インディアナポリス研究会

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戦評 '11シーズン

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<1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11>

2011年
Week1
9月11日
IND@HOU
7−34
 PHI@STLの試合を見ていたら、デバンが出でた。ドリームチームのスタメン勝ち取ったのか。あいつ、完全にムードのお気になのな。肉体関係でもあんのか。そんなゲスな冗談はともかく、デバンがムードのラインマンのひとつの理想である事だけは間違いない。

 PIT@BALの試合見とったら、リッキー・ウィリアムズが出てた。なんか、こいつキャリアの前半と後半では、完全にキャラ変わっとるな。恐るべしは、インドの山奥か。レインボーマンじゃあるまいし。シンシィなんか、チームごと行ってみ。

 とまあ、ことさらにインディの話題を避けつつ書き出してみたが、勿論この稿の主題は「IND@HOU」である。

 この一戦を見ての感想は、私のみならず、多くのコルツファンも同様であろうが、「まあ、そりゃ、そーなるわな。」であろう。コルツファン以外、特にNFCのチームのファンの眼からすると、「あの強いコルツが、どうしてこんな惨敗をするのだろう。」的な疑問を抱く人も少なからずいるだろうが、コルツの事情を知っている人から見れば、コリンズの2ファンブルロストはひとまず措くとしても、これは当然至極の結果である。

 私は試合前、「もし、コリンズなりペインターなりで、シーズン10勝近く挙げて、プレイオフに進出しようものなら、『マニングって何。』的な疑義が、コルツファンのみならず、全フットボールファンの胸中に浮かぶであろう。」的な文章を用意していたのであるが、そんな疑義が浮かぶ事は、金輪際なさそうである。今のコルツは、マニングあってナンボのチームである。これは完全に判明した。「もしかしたら、マニングがいなくても結構やるのかも。」的なコルツファンあるある的な妄想は完全に吹っ飛んだ。

 事の善し悪しはともかくとして、ここ10年くらいのコルツは、マニングを一切の前提としてチームを作ってきた。それはオフェンスのメンツのみならず、ディフェンスのメンツ、プレイブック、更にはコーチ人事に至るまで、チームの一切、フランチャイズの一切をマニングの能力を前提として造ってきた。野暮な比喩で恐縮であるが、まさしく扇の要だった。その要が外れちゃったのであるから、扇はバラバラ、フランチャイズがバラバラになるのも無理からぬ話である。謂わば、大政奉還である。

 私も長らくいろいろなスポーツを見てきたが、このようにある一人のプレイヤーを中心にチーム造りをするというのは、他にはあまり例が無いのではないだろうか。ジョーダンがいた当時のブルズでも、ここまでジョーダン中心にチームは作っていない。実際、ジョーダン最初の引退後も、とりあえずプレイオフには進出している。
 野球では、ゲームの特性上、そういうチーム作りは難しいであろう。また、私はNHLは全く見ないので、全然分らないのであるが、ウェイン・グレツキーがこういう感じだったのであろうか。
 一人のプレイヤーがそのチームの全てという意味で、私が挙げえる唯一の事例は、サッカー1990年ワールドカップのアルゼンチン代表ぐらいである。あの時のアルゼンチン代表はマラドーナが全てというようなチームだった。もっとも、あれは、あくまでナショナルチームなので、厳密な意味では、「チーム造り」とは云えないが。

 さて、話をIND@HOUの戻すと、これは全コルツファン共通ではなく、私だけの感想かもしれないが、「コリンズを使う意味って、何。」である。私は、前回だか前々回の投稿で、「コリンズを使って、1勝2勝を上積みする意味なんて無い。」みたいなことを書いたが、はっきりいって、コリンズでは1勝2勝の上積みなんて無理、ペインターを出しても結果はさほど変わらない様に思う。それとも、ペインターはこれよりも更に下なのか。って、それもうNFLレベルじゃないんだけど。

 ポリアン&コールドウェル共通の知人みたいな人脈でコリンズを連れてきたのだろうが、はっきり言って、今のコルツのオフェンス、マニングの作ってきたオフェンスに一番合わないのがコリンズだと思う。

 今のコルツのオフェンス、マニングのオフェンスというのは、手っ取り早く言えば、簡単なプレイブックを現場で複雑にアレンジして使うというものである。いくら2週間前に契約したとはいえ、30年近くQBをやってきたコリンズならば、その恐らく薄っぺらいであろうプレイブックは間単に憶えられる筈である。しかし、それを現場で複雑にアレンジして使うというのは、彼にはほとんど不可能だと思う。後述するが、コリンズには最も不向きのオフェンス・スキームであろう。
 また、これはコリンズのみならず、他の多くのQBにとっても一朝一夕には習得し難いシステムだと思う。ブレイディやリバースといった一流どころでも、習得には10ゲーム以上、最悪1年以上必要なのではないだろうか。おそらく、今の現役のQBで、このシステムに最も早く馴染めるのは、曲がりなりにもマニングのバックアップを6年間も務めてきたジム・ソージだと思う。2つ3つ勝ち星を上積みしたいのなら、ソージを連れてくるべきだろう。弱いチーム相手なら、ソージなら勝てるかもしれない。

