今季からカバー2を排したチーム事情により先発を手に入れた選手である。もちろん、それを見込んで入団させたのだろうけど。

 プレイスタイルというか、その肉体的特徴は、その異様な手足の長さである。公式サイトには5−10と表記されているが、実際にはもう少し大柄、というか、ひょろっとした感じに見える。6−0ぐらいはある印象である。それは、おそらくその四肢の長さからもたらされるものであろう。
 その長い手足を利用し、敵WRにピッタリと張り付き、ボールを捕る直前にすっと手を出してパスカットするというのが得意のプレイである。その張り付き方もスッポンマークというよりは、背後霊のように後ろに付き従うという感じである。敵WRからして見ると、思わぬところから手が出てくるといった印象ではないだろうか。

 デプスチャート的にはパワーズに次ぐ3番手であるが、私の評価はパワーズよりも上である。タックル力はパワーズに劣るだろうが、単純なマンマークならレイシーの方が上だろう。

 しかしまあ、両者とも、ヘイデンも含めて三者共に、そんなにもの凄いCBという訳でもないから、何かの弾みで本格的なシャットダウンCBがコルツ入りした場合、誰かは弾き出されてしまうだろう。精進せい。

 フルネームはJacob Lacey、そのままだ。

                              2010/3/10

 10年近く前から書こう書こうと思いながら先送りし続け、ようやっと書く。一事が万事、先送り人生の私なので、致し方あるまい。今できる事は今やらない主義。

 さて、レイシーである。といっても、最近コルツファンになられた方にはワケワカメ(死語)な選手であろうが、マニング時代晩期に活躍したって訳でもないが、コルツでプレイしたCBである。

 2011オフ、コルツとのルーキー契約終了後、リリース、その後は2012にライオンズ、2013はバイキングスと契約も、ケガもあってか8月中にリリース、10月に一旦再契約も、4日後あえなくリリース、NFLからフェイドアウトした模様である。

 その後、2015年にCFLのトロント・アルゴナウツと契約も、6月にカットされているので、出場は無かったのかのもしれない。

 キャリア通算257タックル、6インターセプト、平均的なNFLプレイヤーのキャリアといってよかろう。今、なにやってんのかしら。

 胸のつかえが一つ取れた。

                             2021/4/14(水) 
A.Johnson
意外に犯罪者面してんな。
たのんますよ。
 さてアントニオ・ジョンソンです。正直に言って、彼の紹介記事を書くとは思っていなかった。というのも、彼は元々、’08シーズン中盤にエド・ジョンソンの代わりにテネシーのPSから引っこ抜かれた選手で、当時の私は彼を、「パートタイム的にDLのローテーションをこなして、シーズン終了後にはお払い箱、新たなDTを獲得するまでのつなぎなんだろうなあ。」と見ていたからである。

 それがどうしてどうして、’08シーズンのみならず’09シーズンまでがっちりスターターの地位を確保、今やDL陣の中核と言ってもよいような選手になってしまった。

 ちなみにこのアントニオ・ジョンソンの獲得までの経緯をもう少し細かく、私の記憶だけを頼りに、説明すると、まずサマーキャンプ直前に2年目の飛躍が大いに期待された元ドラフト3巡クイン・ピーコックがフットボールに対する恐怖から当然の引退、そうして’08シーズン序盤、確か1週目か2週目あたりだったと思うが、当時のスターター、エド・ジョンソンが薬物所持か何だか忘れたが、とにかくオフフィールドの問題でチームを解雇、その代わりとして当初はビルズのジョン・マッカルゴに白羽の矢を立て、トレード成立にまで至ったのであるが、コルツ入団直前のメディカルチェックでまさかのアウト、ビルズに突き返される。で、仕方なく獲得したのが、当時テネシーのPSにいた、このアントニオ・ジョンソンなのである。
 謂わば代役の代役である。上述したように、私が全然期待していなかったのも無理はあるまい。ちなみに、この選手名鑑の欄で紹介するのは、あくまで原則的ですが、スターター、ないし準スターターまでであって、サイドラインにべったりの選手は紹介しない予定です。数試合ロースターにいただけのプレイヤーなんていうのは、愛情的にも知識的にも紹介できん。

