Pro Bowl | 2月8日 NFCvsAFC @HAWAII 30−21 |
もはや、誰の話柄にも上らず、何の為にやっているのか、よく分からなくなりつつあるイベントであるプロボウルであるが、見れば見たで面白いので、感想を書いておきます。 AFCの一発目の攻撃シリーズで、いきなり自陣4ヤードからの攻撃になったのは笑った。マニングはここ10シリーズくらい連続であのあたり、自陣奥深くからの攻撃になっとる。 もっとも、このプロボウルのシリーズではタッチダウンに結び付けた。プロボウルのルールではさすがにマニングを止めるのは難しい。 この大会最大の注目は噂のフィッツジェラルド対現役ナンバー1CBコートランド・フィネガンの対決であったが、これは6:4ないし7:3ぐらいで、フィッツの判定勝ちといったところか。フィネガンも随所に良いカバーを見せていたけれども、目立つところではフィッツにやられた。 フィネガンも決して線の細いほうではないが、さすがに体格の差、体の強さの差が出た。お尻で押し出しちゃうんだもの。ちょっとニュアンスは違うかもしれないが、私はシャックを思い出した。 プロボウルを見る楽しみのひとつ、というか最大の楽しみは、普段なかなかテレビで放送されない弱小チームの名プレイヤーのプレイを堪能する事であろうが、今回はこれといったのは無かったかな。アソムーハ(?)もそんなに目立っていなかったし。ジェイク・ロングが右タックルに入っていたのも注目だったが、これといった派手なシーンも無かったし。 ちなみに、私がフィッツジェラルドのミラクルキャッチを初めて見たのは数年前のこのプロボウルである。彼のルーキーイヤーだったかどうかは忘れた。 コルツ勢ではマシス、フリーニーの両エンドが大活躍。しかし両エンドがプロボウラーなのにプレイオフ初戦敗退とは。とほほ。QBもプロボウル・スターターなのに。 さてコルツファンのみが注目していたレッヒラーのパントであるが、確かに素晴らしい、ちゃあ素晴らしいが、サイファーズ様を凌いでいるとは思えない。サイファーズ様を出しやがれ、ちきしょう。←やけくそ。 しかし今回のプロボウル最大の注目はバーバーonバーバーだったであろう。似ている人間を並べるだけでどうして面白いのだろう、と言ったのはパスカルだった、かな。 プロボウルといえば、このひとアンディ・リードであるが、また太っている。つうか、前半から後半の間で既に太っている。 プロボウルを、ハワイから撤退し、スーパーボウルの前の週に開催する、という案があるそうだが、わたしゃ反対。今のままの方がのんきな感じがして、いいんじゃないの。 2009/2/14 おっ、バレンタインデー。 |
2009年 | 俺オールプロ | なんにも書き込みしていないのに、カウンターだけ回るのは心苦しい。書きたいことはいろいろあるのだけれど、精神的というよりは、肉体的にきつかったので、なんにも書けませんでした。今日は、どういう訳か、肉体的なコンディションが良いので、ちょっち記事をアップしてみたいと思います。毎年恒例の俺オールプロです。 去年は「俺」コラム欄に書いていたのだが、この「歴史」の項目の方が適当だと思うので、こちらに移します。ちなみに、「俺」コラム欄も名称を改めるつもり。ちょっち恥ずかしくなってきた。そもそもこの俺オールプロを載せたいがための「俺」コラムだったので、そのメインの記事を移行してしまったら意味がなくなってしまう。 この俺オールプロとは、昨年も書いたとおり、各ポジションに於ける、私の目で見たナンバー1プレイヤーを選出するというのではなく、各ポジション毎の、その年、私の印象に最も強く残った選手を選び出すだけの、極私的なものであるので、自分の見解と違うとということで気分を害さないで頂きたい。って、そんな奇特な人(by ジャンプ放送局。年がばれるな。)はいないか。 では、’08俺オールプロの発表です。去年はオフェンスからだったので、今年はディフェンスから。来年はスペシャルチームから。憶えとけよ、俺。 ディフェンス DT:ショーン・ロジャース(CLE) パスラッシュNTなるものが、有り得るという事を証明した。 クリス・ジェンキンス(NYJ) 同上。 