 さて、話をコリンズに戻すが、この現行のコルツのオフェンス・システムの最も合わないのが、現役ではこのケリー・コリンズであろう。なぜなら、コリンズというのは、ひと昔前のQB、90年代80年代のQBであるからだ。

 90年代80年代のNFLを見ていると、現在のNFLとはいろいろ違う事に気付くが、そのうちのひとつがQBの仕事量である。当時のQBというのは、原則的にOCの作ったプレイを忠実に履行するというのが主な仕事であり、自ら守備リードをしてオフェンスを組み立てるということはほとんどしない。実際、当時の解説を聞いていても、守備リードという言葉はほとんど耳にしないから、そういう概念自体が全くとまではいわぬが、ほとんど無かったのだと思う。
 スナップ後にQBがアドリブを効かすという事はあっても、スナップ前にアドリブを効かすという事は、ほとんど無かったようである。それはモンタナやエルウェイといった一流どころでも同じである。ノーハドル・オーディブルという意味ではジム・ケリーがいるが、彼のプレイというのは今のマニングとはニュアンスがちょっと違うようである。当時のQBでマニングに一番近いのは、おそらくダン・マリーノであろうが、ダン・マリーノのゲームを私はほとんど見ていないので、これは断定は出来ない。そういった意味では、マリーノのゲームはもっと見てみたい。ちなみに、一番見たいのは、例の85年のダ・ベアーズを止めたゲームである。当時、というか史上最強であろうベアーズ・ディフェンスから3TDs38得点を挙げた試合である。おそらく、この時、マリーノはバディ・ライアン直系の凶悪なパスラッシュをマニング張りの守備リードでかわした筈である。マリーノ・ファンは怒るであろうが、マリーノこそプロトタイプ・マニングだと私は予想している。

 こうした守備リードが重要になってきた理由としては、勿論、このダ・ベアーズやローレンス・テイラーを嚆矢とする、遡れば、その元祖は70年代のスティーラーズかもしれないが、この20年間で強烈に複雑化した、そうしてそれは現在でも進行中であるパスラッシュ・スキームであろう。その対抗策として、まず始めに考えられたのは、プレイブックの複雑化、精妙巧緻なプレイブックを作るWCOであり、その極致がマイク・マーツのオフェンス・スキームである。
 そうして、その複雑なパスラッシュ・スキームに対抗する、もうひとつの手段が、QBによるスナップ前の徹底した守備リードであり、それを強力に推し進めてきたのが、ほかならぬペイトン・マニングである。

 マニングのクォーターバッキングに関しては、良い機会なので、マニングの項に書き加えてみたいと思うが、ここではひとまず措く。ただ、このマニングのクォーターバッキングというのは、ここ最近のQB、マニングより年齢的に10歳近く離れたQB、マット・ライアンやブラッドフォード等々は、皆多かれ少なかれ、その影響下にある。年齢的に上のカート・ワーナーやファーブやその影響外であり、同年代のブレイディやロスリスバーガーはその中間形といったところであろう。マニング的クォーターバッキングというのは00年代以降必須の能力になるのであるが、面白いのはファーブである。彼は年齢的にマニングより上であるから、マニング的クォーターバッキングとは無縁であるが、彼の場合は、スナップ後の尋常ならざるアドリブで00年代を生き残ってきたQBである。

 で、問題のケリー・コリンズであるが、それは勿論、年齢的にもマニングより上なのだから当然、マニングの影響外である。それが、彼が00年代干されたひとつの要因であろう。したがって、彼のような古いタイプのQBはOCがきっちりとしたプレイブックを作って、初めて活きるタイプである。それは、このゲームを見てはっきりした。
 勿論、これからコリンズにQBを任せるというのであるなら、コリンズ向きのプレイブックを作っていくのであろうが、ただ、今度はそれを実行に移せるだけのオフェンス・プレイヤーが、今のコルツには、ラインマンにもスキルポジションにもいないと思う。コリンズにこのままQBを任せれば、十中八九アンドリュー・ラック様一直線だろう。

