2008年 Week4 |
9月28日 WAS@DAL 26−24 |
半ば強制的にTV放送を見ました。半ば強制的にこのレポートを書きます。 あ〜あ、WASは今年は苦しむだろう、なんて書かなきゃよかった。WASファンはさぞかし痛快だろうと思います。私の苦しむ様を見て、楽しんでください。尤も、こうやって言い訳を書き連ねるのも嫌いじゃないんスけどね。いろいろ考える事ができるし。 さてワシントン問題に入る前にダラス側からちょろっと書いてみますか。 あちこちで評判の良いダラスであるが、この試合を見た限りに於いても、とても現在最強とはいえないと思う。じゃあ、どこが最強か、と問われても困るのであるが、少なくとも一時のNEのような磐石振りではないと思う。 ではその理由は、と問われれば、やはりNTに人材を欠いているから、と答える事になるだろう。3−4というのは、私の考えるに、最良のディフェンススキームであると思われるが、このスキーム最大の弱点はそのNTをこなせる人材が極端に少ないという事である。おおよそ一時代に5人程度であろうか。ダラスのNTもよくやっているが、K・ウィルフォークやC・ハンプトン、さらには噂のショーン・ロジャースなどに比べると、やはり物足りない。鉄壁とまではいえない。そうして、このスキームはここが崩れると総崩れになるので、ここがダラスの唯一かどうかは知らぬが、大きな不安材料ではあると思う。私がダラスを一押しできぬ大きな理由である。 そのほかロモが頼りないというのもあるが、それは以下のジェイソン・キャンベルと絡めて書きます。 さて、そのジェイソン・キャンベル、ワシントン問題の中核、ジェイソン・キャンベルである。 この試合を見た限りに於いても、このジェイソン・キャンベル、やはり非常にWCOに向いている。そのショートパスの精度といい、そのプレッシャーの処理といい、その抑制の効いた性格といい、非常にWCO向きである。昨季のスタッツなども調べてみたが、この段階ですでにレシーバーへの投げ分けは出来ている。誰が責任者かは知らないが、WCOのジム・ゾーンを連れてきたのは大正解だったと思う。 敵方のトニー・ロモと比べても、こちらも同じWCOQBであるが、さすがに一巡プレイヤーだけあって、すべての面に於いて一ランク上である。この試合に於いても、パスミスやプレッシャー処理のミスはロモのほうに目立った。両者ともにスキームに導かれるプレイヤーであるけれども、その完成度という点においてはJ・キャンベルの方が一枚上手である。この点だけでもWASはDALに勝れる。とりわけこの試合、何回か見せた、いかにもWCOらしいドライブでは、頭のワルイ政治家の言葉ではないが、J・キャンベルは粛々とドライブを進めていた。今現在最も古典的な、あるいは教科書的なWCOをしているのは、PHIでもSEAでもなく、このワシントンだろう。 さてそのWASのWCOであるが、やはりサンタナ・モスは不要だと思う。あるいは宝の持ち腐れだと思う。この試合でも、キャッチの悪さを除けば典型的なWCOWRであるTOならば楽々捕れていたパスを、モスは何回か落としていた。アンダーニースのパスにはどうしても体格が必要なのである。スロットとして使うという方策もあるにはあるが、さすがにそれは贅沢に過ぎるというものであろう。 また私はこの試合の映像を見る前にそれぞれのスタッツを見ていたのであるが、サンタナ・モスのロングゲインはRACに拠るものかと思っていたが、実際は違った。いかにもサンタナ・モスらしい、これぞサンタナ・モスといった、専売特許のロングボムに拠るものだった。なあんだ、といった感じである。ああいう使い方をするんだったら、今までどおりのパワーランでいいじゃねえのとも思った。やはりモスはどこかのタイミングで典型的なWCOWRとトレードすべきだろうし、するつもりだろう。 そのほかスタッツ絡みでいうと、キャンベルの試投数がWCOにしては少々少ない事が気になっていたのだが、これは第4クオーター、勝ちの見えた段階からの徹底的なランのコールに拠るものと判明、納得した。しかしこれは教科書通りといえば教科書通りのコールではあるが、こういう色気の全く無いコールというものはなかなかに出来るものではない。ジム・ゾーン、なかなかの拾い物かも知れぬ。無論NFL的には拾い物ではないだろうけど。 そのほかワシントンサイドでは、OL陣の動きはやはりどこかぎこちなく見えた。