2008年 Week6 |
10月13日 NYG@CLE MNF 14−35 |
ここまで4勝0敗対1勝3敗のマッチアップ。WeeK6にしてすでに行き詰まっている感もあるマンデーナイトフットボールである。毎年の事であるが、このスケジューリングはまことに難しい。Week13にはJAX@HOUなんてカードも組まれているが、大丈夫なのか、数字的に。まあ、私が心配するような事でもないが、強制的に放送させられるNHKBSの身にもなってやってくれ。 4−0対1−3のマッチアップと書いたけれども、これはそのままジャイアンツ圧倒的有利を示すデータではない。解説者ジャイアンツ有利ジャイアンツ有利と力説していたけれども、それは言い過ぎである。 今年は各チームのスケジュールの強弱が地区や時期によって大きく偏りがあるので、何勝何敗とか何連勝中とかいう数字はあまり当てにはならない。今季ここまでおそらく最も楽なスケジュールで4−0のNYGと今季ここまでおそらく最も厳しい(そうして、これからも。)スケジュールで1−3のCLEのマッチアップである。昨季は両チームともに10−6である。ジャイアンツ圧倒的有利では断じてない。 で、この試合であるが、まずは何よりやっぱりこの人に触れなければならないだろう、ブレイロン・エドワーズ。結局このチームはこの人がボールを獲れれば試合に勝てるし、獲れなければ負ける。この試合は何回かボールを捕れたので試合に勝てた。空振してヘルメットにボールを当ててるというスットコドッコイなプレイもあったけど。あとWRのフォルススタートをわたしは初めて見た。 もうひとつブレイロンさんで忘れてはならないは2ポイントコンバージョン(TDのほうだったかな。)を決めた後のゴールポストへのダンクであろう。ヘルメットがクロスバーに届いてた。ゴールポストへのダンクは誰でもやるが、こんなのは初めて見た。この試合、私が唯一、一時停止しコマ送りして見たシーンである。ダンクコンテスト出てみっか。ゴールポスト部門で。 で、そのブレイロンさんの相棒、デレク君であるが、相変わらず適当にパスを投げ続けている。それでも中短距離のパスは昨年よりはマシになったと思う。昨年のプレイを数多く見ている訳ではないが。で、得意のロングボムであるが、ああいうふうにインターセプト覚悟でぽんぽんディープに放り込むのも、ブレイロンがいる限り、これはこれでひとつの戦略だと思う。ここぞという時に得点できないかもしれないが、トータルで測ればなかなかの得点力だと思う。反対側に似たようなのをひとつ加えたし(ストールワースの事。)、これはこれで、あると思います。 良くも悪くも、このブレイロンとデレクが今のクリーブランドの象徴だと思う(良くはないか。)。これが、ジョー・トーマスやショーン・ロジャースがクリーブランドの象徴になれば、その時のブラウンズは本物だろう。 そして、もうひとり、本来クリーブランドの象徴にならなければいけないプレイヤーに、カメリオン・ウィンブリーがいるが、このひと、確かにLBとしてはランストップ、パスカバーともになかなか優秀なのだけど、OLBとして肝心要の、それさえあれば他のものは要らないといってさえ良いパスラッシュがいまいちなんだよなあ。この試合ではサックどころかタックルさえ記録していない。 このひと、1巡13位のパスラッシャーなのだけど、そのくらいの巡目でのパスラッシャーというと、うちのフリーニーをはじめ、T・サッグス、D・ウェア、S・メリマンといったメンバーになり、最初の3年間で30サックがひとつのノルマになると思われる。が、2年と5試合でいまだ17サック、全然物足りない。なんつーか、この手のOLBに共通な凶悪な感じ、明らかに人を殺した事がある感じがないんだよなあ。中学校の先生みたいな顔をしている。アメリカに中学校はないけれども。 パスラッシャーとしては、スピード、パワーともにいまひとつといった感じである。どちらかでも突出していればよいのであるが。あとはスペシャルなムーブを体得するしかないと思う。いっそILBに転向すっか。 ショーン・ロジャース。この人にはタックルされたくないとマジで思った。リアルにぺしゃんこになると思う。下手すると、そのままシャツに張り付いてしまうかもしれない。ど根性で。 