Week8 | 10月24日 木曜日ゲーム MTN@LAR 20−30 |
大谷の50−50のボールが439万2000ドルで落札されましたね。「お金の価値って、そういうもんじゃねーだろーがよ。」by石垣島高校・具志拳。 その大谷と山本、チャンピオンリング、手にしちゃいましたね。 でも、これ、改めて考えてみると、日本人メジャーリーガー、結構優勝してるよね。田口、井口、松坂、岡島、松井(おっきい方)、上原、そうして今回の大谷、山本。 また、優勝しなくとも、ワールドシリーズ出場組では、新庄、岩村、松井(ちっちゃい方)、田澤、青木、ダルビッシュ、前田。なかなかの数、いるよね。遺漏があったら、ゴメンナサイ。 あと、今調べて知ったのであるが、伊良部も出場はしてないけど、在籍時のヤンキースが優勝して、チャンピオンリングは獲得している。 そのほか、不出場だけど、所属チームのワールドシリーズ出場組では建山と川崎がいる。 なかなかだよね。確率的には高いのか低いのかさっぱり分からないし、計算するつもりもさらさらないけど、素人目、あるいはパッと見には結構な高確率のように見える。メジャーリーグ各チームのGMの皆さん、縁起物として日本人選手の獲得はいかが。 で、そのワールドシリーズであるが、ヤンキース、3連敗からの4連勝ならず、残念。しかし、この3連敗からの4連勝って、120回も開催してるにもかかわらず、いまだ一度もないんだよね。4連勝は結構あるのに。 日本シリーズでは3連敗からの4連勝は過去2回、1分け3連敗からの4連勝が過去1回。まあ、それなりに発生してる。でも、ワールドシリーズではいまだ皆無。 しかも、ポストシーズン全体でも、ほとんど無かったと思う。5戦シリーズではあったのかもしれない。7戦シリーズだと、それこそデーブ・ロバーツのアレが史上初めてだった筈。 確率的には2の7乗分の1なので、すなわち128分の1。まあ、そんなに珍しいわけではない。100回に一回程度なんで、日本シリーズでは、やや高確率とも言えなくはないが、ビックリするほど高確率というほどでもない。ワールドシリーズの120回で0回の方が異常度は高いと思う。 ちなみに、NBAファイナルでも、いまだ「3連敗4連勝」は無いんだよね。このへんはなんだろう、アメリカ人と日本人の気質の違いか。「諦めが早い」のか「優勢は必ず勝利にまでもっていく」のか。 で、今調べてみたら、ワールドシリーズの4連勝は21回(引き分けも含む)ある。ちょっと数が多いので、もしかしたら数え間違えているかもしれないが、いや多過ぎでしょ。確率的には16分の1なので、10回前後あっても、おかしくは無いのであるが、いや、それでも多過ぎでしょ。う〜ん、やはりアメリカ人と日本人の心性の違いか。 また、ちなみに「3連敗4連勝」の反対、すなわち「連勝無しでの優勝」「勝ち負け勝ち負けがきれいに並ぶ」、これはワールドシリーズ、日本シリーズ、ともに未だない。 確率的には「3連敗4連勝」と同じ128分の1だけど、こちらの方は確かに「3連敗4連勝」より難しそうな気はする。「3連敗4連勝」の場合は、3連敗から2連勝するとおかしなムードになって、あれよあれよって事になりがちだけど、「勝ち負け勝ち負け」をきっちり7回続けるのは、確かに難しいと思う。ほぼ「運頼み」だと思う。「3連敗4連勝」が多分に心理的な事象であるのに対し、こちらは純粋に確率的な事象だと思う。 とか考えていたんだけど、今ここでNBAファイナルについて調べていたら、50年代のNBAファイナルでは、この「勝ち負け勝ち負け」が連発してる。なんで?。八百長?。 ちなみに、プロ野球界でも、プレイオフまで含めると、この「勝ち負け勝ち負け」は何度か発生している。