2008年 Week17 |
Week17 あれこれ |
キン肉マン、見てまうな。 Week17ともなると、各地で数試合の死闘、及びお気楽ゲームが行われる訳であるが、今回はその中で目に付いたものをピックアップ、寸評してみたい。今年は例年に比べ死闘が多かったように思う。 じゃあまず、一応コルツファンなので、TEN@INDから。 この試合を生放送する理由を教えて。どんだけジム・ソージが見たいんだか。コルツファンの私から見ても、他のカードを生放送すべきだったと強く思う。簡単に変えられないのかしら。 とりあえず言えるのはこの試合でヴィンス・ヤングはかなり追い込まれたということだ。MADDENカバージンクス、恐るべし。 こんなとこぐらいかなあ。つーか、一応試合開始にあわせて目を覚ました私だったが、マニングが引っ込んだあたりで寝た。うつらうつらした。気が付いた時には、クリス・シムズが出てた(ここにいたのか!)。実を云うと、その後試合を見返してもいないので、ソージの出来もヤングの出来も良く分かりません。つーか、消化試合で出来不出来が分かるかっつうの。←開き直り。まあヴィンス・ヤングがかなり追い込まれたのは確かだろうけれど。 形の上では完封勝ちを収めたコルツであるが、プレイオフで再戦した際にも、この試合の影響は何もないでしょう。 で、目覚めた私が注目したのは無論この試合、DET@GB。第4クオーター中盤ぐらいからGAME CENTERにかぶりついた。ちなみにこの時点でTEN@INDは試合終了している。いつぞやも書いたが、このバカッ早試合はコルツ好調の徴である。 結果的に0−16は完成してしまったが、デトロイトは最後の最後で意地を見せたのではないだろうか。私がかぶりついた第4クオーターはいいゲームだったと思う。デトロイトファンも納得しただろう、いや、納得はしてないか。 とはいっても、0−16なのだから、DETのチーム関係者は全員、不名誉の殿堂入りである。カルビン・ジョンソンも。 そのデトロイトの陰に隠れてはいるが、CLEはPIT相手に0−31。完全消化試合で0−31って。こりゃ、暴動起きるよ。いくらQBにケガ人続出とはいえ、2試合連続完封負けって。ロメオ・クレネルは生涯クリーブランドへの入国を拒否されるであろう。 さらにそのクリーブランドの陰に隠れてはいるが、BUFはNE相手に0−13。こちらは完全消化試合ではないものの、同地区のライバルに0−13って。しかし、バッファローはこの千載一遇といっていいシーズンでこの体たらくでは、向こう10年プレイオフ出れんな。 このバッファローといい、ダラスといいオークランドといい、名物オーナーも考えものですな。 一方ニューイングランドファンにとっては、ある意味、優勝したシーズン以上に印象深い感動的なシーズンになったのではないだろうか。こりゃ、生涯ニューイングランドファンは辞められない。 フィラデルフィアは細い細い可能性を手繰り寄せてプレイオフ出場。3年に1回ぐらい、こういうチームがある。99ヤードTDドライブみたいなもので、あれよあれよという間に最後まで行ってしまう事は意外に多い。諦めないという事とは、また別の現象の様に思う。むしろ、諦めた事が奏功したというべきだろう。所謂、無欲の勝利、である。 一方、TB共々プレイオフを逃したシカゴ。開幕戦、コルツが惨敗した相手ではあったが、こっちはプレイオフ出場、あちらさんは残念な結果に。 今季、ちらちらシカゴの試合を見ていて、ちょっと思った事をひとつ。うちとのスーパーボウルでの敗戦の反省からか、アーラッカーあたりの意向だと思うが、今季はブリッツが非常に目に付いた。これは結果的に失敗だったと思う。カバー2を採用するチームはブリッツを我慢しなければならない。スキームが崩壊してしまう。今季のシカゴディフェンス崩壊の大きな要因のひとつだったと思う。うちも控えめに。ブリッツはボブボブだけで、ひとつお願いします。つっても、他にブリッツ要員はいないけど。 CAR@NO。ほとんど消化試合(たぶん。)であろうが、なんか凄い試合。デロームは現役QBの中ではおそらく2ミニッツ最強あろう。ニューオリンズ、こちらもデトロイトの陰に隠れてはいるが、オフの補強策を考え合わせれば、何気に責任問題ではある。 そうそう、村田さん、ジャンパー着てた。どうしたんだ。エアコン止められたのか。 そして、問題のサンディエゴ、やっぱ来たか。というわけで、年明け早々プレビューしまーす。つーかデンバー勝てよ。意地見せろよ。 という訳で、本年の投稿はこれにて終了となりまーす。実家に帰りますので、次回の投稿は3日か4日あたりでーす。では、皆様良いお年を。お粗末様でした。 2008/12/31 |