DE:ジャスティン・タック(NYG) やはり実力者。 トレント・コール(PHI) 私が見ているゲームではいい動きをしていたので。 LB:ジョエイ・ポーター(MIA) 良かったな。 デマーカス・ウェア(DAL) ついにメリマンを抜いたか。 チャド・グリーンウェイ(MIN) A・J・ホークより、むしろこっちか。 CB:コートランド・フィネガン(TEN) 現役ナンバー1CB アントニオ・クロマティ(SD) その対抗馬。 S:エド・リード(BAL) 現役セイフティの中では、やはり頭ひとつ抜けているように思われる。 エイドリアン・ウィルソン(ARI) その次点。 オフェンス QB:マット・ライアン(ATL) マニング2世、とは呼ばれたくないか、やっぱし。 RB:デアンジェロ・ウィリアムズ(CAR) レジー・ブッシュよ、続け。 FB:テレル・スミス(ARI) ランオフェンス・リーグ32位のリーグNo.1ブロッキングFBって一体。 WR:T.J.ハシュマンザーデ(CIN) タイプなんで、ポッ。当分、選ばれると思います。 パトリック・クレイトン(DAL) 俺、No2レシーバーがとことん好きだな。 TE:オーウェン・ダニエルズ(HOU) 隠れた、という枕詞が遂に外れた。 OT:マイケル・ルース(TEN) ついにタイタンズのLTに日の目が当たった。 リーバイ・ブラウン(ARI) ドラ1のRTって。これもアリゾナの強さの秘密か。 OG:ダミアン・ウッディ(NYJ) この男の実力を測りかねているのは私だけではないと思う。 レオナルド・デービス(DAL) とりあえず、給料を貰う事だけは世界一上手い。 C:ライアン・カリル(CAR) パツキンロン毛のマンゴールドも捨てがたいが、若いのに妙に貫禄があるので、 こっちを選んでみました。 スペシャルチーム K:スティーブン・ゴスコースキー(NE) 着々と力をつけてきている。 P:マイク・サイファーズ(SD) むしろ好きになってきている。 KR:デビン・へスター(CHI) この人は永久に選ばれると思う。永久に。 PR:同上。オートマチック20ヤード前進。 HC:トニー・スパラーノ(MIA) パーセルズの下でキレキャラ。 新人王:マット・キャッセル(NE) 遅れてきたルーキー。 MVP:ダン・クレッコー(IND) 問答無用。 総評 LBはSLB、ILB等の細かいポジション抜きに3人選びました。ポジションを考慮すると7名選ばなくてはいけなくなるので。DLも同様です。 ディフェンスは「俺」とか抜きに単純にオールプロかもしれない。オフェンスは味わい深すぎだけど。めっちゃ趣味が出た。 去年はオフェンスのみで5名も選ばれたCLE勢が今年はディフェンスのショーン・ロジャース唯一人というのは面白い。しかもショーン・ロジャースは去年はライオンズ在籍。そういえば、優勝したスティーラーズから一人も選ばれていないつうのは、らしいちゃあ、らしい。 2009/2/20 |
ドラフト短観 | 祝・’09プロ野球開幕、ということで、ドラフトに関して今季一発目の記事を書いてみたいとおもいます。しかし、ソフトバンク・ホークスのスコア欄等の表記は「ソ」になっているのだが、あれをみるといまだに「ソ連」を連想してしまう。もう4年以上経っているのに、未だに慣れん。日本ハムvsソフトバンクなんか、一目で想起するのは、どうしたって日本vsソ連である。 そういう声は全然聴こえてこないが、私だけなのか。 という訳でNFLドラフトであるが、今季は私のドラフト研究最強、つうか、唯一の武器である。プロ・フットボール・ウィークリーのドラフト特集号が手元に無い。 知っている人は知ってる通り、日本最大の外国書籍取次業の洋販が昨夏に倒産しちゃって、似たような会社ができた事はできたのだけど、NFL関連書籍の輸入量が激減、のん気に構えていた私はスポルティング・ニュースの方は手に入れたんだけど、PFWの方は買いそびれちゃった。 しかし、「国際化国際化、英語英語」と年がら年中騒いでいるのに、洋販が倒産してもだ〜れも騒がないんだもんだもんなあ。そんなもんか。まあ、確かに洋販のやり方も滅茶苦茶だったけど。