こちらもサンタナ・モス同様、少しづつその顔ぶれを変えていく心算なのだろう。 で今回、ダラスはワシントンに敗れ去った訳だが、これですぐさまパワーランキングが変わるということはないと思う。総合力ではダラスの方がやはり一枚上手だと思う。今回のダラスの敗因、そうしてワシントンの勝因は、やはり何といっても、3−4ディフェンスのWCOに対する相性の悪さだったと思う。3−4自慢のOLBが、WCOに相対峙すると、どうしても殺されてしまう。とりわけ4WR、5WRになると、手の打ち様がない。 マーカス・ワシントン、精彩を欠く。超どーでもよい情報。 テリー・グレンは何処へ行った。ここ最近その姿を見ない。ひきこもりか。と思ったら、引退していたのね。ご苦労様。 しかし、ちょっと前まで何とかホグスとか言ってたWASがWCOで、WCOの本家本元総本山の49ersがまさかのマイク・マーツ。もう何が何だか。別にいーけど。ビル・ウォルシュもあの世で苦笑している事だろう。 今週のインディ情報。 バイウィーク空けのWeek5はヒューストン戦。ヒューストンファンには悪いが、Must Win とまではいかぬものの、結構それに近い試合である。ココを落とすと早くも三敗、そこそこ追い込まれる。何が何でもとまでは言わぬが、とりあえず勝っておきたい。A・ピーターソンやF・テイラーのような凶悪なランナーもいないし。それでも100ヤードは走られるだろうが。がんがれ。 ヒューストンの印象はというと、部分的な映像を見た限りでは、選手個々の力はあるものの、それらが噛み合わさっていないといった感じである。オフェンス、ディフェンスともにスキームをはっきりさせた方が良いと思う。やるべき事がはっきりとすると、スポーツに限らず、パフォーマンスは1.5倍になるものである。でも次と次の次の次の次の次の次の次の試合はバラバラのままでお願いします。 ついでに他のAFC南2チームの印象も。いい機会なので。 まずTEN。 何気にデフェンス陣はほぼすべてのポジションでプロボウル級が揃うという、年齢なども考慮すれば、知名度では劣るものの、もはやNFL最強のBALをも凌ぐ陣容である。若きゃいいってものでもないけど。 しかしながら課題はやはりオフェンスか。このスポーツは、他の多くのスポーツと違って、チームのリズムはディフェンスではなくオフェンスが作る。、オフェンスが安定しなければチームは安定しない。現状のままだと、嵌まれば連勝街道まっしぐらだが、ひとつ間違えれば泥沼、ズルズルといく可能性もある。インディファンとしてはこう叫んでおこう。ヤ〜ング、カンバ〜グ。コリンズのままでもいいけど。 ただいずれにしても、テネシーとの残り2試合はインディにとって大一番である。この2試合、ふたつとも獲ればプレイオフへの道は大きく開けるし、ひとつしか獲れなければテネシーに下駄を預ける事になる。ふたつ落とせば、申す迄も無く、絶望である。でも最後の最後に組まれているんだよなあ。@JAX、TENと。運命の第17週になる可能性、大である。それはそれで楽しみではあるけれど。 JAX 昨年と比べると、チーム力は落ちた印象。って、それはうちも同じか。やはり、ストラウド、サミー・ナイトの穴は大きいか。期待のルーキー両エンドもあまり活躍していない感じだし。 しかしながらこのチーム最大の武器はそのけれん味のあるプレイコールだろう。 2008/10/5 |
2008年 Week5 |
10月5日 IND@HOU 31−27 |
悲しき速砲。例によって映像は見ていない。 オフェンスもだが、まずデフェンス。やはりエド・ジョンソンとボブ・サンダースが抜けるとつらいか。3,4年前に戻ってしまった感じ。したがってオフェンスは 3,4年前にギアを戻す必要があるのだが、ストークリーはいない、ハリソンも老いた。あとはAFC南の泥沼化を望むのみか。 とか書いていたら、ファンブルリカバー2つからのまさかまさかの逆転勝ち。最後は、この試合活躍していなかったかのように見えるM・ブリットのインターセプト(キャリア初、ではない。ふたつ目。)で試合終了。 勝つには勝ったが内容的には喜べるようなものではない。先が思いやられますな。 しかしヒューストンファンには辛い負け方。私がファンだったら自殺する。しねーよ。 一方ワシントンは感動的な勝利。なんかいつの間にか俺、ワシントンファンになっている。 