2009年 Wild Card Play off |
プレイオフ 展望 |
今日、都内を歩いていたら、フリーニーのジャージを着ている人を発見した。コルツファンと見て、まあ間違いなかろう。 数年前、私は、同じく都内で、ブラウンズのジャージ、しかもジェラルド・ウォーレンのジャージを着て歩いている人を見たことがある。その時すでにジェラルド・ウォーレンはブラウンズを退団している。ブラウンズのジャージはデザイン的にもイカすので、彼がブラウンズファンなのか否か、ひとしきり首を捻った事がある。水野裕子がテレビでティム・カウチのジャージを着ているのを見たときにも腰を抜かしたものである。 閑話休題。明けましておめでとうございます。 というわけで、今年一発目は当然プレイオフ展望です。 願い虚しく、コルツの初戦はサンディエゴと相成りました。DEN@SDをテレビでチラリと見たが、さすがに勢いが全然違ってた。ああなっちゃえば、さすがにサンディ勝つわな。という訳で、4連勝と勢いに乗るサンディエゴとのプレイオフ1回戦です。もっともこっちも9連勝中なので、そういった意味では、勢い的にはコルツが2.25倍なのであるが、さてどうでるか。 なんだかしょっちゅう当たっている印象のあるSDであるが、プレイオフで当たるのは、ここ最近では、去年に続いて2回目である。要所要所(マニング、シーズンTD新記録のゲームとか、開幕14連勝を止められたゲームとか、)で当たっているので、なんだかしょっちゅうプレイオフで当たっている印象があるが、実は2回目である。 その去年のゲームとの比較になるが、これはもう、上記した勢いを除けば、状態は全然違う。両エンド(マシスは出てたかな。)不在に加え、両タックル(オフェンス)も万全でなく、ハリソンの病み上がり(これは今年も同じか。)のまま戦った昨年と違い、今年は主力にほとんど怪我は無い。ブラケットが欠場の見込みだそうだが、彼は重要なプレイヤーであるが、大きなキズになるとも思えない(すまん、ブラケット。)。ほとんど万全のチーム状態で戦えるといってよい。 一方サンディエゴは、そもそもマイケル・ターナーが抜けたのに加え、メリマン不在、LTは不調、昨年に比べ、チーム力は著しく低下しているとみる。あと地味ながら、ロレンゾ・ニール、マーロン・マックリーの退団も結構痛かったと思う。昨年と比べ、良くなったのは、ここ数年の懸案だったILBぐらいではなかろうか。 はっきり言って、勝てる相手である。去年は、、普通にやったら必ず負ける相手であったが(実際、普通にやって負けた。マニングらしい、ダンジーらしい。)、今年は普通にやったら必ず勝てる相手である。そうして、そういう試合に滅法強いのがマニングさんとダンジーさんである。必勝。 ヴィンセント・ジャクソン、マルコム・フロイドの御両人はかなりやられるだろうが、それでもこっちもそこそこ点は取れるだろうと思うので、31−27ぐらいで、コルツの勝ちと見た。特にハリソンがクエンティン・ジャマーを圧倒すれば、楽勝だろう。しかしサンディエゴに限らず、どのチームも、余裕でハリソンに2番手CBをぶつけてくるんだよな〜。頭にくるぜ、なあ、カカロット。from べジータ名言集。 さて、プレイオフ全体の展望となるが、AFCは、贔屓の引き倒しになるかもしれないけれど、やっぱりコルツ有利じゃないのかなあ。主力にケガ人もいないし、ピッツバーグ以外、デタラメな寒冷地もない。コルツにとって非常に有利な今年のプレイオフだと思う。大本命とは言えなくとも、充分本命だと思う。大チャンスである。 一方、NFC、評判のジャイアンツであるが、私は結構厳しいと思っている。スーパーボウル進出という感じがいまひとつない。ここにきて、P・バレスの離脱も結構痛いと思う。しかし、自分の脚に誤射って。さすがアメリカ、自由の国、自由過ぎ。 つうわけで本命はキャロライナと見る。対抗はカージナルスと見ていたのだけれど、あまりにもここ数試合の状態が悪いので、ジャイアンツに変更。ダークホースはアトランタ、大穴はフィラデルフィアだろう。この大穴は買いだと思う。アリゾナとミネソタは、チャンスないかなあ。 ちなみにマスコミ的にはジャイアンツvsコルツだろう。マニングボウルつうのもあるが、それよりなにより50年目の The Greatest Game Ever Played が話題をさらうだろう。ヤンキースタジアム取り壊しの年でもあるし。 マニング、MVP、おめっとさん。 2009/1/3 |