 まあ、それもいいか。これで来ドラフトの全体一位候補がジャマーカス・ラッセルとかキャム・ニュートンのような微妙な感じのQBならともかく、ここ数年、というか、この十年、それこそマニング以来の大物と噂される(あくまで噂レベルだけど、)アンドリュー・ラックなら、シーズン全敗も、また有りだろう。この十年間散々勝ってきたのだから、1年くらい負けてもフランチャイズは持つだろうし。
 んで、どこかでも書いたけど、マニングのサイドラインを1,2年務めさせて、そのマニングをトレードして(俺も鬼だな。)、ラックの相棒となるWRを連れて来れたら、10年代コルツのベストのシナリオかもしれない。今年のカストンゾからから数えれば、3,4年で、LT、QB、エースWRというチームの軸になる4つのポジション(残りひとつはDEね。)が埋まってしまう。90年代後半のコルツのロースター・ムーブの再現である。あくまで、カストンゾやラックが本物であるというのが前提だけど。

 ジム・ハーボーの後継者がマニングで、そのマニングの後継者がジム・ハーボーの愛弟子アンドリュー・ラック、それでジム・ハーボーをHCとしてナイナーズから強奪して、因縁のボルチモアとハーボー・ボウルという、そんな安物の黄表紙みたいなストーリーラインなら、アメリカ人ならずとも大喜びだろう。「歴史は繰り返す」で、ラックに入団拒否されるかもしれんけど。んで暗黒の10年代。

 とまあ、諸々の事を考えると、より確実に負ける為にコリンズを使い続けるのも有りの様な気がしてきた。んで、コリンズで勝てそうになってきたら、すかさずペインターと交代。やりよるな、ポリアン息子。

 とまあ、ここまでマニング全休みたいな感じで話を進めてきたが、実際のところ、今後どうなるかは、本人どころか医者でも分からんだろう。3週目くらいまでに復帰できるならともかく、それ以降の復帰になるならシーズン・アウトでいいんじゃないんですかね。それでラック様獲得がコルツというオーガニゼーションに対するマニングの最大の貢献かも知れぬ。
 話はちょっと変わるが、この10年以上、マニング以上に激しいヒットを受けてきたファーブであるが、多分あいつも首だか背中だかに、マニングと同じような神経系の故障を抱えていると思う。でも、手術しないでフットボールをしちゃうのがファーブのファーブたる所以だろう、完全にバカだけど。でも、そのファーブの方がマニングより長生きしちゃったりするんだよなあ。世の中って、不思議。

 でまあ、マニング全休となったら、コルツのプレイヤーの皆さん、今季は怪我しない程度のプレイで流しちゃってください。健康増進の為のフットボールで良いと思います。朝、公園で太極拳の練習をしているじーさんばーさんがいるが、あんな感じで、宜しくお願いします。

 とまあ、ここまで試合内容とは直接関係無い事ばかり書いてきたが、実際、試合はコリンズの2ファンブルロストで終ってしまっているので、ことさら書くような事は無い。それ以降は完全にバゲージタイムだったし。ただ、個人評をひとつふたつばかし。

 このゲームでは終始ドナルド・ブラウンは使われていなかったが、これはどういう事なのか。コリンズを助けるという意味では、アダイより一発のあるブラウンの方を、より積極的に使っていくべきだと思うが、これはどういう事なのだろう。ケガでもしてんのか。コールドウェルと女の奪い合いでもしてんのか。

 今季もあります週刊パット・マカフィー。なんか、こいつもう完全に駄目だ。3年目になるのに、未だにコントロールパントが全然出来ない。サイドラインを狙う事もバックスピン掛ける事もできないって、どういう事。他のチームのパンターは皆、事も無げにやっているのに。今季終了後リリース決定。ここ最近のコルツのドラフトは失敗が続いているが、こいつもさりげなくバスト。

 一応対戦相手のヒューストンについても触れておくか。高橋みなみ地区は(推すね、このネタ。個人的には大ヒット。)は、4チーム中3チームが図らずもQB交代という状況に陥り、ヒューストンに対して謂わば「どうぞどうぞ」状態になっているが、このほとんどバゲージタイムとはいえ、このゲームでの状態を見ると、ひとつ間違えたらタイタンズやジャガーズに足元をすくわれる様な気がする。同じQB交代といっても、コルツと違って、この両チームは自らの意志で交代している訳だから、決して戦力ダウンではない。しかも、QBが変わると、チームは劇的に変わるから(その悪い方の例が今のコルツ)、大幅は戦力アップも十分ありえる。そうなると、今のヒューストンでは歯が立たないのではないだろうか。
 
 あと、シャウブに関しては、私はもう完全に見切りを付けた。このQBではプレイオフ常連チームは厳しいと思う。このゲームでも、コルツのチーム状況、プレイヤーの精神状態等々を考慮すれば、58−0ぐらいで勝ったっておかしくないゲームである。それが、34−7。ちなみに、もしマニングがこのゲームに出場していたら、24−13ぐらいで楽々コルツは勝っていたと思う。ブリットのインターセプトが出た時点で決まっていたと思う。