NFLファンの私の目から見ても、NFL関連の書籍は輸入しすぎだったと思う。あれじゃあ、返品の山だろう。書店側の買い取りって事は、まさか無いだろうし。 という訳で、今ドラフトの私のほとんど唯一の武器(あとはたまに気紛れに向こうの記事を斜め読みするぐらい。熟読してもいいんだが、ネットサーフィンが怖いんだよなあ。2,3時間なんて、あっという間だもん。気が付いたら夜が明けとる。)はスポルティング・ニュースのドラフト特集号となる訳なのであるが、これがいまいち信用できないんだよなあ。 レイアウトもきれいだし、便利な企画もあるのだけれど、この雑誌、なんというか、裏に張りたがるんだよなあ。他紙と違う事をしたがるというか。去年もQBの項目でマット・ライアンよりブライアン・ブルームのほうを上位に置いていたし。もしかしたら、ライアンよりブルームの方が大物なのかもしれないが、どうしても堅実性を欠く。こういう点は平均的な見解に終始するRFWの方がありがたい。 という訳で(まさかの3連発。)、かなりの不安を抱えながらの今季のドラフト考察なのであるが、まずは我がコルツから。 一巡はWRの指名で決まりだと思う。ポジションニーズ的には、このWRに加えて、DT、OT、それと意外かと思われるかもしれないが、そうしてこれは個人的な見解になるが、DEなどもあると思う。スターターふたりは、当然の事ながら申し分ないのであるが、3人目がガクッと落ちるんだよなあ。ここをなんとかしたい、というのが個人的には、ある。フリーニー、マシス、ときてジョシュ・トーマス(いなくなりそうだけど。)、ここがガクッと落ちる。階段なら足を踏み外してしまうぐらい、落ちる。ケガ対策&ローテーション要員としてスタータークラスがもう一枚欲しい。ラヒーム・ブロックでも悪くは無いんだが、彼は出来ればDTで使いたい。ドラフト巡目的に言っても、1巡下位でパスラッシュ限定なら、面白いのがいるかもしれない。ポリアンさん、どう。 DTは、面白いのがいれば話は別であるが、出来れば避けたいというのが、個人的にはある。1巡上位ならともかく、1巡下位まで落ちてくるDTというのは、だいたい何らかの不安を抱えていて、その不安は大概的中する。このぐらいの巡目で獲るのなら、2巡も3巡も、ドラフト外もリスクは同じだと思う。 OTに関しては、世間ではユーゴー不安説というものがあるようであるが、私はむしろディームのほうを何とかしたいと思っている。1巡下位でRTならけっこう面白いのが獲れると思う。万能型でもいいし、ランブロックの鬼みたいのでもいい。今年はOTが豊作らしいので、面白いのが残っているかもしれない。結構ねらい目。 という訳で(本日4発目。)、今季のコルツのドラフトの本命ポジションはWRという事になるのであるが、それも第2WRタイプではなく、第1WRである。第2タイプはウェイン、ゴンザレスと二人も抱えているので、もういい、つうかどっちか一人、放出したいくらい。 第1WR、第2WRと、私はあちこちで書いているが、その定義を、どこかで一度書いているかもしれないが、いい機会なので、ここらでおさらいしたい。 私の謂う第1WRとは、敵CBから独力でセパレートする力を持ったプレイヤーである。その手段は、スピード、クイックネス、テクニック、体格、何でも良い、とにかく何らかの方法で敵CBからセパレートする力を持ったプレイヤー、それが私の謂う第1WRである。ダブルチームを強いるWRという謂い方をしても良いかもしれない。 一方、第2WRとは敵CBから自身の力でセパレートする力は無いものの、プレイコールやQBの能力、そうして何より相方となる第1WRの力でオープンになりさえすれば、高確率でボールをレシーブする力を持ったプレイヤーの事である。 言葉を変えれば、敵ディフェンスをオフバランスにするのが第1WR、オフバランスにしてもらって初めて力を発揮するのが第2WRという謂い方も出来るかもしれない。 スロットはまた違うので、以前書いた気もするし、また機会があったら書きます。 また、WCOを採用しているチームにはこの分別は必要が無い。WCOとは、ここで謂う第2タイプを3,4人並べて、プレイコールでオープンを作り出すオフェンススキームである。 