1月3日 IND@SD 17−23 |
どうも、負けたてのホヤホヤです。つっても、結構時間たってっか。ほかほか弁当が冷めるぐらいには。 例によって訳の分からん書き出しで始まりましたが。コルツ、負けちゃいました。しかしなあ、サイファーズ。 私はボールポゼッションよりフィールドポジションを重視する考え方の持ち主なので、よって優秀なパンターならドラ3上位を使ってでも獲って良いと考えているぐらいの人間なので、パンターを一般よりは比較的重要視しているのであるが、しかしそれでもこんな試合、ひとりのパンターがチームを有利に導くのではなく、ひとりのパンターがチームを勝利に導くような試合は初めて見た。細かい敗因を挙げればいろいろあるだろうが、結局のところはパンター一人に負けた。サイファーズ一人に負けた。そういえば昨年のプレイオフもサイファーズに息の根止められたんだよなあ。 とにかくサンディエゴの得点23点のうち、オーバータイムの6点を除く17点はほとんどすべてサイファーズの力で取ったようなものである。敵の得点のチャンスを取り除き、見方の得点のチャンスを作り出す。私はバスケットボールのオフェンスリバウンドを思い出した。君のオフェンスリバウンドには±4点の価値がある。 from安西監督名言集。少し字句が違うか。 この試合、調べてはいないが、H・スミスとサイファーズの間で都合100ヤードぐらい差が開いているのではないだろうか。H・スミスもそんなに悪いパンターではないが、さすがにこの試合は、不調もあったろうが、彼我の差が目に付いた。しかし、高さといい、距離といい、コントロールといい、このサイファーズ以上のパンターがこの世にいるのだろうか。彼を抑えて、2年連続で(確か、)プロボウルに選ばれているOAKのシェーン・レッヒラー(?)はこれ以上のパントを蹴るというのだろうか。拝みたいものである。 サイファーズの力量については、嫌っていうほど知ってはいたが、しかしパンター一人の力で負けるかなあ。ある程度、SDのオフェンス進ませて、FG蹴らせた方がいいんじゃねえか、と思ったぐらいだもの。キーディングだし。 そのほか、敗因とはいえないだろうが、オフェンス、ディフェンスについて、それぞれ感想をば。 まずはディフェンス。これはまずまず頑張ったんじゃないすかね。最後のオーバータイムでのファウル連発は仕方がないと思う。必死にやればやる程、どうしてもファウルは取られ易くなるし。責められないと思う。 あと、ブラケット不在に関しては(骨折らしい。)、なんとも言えない。内側から見るとまた違うのかもしれないが、外から見ている限りでは、その影響は感じられなかった。G+の実況はあれこれ言ってたけど、コルツのLBはあんなものである。まあ、替わりがいない選手であるだけ事は確かなのだけど。 しかし、両エンドで4サック奪って勝てないとは。とほほ…。 さてオフェンス。ことごとくフィールドポジションが悪かったので、一概には責められないが、もう少し何とかならなかったのかなあ。特にゴンザレスとD・クラーク。両翼(ウェインとハリソン)が封じられるのは、ある程度予想できていたので、このふたりにもう少し活躍して欲しかった。しつこいようだが、そうして古いようだが、ストークリーがいてくれたらなあ、と何度思った事か。彼がいれば、繰り返される自陣5ヤード以内からの攻撃でも、まだ打開策があったように思う。本格的なスロット、あるいはディープスレッドが本当に欲しい。これらが無いから、自陣に押し込められちゃうと、身動きが取れなくなってしまう。安心してペネトレイト、そしてブリッツしてきやがる。 そんで、アンソニー・ゴンザレスなのであるが、やっぱり、典型的なNo.2レシーバーなんだよなあ。どうしてもスピードに欠ける憾みがある。そして相変わらずの「1stダウンに1ヤード足りずに倒れちゃう病」と「大事なところで落球しちゃう病」を患っているし。扱いに困る選手ではある。私がGMなら、ルーキー契約が切れたところでリリースかなあ。さすがにウェインは出せないだろうし。 あと最後の第4クオーター、2ミニッツ直前のここで1stダウン更新したら勝利決定の3rdダウン2でのノーバック5WRであるが、まあパスを選択する事に関しては今更何も言わないが、ノーバック5WRは無かったんじゃねえの。コルツ最強のパスプロ職人アダイを残さないのは。ブリッツ来たらどうすんだと思っていたら、案の定ドビンズがやって来て軽くサック。