2008年 Week13 |
11月27日 サンクスギビング ゲーム ARI@PHI 20−48 |
アリゾナ側には負けてもいい理由が沢山あったゲーム。西から東への中三日での移動、あと5試合残しての地区優勝へのマジック1、勝たねばならない理由がほとんどない試合だった。勝たねばならぬ理由を強いて挙げればプレイオフの初戦バイぐらいである。そこへ来て試合開始早々のインターセプト2連発、アリゾナにとっては怪我しないことを前提の試合になった。ペナルティが極端に少ないのもやる気の無さの現われだろう。サッサと終わらせて帰りたいという事である。 そもそも西から東に移動して、中三日での試合というスケジューリング自体に問題があったと思う。西から東に移動して中三日では、移動だけで手一杯で、ほとんど準備が出来ない。細かいことを言えば3時間ぐらい損もしているし、訴えてもいいぐらいのスケジューリングだったと思う。公平性を欠く。木曜日の試合は近距離でのチーム同士でカードを組むべきだろう。 つうわけでゲーム自体にはほとんど見どころはなくなってしまったが、目に付いたのはやはりラリー・フィッツジェラルド。同僚のボルディンがポロポロ落球していたせいもあるが、その実力が際立っていた。スピードがない分だけランディ・モスには劣るだろうが、若さなど考慮すれば、もはやティレル・オーエンスを凌いでいると見た。アンドレ・ジョンソン同様、弱小チームにいることで過小評価されてきたプレイヤーである。もっともっと高く評価されて良い。もはや単なる若手ナンバー1ではない。 ちなみにこのチームとプレイヤーの関係という問題では、このフィッツジェラルドやA・ジョンソンのようにチームが弱いために過小に評価されてきた選手がいる一方、チームが弱いために過大に評価されていた選手も、誰とは云わぬがいるにはいる。更にはチームが強いために過大に評価されていた選手も勿論多い。たとえばディオン・ブランチ。うちのウェインも。チームが強いために過小評価されてきた選手というのは、パッとは思いつかぬがいるのだろうか。古くて新しい問題である。 エッヂさん、衝撃の出番無し。悲しい限りである。うちのハリソンといい、インディトリプレッツと言われた当時が懐かしい。本当に懐かしい。インディトリプレッツという文字自体がセピア色を帯びている。 いっそ、うちに帰って来ないかなあ。アダイ、ローズ、エッヂでなかなか魅力的なRBトリオが組めるのであるが。これなら、誰かひとり怪我しても戦力的にダウンしないし。ベテランミニマム以下でお願い。さすがにプライドが許さないか。 一方、この試合もうひとりの元インディ、愛しのクレッコーさんはちょこちょこと試合に出場。活躍らしい活躍はしていないが、日本で只一人ののクレッコーファンとしては嬉しい限りである。 村田さんはマジメだ。見かけはチャラ男なのに。半袖なのに。俺は騙されているのか。タージンは相変わらずバカ。カニのCMでも遺憾なくそのバカっぷりを発揮している。 はるな愛を抱きたい。2008/12/2 |
11月30日 IND@CLE 10−6 |
久方振りにTV放送のないゲーム。試合中は熟睡していたので、リアルタイムで play by play を追っていた訳でもない。ハイライト映像とスタッツのみからの感想です。こんなんでレビューしていいのか。 そのハイライト映像はほとんどコルツボール。しかし両軍唯一のタッチダウンはマシスのリターンTD、そして10−6のスコア、実際の映像を見てみないとなんだかよく分からない試合ではある。両軍ともに良く守ったと言う事か。 ちなみに私の戦前の予想は8割から9割方インディの勝ちというものであった。両軍の実力はともかく、両チームの気分があまりに違いすぎる。それを覆すだけのファクターがなければCLEに勝ちはないと見ていた。クリーブランドが勝つとすれば、ショーン・ロジャースにインサイドを制圧され、なおかつデレクのロングボムがバンバン決まった時のみと見ていた。なんのかんの云ってもディープはカバー2永遠の弱点である事に変わりはないので。スコアは6−24ぐらい。 しかし結果は10−6でインディの勝ち。けっこう意表をつかれた結果、スコアではある。私はすっかり忘れていた、天候の事を。そうそう世間はすっかり12月だったのね(11/30の試合だけど。)。それもクリーブランドでのゲーム。