という訳で(本日5発目。)、今コルツが欲しているのは、ハリソンの後釜となるべき、この第1WRなのであるが、これは1巡下位、つうか27位でも充分獲得可能である。しかも、今年のWR勢は粒よりらしいので、ポリアンさん、適当に見つくろって下さい(寿司屋のカウンター風に。)。 そもそも私は去年のドラフトで指名してもいいくらいに思っていたのであるが、結局、上位では指名なし。私は訝しんだものであるが、今季のルーキーWR勢を見た限り、どうもポリアンの見立ては正しかったようである。これぞ、というのは見当たらなかった。私が目をつけていたマニングハムもいまいちだったし。 さて、今年のドラフトWR勢であるが、その中心はやはり噂のクラブツリーであろう。まあ、さすがにこれは、5位以内すら予想されているような選手なので、トレードアップでもしない限り、コルツとは無縁そうである。つうか、そんな名前の選手、私は愛せない。「うちのエースレシーバー、クラブツリー。」とか口が割けてもいえない。 愛せる愛せないはともかく、クラブツリーという名前には私は一抹の不安を感じる。このWRというポジション、歴代の名プレイヤーを振り返ってみると、ライス、カーター、ブラウン、ハリソン、モス、ジョンソン、フィッツジェラルド等々、軒並み平凡な名前が名を連ねている。変な名前で活躍したWRというのはパッとは思いつかない。これがOLやLBなら、クラブツリーという名前だけで無条件にゴーサインなのであるが、WRというポジションだと、ちょっと二の足を踏むなあ。 ちなみに今季のドラフト候補生のLBにラウリナイティースというのがいるが、名前だけならゴーサインである。ちなみにこのラウリナイティース、NFL公式サイトのモックドラフトではコルツの一巡指名に挙げられていたが、古いギャグマンガ風に「ないない。」 今確認してみたら変わってた。4.0だった頃の話です。 話をWR勢に戻すと、このクラブツリーのほかにはマックリンとかハービンとかが有力候補として挙げられているが、マックリンはなあ、コルツ的には名前がどうしても気になる。って、私も名前と顔だけでしか選手を判断しとらんな。オカルトもたいがいにしろって感じだ。 話が長くなってきたので、この辺でいったん打ち切ります。また何かあったら、書きまーす。やはり公開人身売買ショーは萌える。白人の気持ちが、(以下自粛。) 2009/4/4 ドラフトレポート中間レポートのつもりが最終レポートになってしもうた。 まず、前回、よく考えてみたら、なぜWRの1巡指名の確率が80%なのか、その理由を書いていなかったので、その説明から。 とりあえず、只今のコルツのポジションニーズは、前回書いたとおり、その優先順位で並べると、第1WR、DT、OT、DEの順になると思う。これ自体に異論があると言われると、私も困ってしまうのであるが、とりあえず私は今のところ、こう考えております。 この4つのポジションの内、下ふたつのOTとDEは、それなりにスターターはいるので、上ふたつに面白いのがいなかったら、という条件付きになるので、結局は上ふたつの第1WRかDTかのどちらかという事になる。 ただ、私は上記したとおり、一巡下位ぐらいでのDT指名というのはいまひとつ好きになれないので、第1WR狙いで決まりだと思った次第である。また、ポリアンの今までの指名傾向から考えても、このくらいの巡目でDT指名は、いろいろな条件が重ならない限り、無いと思う。 そこで、今年の一巡指名候補のWRをいろいろと物色してみたのであるが、どうもいまひとつピンと来ないというのが、率直な感想である。今年のWRプロスペクトは豊作という評判どおり、確かに多士済々であるけれども、アダイやゴンザレスのようなコルツ色の強い選手はどうもいない模様である。WCOタイプか直線かっとび系ディープスレッドの2種に限られるようである。コルツ御用達の正確なルートランニングと堅牢なキャッチ力を兼ね備えたタイプは、私の調べた限りは、見当たらない。 コルツ指名の予想されているヘイワード=ベイは、確かにそのRACは魅力ではあるが、典型的なWCOタイプだし、同じくマックリンやハービンはかっとび系っぽい。