有名なのは野村南海の「死んだふり作戦」であろう。5戦シリーズだけどね。 もっとも、この手の星取表で最も衝撃的なのは、いつかも書いたけれども、長嶋巨人の「3連敗から3連勝、そうして第7戦に負ける」であろう。これは、ほんとミラクル。しかも、第7戦はホームの後楽園球場だからね。しかも、第6戦はサヨナラ勝ちしてんだよね。そこから第7戦を落とすって、奇跡でしょう。ミラクルでしょう。まあ、完投勝利をした足立が何より立派なんだけどさ。 さて、話を今回のワールドシリーズに戻すが、今回のワールドシリーズ、「史上最大の決戦」みたいな触れ込みで始まり、第1戦に「逆転サヨナラ満塁ホームラン」が飛び出し、どんなシリーズになるのかとワクワクしたが、結果的にはしょっぱい内容でしたな。 第5戦をヤンキースがお粗末なエラーで落とし、終戦と相成ったわけであるが、これもゲームだから「仕方がない」と言いたいところだけれど、そんな事ないんだよね。だって、ヤンキースに限らず、ここ数年のメジャーリーグは全体こんな調子なんだもん。今回は、それがたまたまヤンキースに起こっただけで、同様のミスがドジャースに起こっても全然不思議ではない。実際、その手のミスはレギュラーシーズンのゲームでも連発してたしね。 この両チームに限らず、中継プレーや連係プレーは、ほぼ失敗。うまくいく方が珍しいくらいである。しかも、私は、メジャーリーグを熱心に観戦している訳ではない。それこそ、エロDVDを見ながらのザッピング観戦である。チンポ握りながらの観戦である。恐らくゲーム全体の5%ほどしか見てないだろうけれど、それでも、この手の「お粗末プレー」を目にしてしまうのである。30年前の私のように、がっつり野球観戦だったら、この20倍くらいの「お粗末プレー」を見せつけられている事だろう。 まあ、仕方ないよね。だって練習してないんだから。「スプリングトレーニング」なんて銘打ってキャンプしてるけど、ただの合同個人練習でしょ。チーム練習なんて、ほとんどしてないと思う。ぶっちゃけ、妻や恋人を連れ立っての「春の行楽」だよね、「スプリングトレーニング」なんて。メジャーリーガーの子供は1月生まれが多いと思う。 しかも、アメリカのスポーツ界は、プロに限らずアマチュアまで、個人的事情でコロコロコロコロコロコロ移籍を繰り返すのだから、チームプレイなんて身につく訳がない。まして、野球なんていうのは、フットボールやバスケットボールに比して、個人競技の色彩の強いスポーツなのだから、ますますチームプレイは疎かになるだろう。彼らの野球の練習は、結局のところ「投球練習」と「打撃練習」しかない。 更にそれに拍車をかけるのが、あのバカバカしい「セイバーメトリクス」である。そこには「チームプレイ」を測る指標は全く無いから、それのみで評価される現代の野球選手は、ますますチームプレイが疎かになる。 そうそう、その「セイバーメトリクス」ご自慢の「2番バッター最強論」だけど、あんなの完全に機能してないよね。大谷みたいなスラッガーを1番に置いてたら、せっかくの長打力が無駄使いだよ。 「強打者の前にランナーをためる」というのが野球というゲームのセオリー、ちゅうか、ごくごく基本的な戦略だろうけど、大谷を一番に置いてしまったら、少なくとも1試合で1回は必ず「ランナー無し」(もち、ノーアウト)の状況で打席に立つのだから、その分損をしている。それも確実に損をしているといってよいだろう。 「1番に強打者を置く」というのは「良いバッターになるべく多く打席を立たせた方が良い」という考え方なんだろうけど、残念ながら、野球は1試合単位で勝敗を決するゲームである。4打席か5打席かなんて、たいして差は無い。むしろ、その各打席をいかに効率的にするかの方が重要であろう。