それならそういう結果も、さもありなん。悪天候で両チームともにパスが決まらなかったのね。インディにとって、ある意味NE以上の強敵、寒冷地と言うものをすっかり忘れていた。 むしろこの試合の私の関心はパーソナルな戦いの方にあった。ひとつはショーン・ロジャース対ジェフ・サタディ。もうひとつはフリーニー様対ジョー・トーマスである。 各地で大暴れしている鬼のNT、S・ロジャースに対しサタディが、勝てとは言わぬものの、どれだけ根性を見せるか、私はおおいに楽しみにしていたのであったが、この対戦は幻に終わった。サタディ、ケガにより一月ほど戦線離脱である。プレイオフの見えたこのタイミングでの離脱という事は、ここまでケガを押しての出場だったのかもしれない。根性の人、ジェフ・サタディなら十分ありうる事である。 で、そのサタディの代わりにジェイミー・リチャード登場と相成る訳であるが、これはさすがに蹂躙、粉砕されるであろうと見ていた。それも比喩的な意味ではなく、字義通りに、粉砕されるであろうと見ていた。オフェンスで3点しか取れなかったのは天候のせいばかりではあるまい。こればかりは実際の映像を、一試合通して見てみなくては分からぬが、まず間違いなく、字義通りに粉砕、蹂躙されたのであろう。 しかし思うのであるが、ムードをはじめ、現場サイドの判断ではジャスティスよりリチャードなのね。私の目からするとジャスティスの方がやや上なのであるが。ラインマン、とりわけインサイドラインマンの評価は素人には本当に難しい。というか不可能。 そしてもうひとつの注目の対決、フリーニー対ジョー・トーマス、これも一試合通して見ない事には評価できかねるが、試合を決めるサック、ファンブルフォースを決めたフリーニー様の勝ちとしてよいのではないだろうか。かつてジョー・トーマスは「LTは、CBと同じく、ただ一度のミスがチームの敗北につながる。だから常にパーフェクトでなければならない。」と語っていた。まさにそういうゲームになった。 さて目下インディファン最大の関心事、プレイオフレースならびにワイルドカード争いであるが、なんというか、総てが、一切がインディに良いように流れている。JAXは順調に負けていくし、TENは一敗をキープし続け、それに追いすがるチームもない。こりゃ4連勝は固いと見た。ちょっと不気味なのは次のシンシィぐらいか。考えなしに突っ込んできそうだし。愛しのハッシュもいるし。アホのオチョ・シンコもいるし。同じくアホのユーテックもいるし。来週は虎柄ユーテックを拝みますか。つか放送あんのか。 しかももう一チームのワイルドカードにマイアミが残れば、上手くいけば、プレイオフを寒冷地なしで乗り切れる。こりゃ見えてきたで、スーパーが。優勝するために最も重要なのは実力ではなく運であるのは毎年のプレイオフが証明している。プレイオフに進出するのは実力であるが、プレイオフを勝ち抜くのは運である。 ここで私はふと思ったのであるが、第17週のテネシー戦、インディが勝てばインディがプレイオフ進出、インディが負ければニュー・イングランドがプレイオフ進出、と言うような展開になった場合、テネシーならびにフィッシャーはどういう態度でこの試合に臨むのであろうか。結構ありえなくはない展開である。インディファンの私が云うのもなんだが、プレイオフに入って、やはり怖いのは、なんのかんの云ってもこの両チームであろう。なにげに究極の選択である。 ただいま、CAR@GBのラスト2ミニッツのみをTV観戦したが、ほんっとデロームは鉄火場に強い。現在のNFLで2ミニッツで追いかけさせたら、彼の右に出るQBはいないだろう。ブレイディより上と見た。なんつうか技術や精神力というより、そういう星の下に生まれてきたとしか思えん。彼の場合、NFL入りの経緯も強い運勢を感じさせるものだったし。 あんな出鱈目なパス決められたら、グリーンベイならびにグリーンベイファンは泣くに泣けんわ。その後、アーロン・ロジャースが同じようなシーンで同じようなパスを投げて、インターセプトされていたが、それが普通である。 2008/12/2 |
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11月30日 ATL@SD 22−16 |