 DAL@NYJのゲームを見ていても同じ事を感じたのであるが、1巡指名QBとそれ以外というのは、一部の例外を除いては、その違いがはっきり有ると思う。コントロールとか肩とかいった肉体的な面においては差は無いものの、心の出来というのが、はっきり違うと思う。この辺は、カレッジ時代で完全に表面化するのだろう。

                                                       2011/9/13
9月11日
MIN@SD
17−24
 NFL公式ページのパワーランキングを見とったら、コルツは30位だった。パワーランキングなんていうのは、気が向いた時にちょろっと見る程度であるが、さすがに30位というのは、コルツファンになって以来、初めてだと思う。もっとも、私が記者だったら32位にするけれども。つーか、35位。

 さて、表題のMIN@SDであるが、このゲームそのものには、わたしはあまり興味が無い。試合内容そのものも、可もなく不可もなく、平凡と言ったら失礼になるけれども、ごく普通の平均的なNFLのゲームだった。唯一の特徴は、後述するが、パンターのサイファーズ40ヤードFGぐらいであろう。

 では、何故、そんなゲームを記事にしたのかというと、先述したサイファーズの一件もあるが、元コルツの三人がこのゲームでうろちょろしていたからである。

 一人目はボブ・サンダース。こちらは体の調子も良いようで、ランサポート、パスカバーともに良い働きをしていたと思う。このゲームのSDの隠れた勝因のひとつであろう。ガツンと派手なタックルも見せていたし。挨拶状代わりって奴か。
 もっとも、だからといって、出さなきゃ良かったという気持ちはサラサラ無い。多分コルツにいたら、また怪我していたと思う。コルツを出るとケガが治るというストークリー・パターンか。
 それはともかくとして、サンダース加入で、SD長年の懸念だったSが埋まったように思う。実際、例年に比べ、SDのディフェンスが引き締まっているようにも見えた。もし、このままSDが勝ち進み、スーパー制覇なんて事になったら、まさしく、ボブ・サンダースがラスト・ピースになると思う。そして何より、タケオ・スパイクスをプレイオフに連れてってやれ。

 二人目はチャーリー・ジョンソン。こっちは、案の定、ラン・パスともにいまひとつの出来、MINの敗因のひとつになった模様である。だから、あんなもんなんだって、チャーリーは。元コルツのラインマンという意味では、上々の滑り出しをしたデバンとは対照的な結果になったようである。つかまされたな、ミネソタよ。

 三人目はアロマショドー。こっちはスペシャルチームでうろちょろしていただけ、それだけ。

 スペシャルチームといえば、このゲームで試合開始早々、パーシー・ハービンのキックオフ・リターン・タッチダウンが出ていたが、これは単なる私の印象であるが、試合開始直後のキックオフ・リターン・タッチダウンを決めたチームは大概負ける様な気がする。コルツがスーパー制覇した時のデビン・ヘスターなどが、その一例である。野球の先頭打者ホームランと同じような心理が働くのかもしれない。「最初の勝ちはウソの勝ち」という奴である。

 同じくスペシャルチームでは、やはりこのひと、サイファーズ。40ヤードFGを事も無げに決めていた。お前、蹴るなら何でもありか。もうこりゃ、キーディング、いらんな。

 自分の専門外の仕事を決めたという事では、このゲームではもう一人、ジェレッド・アレンのインターセプト。このひと、ホント器用だね。マシューズをぴったりマークしていた。決められたリバースは恥ずかし過ぎ。

 最後にもう一人、アントワン・ウィンフィールドについて。このひと、そのプレイスタイルから察すると、すぐ怪我しそうなんだけど、なかなか怪我しない。10年以上働きづめって、CBというポジションではなかなか珍しいと思う。他に挙げると、チャンプ・ベイリー、ロンデ・バーバー、チャールズ・ウッドソンくらいか。でも、ハードヒットを売り物にしているのはウィンフィールドだけ。

                                                          2011/9/15
2011年
Week2
9月18日
CLE@IND
27−19
 DAL@SFのゲームを見ていて気が付いたのであるが、私は元QBのHCが結構好き。理屈っぽいとまでは言わないが、その気の効いたプレイコールが好きみたい。オフェンスのみならず、ディフェンスや、スペシャルチーム、チーム構成等々まで含めた、気の利いた采配が好きみたい。その気の効いたプレイコールの際たるものは、第44回スーパーボウルにおける、ショーン・ペイトンの後半開始早々のオンサイドキックであろう。

 その元QBのHCも、エルウェイやマリーノといった一流どころでは無いところも私好みである。ショーン・ペイトン、ジェイソン・ギャレット、ジム・ゾーン、ジム・ハーボー等々、キャリアはそれぞれ違うが、決して一流どころではない。最近のプレイヤーでいうと、キトナあたりが有力候補か。意外なところでは、ガス・フェローテとか。