この試合はテレビで見ていたが、WASのオフェンスはWCOにパワーランとサンタナ・モスのディープが絶妙なさじ加減で入り混じっていて、敵ディフェンスには非常に守りにくいものとなっている。狙ってこうなったというよりは偶然の産物といった感じであるが、今現在WASの大きな武器である。 このヒゲ(J・キャンベル)、最後の最後でミスがあったが、それ以外は異様に冷静なクオーターバッキング。WCOがよほど水にあっているのか。 アンディ・リード、見る度に太っていく。はちきれんばかりである。3年後にははちきれると思う。 愛しのクレッコー、ちょろっと登場。でもブロックに失敗。 その他の球場ではTENが執念の逆転勝ち、全勝を守る。いよいよテネシーマークである。 KC、DETは磐石の弱さ。NYGは磐石の強さと書こうと思って、なんとなくスケジュールを調べてみたら、前半は超嬉しいスケジュール、真価が問われるのはこれからである。そうしてその超嬉しいスケジュールはワシントンに引き継がれる。こりゃ今年もNFC東から3チーム、プレイオフに出るな。 私が密かに応援しているATLも嬉しい勝利、映像が見たいものである。 SDは得意の逆転に失敗。悪運尽きたか。 2008/10/6 こういう試合のときに限って放送が金曜日でやんの。待ちきれん。俺何すっか分かんねえぞ。←意味不明。 映像は見ていないけれど、勝利の興奮にまかせてちょっと感想。 しかしまあ勝つには勝ったが内容的には Week2、Week3 に比べても芳しいものではなかったと思う。とはいうものの、こういう劇的な勝利、あるいは劇的な敗北は優勝するためには意外に必要なので、それはそれで歓迎だったりもする。むかしライオンズ(むろんデトロイトではない。)の森監督が、リーグ優勝を逃したシーズンだったか、日本シリーズを逃したシーズンだったか、に敗因を問われて、「今年は劇的な試合がなかったので、危ないと思っていた。」と答えていたのを私は思い出す。 あんまりこういう事は言いたくないのであるが、勢いとか流れとかは、やっぱりスポーツには於いては、そうしてスポーツに限らず何事に於いても、結構重要なのである。この試合のふたつ目のファンブルロストなどモメンタムという言葉以外では説明のしようがない。映像を見ていないから分からないが、そういうモメンタムを引き寄せるプレイがあったのであろうが、そうはいってもこれはモメンタムとしか説明のしようがない。 このモメンタムは、森監督が述べたように、試合のみならずシーズンにもあって、コルツを例にとっても、スーパーを獲ったのは、開幕13連勝をふくめて安定したシーズンを送った2005年ではなく、山あり谷ありの所謂ジェットコースターシーズンだった2006年である。そいった意味ではこの4試合は吉兆か。そうはいっても、そういったモメンタムを引き寄せるのは、ほかならぬ実力なのだけど。 翻ってヒューストンの立場から見ると、この試合はまことに御愁傷様としかいえないが、上に書いた意味に於いては、ターニングポイントになる可能性を秘めた試合でもあるともいえる。この劇的な敗北を機にチームが快進撃を始める可能性もある。良い例が昨年のジャイアンツである。劇的な敗北をしたという事は、すなわちその試合に内容があったという証なのであるから。実力のないチームに劇的な敗北はできない。実際、今までのヒューストンはコルツ相手に劇的な敗北さえ不可能だった。 まあ、このままチームが崩壊する可能性も高いけれど。←余計。ただまあ一般的に、敗者のチームが勝者のチームに変わる際に劇的な敗北は意外に必要だったりもする。最近の日本人ならほとんど誰もが知っている例を挙げれば、ドーハの悲劇がある。ほとんど誰も知らない例を挙げると、1992年日本シリーズのヤクルトがある。この夏一世を風靡したソフトボールの女子オリンピックチームなども、確かアテネだかアトランタだかで悲惨な負け方をしている。 しかしまあ、あらためて確認したが、QBのファンブルロストは怖いね。WRやRBのファンブルロストと違って、QBのファンブルロストは、当然最後尾のため、たちまち大ピンチになる。タックラーもいないし。オフェンスのあらゆるプレイの中で最悪のプレイである。 そう考えると、マニングさんの、サックされそうになると自らボールを抱えて倒れこんでしまうという特技も、過剰だとか大袈裟だとか批判できなくなる。