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| SuperBowl | 2月8日 SEAvsNE @SF 29−13 |
は〜〜い、大言い訳大会で〜〜〜す。 2分の1の確率で当たるものを2年連続で外すのは、さすがになかなかに恥ずかしい。そこで、大言い訳大会で〜〜〜す。 外した理由の最大のものは、身も蓋もない言い方をすれば、勉強不足。今季はプレイオフもレギュラーシーズンもちらっちらっしか見てねーし、ドラフトガイドもイヤーブックも買ってねーんだから、そんなもんではある。甘くはない。子供の頃、学校の先生に口酸っぱく言われたように、日頃の勉強が大事って奴である。 日頃の勉強どころか一夜漬けもしてねーもんなー。そんでテストに臨んで、普通に27点取っちまったって感じである。 とまあ、そんな当然すぎる事を言い訳にしてもつまらないので、勉強不足の状態のまま、このゲームについて考えてみたい。感想を述べてみたい。ただまあ、このゲームそのものもつらつら観戦だったけどな。ハーフタイムショーも全然見てねーけどな。誰が歌ったの。あと「LX」、読めん。第何回なの〜〜。 まず、言い訳はじめとして、元々の予想記事に補正したいと思う。「卑怯。」とか言わないよーに。 前々回の元々の予想記事に、私は「このまま、ダーノルドに調子づかせるのも腹立つというか、『ダーノルドはプレイオフを勝ち上がっていけるQBではない』と断じた私の立つ瀬が無いので、悔しいがペイトリオッツ勝利を予想。」と書いた。 でも、ここに「個々の戦力はシーホークスの方が上だろうけど、」つう但し書きを付けるつもりだったんだよ〜〜。 でも、何故か忘れちった。 忘れちったのは、記事をアップして2日後くらいには気が付いていたんだけど、付け加えるのもめんどくさかったので放置しちった。 ちなみに、記事をアップしてからの訂正補正はちょろちょろしております。アップ後、書き忘れや誤表記等々の単純な間違いに気付き、気が向いたら、あくまで気が向いたら、訂正補正しております。 でも、こん時は気が向かなかったんだよ〜〜。そしたら、このザマ。 そういう私の気分はともかくとして、単純な戦力、個々の戦力、MADDEN的な戦力はシーホークスの方が上だったと思う。それは、このスーパーボウル観戦後でも同様である。 ただ、勝敗を決するほどの絶望的な差かというと、そこまでの差はない。戦略や戦術、ちょっとした運不運で十分覆せる差である。 つか、ペイトリオッツが、とてもじゃないが、スーパーボウルに進出してくるような戦力じゃないんだよなあ。20年間勝ち続けたチームは、1,2年負けたくらいじゃ、戦力は整わん。それくらい、20年勝ち続けた事の代償は大きい。 単純な戦力、個々の戦力はどこに出るかというと、最も分かり易いのはディフェンスのスピード、集散である。単純な脚力もあるし、反応速度もある。1歩前でタックルできるか、1歩後でのタックルになるか、5ヤードで止めるか7ヤードで止めるかの差にすぎないけれども、それが1試合分、あるいは1シーズン分となれば、その差は大きい。それが単純な戦力差、個々の戦力差である。 あとは、オフェンス、ディフェンス、両ラインの力量差もそのひとつであろう。で、実際、それはこの試合のペイトリオッツの敗因の一つとなった。 こういう単純な戦力差、個々の戦力差というのは、結局のところは体力、運動能力の差であるから、それはどうしてもドラフト順位に準ずる。 もちろん、個々で見れば、ドラフト下位でも、体力のある奴、運動能力の高い奴はいるかもしれないが、全体として、例えば5年分およそ40人くらいで均してしまうと、どうしてもドラフト上位と下位では差がついてしまう。 日本のプロ野球のように12球団でドラフトしているのならともかく、32球団でのドラフトとなると、さすがに1位と32位は全然違う。32位は2巡上位と力的な差はない。したがって、ドラフト下位のチームは、事実上、1巡なしの2巡からの指名状態となる。それが1,2年ならともかく、5年も続けば、やはり差はデカい。私が「そこはかとなく強い」とか「そこはかとなく弱い」と云ったりするのはそれである。経年的なドラフト順位による戦力である。ここ最近のライオンズやテキサンズは「そこはかとなく強い」チームであり、チーフスやビルズ、スティーラーズ、レイブンズなどは「そこはかとなく弱い」チームである。まあ、イーグルスみたいな特殊なチームもあるけどな。くう〜〜。 