 HCの現役時代のポジションという話をもう少し続けるが、これはあくまで私の印象であって、統計学的な根拠がある訳ではないが、HCの元のポジションはQB、OL、LB、TEが多い印象である。まあ、この辺のポジションは、いずれも頭脳と統率力が求められるポジションなので、現役時代から事前にコーチ修行が出来るという事だろう。野球で言えば、キャッチャーやセカンド、ショートといったところか。TEはちょっとニュアンスが違う感じもするが、このポジションは他のポジションに比べると、レシーブ、パスプロ、ランブロックと、やる事が多いので、自然にフットボールに対する理解が深まるのだろう。
 ちなみに今ざっと調べたところ、ビル・ウォルシュの現役時代のポジションはTEとDE、パーセルズはLB、ベリチックはCとTEだったらしい。ちなみに、ベリチックの他の好きなスポーツはラクロスとスカッシュで、特にラクロスはフットボールより好きで、また上手くもあったらしい。ビル・ウォルシュのボクシング好きは有名な話やね。

 また、逆にHCの少ないポジションとしては、RB、WR、DLが挙げられる。これらのポジションは、あくまで自分の仕事に専念すればよいポジションであるし、また、頭が悪いとまでは言わぬものの、どちらかと云えば、頭脳よりは絶対的に運動能力が優先されるポジションなので、HC修行には不向きかもしれない。野球で言えば、サード、ファースト、外野手といった打撃力の優先されるポジションといったところか。

 それらの中間が、我等がダンジーに代表されるDBであろう。あと、私の知る限り皆無なのがキッカーとパンター。これらの事例はあるのだろうか。あと、あったら面白いのがロングスナッパー。HCが務まるような頭脳と統率力がありながら、ロングスナッパー。得してんだか損してんだか、さっぱり分らん。贅沢なロングスナッパー、ではある。

 ちなみに、ジム・コールドウェルはDBだったそうである。2代続けてDBか。らしいちゃあ、らしいが。

 と、最後はちょっとインディ話になったが、2週続けて殊更にインディと関係ない話から始めてみたのであるが、勿論、本題はCLE@INDである。このパターン、いつまで続けるのだ。

 まあ、はっきり言って、ゲームの映像は見ていないので詳細は不明であり、また詳細を知っても意味は無いだろうが、ここにも負けるか。

 仮にマニング全休を仮定した場合、今季のスケジュールで勝てそうなのは、このクリーブランド戦と、ここ最近絶不調のKC戦ぐらいだと思っていたのであるが(CLEとKCのファンの皆様、ごめんなさい。)、そのCLE戦に、かっちり19−27で負けるとは。まあ、勝てそうとは言っても、勝つ確率はせいぜい20%ぐらいだと思っていたので、別にこの結果に驚く事は無いが。ただ惜しむらくは、この2戦がシーズン後半にスケジューリングされていて欲しかったという事だ。シーズン後半だったら、両チームともにそれぞれ怪我人が出ている筈なので、ほんの少しは勝つ確率があがったであろう。まあそれでも30%は越えないだろうけど。

 んで、次はPIT戦って。んません、0−30ぐらいで勘弁して下さい。普通にやったら0−100ぐらいで負けるわ。いやマジで、ほんとの話。今現在のテリー・ブラッドショー(ハゲ)がQBをやってもPITが勝つわ。だって、今のコルツ、武器が無いんだもん。決闘に来たのに、ピストル忘れちゃったみたいなもんだもの。代打を告げられたのに、バット忘れちゃったみたいなもんだもの。競泳に来たのに、海パン忘れちゃったみたいなもんだもの。最後のはちょっと違うか、女子はともかく。

 実際問題、今のコルツは、相手の強弱を云々しても、詮無き事なんだよなあ。今のコルツは自力で勝つ力は皆無であるから、とにかく相手が勝手にズッコケる以外、勝ちようが無い。相手がズッコケても、こっちがそれ以上にズッコケる可能性もあるし。

 だからもう、なんつーか、みんな休んじゃえばいいんじゃねーの。このゲームでもブラケットが欠場しているが、ほかにも、サタディとかベシアとかアダイとか、みんな欠場しちゃえばいいんじゃね。アダイやサタディなんて、マニングがいなかったら、出場する意味は何も無いし。コリーなんかも、今シーズン丸々欠場すれば、大分怪我が癒えるんじゃね、肉体的にも精神的にも。フリーニーとかウェインみたいなキャリア通算成績に意味のあるプレイヤーはともかく、彼等以外のスターター級はみんな欠場しちゃえばいいんじゃね。今年はオーバーホールの一年という事で。もう、出る意味ねーだろ。

 TV放送は金曜夜にあるので、それを見て、何か感想が浮かんだら、何か書きます。マニング負傷前にTV放送のスケジュールを組んでいるから、この状態のコルツでも、やたら放送があるんだよな。バッファローとかデトロイトに放送枠を譲りたい。第7週まで、がっつりありやんの(それ以降は未定みたい。)。私のマゾ心をくすぐるなあ。