すなわち「強打者の前にランナーをためる」回数を増やすという事だ。 もし、野球が1シーズンの得失点差で勝敗を決するゲーム、というか、そういうフォーマットであるなら、「1番に強打者を置く」、すなわち「良いバッターになるべく多く打席を立たせた方が良い」にもいくらか理はあろう。700打席と650打席なら、何らかの差は生まれるだろうからだ。でも、残念ながら、野球は1試合単位で勝敗を決めるんだよね。なのに、こういうバカげた事を主張、実践するというのは、彼らがいかに「統計学」を分かっていないかという事だ。「確率」といい概念をまるで理解していないという事だ。 あと、今季の大谷の成績で言及しなければいけないのは、「盗塁」っていうか「盗塁成功率」だよね。なんだよ、59回成功で4回失敗って。見た事ねーよ、そんな数字。盗塁成功率93%なんて、そんな数字見た事ねーよ。まあ、9盗塁の選手が1回失敗で90%とかいうのなら分かる。でも、盗塁王を争うような選手が成功率93%なんて、そんな数字、見た事ねーよ。 これ、別に大谷が偉い訳じゃないからな。現行のメジャーリーグのバッテリーがお粗末っていうだけの話だからな。実際、今季の盗塁記録を調べてみると、多くの選手の盗塁成功率が90%前後。盗塁のできる選手に対して、メジャーリーグのバッテリーは、ほぼ無力って事だ。KCのガルシアなんて37回成功2回失敗、成功率94%である。SEAのロブレスに至っては、30回成功、失敗は実に1回、成功率は…、計算するのもアホらしい。 つかまあ、スタッツを見るまでもない。実際酷いもの、メジャーリーグのバッテリーの盗塁阻止能力。ピッチャーはスライドできないし、キャッチャーの送球はデタラメ。そりゃ、アウトにできねーよ。つか、もっと皆走るべきだよ。常にランナー3塁以上で攻撃できるわ。 実際、最近のメジャーリーグのキャッチャーなんてボール捕ってるだけだからね。配球も考えてないし、送球はデタラメだし、まさに野村の言うところの「ただのボール捕り屋さん」。 で、最近流行りの「フレーミング」には御執心だけど、見てるこっちが恥ずかしくなるようなレベル。「フレーミング」をやるんなら、古田みたいに巧妙にやれっつの。あんなのプロのキャッチングじゃねえ。 ヤクルトの村上のメジャーリーグ行きが云々されているけれど、マジで村上はキャッチャー再転向した方がいい。あれくらいなら、村上でもキャッチャー出来る。 ちょっと話が逸れたが、負けたヤンキースは早速来期について審議しとる。「誰を獲るとか、誰を残さねえ」とか、お得意の人事である。 今のヤンキース、つか、今のメジャーリーグの全チーム、それこそドジャースまで含めた全チームに必要なのは、人事じゃね〜〜〜。練習だよ。単純なチーム練習だよ。投内連携練習だよ。中継プレイの練習だよ。 かつて、広岡は「ピッチャーの一塁ベースカバーなんて、目をつぶっても出来るようにならなきゃダメだ。」といって練習させたらしいけど、全くその通りだよ。 かつて、野村は、三塁手のエラーだったかな、それに対して「あんなのプロ野球選手なら、本能で出来る。」って叱った事があったけど、全く以ってその通りだよ。 この「本能」という言葉は、恐らくブレイザーからの受け売りだろうけど、それはともかく、プロ野球選手に限らず、プロつうのは、専門家つうのは、アマや素人が考え考え、あるいは確認しながら、やるような事を、考えもせずに、見もせずに、無意識に、本能的にできる、あるいは、出来なければならないのである。 当サイトではおなじみ「お弁当屋のパートのおばちゃん」が、秤を使わずに、ごはん163グラムをきっちり盛れる、それがプロだよ、プロの仕事だよ。 それが出来ないのなら「練習」するしかない。