強いて挙げれば、ケニー・ブリットやハキーム・ニックスであろうが、コルツとは巡目的に縁のなさそうなクラブツリー同様、どっちかっつうとWCOタイプっぽい。 今年の上位指名候補で最もコルツ色が強そうなのは、ここにきて評価の上がっているブライアン・ロビスキーであろうが、これは2,3巡が予想される選手の一本釣りが大好きなポリアンの性格を考えると、あり得そうな指名ではある。でも第1WRつう感じはしないんだよなあ。でも、その名前はおおいに気に入っている。やりそうな名前だ、スロットで。 いよいよ目ぼしいのがいなければ、クラブツリーをトレードアップで獲りに行くというのも有りかもしれない。彼ならさすがにスキーム関係なしにやってくれそうではある。ただ、私は愛せないけど。 あとは、まあ、思わぬ選手の一本釣りはあるかもしれない。もしそれがあったら、おそらくそれは成功する。私はそれくらいポリアンの御眼鏡を信じている。 で、目ぼしいのがいなかったら、DT指名という事になるだろうが、その時はもちろんペリア・ジェリーという事になるだろう。典型的なカバー2DTである。でも、残っていない可能性は非常に高い。つうか27位まで残っていたら、逆に不安になる。 また、コルツ指名の予想の多いイベンダー・ジギー・フードであるが、これはコルツファンの目からすると、ちょっと違うかなあという感じがする。彼を指名するのは、それは本格的に手詰まりの時だと思う。 で、WR、DT共に目ぼしいのがいなかった場合であるが、その時はOT、もしくはDEの指名になると思われるが、OTはまったく調べてないので、しばらく措いといて(というか今年はOTが豊作らしいので、残っているのを指名すれば良いと思う。)、DEという事になるが、その時はラリー・イングリッシュがベストだと思う。ラン・パス共にこなせそうなので、3番手DEとして使うには最高だろう。とりあえず、名前だけなら今季のドラフト候補生の中では一番カッコいい。名前だけなら殿堂入り間違いなしである。残っていなさそうならば、トレードアップもありだと思う。 あと、ドミニク・ローズがBUF入りした事を考えると(1年で戻ってくると思う。)、RBの指名は、もしかしたら、あるかもしれない。とりあえず、2巡目までには指名したい。アダイのクローンみたいなのを。キャッチとブロックが良ければオッケーみたいな。もはやRBに要求される能力ではないけれど。いっそ、TEをセットさせるという手もある。 なんだか、いつにも増して、とりとめの無い文章になってしまったが、実は、私にとって今ドラフトのベストのシナリオがほかにひとつある。それはシンシイのオチョ・シンコを1巡+αぐらいでトレードするというものである。どのみち、今のコルツはあと5年ぐらいしか勝負できないのだから、あと3年は出来そうなオチョ・シンコで勝負するというのは有りだと思う。もちろん、それがカルビン・ジョンソンであるならば涙が出るくらい何も言うことはないのであるが。 一応、全体一位についても、縁起物なので、触れておきます。巷ではスタッフォードで決まりみたいな空気であるが、私もそれが正しいと思う。QBというポジションは、決まるまでいくら連打しても良いポジションだと思う。WRの連打は愚の骨頂だけど、QBの連打は致し方ないと思う。それだけの価値のある、犠牲を払うだけの価値のあるポジションである。もっとも、その前にLTを固定しておく必要はあるけれども。 スタッフォードに関しては、初めてその顔を見た時は、顔のパーツのすべてが中央に寄っている事に、私は大いなる不安を覚えたが、その映像を見る限りは、なかなかやりそうである。全体一位で行くべきだと思う。まあ、全体一位のQBというのは、指名された本人よりも、指名したチームの方が責任重大なのだけれども。 全体一位をアーロン・カリーで行けという声もあるが、私はこの考えには与しない。だいたい全体一位に相当するLBなんていうのは有り得ない。全体一位に相当するだけの成績といったら、20サック&10インターセプト(&である。orではない。)を決めて、なおかつチームがカンファレンス決勝に進出するぐらいしなければならない。そんなことは到底不可能である。A・J・ホークが全体5位に相当しないと叩かれているが、LBに全体5位に相当する成績はポジション的に不可能である。SやTEにも同様のことが言えると思う。このへんのポジションはどんなに優秀なプレイヤーであっても10位台で指名すべきだと思う。 さて明日、つうか今日か、どんな結果が出ています事やら。私はオチョ・シンコ、コルツ入りを強く希望。 2009/4/25 あっ、ひとつ忘れてた。3巡はパンターで。すんごい奴。なんなら、サイファーズとトレードしても良い。 2009/4/25 |