                                                        2011/9/20

 GB@CAR戦で噂のキャム・ニュートンを見た。この開幕からの2戦で評価ウナギ上りなので、どんなもんかと思っていたが、まあ、いいとこ、若いギャラードかなあといった印象である。若いギャラードなら十分という考え方もあろうが、フランチャイズの将来を托せるかというと、多少疑問符は付く。

 まあ確かに、この開幕2戦でスタッツは叩き出しているが、それはニュートンの功績というよりはむしろレシーバー陣の功績と見るべきだろう。スティーブ・スミス、ショッキー、オルセンと、このチームには自分の力でフリーを作れるレシーバーが3人いる。しかも、そのうちの2人は、若手QBにとって何より優しいTEである。この3人が揃っていれば、ニュートンがこの2戦で叩き出したスタッツも決して不思議ではない。ただ、この3人のうち誰か1人でもケガをしてフィールドから消えたら、ニュートンは一気に追い込まれると思う。特にマイアミ大出身の両タイト・エンドのどちらかがいなくなると、かなり厳しくなると思う。この両者が、ニュートンの生命線とでも云うべきだろう。

 ニュートンと同じような境遇でバストとして消えていったQBにジャマーカス・ラッセルがいるが、彼にもし同じようなレシーバー陣が揃っていたら、このニュートンと同じようなスタッツを叩き出したと思う。当時のラッセルにはザック・ミラーしか頼りになるレシーバーがいなかった。
 彼らと同じような境遇で、彼等以上にレシーバー不足のラムズで、それなりの結果を残しているサム・ブラッドフォードとは、そこは決定的な違いである。

 今季のNFLの新しいルールとして、キックオフの位置が5ヤード前に変更になっているが、カバーチームの助走が5ヤード以内に変更になっているのを、恥ずかしながら最近知った。ケガ防止の為にキックオフの位置を5ヤード前に変更したというのを聞いて、論理的に何かおかしなルール変更だなと思っていたのであるが、この助走制限のルール変更を聞いて納得した。

 このキックオフの位置のルール変更は、恐らくこのような論理だったのだろう。
 リターンゲームでの深刻な怪我を減らしたい→そのためには、カバーチームのスピードを緩めよう→ならば、助走を5ヤード以内に限定しよう→すると、大幅なリターンが増えてしまう→では、キックオフの位置を5ヤード前にしよう
 恐らくこのような論理だったのだと思う。このルール変更の軸は助走制限の方にあり、その副次的なルール変更としてキックオフ位置の変更があったのだと思う。キックオフの位置の変更だけが、日本では強く報道されていたので、いまいち混乱しちゃった。ケガ防止の為にタッチバックを増やそうとしてのルール変更だと、私は勘違いしてた。だったら、キックオフを廃止すればと提案した次第である。当然ながら、タッチバックを増やす心算はなかったのね、結果的にはともかく。
 なんか、カバーチームが遅っせえなあと思っていたのであるが、そういう事だったのであるか。物事は正しく報道してくれ。まあ、単に私が読み損なっていただけかもしれんが。

 とまあ、例によって殊更に、コルツ戦の話柄を避けつつ書き出したわけであるが、さてコルツの話である。とりあえずテレビ放送を見た。

 んで、またコリンズの話になるわけであるが、とりあえず1戦目よりは成長していたと思う。多少リズムは出てきた。この調子で順調に成長して、5年後にはチームを背負って立ってくれ。って、バカ。40近いおっさんの成長を何期待してんだ。ババァに化粧を教えるようなもんだ。

 つうかねえ、なんつうかねえ、コリンズも断れよ、素人じゃないんだから、30年近くフットボールをやっていれば、分かるだろう、自分がこのチームには合わないって事ぐらい。恥かくだけだって事ぐらい。晩節を汚すとか大層な事を言う心算は無いけれど、キャリアを傷つけるだけだろう。やっぱ、金か。金によろめいちゃったのか。いくらギャランティされているのか知らないけど、まあ確かに、今後手に入れる事はまず無いであろう大金を取得できるチャンスなのだから、退職金代わりに、多少の恥を忍んで契約しちゃったって事なのか。昨季のデシュア・タウンゼントと同じパターンか。でも、タウンゼントの場合はCBとしてコソコソやっているだけだから、まだ許せるが、QBがそれやっちゃあ駄目だろう。

 んで、コリンズのプレイ振りであるが、先週も言ったのとまったく同じで、要するに守備リードが全然出来ていないという事に尽きる。もともと、そういう素養も無いし、また彼がQBとして成長する過程で、そういうことを学ぶといった習慣自体が無かったのだろう。前回も言ったとおり、これは時代的制約である。コリンズに罪は無い。