ところが、今のメジャーリーガー、いや、日本のプロ野球も同様かな、バッティング練習、あるいはピッチング練習しかしない。なぜなら、チームプレイは評価されないから。セイバーメトリクスでは計測できないから。あと、ほとんどの観客が認識できないから、つうのもあるけど。 で、やらせようとすると、「非効率的だ」「効果が確認されてない」「私がやることじゃない」「盗塁されても抑えればいい」「たとえ打たれても、悔いはない」。 「オメーに悔いは残らなくても、コッチに悔いは残るじゃん」byえーじ。 どーしてこんな風になっちゃたのかね。昔は出来てたのにね。10年くらい前は、こんな風じゃなかったんだけど、5年前くらいから、本当にヒドイ。ブレイザーが今のメジャーリーグを見たら、卒倒するだろう。 まあ、これは、メジャーリーグに限らず、現代アメリカの風潮、ムードだと云えるかもしれん。マイクロソフトやダゾーン(ダゾーンはヨーロッパ資本かな。ちょと不明。)の商売のやり方を見てると、それが良く分かる。 ただまあ、これがアメリカ社会の帰結、民主主義の帰結、平和の帰結だとも云えるかもしれない。 「平和」の特徴とは何かと問われたら、いろんな説明の仕方があるだろうけど、そのひとつに「下に合わせる」っていうのがあると思う。「弱者の権利を尊重する」といっても良いかもしれない。「『出来る』、『出来ない』の選択なら、『出来ない』方を選ぶ社会」といっても良いかもしれない。 まあ、仕方ないよね。「徒歩」と「バイク乗り」が歩調を合わせようとしたら、「バイク乗り」は「バイク」を降りなければならない。降りて、「バイク」を押さねばならない。折角「速く」走れる機械を持っているのに。 私の大嫌いな言葉に「出来る事から始めよう」っていうのがある。これって、要するに、出来る事しかしないって事だよね。「お弁当屋のパートのおばちゃん」の譬えを用いれば、「163グラムで盛りつけられないので、私はやりません。」って事だよね。 いや、違うだろーが。「やらねばならない事をやる」のが人間だろーが。出来ない事を出来るようにするのが人間だろーが。そのために練習するんだろーが、研究するんだろーが、努力するんだろーが。それが進歩ってもんだろうが。 でも、今は「出来ない事をさせようとすると怒られる」。パワハラって言われる。仕方ないよね、出来ない人は出来ないもんね。出来ない人に合わせないとね。出来ない人は傷付いちゃうもんね。それが「下に合わせる社会」、すなわち「平和」ってもんである。 でも、そういう社会は、少しづつ不快に、少しづつ不備に、少しづつ不潔に、少しづつ不便に、少しづつ不調に、少しづつ不興に、少しづつ不良に、少しづつ不穏に、そうして、少しづつ不幸になり、少しづつ不安になり、行き着く先は「戦争」であろう。 「いや、そんなバカな。」って思うかもしれないけど、人類の歴史はそういう歴史だからね。 例えば、日本の歴史で云えば、前にどっかの記事で、私は「江戸時代の前に戦国時代がある」みたいな事を書いたけれども、戦国時代の前には室町時代があり、室町時代に前には鎌倉時代がある。これって、「偶然」じゃないからね。「必然」だからね。一部の隙もない「必然」だからね。 まず鎌倉幕府という日本史上最も優れた政府があり、社会が安定し、室町幕府へと引き継がれるが、安定した社会、すなわち平和な社会は人を弱くする。そうして、政府もグダグダになる。だが、それ故に、人々は自由を謳歌した時代だったとも云える。そうして、それ故に、文化が栄えた。日本の文化のクラシカルなものは主に鎌倉時代に誕生し、バロック的なものは室町時代に誕生している。ニーチェの説く人類の二大文化形態であるアポロ的なものとディオニュソス的なものである。鎌倉時代の文化は武士的であり、室町時代の文化は庶民的といっても良いであろう。 