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ドラフト 感想 |
’09ドラフトが終了した。感想をば。 1巡27位 ドナルド・ブラウン RB コルツファンの間でも疑問の声の挙がったピックではあるが、私は、無くは無いピックではあったと思う。少なくとも、昨年のポラック指名よりは意外ではない。気持ち的には歓迎である。1巡まではリアルタイムでチェックしていたので、その時の私の気持ちを追うと以下のようになる。 1巡27位が回ってきた時点で、私の意中のラリー・イングリッシュは、まさかのSD指名により消えていた。 また、上位指名候補中最もコルツ色が強いと思われるペリア・ジェリーも寸前でアトランタの指名により消えた。これは結構悔しかった。獲れそうな雰囲気が出て来ていただけに。 また、コルツの最重要補強ポイントであるWRについては、ヘイワード=ベイ(アル爺、プッ。)、クラブツリーの両者は消えていた。ペーシー・ハービンも消えている。意外に指名に迷う展開である。 その時の私の頭にあった指名予想は、ここまでずり落ちてきたエベレット・ブラウン(結局、2巡43位でCARが指名。)が3割、RBが3割、ロビスキーが2割、その他のWRが1割、OTが1割、といった具合である。コルツの指名が予想されていたイベンダー・ジギー・フードは私の頭から消えていた。ポリアンの頭にも無かったと思う。直後にPITが指名したように、彼は典型的な3−4要員だと思う。実質的にはエベレット・ブラウンとロビスキーとRBの内のどれかだと思っていた。そのRBも8割はクリス・ウェルズであった。そこで、ドナルド・ブラウンの指名、私の一発目の感想は「エベレットじゃなく、ドナルド、誰っ」である。 その後、私の唯一の武器であるTSNのドラフトレビュー誌を見て、納得した。ああ、こいつなら、ありえるな、と。そもそも、このドナルド・ブラウン、「RB勢の中ではこいつかな。」、と私がマークしていた選手であった。残っている中ではベストの選択をしたと思う。 エベレット・ブラウンを指名しなかったところを見ると、もともとポリアンの頭にはDEというポジションは入っていなかったようである。仮にラリー・イングリッシュが残っていたとしても指名したかどうか。また、ポリアンはズリ落ちてきた大物に関しては、鼻水も引っ掛けないというようなところがあるので、そういった意味でも、エベレット・ブラウンの指名はなかったように思う。 ちなみにポリアンの「このズリ落ちてきた大物に関しては鼻水も引っ掛けない」という姿勢は正しいと思う。多くのチームが見送るという事は、やはりそれだけの理由がある。また、その姿勢の裏返しである「巡目をひとつ挙げて、一本釣りする」という姿勢も正しいと思う。それだけ、自分の目を信用している、自分の目に責任を持っている、という事でもあるし、また、指名された選手の方も、予想より高い順位で指名されれば、それだけ張り切るというものであろう。まあ、予想より低ければ低いで、その分だけ発奮するという見方も出来るだろうが。腐る奴は腐るが。 閑話休題。WRに関しては、ロビスキーは1巡の器、エースの器じゃないと見たのだろう。その他の上位指名が予想された選手、ハキーム・ニックス、ケニー・ブリット(それぞれ、NYGとTENが直後に指名。)に関しては、大方のコルツファンの予想通り、コルツ色が薄いと見たのだろう。ただ、ヘイワード=ベイが残っていたら指名したのかどうかには大いに興味がある。クラブツリーが残っていたら、これも気になる。ズリ落ちてきた大物、という事で敬遠するか、いや、さすがに指名するか。 