「な・ぜ・か・か・れ・は・た・お・れ・な・い。」 from タージン名言集。 軽くコピー&ペーストから始めてみましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。(軽くタージンの影響。)アトランタ戦2連発です。 そのアトランタ、つうかマット・ライアンのレポートの前にサンディエゴについての2,3の感想をば。 ここ数試合のサンディの試合を観たが、なんつうかアントニオ・ゲイツの使い方が変わってしまった、というか下手になってしまった様な気がする。A・ゲイツというのはミドルからディープくらいを走らせて、更にはそこからRACを期待するという、ゴンザレスタイプのTEだと思うが、このところは完全に1stダウン更新要員に成り下がっている。1stダウン更新要員つうのも確かに大事な仕事であるが、そんなのは並のタイトエンドの仕事であって、ゲイツ級のプレイヤーの仕事ではない。マニュアマニュミーラ(←未だに言えてない。)にでも任して置けばよい。アントニオ・ゴンザレスの仕事ではない。 プレイコールについてはいろいろな事情があると思うので、一概に批評はしたくないが、もったいなく思う。マルコム・フロイドやヴィンセント・ジャクソンの成長があるので、ゲイツのディープが不要になったというのあるのだろう。 ただ今季、トムリンソンが思うように走れていないのは、こういうところにも理由がひとつある様な気がする。ゲイツがLBやSを引き付けられないため、彼らはその分だけトムリンソンに力を割けるのである。 また、トムリンソンのランが出ないのはFBが代わってしまった為というような指摘もあるそうだが、確かにそれも一理あるように思う。しかしあれだけの大金を貰っていて、FBやTEの出来に左右されるランナーつうのもなあ。たしかにロレンゾ・ニールは名手であるけれども。 しかしそれらより何よりサンディエゴ不調の最大の要因はオフェンシブラインであろう。この試合もアトランタDLにいいようにやられていた。あんなちっちゃいポケットには何も入らん。実用不可である。しかしメンツはそんなに変わっていないのに、どうしてあんなに駄目になっちゃったのだろう。不思議ちゃあ不思議である。 一方でサンディ・ディフェンス陣はマイケル・ターナーを良く止めていたと思う。まあ何よりマイケル・ターナーのランの特徴を知っているのは丸4年間彼の練習相手を務めてきた彼らであろうが。 さてアトランタ、というかマット・ライアンである。この試合で感じた事をいくつか。 肩そのものは、マニングのように、良くはないと思う。本当の意味でのディープの精度は身に付かないと見た。これにはどうしても肩そのものの強さが必要である。 一方でミドル以下の制度は素晴らしいの一語に尽きる。掌ひとつにコントロールできる。ブレイディ以上どころか、マニング以上かもしれない。 そして何より最も素晴らしいのが、そのパスのほとんどをワイドオープン、それもかなりのワイドオープンに投げ込んでいるという点であろう。この言葉がクオーターバックに使われるのかどうかは知らんが、それだけフィールドビジョンが良いという事であろう。敵味方22人、審判も含めれば、更にそれ以上の数の人間がものが、今フィールド上で何をしているのか判っているという事であろう。もちろん、一度に全て360度を見渡しているのではなく、スナップ前に頭の中で見えているのである。稀有な才能である。良く見えるという事は、これはフットボールに限らず、人間にとって最大の武器である。彼は掛け替えのない才能の持ち主ということになる。 また、これはプレイブックをよく理解している、より深く理解しているという事の証左でもあろう。パスラッシュをかわすのが上手いのも同じ理由である。 このへんはマニング並み、もしかしたらマニング以上かもしれない。 プレイアクション等の細かいテクニックは、まだまだマニングさんには遠く及ばないが。 また、コルツの試合を見慣れた目からすると、どうしてもアトランタのWR陣が頼りなく映る。これまたこういう言葉があるかどうか知らぬが、手が軽いといった感がある。今ドラフトではM・ライアンの相棒となるシェアハンドのWRの指名が必須と思われる。 あと、ムラーキーのプレイコールがどうしても気になる。ゴール前で4回連続インサイドのランを止められたシーンもどこかでひとつオープンへのランなり、FBへのパスなりを絡めていれば得点できていたと思う。奇を衒い過ぎる。 この項を書いている間にも続々と第14週が終了。 アトランタは決死のニュー・オリンズに惜敗。残念。 インディはシンシィ相手なのでさすがに楽勝。 ヒューストン、頑張っているけど、プレイオフは厳しそう。 フィラデルフィア、ジャイアンツ相手にやりよった。でもプレイオフは厳しいか。 そしてデトロイト。また負けた。以上。 2008/12/8 |