まあ、アダイを残していたら(レシーバーに回っていたようだが、)1stダウンを更新できていた、とまでは言わないけれど、無茶なコールだったとは思う。 ハリソンさん、ジャマーにほぼ完封。悲しい。 まあ、結局のところはサイファーズ一人に負けたんだけど。しかし、この千載一遇のチャンスでスーパー獲れないとは。難しいのお、スーパー制覇って。あらためて思う。 つーか、勝敗とは直接関係無いけど、12勝のチームと8勝のチームが当たったら、12勝のチームをホームにしろっつの。地区優勝したチームはプレイオフに出すべきだと思うが、ホームフィールド・アドバンテージは勝ち星順にしてくれ。まあ、各地区でスケジュールが大きく異なるから、仕方ないのだろうが。しかしチャージャーズ、このままシーズン8勝でスーパー制覇する気か。別にいいけど。以上、愚痴でした。 ATL@ARI。なんか、いろいろ感想、あったのだけど。直後のコルツ敗戦で、すべてぶっ飛んだ。まあ、ルーキーQBに、いくら逸材とはいえ、簡単に勝たせちゃいけないので、これで良かったと思う。ここで、簡単にスーパー出場しちゃうと、エルウェイやマリーノみたいになっちゃう気もするし。まあ、それはそれで、充分なのだけど。 プレイオフは、しょうがない、エッヂさんのいるアリゾナでも応援すっか。 しかしサイファーズなあ。1ヶ月ぐらい、この言葉、言ってそうな気がする。しかしサイファーズなあ。 さあ、明日からまじめに働くか。金も尽きたし。はあ。 2009/1/4 どうも、1時間に1度は「サイファーズなあ。」とため息ついているインディアナポリス研究会会長○○○です。○○○の部分には好きな3文字を入れてみよう。←意味不明&バカ 敗戦から一夜明けて、ちょっと付け足し。 昨年のプレイオフ、同じく初戦SD戦での敗戦のレポートを読み返していたら、サイファーズ級のパンターならドラフト1位を使ってもいいと私は書いていた。さすがに、ドラフト1巡はやりすぎコージだと思うが、ドラフト3巡上位から2巡下位ぐらいまでだったら充分使ってもいいと思う。それだけの価値のあるサイファーズのパントだった。だって、こっちは100ヤード進まないとタッチダウンできないのに、向こうは50ヤード進めばタッチダウンできちゃうんだもん。この差はあまりにも大きい。 そもそも、このアメリカンフットボールというスポーツは個々のプレイヤーの力がチームの勝敗に及ぼす非常に小さいというところに、そのひとつの特徴と魅力がある。一人の力でチームを勝利に導きえるのは、強いて挙げればQBやDEであろうが、それでも完全に一人という訳ではない。他のプレイヤーの助けが必要である。RBやリターナーは稀に独力でビックプレイを為すが、それもゲームの流れを変える止まりで、チームを勝利に導くとまではいかない。パンターひとりの力でチームを勝利に導いたという意味では、この試合は非常に珍しい試合だったと思う。負けたのはコルツだけど。 敗戦チームのヘッドコーチが試合後のインタビューで、敵チームでベストパフォーマンスを見せたプレイヤーを讃え、自分の責任をあやふやにする事はよくあり、事実、この試合後のインタビューでもダンジーはサイファーズを讃えていたが、この試合に限ってはダンジーは自分の責任をあやふやにしてはいない。どう考えてみても、サイファーズひとりに負けた。 実際、彼がパントを蹴るまではコルツはいい感じでゲームを進めていたのである。ところが、正確には3回目のパントを蹴られたあたりから(そのまえ2つのパントも何気に50ヤードを超えている。)、コルツのモメンタムがおかしくなってきた。そうして最後のゴールラインぎりぎりとどめの1ヤードバックスピン(これで同点に追いつかれる。)を喰らった時には、「これは偶然じゃねえ、テクニックなんだ。」 獲りますか、サイファーズ。ヴィナティエリに続く、ライバルチームの優秀なキッカー獲っちゃう作戦第2弾で。で、ハンター・スミス改めパンター・スミス改めホルダー・スミスは、NFL史上初、ホルダー専任という事で。 話は逸れるが、中央のランがいまひとつだったのは、ポラック欠場が響いたか。 サイファーズなあ。2009/1/6 |
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Divisional Play off |
ディビジョナル プレイオフ 雑感 |