やはりあれはあれで正しいのである。私の知る限り、マニングにファンブルロストは無い、と思う、たぶん。 つーわけで、まだ件の映像は見ていないのであるが、代わりにSEA@NYGのゲームを見た感想。はっきりいって第3クオーター以降は放送する価値も無い試合なのであるが、メモリーを無駄に消費する意味もこめて(どんな意味だ。)、超どーでもいい感想をば。 そのどーでもいい時間帯、すなわち試合半分の穴埋め放送のひとつに、トニー・シラグサのチビッコチームの映像があったが、その時シラグサが子供にかけていた言葉を、この天才的な英語力を誇るわたくしめがここに翻訳しておこう。 「いいか太れ、太れ、太れ。この俺のように太れ。いいか、分かったな、太れ。」 シノリウス・モスを発見。思ったよりスピードはない感じ。兄とは違う。 麗しのマリオ・マニングハムも発見。こちらもイメージとは随分違った。思っていたよりデカい。ハリソンとは似ても似つかない。ポリアンが見向きもしなかったのも頷ける。小型バレスといった感じである。考えてみると、華麗で寡黙なマービン・ハリソンに似ているタイプというのは、居そうで居ない。フリーニー様同様である。 私がシアトルファンならこう叫んだであろう。「ふざけんな、解散しろ。解散だ、解散。バカヤロー解散だ。」←時事ネタ込み。 2008/10/8 ようやっとTV放送見ました。労働者は辛いのお。 この試合に関しては、当然例のプレイについてから触れねばなるまい。 まあ、件のヘリコプター・ファンブルなどはハイライト映像などで見ていたので、もう少しトンチキな試合ないしプレイなのかと思っていたけれど、一試合通して見てみると意外にそうでもなかった。 アホだバカだと散々非難されているローゼンフェルズ君であるが、私はそうした意見には与しない。全く悪くないとは勿論いえないが、先発経験が少ないQBである以上、ああしたプレイも致し方なかったと思う。彼を責める気にはなれない。 悪いのははっきりプレイコールである。コーチ陣である。キュービアックである。こうしたプレイを避けるために、わざわざサイドラインからプレイをコールしているのである。こんなプレイコールをするのだったら、わざわざサイドラインからプレイコールする意味がない。QBが、あたかも野球のキャッチャーのように、プレイを決めれば良いだけである。 あの場面、正解はランである。ニーダウンはやりすぎだろうが、それに近いランのコールでヒューストンは勝てた試合だった。同じ週のワシントンが勝ちの見えた時間から、WCOを捨て、徹底的にランをコールしたのとはあまりに対照的である。(上記。) とはいうものの、ああいう場面でなかなかランをコールしにくいと言うのもまた事実である。あれだけあからさまに中央のランを守ろうとしている以上、ついついプレイアクションやブーツレッグをコールしてしまうというのもよく分かる。そうして、九分九厘は大げさだろうが、八割方成功するプレイコールだろう。今回のは、そういった意味では今回のは不幸な、あまりに不幸な事故であった。ローゼンフェルズはおそらくM・ジャクソンは見えていたのだろう、しかしながらサイドから迫ってくるフリーニーとR・ブロックが見えていなかった。結果、甚大な被害を被った。自身もチームも。こうした万に一つの災害を避けるために、ランをコールせねばならなかった。ローゼンフェルズがロールアウトを好む事を考慮に入れて、ランをコールせねばならなかった。 ちなみに、うちのマニングさんなら同じような場面どうしたかと想像すると、余裕のパスのコールだろう。こういうシュチエーションでのパスのコールはマニングさんの大好物である。下手すっと、ショットガンである。そうして際どいパスをウェインなりクラークなりに決めているだろう。でも時間余らせすぎて逆転喰らうみたいな。良い例が Week3 のJAX戦である。 しかし、毎度思うが彼は試合の勝敗を度外視してフットボールをやっているとしか思えん。どこかで書いたかもしれんが、フットボールに勝敗さえなければ、彼とハリソンのコンビはダントツで史上最強のフットボールプレイヤーであろう。ただ惜しむらくはフットボールには勝敗が付き物なんだよなあ。そうして、それがすべて、否、それだけがすべてなんだよなあ。 閑話休題、ローゼンフェルズに話を戻す。