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2008年 Week14 |
12月7日 MIA vs BUF @TOR 16−3 |
しっかし何で村田さんは半袖なんだろ、気になってしょうがない。上腕二頭筋を見せたいのか。ホモなのか。ホモなのか。 去年と裏と表、とまではいかなくとも大きく異なる(良い方向に、)結果を出しているマイアミであるが、細かく言い出せばいろいろあるのだろうが、結局何が変わったのかといえば、QBとLTである。結局このスポーツはQBなのだとあらためて思う。 さてそのQB、チャド・ぺニントンであるが、開幕直前に泡喰って獲ったという印象も無くはなかったが、改めて考えてみると、なるほどパーセルズ向きのQBである。つーか、もともとツナがドラフトしたのであるが。 パーセルズの好むQBは大別すると2種類あって、ひとつは、テスタバーディやブレッドソーのような兎に角強肩タイプ、もうひとつはフィル・シムズ(見たことないけど、印象で。)やトニー・ロモのような兎に角堅実、コントロールが良くて、ショートパス中心でインターセプトされないタイプ、の2種類である。ぺニントンは無論、後者である。いずれにしても、ランオフェンス中心という戦術から導き出されたQBである。前者はランを警戒してDB陣やLB陣を上がり気味にさせないためにディープを見せるためのQBであり、後者はどうしても接戦になりがちなラン中心オフェンスにとって最も怖いターンオーバーのリスクを最も少なくするためのQBである。どちらにしてもラン先にありきのQBである。 そのラン先にありきのパーセルズにしても、QBにはドラフト1巡を使っているのは大変に興味深いところではある。 さて今ドラフト、マイアミはどうするのだろう。チャド・ぺニントンが長期的解答というわけでもあるまい。年齢的にはまだまだ可能かもしれないが、隔年選手として有名なチャド・ぺニントンである。来季はどうなるか、本人にさえ分かっていない。ジェッツが彼を放出したのも、詰まる処、これが主因であろう。最もケガに弱いQBから最もケガに強いQBへ、象徴的でさえある。今ドラフトのツナには興味津々である。ツナにドラフトとか書くとビールの話みたいだな。そういう話柄でここを検索してしまった方、すみません、全然関係ないです、アメリカンフットボールの話です。NFLの話です。 パーセルズ、パーセルズとさんざん書いといて、今更云うのも何だが、このチームのヘッドコーチはあくまでトニー・スパラーノである。尤も、私を含めて、誰ひとり、あるいはスパラーノ当人も含めて、このチーム、ドルフィンズの中心、顔がパーセルズである事を認めるに吝かでないだろう。 そのスパラーノ、第4クオーターの中盤のキックオ〜フ(軽くタージンの影響。)でキックミスだか連絡ミスだかをやらかした新人キッカー、ダン・カーペンターに、ここぞとばかり激怒。彼の次のプレイとなるFG、思いっきり外していた。怒られたのだけが原因ではないと思うが、こういうシーンを見ると、キッカーというのは技術2割精神力8割の世界なのだなとつくづく思う。実際、ゴールポストにキックを蹴りこむだけなら、特別難しい技術ではないし、一定の練習さえ積めば、誰でもとまでは云わぬが、まずまずの運動能力の持ち主ならほとんど誰でも可能であろう。最終的には心の勝負になる。極論すれば、それだけのポジションである。ダン・カーペンター、技術的には申し分ないプレイヤーだと思われる、これからどういう軌跡を描くであろうか。バンダージャッド、どうしてっかなあ。やべっ、不吉な事書いちった。 ロニー・ブラウン。新人年から期待されていながら、いまひとつブレイク、少なくとも世間的にブレイクしないのは、スクリメージを抜けてからのスピード不足にあると思う。これだと、どうしても一発ロングゲインがない、スポーツセンターの本日のハイライトになりにくい。