 守備リード守備リードと私はここのところ散々繰り返しているが、では守備リードの有る無しを私は何処で見極めているか、良い機会なのでここで書いておきたいと思う。大きく二つある。

 一つ目はブリッツピックの指示である。このゲームでもブリッツピック名人のアダイが右往左往するシーンが散見していたが、それは全てコリンズの責任である。
 このブリッツピックのみならず、相手ディフェンスのパスラッシュの形態、またそれに対して自チームのパスプロがどれほど持つのかを読み切るのが守備リードのひとつである。パスプロが崩れて、パスラッシャーから右に左に逃げているなんていうのは守備リードの甘い証拠である。私がアーロン・ロジャースをあまり評価しないのは、私が観戦したゲームで偶々多かっただけかもしれないが、彼にはこういうシーンが目立つからである。アーロン・ロジャースの数字というのは、上のニュートンと同じく、レシーバー陣に助けられているところが多々ある。ドナルド・ドライバーやグレッグ・ジェニングス、ジョディ・ネルソンといったパッカーズのレシーバー陣はもっと評価されてしかるべきだと思う。

 二つ目はパスカバレッジを読み切る事である。それが出来ていないQBは、このゲームでも散見していたが、特殊なシチュエーションでもないのに、ダブルカバーやトリプルカバーにどんどん投げ込んでしまう。きっちりカバーされているシングルカバーに投げ込んでしまうのも同様だろう。

 では、何故そういう所に投げ込んでしまうかというと、プレイブックにそこに投げろと書いてあるからである。プレイブックが机上の空論であるとまでは云わないけれど、敵も試合状況やオフェンスの顔ぶれ等々を考慮してディフェンスのプレイを決める訳であるから、それらを実際に運用すれば必ず齟齬が生まれる。所謂コール負けコール勝ちという奴である。このゲームの第4クォーターにおける、ブラウンズの勝利を決定付けたヒリスの決勝タッチダウンなどは、コルツ側から見れば典型的なコール負け、ブラウンズから見れば典型的なコール勝ちのシーンであろう。ここまで明白ではないにしても、プレイブックというのは実際に運用すれば必ずどこかに齟齬が生まれるものである。その齟齬を出来る限り少なくしたものがWCOであり、マイク・マーツのプレイブックであろう。これらのプレイブックでは、フリーになると予想されたレシーバーはかなり高い確率でフリーになっている筈である。QBの仕事は、そこに確実に投げ込めば良いだけである。

 このようにプレイブックを精妙にするというのが表の攻撃法であるとすれば、裏側からの攻撃法が守備リード、所謂オーディブルであろう。それをWCOのプレイブックなみに精妙巧緻を極めたのがマニングのオーディブルという事になる。実際、マニングがトリプルカバー・ダブルカバーに投げ込むなんていうのは、よほど特殊なシチュエーション、無理押してでも投げ込まなければいけないシチュエーション以外、ほとんど無い。つーか、ファン的には無理してでも投げ込んで欲しいところにさえ投げないのがマニング、より強く云えば、マニングの悪いところなんだけど。
 
 以上、2つが守備リードの二大特徴なのであるが、これらがコリンズには皆無である。そうして、それらの裏返しである守備リードをしていない二大特徴は、ゲームのあちこちで散見する。この対照的なクォーターバッキングを見て、コルツファンのみならず、コルツのプレイヤーもマニングの偉大さとまでは云わぬが、素晴らしさをイヤっていう程思い知ったのが、この開幕2戦といって良いのではないだろうか。「あいつは好きになれない奴だけど、やっぱスゲー奴だったんだなあ。」というのが、コルツファン及びコルツプレイヤーの、この2戦の率直な感想といって良いのではないだろうか。マサルの引越しみたいなもんである。もの凄く分かりにくい喩えで、すみません。気になる方は「じゃりン子チエ」を全巻通読して下さい。どこかに元ネタがある筈です。10巻台、20巻台だったかなあ。

 コリンズ問題はそれくらいにして、つーかもう書きたくねえ、ゲームそのものの感想をいくつか。

 まず、最初に言いたいのは、なんでドナルド・ブラウンを使わないのかという事である。今のコルツ・オフェンスに必要なのは、アダイやデロン・カーターの堅実な5ヤードではなく、ブラウンの一発30ヤードではないのだろうか。アダイやカーターの馬力ではなく、ブラウンの小さなステップワークだと思うのであるが、何故に使わないのだろう。

 ブラウンは昨シーズン終盤からパッタリ使われなくなってしまったのであるが、一体どういうことなのか。ブリッツピックが下手でマニングに嫌われたというのなら分らんでもないが、でも今はそのマニング自体いないし、コールドウェルの財布から1ドルくすねたとか、そういう事なのか。
 盗み癖はともかくとして、ブラウンが干されているのは、なにかそういうフットボール以外の理由からだとしか考えられへん。使わんのなら放出してやれ、1巡プレイヤーのポテンシャルは確実にあるのだから。ブラウンに申し訳が立たん。