そのほか、CLEで目がついた選手にジェローム・ハリソンがいる。うちのアダイっぽい。リリースされたら狙い目か。 ジャイアンツの選手もちょろっと触れときますか。 まずはイーライさん。どうしてもバレスに投げたがる癖は直らないようだ。バレスの欠場した先のSEA戦が44得点、バレスの出場したこの試合が14得点。この数字がすべてを物語っていると思う。この試合でも、いいドライブをしているのは、たいていスティーブ・スミスに投げ込んでいる時である。3つのINTのうち2つはバレスに投げ込んだ時のものだったと思う。バレス放出のひとつの策かもしれない。NYGにとってもイーライにとっても良い結果を生むと思う。バレスにしてみれば、とんだとばっちりであるが。 そんなバレス問題はともかく、イーライは不当に過小評価されているプレイヤーだとも思う。まあ、やっかみを受けるありとあらゆる条件を備えているのは事実であるが、仮にこれが1巡28位くらいのプレイヤーで今のような結果を出していたら大絶賛の嵐だったと思う。とりあえずイーライは貶しとけ、みたいな空気が世界中にある。意地でも認めたくない、みたいな。まあ、それもいいけどね。 あとブランドン・ジェイコブス。ジャマール・ルイスと同じタイプのプレイヤーであるが、さすがに格が違う。つーか体格が違う。まちがえて、OLをタックルしている奴がいた。ああ、あっちか、みたいな。 2008/10/16 |
10月12日 BAL@IND 3−31 |
こういう試合に限って放送は金曜日(木曜日深夜)。MIN戦といい、ほんと悩ましい。ちなみに今週のGB戦は生放送。こりゃ負けるか。 まだ映像は見ていませんが、その前にプチコルツ情報。 BUFからドラフト4巡と交換でジョン・マッカルゴ(マッカーゴ?)獲得。物色していたDTである。一方でラムジーは解雇みたい。動きもいまひとつだったし。 もともとドラフト時から、コルツというか私が目をつけていた選手で、ワンギャップで突っ込ませてなんぼという、いかにもコルツ臭の漂うプレイヤーである、筈。スキーム的には問題ないと思われる。またバッファローを追われた理由も、力不足からではなく、ストラウドに押し出された格好なので、そういった意味の心配はない。がんがれ。 ものすごく早い話になるがこれで今度のドラフトでは1巡を使ってDTをとる必要はとりあえず無くなった。あくまでとりあえずだけど。1巡を使いたいポジションはいろいろあるのであるが、1巡下位(当然。)ならば、たまにLTにも入れるRTなんてのは有りだと思う。そしてディームはお払い箱。高いし。 しかしまあ、このDT、R・ブロックの隣がなかなか固定しない。コルツはディフェンスのみならずオフェンスもほとんどすべてのポジションが固定しているのであるが、ここだけは別。毎年変わる。日本の総理大臣じゃあるまいし。 しかもその変わる理由が、怪我だとかサラリーの問題だとかいうのなら、まだ納得できるが、ほとんどが訳の分からん理由である。謎の病気だとか、早過ぎる引退だとか、逮捕とか、交通事故なんつうのもあった。ここは鬼門か。マッカルゴよ、もう子供の病気ぐらいしか残ってないぞ。 コルツとは全く関係ないが、トレード話を、もうひとつ。 デトロイトがロイ・ウィリアムズ+7巡とダラスの1巡,3巡,6順をトレード。デトロイトは結果的に1巡,7巡を1巡,3巡,6巡に変えた。わーい、だいぶ儲かったぞ。って、そういう競技じゃないよ。 一方、ダラスはこれでロイ・ウィリアムズを二人抱える事になる。表記は勿論ロイ・ウィリアムズ1号、ロイ・ウィリアムズ2号で。 とか言ってたら、マイク・ハート、IR入り。あらら、残念、まだ見てないのに。 2008/10/16 試合の感想の前に、まずは何より、これ、プチ・マッカルゴ情報(おそらく、これで最後。) フィジカルテストにひっかかって、トレードは無しだって。 そうきたか。まだそのパターンが残っていたか。 しかし、まあ、本当にR・ブロックの隣は鬼門だな。何、ラヒームの魔力。それとも政治力。もしかしてJ・ティンズリータイプ(ペイサーズのひと。稀代の政治家。)。将来ライバルになりそうな奴を裏から消し去っているのか。まあ、ティンティンと違って実力があるから、別にいいけど。よく見ると、R・ブロックはこっそり活躍している。 