まあまあ、それがNFLの「ドラフトによる戦力均衡政策」なのであり、それが成功してるという事であろう。5年くらい負け続けてプレイオフ出場、また5年くらい負け続けてプレイオフ出場を繰り返すジャガーズみたいなチームは、この政策の理想的な市民、忠実な僕といってよいであろう。 で、その理想的な市民にならぬよう節税脱税に腐心する、いやいや知恵を絞るのがチーフスやスティーラーズ、そうしてイーグルス(脱税常習犯)みたいなチームなのである。 で、21世紀最初の20年間における節税脱税のチャンピオンこそがペイトリオッツなのであるが、この20年間勝ち続けた事、ドラフト的には20年分の負債は、1,2年の敗北じゃあ、取り戻せんよなあ、つうのが、今年のペイトリオッツを見た私の感想のひとつではある。 このゲームの敗因のひとつであろうウォーカーV世を止められなかったなんていうのは典型的なそれである。単純なディフェンスチーム全体のスピード不足である。 でも、スーパーボウルに進出してきてるからな。どゆこと、どゆこと。ず〜〜〜っと負け続けているどこぞのチームとは何が違うの。 そういう、経年的ドラフト順位的な戦力差もこのゲームのペイトリオッツの敗因のひとつだと思うが、先にも書いたように、それは大きなものではないと思う。戦略戦術で十分覆せる差だったからだ。その戦略戦術がペイトリオッツの大きな敗因だったと思う。 私がこのゲームを見ていて、まず思ったのは、「メイはずいぶん我慢してんな〜。」、つか「マクダニエルズは我慢してんな〜。」である。メイが「我慢だけのブレイディ」に見えた。 と書くと、これが「敗因」のように思われるかもしれないが、私はこれを、この「我慢」を「勝因」だと思って見てた。「勝因」になると思ってみてた。 「我慢」というのはQBにとってもOCにとっても非常に重要な資質、あるいは技術であるからだ。 麻雀に「オリを覚えるは上達の一歩目」という言葉がある。QBやOCにとっての「我慢」は、麻雀の「オリ」に似ている。「我慢を覚えるは上達の一歩目」である。 ただまあ、オリだけじゃあ、オリてるだけじゃあ勝てないのも麻雀なんだよなあ。実際、すぐオリてくれる人ほどちょろい相手はいない。リーチや二鳴きでオリてくれるなら、こんなに御しやすい奴はいない。 「すぐオリる人」と「ゼンツッパ」なら、おそらく後者の方が勝率は高いであろう。そういう統計も出ていると思う。 その昔、「割れ目でポン」で、「すぐオリる」とまでは云わないけど、風間杜夫が徹底した守備重視の重厚な、腰の重い麻雀で連戦連勝していたが、あれは「割れ目ルール」という特殊なインフレルール故の、あるいは向きの打ち回し、戦略だったと思う。それくらい「得点2倍」は重い。 風間杜夫がもともとそういう雀風なのか、それともあの番組にあわせての戦略だったのか、それは分からない。でも、一般的な麻雀ルール、あるいは競技麻雀的なルールだと、あの腰の重い打ち回しではなかなか厳しいのではないだろうか。 この麻雀の「オリ」に似たものに将棋の「駒得」がある。麻雀の「オリ」と同様、この「駒得」を知ることが初心者卒業の第一歩な訳であるが、やはり麻雀の「オリ」と同様、「駒得」だけじゃあ将棋は勝てねんだよなあ。 先崎九段が「将棋というのは基本的に駒得を目指すものであるが、途中でギヤを変える必要がある。駒損を捨てねばならなくなる。ただまあ、どこでギヤを変えるべきかが、プロでも全然分かんねんだよなあ。そうして、将棋の強い人、羽生みたいな人は、そういうのが本能的に、ごく自然に上手い。ここしかないというところでギヤを変えてくる。」と言うような事を述べていたが、まさしくその通りであろう。 森下九段の有名な「駒得は裏切らない」は、これを裏から述べた言葉であろう。「ギヤを変えるタイミングが分からなければ、最後まで駒得で押し切れ。」って意味であろう。それで勝てる将棋もあるからだ。 そうはいっても、どこかで「駒損」にギヤを変える、すなわち「攻め」に転じなければ、高勝率は難しい。多くの「攻め」は「駒損」だからだ。 極端な話、自軍の駒がたった一つでも「詰み」はある訳である。「桂馬」は当然だし、「飛車」「角」「香車」も合駒不能の状態なら、駒ひとつで勝てる訳である。さすがに、実戦でそのような詰め上がり図は皆無であろうが(いや、あんのかな。)、詰将棋では、もしかしたらあるのかもしれん。 麻雀の「オリ」、将棋の「駒得」は初心者から中級者になる為には必須の技術、心得であるが、中級者から上級者になる為には、それを捨てねばならね、あるいは邪魔になる考え方、戦略という事になる。