んで、室町という自由な時代、庶民万歳な時代、グダグダな時代は、行き着くとこまで行き、大戦争時代、すなわち戦国時代が始める訳である。自由の果てに、戦争がある訳である。自由の果てに不自由がある、といっても良いかもしれない。 その後、徳川幕府という、鎌倉幕府に匹敵する優れた政府が、戦国時代、つうか最自由時代、あるいは不自由時代を治める訳であるが、やっぱり時代は繰り返す。元禄というクラシカルな文化の時代、化政というバロック的な文化の時代を経て、明治維新から太平洋戦争までの大戦争時代に突入する訳である。 んで、戦後の日本政府が、鎌倉幕府や徳川幕府に匹敵するような優れた政府かはともかく、マッカーサーとともに戦後社会を治め、80年代というクラシカルな文化の時代に突入する訳である。 つう訳で、今後の日本には室町的な、あるいは化政的な、バロック文化、ディオニュソス文化が華開くかも知れない。 ヨーロッパの近代史も同じだからね。大航海時代を経て、ルネッサンスというクラシカルなアポロ的な文化が華開く。それらが産業革命を生み、フランス革命を生み、19世紀のバロック的ディオニュソス的な、ボードレールに代表されるデカダン的な文化が花開く。そうして、20世紀という巨大な戦争時代に突入、てな訳である。 中国も同様。 唐代という人類史に残る巨大な文化時代を作り、その後、宋代という一大庶民万歳社会を築き、その後は、戦争時代どころか、一大征服時代、正確に表現すれば、一大被征服時代が始まる。唐宋という巨大な平和時代は、中国人から戦争をする能力すら奪ってしまったのである。 んで、モンゴル人に女真族にイギリス人に日本人に征服される日々である。一応、明代はあったけどさ。で、今ようやっと、中国人の手に主権が取り戻された訳だけど、今後はどうなることやら。 中国は、何事にもコンパクトな日本とは違って、何事にも巨大、鷹揚であるから、歴史の動き方も非常に大きい。世界最大といっても良いかもしれない。どうなることやら。 ヨーロッパの古代中世、すなわちローマ帝国史については説明するまでもあるまい。 つうのが、おおよその人類史、人間の歴史の動き方であるから、今後のアメリカ史、それは事実上の世界史だろうけど、それは何らかの形で戦争時代に突入するであろう。それが、国家戦争なのか、民族戦争なのか、階級戦争なのか、人種戦争なのか、経済戦争なのか、宗教戦争なのか、それは私には分からない。予想できない。まあ、さすがに、宇宙人や未来人との戦争って事は無いだろうけど。 まあ、いずれにしても、その頃は、私はこの世にいないから、どーでもいいんだけど。見てみたい気もするが、それを言ってたら、キリがない。 っていうような事を「打順論」で書こうと思っていたんだけど、先出ししちゃった。我慢汁だしちゃった。テヘッ。詳細は「打順論」で再述します。 さて、それはともかくとして、巨人はクライマックスシリーズで敗退しちゃいましたね。キャッチャー出身の監督は短期決戦に強いものだけど、なんかあったのかな。 まあでも、今季の巨人のシーズン優勝に関しては、文句も出ませんな。 ここ最近、というか、ここ30年、というか長嶋、原、両監督の優勝はトレードやFA等による大型補強に基づいてのものがほとんど、というか、全てだったのに対し、今季は大型補強無し。事実上、昨季と同等のメンツで優勝。しかも、ベテラン菅野の復活。例年、ジャイアンツの優勝の際には、この点について、私はグチグチ云っていたものであるが、今回はグウの音も出ません。 しかも、前年4位、というか前々年も4位からの優勝。万年Bクラスからの優勝とまでは云えないけれど、これも立派。グウの音も出ません。阿部監督を称えるしかない。 