このフィジカルでアウトというパターンを見る度に毎回思うのであるが、元のチーム、今回で言えばビルズ、のメディカルスタッフの立場はどうなるのだろう。普通にアクティブに置いていた訳だし、まあ基準が違うのであろうが、まさか見落としではあるまい。 そうして、今回わたしは、このフィジカルに引っかかってトレードご破算という奴を、自身がファンのチームではじめて体験したのであるが、何だろう、この気分。得をしたような、損をしたような、変な感じは。私には、子供の頃ロッテリアのくじでリブサンドを当て、家に帰る途中、自転車のカゴにそれを入れたまま模型店に立ち寄り、店を出るとそのカゴのリブサンドが盗まれていたという経験がある。その時の感覚に似ている。得したんだか、損したんだか。 とにかく、これにてトレード期限は終了。全チーム、ロースターは固まる。大物とは言わぬまでも、ある程度力のあるプレイヤーがひょっこりリリースされるなりカットされるなりする事はまずありえないと思われるので、現DT陣のまま今シーズンは闘う事になる。我慢しなくちゃ。 で、試合の方は、映像を見たんだけど、特にこれといって語るところはありません。カバー2を採用するチームの典型的な必勝パターンの試合である。 前半で2TDs以上差を広げ、敵にパスを強い、更にターンオーバーを奪って勝つという典型的な必勝パターンの試合である。この形になれば、カバー2チームはまず絶対に負けない。裏を返せば、カバー2と相対するチームはこのパターンに嵌まる事だけは絶対に避けなければならない。ボルチモアのこの試合の敗因は前半、というか第一クオーターで0−17とされたことにあろう。結果的に3−31というスコアになったが、無論両チームの実力にそこまでの開きはない。 で、その第1クオーター0−17の大きな要因となったハリソンのディープであるが、これはもうマカリスターが、これまでのハリソンの出来から、高をくくっていたとしか説明の仕様がない。名手にありがちな心理的陥穽である。以後完全にマカリスターはどつぼに嵌まった。 あとは、まあ、ルーキーQBのJ・フラッコーか。この試合を見た限りの印象だと、プアなロスリスバーガーといった感じ。勿論、ロスリスバーガーが出てきた時のようなオーラはない。私の印象は、いまいち、である。将来的にとうなるかは、勿論分からんが。 私はそもそもロールアウトを好むQBがあまり好きではない。QBはポケットの中で粘ってなんぼだと思っている。というのも、MADDENを始めた当初、私もものすごい勢いでダァーとステップバックして、それからロールアウトしてパスみたいなプレイばかりしていたのであるが、直にポケットに留まっている方が利点が多いことに気付いたからだ。今では、っつても最近はご無沙汰だけど、MADDENのベテランになってからはマニングばりのステップがポケット内で踏めるようになった。意外に、ポケット内がもっとも安全なのである。慣れないうちはどうしてもそこに気づかない。まあ、あくまでTVゲームの話だけど。MADDEN、やりてー。 そして、マイク・ハート。ああマイク・ハート。IR入りの情報を知ってから、私は映像を見たのであるが、その情報がなくとも、一発で靭帯いってもうた&IR入りが分かるヒット&痛がり方であった。所謂、沈むように崩れる、という奴である。彼は確か1年契約であった筈であるが、コルツは優しい球団なので、怪我さえ治れば、もしかしたら再契約もあるかもしれない。まずはリハビリだ。 あともうひとつ付け加えておくと、この試合、コルツは両エンドをクロスさせるような事をやっていた。あまり、そういうことはしないチーム、というか、する必要の無い両エンドなのであるが、どういった風の吹き回しだ。敵OLが若いから?つーか、何でウィリー・アンダーソンがBALにいるの?この試合、それに一番驚いた。気許せんな、アメリカのプロスポーツのロースタームーブは。あとファビアン・ワシントンも。いつの間に。 注目のフリさん(フリーニーのこと。)対J・ギャイザーの対決は、対オグデンほどではないにせよフリさん圧勝とみる。判定勝ちといったところか。それ以前に反対側が酷すぎたのであるが。フリさん、マシスに勝てず。 とにもかくにも、これでルカス・オイル初勝利。あんまり長引くとややこしくなるし。