 ちなみについでで、エド・ジョンソンのその後にも触れておくと、エド・ジョンソンはその後、’09シーズン初頭にコルツと契約したものの性格の不一致だか何だか、とにかくオフフィールドの問題でコルツを去る。’09シーズンはその後どこのチームとも契約に至らなかったようであるが、今シーズンはどこかのチームと契約しているかもしれん。めんど臭いので調べないけど。
 もうひとつ、ちなみについででビルズのジョン・マッカルゴはいまだビルズのサイドラインで燻っているようである。主な理由はケガだろうが、今季あたりは正念場だろう。

 しょーもない話が長くなったが、さてアントニオ・ジョンソンである。上に書いたような経緯から、謂わば新幹線で買う週刊誌なみに、どーでもよい気持ちでコルツが獲得したプレイヤーであるが、それが今やDL陣の中核である。「DTは分からん」という法則の好例である。新幹線で買う週刊誌にも、それこそ後々の人生を変えるような、思わぬ傑作や貴重な情報が掲載されていたりするものである。ゆめゆめ馬鹿にできない。

 さて、このアントニオ・ジョンソンであるが、私がコルツファンになって以来6〜7年経つが、その間コーリー・サイモンやアンソニー・マックファーランド、上記のエド・ジョンソン等々数々のDTを見てきたが(たかだか6,7年で数多くのDTを見てしまうというのも、まさしくコルツ・クオリティであるが。ちなみにその間のDEはマシス、フリーニーの二人だけである。)、こと安定感ということに関しては、彼アントニオ・ジョンソンがはっきりナンバーワンだと思う。
 プレイスタイルやディフェンス・スキームが違うので、一概に比較は出来ないが、とにかくはっきり言えるのは、彼がDTに就いて以来、中央のランははっきり止まった。

 それまで、コルツが中央のランに弱いのは、フリーニーとマシスがパスラッシュ一辺倒だからだと批判されていたのであるが、責任の一端はやはりDTにもあったようである。このアントニオ・ジョンソンが典型的な2ギャップ・タイプであるのに対し、マックファーランドはともかく、コーリー・サイモンやエド・ジョンソンは典型的な1ギャップ・タイプなので、彼らを強くは批判できないが、とにかくフリーニーの隣には2ギャップ・タイプのDT、所謂NTを置いた方が良かったようである。結果的にフリーニーのパスラッシュもより強化されている。’06や’07シーズンに比べ、’08や’09シーズンの方がフリーニーのサック数が伸びたのには、いろいろな理由が考えられるだろう が、ひとつにはこの理由があるのかもしれない。

 という訳で、アントニオ・ジョンソンは典型的な2ギャップ・タイプのDTなのであるが、その典型的な特徴として、TV画面にはあまり映らない。また、同じく典型的な特徴として、DLの華であるサック数が少ない。2シーズンでわずか1サックである。
 という訳で、TV的にもスタッツ的にも、あまり目立たないアントニオ・ジョンソンであるが、コルツ・ディフェンス陣に於ける役割は非常に重要である。あとはコルツDT伝統の「訳の分からない理由でいなくなっちゃう病」を発症しないよう、祈るばかりである。ネタ的にも、あとは家族の病気ぐらいしか残ってないぞ。

 契約的には、もうそろそろ吹っかけてくる頃だろうが、それなりに支払ってやってください、イーゼイさん。

 しかし、これだけの選手を当時のテネシーはPSに置いていたとは。どんだけデプスが深いんだ。ヘインズワースがいたとはいえ、コルツのスターターがPSとは。深すぎ。

 フルネームはAntonio Rico Johnson。リコちゃん。

                              2010/6/9

 10年近く前から書こう書こうと思いながら先送りし続け、ようやっと書く。一事が万事、先送り人生の私なので、致し方あるまい。今できる事は今やらない主義。

 さて、アントニオ・ジョンソンである。といっても、最近コルツファンになられた方にはワケワカメ(死語)な選手であろうが、マニング時代晩期に活躍したって訳でもないが、コルツでプレイしたDTである。

 2012オフ、コルツと契約終了後、リリース、その後は2013に古巣のタイタンズと契約も、そのシーズン終了後リリース、1年措いて、2015シーズンにペイトリオッツと契約も8月にリリース、NFLからフェイドアウトした模様である。

 キャリア通算143タックル、4.5サック、平均的なNFLプレイヤーのキャリアといってよかろう。今、なにやってんのかしら。

 胸のつかえが二つ取れた。 

                             2021/4/14(水)

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