この阿部監督や、今季退任した中嶋監督、ちょい前の矢野阪神監督等々を見ると、やっぱりキャッチャーは監督に向いているのだと思う。 数年前、「里崎チャンネル」で、これに疑義を呈していた里崎はホント馬鹿だなと思う。しかも、その根拠が優勝回数。優勝回数で監督の良し悪しなんて区別つかねっつの。 優勝回数が監督の優劣の根拠だというのなら、金田とか権藤が名監督になってしまう。当時のロッテや当時の横浜なんていうのは、本来もっと、5年で3回くらいは優勝してもおかしくないくらいのチーム力だったのに、それをたった1回しか優勝さえられなかったダメ監督、すなわちチームの足を引っ張った監督が金田や権藤だろーがよ。 特に権藤なんか、前年2位のチームを優勝させただけで、あとはジリ貧。横浜暗黒期の礎を気付いたのは権藤だとさえ云える。 それを「優勝回数」だけで優秀としているのだから、やれやれって感じである。ほんと、「どんなバカでも、数字の高下は分かる」である。 監督の優劣なんて、自チームの力、そうして他チームの力等々を勘案して定めるものだろーがよ。 こんな上っ面の数字で事の良し悪しを決めるなんていうのは、最低のデータ処理だよ。野村の言うところの「使えないデータ」って奴だよ。現役時代、どんなデータ処理してたんだか。こんなのがキャッチャーやってたんだから、ロッテは勝てなかったんだなと思った。「やっぱダメだな、ロッテは。」。 この里崎はともかくとして、ロッテというチームは伝統的に「チームより個人」つか「チームより自分」という人が多い。榎本、村田、そうして落合。それがチームの伝統、文化になっているのだと思う。2リーグ制以後、3回しかリーグ優勝(2005年は2位扱いにしています)出来ていないというのは、ひとつにはそれが理由だと思う。西本監督を、あのタイミングでカットしたのが諸悪の根源か。 まあ、このロッテに限らず、チームカラーってあるよね。巨人の「勝利至上主義」とか、阪神の「タニマチ・派閥現象」とか、ヤクルトの「ファミリー体質」とか、広島の「猛練習」とか、阪急の「お上品」とか、である。今の日本ハムが「不良性感度」ではないだろうが。 また、これはプロ野球チームに限らず、その他の人間の集団・組織にも見られるよね。慶応大学の「金・カネ・かね」とか、東芝の「無骨」とか、等々。ソニーの「独創」とか、ホンダの「チャレンジ」とかは、薄れちゃったかな。任天堂の「子供の味方」「デザインセンス」なんかは、今でも生きていると思う。 で、話は里崎に戻るが、この里崎の「里崎チャンネル」に限らず、最近、というか5年前くらいから、元プロ野球選手のYouTube番組が百花繚乱、魑魅魍魎。私も5年前くらいはそれなりに見ていたのだけれど、最近はトンと見なくなった。まあ、なんつーか、一言で云えば、「内容がない」。史料的価値しかないのが、ほとんど全部の「元プロ野球選手のYouTube番組」である。「あの時、あの選手はこういうことを考えていたんだ」、あるいは、「こういう事情があったんだ」、みたいな所謂「史料」としての価値はあるけれども、それ以上の価値は無い。 「元プロ野球選手」なのだから、「元専門家」としての優れた知見や推察、判断等々を示してくれれば、「見る価値」があるのだろうけど、そんなものは全然ない。体験談と些末な個人的技術論のみである。野球に対する、あるいはプロ野球に対する総合的な見識を示すような元選手はいない。まあ、そんなのは今も昔も「野村克也」ぐらいしかいなかったんだけどさ。 つう訳で、その手の番組は今は全然見てない。ごくたま〜にサムネイルに騙される程度である。一般に「知性派」と目されている古田とか宮本もヒドイ。宮本についての悪口はまたいずれ。 