良かったんじゃないでしょうか。 その初勝利の記念すべき(たいした記念じゃない。)相手は、コルツと因縁浅からぬ(深くはない。)ボルチモア・レイブンズに。ボルチモアといえば、かつてコルツがその本拠地としていた土地です。たしか今でもM&Tバンク・スタジアムのどこかには、コルツ史上、そうしておそらくボルチモア史上(これは違うかも。)最大の英雄ジョニー・ユナイタスの銅像がある、筈。 ちなみに、うちのマニングさんはこのジョニー・Uことジョニー・ユナイタスをかなり意識していて、好きなQBはという質問には、現役時代を生で見たこともないくせに、ジョニー・ユナイタスと返答したり、数年前、そのJ・ユナイタスが亡くなった折にも、追悼ジャージみたいなのを着ようとして、逆にボルチモア側から断られたりもしている、筈。ジャージ・ナンバーの18もそうした含みがいくらかあるのではないだろうか。長兄の番号という理由のほかにもうひとつ、19番のユナイタスの隣という理由が。 また、私もこのインディアナポリス研究会なんつうサイトを開いている以上、このJ・ユナイタスやそのユナイタスが大立者となった The Greatest Game Ever Played (なんつうネーミングだ。)、反対に敵役となった The Guarantee についての記事を書きたいと思い、いろいろと資料を集めてはいるのだが、なかなかピンとこない。スポーツの場合、どうしても映像を、出来ればリアルタイムで、見ないと分からないところがある。その部分が大きい。 私の調べた限りのささやかな情報に由ると、このジョニー・ユナイタスは、その敵役であるブロードウェイ・ジョーことジョー・ネイマスのいかにも華やかな、都会的、新時代のヒーロー的なイメージに対照され、いかにも古臭い、古き良きアメリカ的な、あるいは封建的な、古武士然といったイメージで語られる事が多い。また、そのQBとしての能力は史上最高という呼び声も高く、ダン・マリーノやジョン・エルウェイ(そういえば、このひともコルツ絡みである。)、ジョー・モンタナらを抑えて、史上最高のQBに挙げるオールドファンも少なくない。まあ、この手の意見は沢村や別所、金田を史上最高のピッチャーとする意見に似て、あまり鵜呑みには出来ないけれど、ラン全盛の当時にあって、圧倒的なパッシング能力を持っていたQBであった事は間違いないと思う。 また、この試合、コルツとは因縁浅からぬ(深くはない。)ジョン・ハーボーが敵将として登場。彼の弟ジム・ハーボーはマニングさんの前任者であり、インディファン(私は知らんが、)の間では語り草である’95のAFC決勝の大立者である。サン・ディエゴ・ステート大のHCを経て、今はスタンフォードのHCである。インディに戻ってくるかな。 まあ、こんなところかな。試合とはあまり関係ないことばかり書いてしまったけれど、たまにはこんなのもいいんじゃないでしょうか。 そうそう、この試合、アダイちゃんも怪我してるんだよね。これは痛い。頑張れ、ドミニク・ローズ。あと、ティム・ジェニングスがキャリア初インターセプト。これでようやっと、コーナーバックとして格好がついた。動きもなかなか良かった。再契約も有りか。あると思います。 しかし毎年思うのであるが、どうしてこう怪我というのは特定のポジションに偏るのであろう。去年のDE、今年のRB。他チームでも同様のようである。確率論的には正しいのであろうか。 で、5時間後に迫ったGB戦であるが、怪我人も多いし、あの壮絶なシュートアウト以来の4年ぶりの試合だし、どういう展開になるかは想像がつかない。ただ先週のBAL戦も含めてPIT戦までの5試合は胸突き八丁の試合が続く。形はどうあれ、勝ちを拾いたいところではある。 でも生放送は寝てまうかも。 2008/10/20 |
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2008年 Week7 |
10月19日 IND@GB 14−34 |