次の試合からM・シャウブをスターターに戻すとか、ローゼンフェルズはもう二度と金輪際使わないとかいった話が出ているが、私がHCだったら、次もローゼンフェルズで行く。むしろモメンタムを掴むチャンスだと思う。シャウブはATL時代のプレイぐらいしか見たことはないが、WCO向きのQBではないと思う。WCOで行くならローゼンフェルズだろう。でも、シャウブで行くだろうなあ。ローゼンフェルズはそれほどの待遇を与えられているQBでもないし。ちなみに、これを書いている最中、今ちょうど Week6 が始まり、HOUの先発はマット・シャウブです。がっくり。上に書いたように、この試合を勝者のチームへと変わる悲劇的な敗北にする良いチャンスだと思ったのであるが、がっくし。 しかし今回はじめてキュービアックの采配振りを一試合通して丸々見たのであるが、剃り込みいれている割には、そのオフェンスディフェンスへのスキーム選択といい、この試合の件のプレイコールといい、その陰に隠れて話題にはならなかったが第2クオーター最後のドライブの意味不明のパスコール、続けてのランコールといい、何というか、浮気性的というか、総花的というか、決断力のなさが目立つ。もういっちょうローゼンフェルズでいってみ。得るという事は失うという事である。 泣くな、ローゼンフェルズ。 ボンタ・リーチはWWEに行った方がよいと思う。顔的にも。 さて、話をコルツ側に振るが、勝つには勝ったがお寒い内容である事は事実である。 まずディフェンス。 走りまくられたり、アンドレ・ジョンソンにやられたりするのは致し方ないとしても、カバー2を採用しているチームがWCOにいいようにやられてんなっつの。どういうこっちゃ。 次にオフェンス。 思うように点を獲れない理由は以下にあげるふたつである。 1.チャーリー・ジョンソン。 2.マービン・ハリソンの衰え。 1の問題に関してはユーゴーが復帰すれば、それで解決するのであるが、ただユーゴーもなあ、出たり出なかったりだしなあ。って高校生のバイトか。俺らはコンビニの店長か。 問題は2の方が深刻なのであるが、この試合でもマニングとハリソンの間での連携ミスが散見された。どうもマニングがハリソンの衰えを測りかねているようである。先にも書いたように、この肉体的な衰えというものは、時に出来たり時に出来なかったりするだけに、余計に性質が悪い。この試合でも、全盛期のプレイと衰えを感じさせるプレイとが混在していた。マニングもさぞかしやりづらいだろう。ハリソンもさぞかし歯痒いだろう。逆に言えば彼らは今までそれだけの精度でプレイしてきたという証左でもある。 そのほか、気付いた事を思うままに列挙すると、 第4クオーター17点差の段階での 4th and ギャンブル。10点差なら当然FGであろうが、17点差なので、何かを起こさなければ勝ちはなく、ギャンブルで正解。結果、何かが起きた。 ヴィナ様、相変わらずの気ままなプレイ。勝負強い男はたいがい無責任なものである。 ウェインの決勝タッチダウン。私はこのプレイの直前、ウェインがグローブにガムをつけているのをはっきり見た。マニングがボールにガムをつけているのをはっきり見た。 トム・サンティ。確かにコイツはおもしろユーテックよりも、スピード、クイックネス等を含めてキャッチ力は優れている。追撃のタッチダウンキャッチは見事であった。ドラフト巡で考えると、ヤコブ・タンミのキャッチ力はこれよりも更に上という事になる。だとしたら、ほとんどWRである。やっぱり新ダラス・クラーク? アダイの靴のソールがはがれた瞬間、みんな思ったはずである。お前、どんだけ貧乏なんだ。でも、というか、それだけに、相変わらずショートヤーデージには滅法強し。よしよし。 で、来週、つうか、もう既に始まっているんだけどBAL戦のプレビュー。 この試合の注目はただ一点のみ、フリーニー対次期怪物候補筆頭ジャレッド・ギャイザ−であろう。今までのコルツはこの局地戦のみで圧倒し試合を拾ってきたのであるが、オグデンの後任ギャイザーはこれ如何。怪物を襲名できるか。まあ、フリーニーの得意そうなタイプではあるが。 試合の方は、上記の理由にBALのディフェンス力なども加味されて、とりあえずオフェンスでは点が獲れそうな感じがしないので、ディフェンスで点を獲っていくしかない。とか思っていたら、まさしく思惑通りの展開、前半終了時24−0でリード、ターンオーバー5つ。圧勝の予感。 2008/10/13 |