ディビジョナル・プレイオフのどの試合かをピックアップしてレビューしようかと思ったけれど、いまひとつ感興の湧く試合がなかったので、まとめて雑感という形にします。 とりあえず、ディビジョナル・プレイオフを見ていて思うのは、パンターに蹴られた楕円形のボールはエンドゾーンに向かって転がっていくという事だ。それが物理学的に見ても正しい。否、まったく正しい。 それじゃあ、AFCのSD@PITから。 いきなりで恐縮だが、ほとんど感想は無い。なんつーか、見飽きた感がある。似たような感じのチームだし。唯一私が見入ったのは、どっちが蹴ったボールだったかは忘れたが、パントされたボールがSDの選手の頭に当たった時だ。「やーい、頭に当たってやんの。」 次、BAL@TEN。 こっちもほとんど感想は無い。見飽きた感がある。似たような感じのチームだし。つーか、今年のAFCの4チームは似たようなチームが4つ残ったという感じですな。 しかし、サンディエゴにピッツバーグにボルチモアに、そしてテネシー、コルツはこの4チームすべてにレギュラーシーズンでは全部勝ってるっつの。まあ、テネシー戦は消化試合だったけど。でも完封したし。 試合的には、私の岡目八目では、テネシーは第4クォーターの頭からヴィンス・ヤングを投入してみたら、と思っていたのであるが、どうだろう。つーか、来季、テネシーはどうすんだ。来季もコリンズでいくのか。 しかし、コリンズちゅうのも、数奇な運命を歩むQBではある。 あとひとつ、フラッコーについて、誰かに似ているなあと思ってみていたのだが、それはもしかしたら、トレント・グリーンかもしれない。いや、違うか。ただ、ロスリスバーガーのパクリという感じはなくなってきたように思う。 という訳で、AFC決勝はBAL@PIT。しかしこの両チームが残るかあ。私はシーズン前、AFC北からは、そのスケジュールの厳しさから、ワイルドカードは絶対に無いと思っていたが、その地区同士でまさかのAFC決勝。レベルが高いとか言われていたここ数年のAFC南でも、そんなことは皆無だった。おみそれしやした。 んで、NFC。PHI@NYGから。 さすがに、バレス抜きは厳しかったかな。私は昨年、イーライの成長の影にバレスのケガによる不調があると書いたが、さすがにまったくいないというのは厳しい。エースレシーバーの意味を再確認した試合でもあった。 そして、ARI@CAR。 個人的に最も面白かったのはこの試合だった。私はこういう勢いだけの試合が大好きなので、個人的には最も楽しめた。その勢いの中心、ロジャース=クロマーティについては、選手名鑑のところで項を改めて書くつもり。よろしく。って、誰に挨拶してんだ。 この試合、に限らずアリゾナのプレイオフ報道では、何かっつうと60年振り(正確には61年だったかな)という数字が出て来るが、60年前に既にプレイオフという制度がNFLにあった事に私は驚く。プレイオフというからにはワールドチャンピオンシップだけではないのだろう。3チーム以上が参加していたという事になる。メジャーリーグだって、当時はワールドシリーズしかなかった筈だから、NFLが当時どういうフォーマットで優勝を決めていたのだろうか。ちょっと興味がある。わざわざ調べる気はないけど。 ボルディンやフィッツジェラルドにとっては(当然それ以外の選手も全員。)何より嬉しい事であろう。弱かったチームが強くなっていく過程に於いて、そのチームに身を置くという事はプレイヤーにとって最大の幸福である。数年前、キャバリアーズがファイナルに進出した際、レブロン・ジェームスがイルカールガスと抱き合ったシーンを私は思い出した。 ARIのジェラルド・ヘイズはなかなかの実力者と見た。こういう無名の実力者を発見するのもプレイオフを見る大きな楽しみである。 スーパー進出予想、というか希望はARIとBALかな。PITとPHIはいいでしょう、最近出たし。 P.S.(古っ。) ディビジョナル・プレイオフとは全然関係ないことではあるが、他に書くところも無いのでここに。 ニュー・イングランドがエースQB、それもMVP級のエースQBを開幕戦で欠きながら、シーズン11勝、あはやプレイオフというところまで漕ぎ着けたのは、騒ぐ人はあまりいないが、大変な偉業だと思う。普通なら、その時点でチーム自体がシーズンエンドである。これがコルツだったら、下手すら0勝である。 この偉業をニュー・イングランド、つうかベリチックは、一度ならず二度までも達成している。(というか、一度目はスーパー制覇まで行っている訳だけど。)こうなると、この言葉はあまり使いたくないが、ベリチックは、QBに対する、ひいてはフットボールに対する確固たる哲学を持っていると言わざるを得ない。 2009/1/18 |