はい、負けました。以下に敗因を分析してみようと思います。うつらうつらしながらの観戦だったので、いい加減なところがあるかもしれません。 敗因は3つ。 1.反則過多。 2.WCOを止められないディフェンス。 3.ハリソンの老衰。 では1.から。 インディサイドとしては痛いところで反則の多かった試合ではあったとは言える。まあ、ほとんどのプレイヤーにとっては初めてのランボーフィールドという事もあり、そういった意味では致し方なかったとも言えなくも無いが、言い訳にはならない。ただ、はっきりしたのはINDがNFL最恵国待遇から外れたということだ。これから、どうしよう。 でも、スタッツを良く見てみると、ペナルティはINDの12回110ヤードに対してGBは9回70ヤード。試合を分けるというほどの差ではない。 んで2. HOU戦の所でも書いたが、どうしてこうWCOが止められないんだろ。それじゃあ、カバー2やっている意味ねえっつの。まあ、ランに弱い、ランに弱い、とあちこちでさんざん言われているので、どうしてもランストップに意識が行くのであろうが、それで肝心のパスカバレッジがおろそかになってしまっては何の意味もない。特にマーリン・ジャクソン、お前はラインバッカーっつの、タックル力のあるのはよおく分かったから、肝心のパスカットしてくれ。 カバー2はそのシステム上、ランを止めるのはDLのペネトレイト以外ない。彼らがドライブのどこかでロスタックルを決め、敵にパスを強いて、パントに追い込むというのが、カバー2の基本戦略である。さすがに、それだけではランが止めきれないというので、最近ではCBブリッツやSブリッツをそこに織り交ぜるカバー2チームも増えてきたが、でもやはりカバー2のバック7の主な任務はパスカバレッジである。それが疎かになっては何の意味も無い。そのスキームに合わせたチーム構成をしている以上、そのスキームの不備を無理に補おうとすれば、そのスキームそのもの、ひいてはチームそのものが崩壊してしまう。今季のインディはエド・ジョンソンがああいうことになり、その後釜も決められなかった以上、ランが止まらないのは、もうしょうがない、我慢するしかない。 その後、SEA@TBの試合を見たが、カバー2がWCOを封じ込める教科書的な試合。敵QBに力の差があったとはいうものの、タンパとインディとのカバー2の熟成度の違いを感じた。 っつても、リターンタッチダウンを除けば、失点は20点、前半で大差がつき、敵が後半攻めるのを止めたとはいえ、失点20はカバー2の基本の数字である。問題は、それ以上に得点できなかったオフェンス陣にある。そうして、その主因は、残念ながら、マービン・ハリソンである。 3. ハリソンなあ。 今まで1試合平均で5キャッチ、全盛期は10キャッチ近くしていた男が、今季はココまで平均3キャッチ。この試合も、わずか2キャッチ。さんざん書いたが、力の衰えは明らかである。もう思うように、敵CBからリリースできないのであろう。そうして、マニングも信用できないから、パスを放れない。おそらく投げられた数自体も減っているだろう。 ハリソンが怪我から復帰して以来、もう10試合ほど経過しているであろうか、コルツは思うように得点できていない、勝てていない。あまり繰り返したくないが、難しい問題抱えちゃったなあ。 ハリソンの調子がこのままだと、おそらくこのままであろうが、今季のコルツはシーズン通して、こんな感じの闘い方になるだろう。BAL戦はカバー2が嵌まった典型的な試合なのであまり参考にならない。こう考えると、JAX戦の敗北は痛いなあ。まあ、おいしい勝ち方もふたつしているが。ここまでの3勝のうち3勝が実力以外の勝ち方とは、う〜む。 ウェイン、ゴンザレス、クラークと、似たようなタイプのレシーバーなので攻撃に変化がつけられないし。こういう時にストークリーがいてくれたらなあ。くどいようだが、彼のリリースはここ数年最大の痛恨事だった。怪我治っているんだもん。デンバーでピンピンしてる。ストークリー詐欺に遭ったようなもんだ。 つうわけで、ここまでで3勝3敗。この成績自体は開幕前からある程度予測できていたのであるが、テネシーが6連勝するとはなあ。10勝&地区優勝の目論見はもろくも崩れた。おそらく次のテネシー戦に勝利しても、地区優勝はかなり厳しい。幸いワイルドカードはどんぐりの背比べ状態なので、シーズン終盤までとにかく喰らいついていくしかない。 で、おそらく今季最初の大一番となるであろうテネシー戦は次回プレビューしたいと思います。珍しく。 2008/10/23 |