ちなみに、ヘイワード=ベイで、どうしても私が気になるのは、そのハイライトシーンを見た限りでは、常に彼がボールを胸で受けているという点である。一方、クラブツリーは常に手で捕っている。たまたまなのかもしれないが、私は気になる。 RBに関しては、リアルタイムではクリス・ウェルズしか頭に無かった私ではあるが、今となって考えれば当然ドナルト・ブラウンである。RBというポジション自体にマークが薄かっただけに失念していたけれども、初日指名候補選手中、もっともコルツ色が強いのはおそらくこいつである。 RBというポジション自体の指名を疑問視する向きもあるが、いずれにしても2巡目までには指名したい、準スタータークラスが欲しいところだったので、これは致し方なかっただろう。2巡61位(トレードアップしたので、結果的には2巡56位。)まで残っているかというと微妙なところである。イーグルスあたりも狙っていそうな選手であったし。ポリアン得意の一本釣りで正解だったと、私は思う。 さて、そのドナルド・ブラウンであるが、どういう選手かというと、手っ取り早く言ってしまえば、ブロックの下手なジョセフ・アダイである。キャッチに関しては、今年の上位候補RBの中では最高という評価の選手である。アダイと交互に使うという手もあるが、いっそのこと、両者同時にフィールドに送り込み、アダイにパスプロさせて、ドナルドにスクリーン、なんていうのも魅力的なプレイコールではある。 これで、彼の口がアヒル口だったら最高である。私は愛してしまう。 2巡56位 フィリ・モアラ(モアーラ?) 印象はというと、とにかく地味。プレイスタイル的にはラン・パス共にこなせる、逆に言えば、どちらにも特徴が無いという事になり、そういった事からラジやジェリー、フードといった一芸に秀でた連中の陰に隠れた。そして何より、USC出身という事で、目立つどころか、逆に派手なLB陣の陰に隠れる形になり、いまひとつ注目を浴びずにここまで落ちてきた選手である。 しかし実際のところは、TSNのDTランクではラジにつづく2位にランクされた(TSNという事で、あまり信用は出来んが、)、そういった意味では、まさしく隠れた実力者である。意外に、こういう選手がDTというポジションでは細く長く活躍し、地元のファンのみに愛される選手になったりもする。 3巡92位 ジャラウド・パワーズ ここらへんで、毎年恒例のLB、もしくはSの指名かと思われたが、まさかのCB指名、少々意外の感のなくはない指名である。M・ジャクソン、ティム・ジェニングスの後釜と予想される。 特徴はというと、とにかくちっちゃい。ティム・ジェニングスのパクリである。あと、TSNのドラフトレビュー誌に、その名が見えないので、絡みづらいというのもある。 4巡127位 オースティン・コリー ここにきて、いよいよ待望のWRの指名。スピード、ルートランニング、キャッチ力等、WRに要求されるものは、それなりに兼ね備えているプレイヤーである。唯一欠けているのがブロック力だそうである。サイズもそこそこあるし、名前のいいし、もしかしたら、ポリアンの見つけてきた第1レシーバーは彼なのかもしれない。 惜しむらくは、BYU出身つうことで、年を喰ってるつうこと。逆に言えば、BYU出身ということで、真面目だともいえる。少なくとも良いスペシャルチーマーにはなると思う。期待しています。いや、第1レシーバーでですよ。 4巡136位 テランス(テレンス?)・タイラー(テイラー) 背が低い割には体重がある豆タンクのようなDT。それなりに動けるようではあるが、如何なるものか。コルツにはいないタイプだけに、ちょっと面白いかも。名前的には置石系DTとして、やりそうではある。でも、らしからぬ指名。まさかFBとして使う気か。コルツ伝統の。 6巡201位 カーティス・ペインター 謎のQB指名。コルツの第2QBなんつうのは、完全に頭数でしかないのでもはや誰でもよいのであるが、ジム・ソージと争わせるつもりか。それとも、ものすごく優秀な練習台なのか。コピーロボットのように誰にでも化けれる、みたいな。 実はホルダーとしての採用という説もある。画家かもしれない。