似たようなタイプのマイケル・ターナーとの、ここは大きな違いであろう。バリー・サンダースの裏返しと言った方が良いか。勿論グッドプレイヤーだけど。グレイトまでは厳しいかな。 ジェイク・ロング。自分の名前を刺青しちゃった。体操着かっつの。なんというか、このジェイク・ロング、去年のルーキーNo.1LT、ジョー・トーマスと比べると、どこかバカっぽい感じがする。あくまで、っぽい感じであるが。 ジョエイ・ポーター、張り切り過ぎ。 一方のビルズであるが、このスケジュールにブレイディ怪我というこのシーズンで、プレイオフ逃すかのお、まあまだ確定ではないけれど(確定?)。 どこかでも書いたと思うが、何というか、非常にチグハグ感が強い。ここのプレイヤーやプレイそのものは悪くないのであるが、それがひとつに合わさってないといった印象である。ひとつの方向を向いていない。口はばったい言い方をすれば、ケミストリーという奴である。これはどんなスポーツでも重要な事であるが、とりわけサラリーキャップ等で戦力に差の出ないようにしているリーグでは非常に重要である。NBAやNFLで勝てないチーム、特に長年勝てないチームというのは大概ここに原因がある。 例えばこのビルズを例に挙げると、エースQBが典型的なWCOタイプ(あのビル・ウォルシュの薫陶を受けているらしい。)トレント・エドワーズでありながら、他のオフェンスプレイヤーの陣容はスティーラーズのようなランオリエンテッドのそれである。あるいはスティーラーズよりスティーラーズ的であるかもしれない。これではオフェンスは進まない。 またディフェンスに目を転じてみると、コーチ陣はカバー2を志向している様なのであるが、その陣容はカバー2のそれとは全然違う、似ても似つかない。ポズラズ二ィはどう考えたってカバー2MLBではないし、カワイカ・ミッチェルにカバー2LBをさせるのは勿体ないだろう。またCB陣も典型的なマンカバー向きのCBであり、カバー2コーナーという感じではない。何よりカバー2CBにしては、線が細い。今のバッファローディフェンス陣に向いているスキームはテネシーやキャロライナのそれだと思う。 で、そのT・エドワーズの代わりに出てきたJ・P・ロスマンであるが、この人に未来はないと思う。ゴール前3ヤードでロブボール放っているようじゃ駄目である。アホである。バカである。私は投げた瞬間、「危なっかしい球投げるなあ〜。」と思ったら、たちまちインターセプト。さもありなん、である。ゾーンが狭くなっているのだから、よほど裏をかかない限り、ロブなんて通用しないつっの。レッドゾーンではファーブのような剛球が定石である。 ロスマンのようなQBを使うのは、それこそマイク・ムラーキーのようなオフェンスであろう。常に裏をかくオフェンスである。もっとも裏ばかりかいていて、結果、表になっているのだけれど。 あともうひとつビルズで気になるのが、これは私の個人的見解になるが、わたしはどうしても重量級オフェンシブラインというのが好きになれない。パスプロ、とりわけスピードラッシュにどうしても脆さを見せるからである。評判のダラスをいまひとつ私が評価しきれないのはひとつにはこの理由がある。 今週のインディ戦のレビューはいいでしょう。TV放送もないし、スタッツを見た限りでは特筆するような事もないし。ただ、GAME CENTERをチラ見していて抱いた感想をひとつだけ。それは試合終了がバカっ早ということである。他球場に比べて15分以上早かったのではないだろうか。ゲームタイムでは3分ぐらいか。これは2,3年前の強かった頃のコルツの試合の特徴であり、おそらく今季初めてだろう。それだけコルツらしい、というかマニングらしい試合だったのだろう。映像を見ていないが、おそらく今季初めての完勝だった筈である。 そうして次はいよいよあのライオンズ戦である。妙な緊張をしているのは私だけであろうか。何というか、完走だけを期待されている駅伝ランナーのような気持ちである。駅伝した事ないけど。みんなの夢、0−16を壊す訳にはゆかぬ。 まあ勝てる試合を確実に勝つのはマニングさんお得意のプレイなのでそんなに心配はしていないけれど。負ける試合を確実に負けるのもマニングさんはお得意ではあるが。 カージナルス、おめでとう。 2008/12/9 |