飛車捨てのタイミングに悩んだ事のない人はいないと思う。時に勝因となり、時に敗因となる。 でまあ、それは、かつて野村克也やベリチックが唱えたように「状況判断が一番大事」って事になる訳だが、それが完璧なら、誰も苦労しないよね。誰も負けないよね。みんな、勝つよね。誰もが勝者だ。 で、この試合のマクダニエルズの、メイの我慢のクォーターバッキングはペイトリオッツの「勝因」だと私は思ってた。でも、結果、「敗因」だった。飛車捨てのタイミングを間違えた。 では、何故、私はマクダニエルズやメイの我慢をペイトリオッツの「勝因」だと考えていたか。それは、ダーノルドからどこかでターンオーバー、インターセプトやファンブルリカバーを奪えると思っていたからである。その時まで接戦を展開し、ダーノルドからターンオーバーを奪った瞬間に畳み込めばペイトリオッツの勝利だと思ってた。それがペイトリオッツのゲームプランだと思ってた。 ダーノルドについては、私は再三再四「ファーストターゲット・ガン見型」だと唱えてきた。その見方は現時点でも変わっていない。画面を見ていると、レシーバーを一人づつチェックするWCOQBみたいな事をしているけれど、あれはポーズである。チェックなんかしていない。投げるところ、ターゲットは最初から、それこそスナップ前から決まっとる。 というのも、意外なところへのパスがひとつも無いからである。「あ〜、やっぱそこに投げるのね。」っていうパスばっかりである。昨年のプレイオフの記事で、「ダニエルズは『えっ、そこ。』みたいなとこに投げよる。」みたいな事を私は書いたけれども、ダーノルドにそういうパスは一つもない。 テレビの前でハナクソほじりながら見ている私にさえ丸わかりなのだから、現場のDC、何よりフィールド上のディフェンス・プレイヤーにはもっと丸わかりであろう。おそらく、ディフェンダー陣からの「俺に狙わせてくれ」という要望、いや陳情がDCやHCの耳に届いている筈である。 で、HCやDCもそのように思ったのであろう。そうして先述したような戦術「接戦を展開し、ダーノルドからターンオーバーを奪った瞬間に畳み込めばペイトリオッツの勝利だ」を採用したのであろう。そうして、その戦術に従いマクダニエルズとメイは我慢のクォーターバッキングに徹した。 んで、そのゲームプラン通り第3クォーター終盤まで12−0でシーホークス・リード。無得点というのは気になるが、ここまではペイトリオッツのゲームプラン通りだったと思う。第4クォーターの12点リードを逃げ切るのはダーノルドには難しいと私は見ていた。その芸当は無いと私は見ていた。ところが、メイの方が先にターンオーバーしちゃった。しかも、ペイトリオッツ陣37ヤードでのロスト。この時点で勝敗は決したと見て良いであろう。 その後、ペイトリオッツが13点を奪ってみているところから見ても、ペイトリオッツ・オフェンス陣がシーホークス・ディフェンス陣を攻めあぐねていた訳ではなかったと思う。そういうゲームプランだったのだと思う。 ただまあ、そのゲームプランを責める事は出来ない。私がペイトリオッツのHC、あるいはOCやDCであっても同様のゲームプランを採用しただろうからだ。いやホント、インターセプトが奪えそうな、ファンブルロストが奪えそうなQBなんだよ、ダーノルドは、いかにも。実際、このゲームでも危なっかしいシーンは散見したし。 ただまあ、そういった意味では、「我慢」のクォーターバッキングに終始したダーノルドがこの試合のMVP、最大の勝因だったといっても良いと思う。第3クォーター終了時まで12−0、4FGに留まったというのは、その我慢のクォーターバッキングの証左だろう。 私でも考えつくようなゲームプランであるし、カンファレンス決勝のラムズも似たような事をしていたし、シーホークスサイド、ダーノルドも想定していたゲームプランであっただろう。とはいえ、ターンオーバーを喫しなかったのは立派だったと思う。ダーノルド、君こそヒーローだ。今まで、バカにしててゴメンな。スマン。心よりお詫び申し上げます。 でも、現実のスーパーボウルMVPはケネス・ウォーカーV世。 いや、まあまあ、スタッツ的にはこっちかもしれんがな。でも、135ヤード、0タッチダウンだからなあ。MVPって程でもないし。 スーパーボウルに限らず、フットボールのMVPはオートマチックにQBに決まることが多いが、ここで逃すとは。ダーノルド、ツイてない。 数年ぶりに風邪を引いた。体調悪し。2026/2/15(日) |