だじゃれ。 7巡222位 パット・マカフィー ここにきて、ようやっとパンター指名。大学時代はキッカー兼パンターで、脚力には自信があるようである。ただし、コントロールには自信がないようである。 脚力には自信があるようなので、ムーアマンみたいなスペシャルプレイを披露して欲しい。 7巡236位 ジャミエ・トーマス OT。完全なお試しピックである。生き残れ。 総評としては、昨年に比較すると、良くも悪くも、意外性のないドラフトだったと思う。ただし、懸案のWR問題については未だ解決を見ていないので、もしかしたら、これから動きがあるかもしれない。ディフェンスでもオフェンスでも抜本的な補強をした訳ではないので、このままだと、現有戦力のままシーズン突入という事になる。オチョ・シンコ〜〜。まさかのハリソン再契約もありえると思う。 つーか、5年もコルツファンをやっていると、コルツ色というか、コルツ臭のするプレイヤーはスカウティング・リポートをちょっと読んだだけで分かってしまう。ポリアン謂うところの蹄鉄の刻印か。 ついでに、他チームの1巡ピックについて、縁起物なので、目立ったところにちゃちのひとつも入れてみたいと思います。 チーフス 3位 タイソン・ジャクソン う〜む、ドーシーの友達、連れてきたか。 シーホークス 4位 アーロン・カリー 噂のアーロン・カリーは4位でシーホークスへ。パッと見、他にも補強箇所はあると思うが、その人気には抗いがたかったか。全体4位のWLBつうのも辛いなあ。 レイダース 7位 ヘイワード=ベイ レイダースが指名した瞬間にバストの匂いが漂ったのは何故だろう。 49ers 10位 クラブツリー クラブツリーはレイダースの煽りを食らったわけではあるが、ナイナーズ的には近年最高のピックだろう。WCO復活の足掛かりとなるか。 チャージャーズ 16位 我が愛しのラリー・イングリッシュ 相変わらず、A・J・スミスはええとこ目つけるのお。メリマン放出という噂も出ているが、別に3人で回したって全然かまわないと思う。DEやOLBのパスラッシャー3人体制は、RB2人体制とともに、これから主流になると思う。 ライオンズ 20位 ペテグリーチャム ライオンズ、余裕のTEピック。個人的には最も笑わせてもらった。0−16のチームが余裕あるのお。どんだけ、バッカス信用してんだか。 ブラウンズ 21位 アレックス・マック トレードダウンしてのアレックス・マックの指名自体は妥当だと思うが、トレードダウンしすぎ、一度にやれ。吉本新喜劇のように何度もズッコケたわ。そして、3度目の時には「ええかげん指名せえ。」と吉本新喜劇のようにつっこんでしまったわ。はずかしいわ。 ファルコンズ 24位 ペリア・ジェリー コルツにジェリー獲得の芽が出てきた矢先にファルコンズが指名。仔馬は鷹に油揚げをさらわれた格好である。何気に2巡55位で、今ドラフトNo.1のスリーパーとも噂されているウィリアム・ムーアも獲っとるし。彼らが順当に活躍すれば、ファルコンズはこの2年で攻守の軸の獲得に成功した事になる。NFC南の戦国時代も終局が近づいてきたか。勿論、ズッコケる可能性も大いにあるが。 カージナルス 31位 クリス・ウェルズ ポリアンは落ちてきた大物には鼻水も引っ掛けないと書いたが、逆に落ちてきた大物に目がないのは、このカージナルスである。クリス・ウェルズが残っていたこの時点で、この指名は100%確実だったろう。エベレット・ブラウンはポジションニーズで見送ったのだと思う。でも、ウェルズが消えていてドナルド・ブラウンとエベレットが残っていたら、エベレットを指名していただろう。 毎年一人ぐらいは必ずこれをやる。これはこれで有りな戦略だと思うが、カージナルスがそれで成功しているか否かは微妙である。 全体的な印象としては現実的な堅実なピックが多かったように思う。当然ちゃあ当然であるが、やいのやいの五月蠅い外野より、現場の方が真面目に仕事をしているという事である。生活が掛かると謂うのはそういう事だ。 こんなところかなあ。長々と御清聴ありがとうございました。しかしドラフトつうのは、フットボールの理解を深めるには最高の教材だなあ。 2009/4/29 |