 さて、ラン攻撃であるが、このゲームではそこそこランは出ていたが、私はあまり評価できない。何故かと言うと、そのランのほとんどがゾーンブロックによるものだからだ。去年の開幕戦で書いたと思うが、私はゾーンブロックは、あくまで味付け程度の戦術であって、オフェンスの軸にはなり得ないという考えの持ち主なので、この手の攻撃は評価しない。
 第3クォーター序盤で、これでもこれでもかとゾーンブロックを繰り出して、最後土壇場でリンケンバック(だったかな。)がブロックに失敗して2nd&15のシチュエーションを作ってしまい、結果FGで終わってしまったなんていうのは、典型的なゾーンブロック・スキームの失敗である。

 ゾーンブロックというのは、かなり高い確率で5ヤード取れるけれども、逆に云えば、その戦術的特徴から、5ヤード以上はなかなか取れない戦術なので、タッチダウンを獲るまでに、どうしても10プレイ以上かかってしまう。で、10プレイ以上必要という事は、上記のように、何処かでミスも生まれてしまう。ゾーンの反対側にカットを切れるRBやロールアウトが得意がQBがいれば、また話は別だが、アダイやコリンズにそれを求めるのは酷であろう。エルウェイやティレル・デービスがいた頃のデンバーがこの戦術を採っていたかは私は知らないのであるが、彼等のようなプレイヤーがいて初めて可能な戦術だと思う。

 さらにもうひとつ付け加えると、ゾーンブロックというスキームは見掛けの印象や数値は非常に良い。一見すると、もの凄くランが出ているような印象やスタッツを与える。しかしながら、それが、上記のような理由から、得点に結び付かない、勝利に結び付かないという意味では、私は一種の麻薬だと思う、キュービアックやシャナハンはこの麻薬に犯されてしまっている。ゾーンブロックは麻薬である。

 さて、ランといえばブラウンズのペイトン・ヒリスである。相変わらずキャラ立っとるのお。小池一夫も大喜びだわい。もはや、ペイトン界のナンバー1は彼といっても過言ではない。MADDEN12のカバーを奪ったのも当然だろう。あれっ、その呪いがマニングの方にきたの。ペイトン違いだっつの。そういう変化球もあんの。恐すぎるわ。

 ヒリスのプレイスタイルについては、去年のブラウンズのゲームで書いたので、ここでは繰り返さない。ただまあ、このヒリスがブラウンズのオフェンスの中心であるという事は、ブラウンズにとって幸福なのかというと、そうでもない様な気がする。ヒリスがブラウンズのオフェンスの味付け程度の位置付けになって、初めてブラウンズの幸福となるのだろう。

 そういえば、このゲームの一時期、これでもかとヒリスのスクリーンを出していたシーンがあったが、何でああいう時、ゾーンブリッツ的なプレイをしないのかなあ。マシスなんか大学時代はLBだったんだから、ちょっとしたパスカバーだったら出来ると思うけど。インターセプトしちゃえば、そのままタッチダウンだし。アホみたいにパスラッシュさせとる。ほんと融通利かないんだよなあ。

 フリーニー様がジョー・トーマスから1サック。ジョー・トーマスと云えば、問答無用で現役ナンバー1OTみたいな評価があるが、私には、それはちと褒めすぎじゃないかなあという気がしていた。トップレベルである事は間違いないが、他にも彼に匹敵するOTはいるし、一時のペイスやオグデンのような支配力があるかといえば、そこまでは行かないと思う。そういった意味で、フリーニーの外側素通りサックは、個人的にちょっと嬉しかった。しょーもない感情であるが、付け加えておきたい。

 あと最後にひとつ、ヴィナティエリ様について。こういう何のモチベーションも無いゲームでも、4/4、ロング52ヤードはほんとにさすがだと思う。反対側からの彼の精神力の強さの証左だと思う。まだまだ現役ナンバー1キッカーはヴィナティエリ様だ。

 んで、今週というか、およそ8時間後に控えたスティーラーズ戦であるが、えっ、これって、どういう気持ちで観戦すればいいの。コルツファンになって初めてなんだけど、こんな心理状態。アップセットどうこう言うような力の差じゃねーし。宝くじの抽選日を迎えるような気持ちが正解なの。0−40で負けた場合は、喜んでいーの。つーか、スティーラーズの面々は、インディアナに女を囲っている奴以外は、インディアナに来る意味、ないんじゃねーの。全員、女囲ってたりして。トムリンは特に。

 ちなみに、このゲーム、マニングが怪我する前は、仕事を休んでテレビを生観戦する予定であったが、さすがに止めた。こんな試合で仕事を休んでいたら、人として恥ずかしい。
                                                        2011/9/26

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