でも、この里崎を、WBCで王監督はキャッチャーに選んだのだから、城島といい、王が如何にキャッチャーというポジションを分かってないかという事だよね。 で、話を戻すが、今季の横浜。二ヶ月前くらいまで4位で喘いでいたのに、いつの間にか、日本シリーズに出とる。しかも善戦しとる。運良すぎでしょ。これで優勝したら、誰か死ぬな。人身御供が必要だな。血の代償。等価交換。 で、もひとつ話を戻すが、その今季のセントラルリーグの最終順位は、 1位 巨人 2位 阪神 3位 横浜 4位 広島 5位 ヤクルト 6位 中日 なんかこれ、見慣れない順位だよね。私のプロ野球観戦歴ン十年で、初めて見た順位かもしれん。 巨人と阪神が優勝争いの常連だったのは昭和30年代40年代の頃なので、1位2位が巨人阪神というのはよくある。ただ、その後、特に90年代以降は阪神が弱体化しているので、この両チームの優勝争いは減少した。 一方、横浜、かつての大洋であるが、こちらはBクラス常連。3位に食い込む事も珍しい。 という訳で、この1位2位3位の並びは結構珍しいと思う。ありうるとすれば、三原監督が大洋を率いていた昭和30年代か、ラミレスが横浜を率いていた10年代という事になる。横浜が史上最強の時代、すなわち90年代後半は阪神が暗黒期なので、論外。 で、酔狂にも調べてみた。すると、ビンゴはともかくチップしているシーズンはあった。 まずは、1964年 1位 阪神 2位 大洋(横浜) 3位 巨人 4位 広島 5位 国鉄(ヤクルト) 6位 中日 惜しい。 次は1969年 1位 巨人 2位 阪神 3位 大洋(横浜) 4位 中日 5位 アトムズ(ヤクルト) 6位 広島 惜しい。中日と広島が入れ替わっているだけ。 つづく1970年も惜しい。 1位 巨人 2位 阪神 3位 大洋(横浜) 4位 広島 5位 中日 6位 ヤクルト 中日とヤクルトが入れ替わっているのみ。 あとは、ずっと時代が下がって2019年。 1位 巨人 2位 横浜 3位 阪神 4位 広島 5位 中日 6位 ヤクルト 惜しいちゃあ惜しいが、結構違うか。 三原監督時代でもラミレス監督時代でもない昭和40年代に2度チップしてたのは意外な結果。調べてみるもんだね。 でもまあ、80年代に少年時代を送った私にとっては、セントラルリーグの順位表といえば、やっぱこれ。 1位 巨人 2位 広島 3位 中日 4位 阪神 5位 大洋 6位 ヤクルト で、AクラスとBクラスとCクラスがほぼ固定。やっぱこれっしょ。黄金順位。大洋とヤクルトは最下位争いしないとな。永遠のライバル。 で、優勝チームは西武ライオンズに負けると。ド定番。 さて、ここらで本題の「ヤオガチ論争」に入りたいところであるが、今回は一回お休みをもらって、「MTN@LAR」をマジメにレポートしたいと思いま〜す。マジメに、つっても、いつもと分量内容ともに変わんないけどな。 試合結果は30−20でラムズの勝ち。 まっ、それはともかく、先週の記事で、私は「昨今のNFLはレッドゾーンオフェンスに各チーム苦しんでいる」みたいな事を書いたのであるが、その見解に反するように、この試合では両チームともにビシバシレッドゾーンオフェンスを決めてた。コラ〜、私に恥かかすな〜。 エース級レシーバーが二人いると、レッドゾーンオフェンスは楽になるのかな、と軽く言い訳してみたり。 で、サム・ダーノルド。 ダーノルドについて所感を述べるのは、今回が初めてかもしれない。いや、ルーキーイヤーに何か書いたかもしれないが、全然覚えていない。 で、今回じっくり拝見したのであるが、ファーストターゲット、ガン見し過ぎだろ。なんつーか、「融通が利かない」って言ってもいいほどに、ガン見。セカンドターゲットとかパスラッシャーは全然見えてない。っていうか、見てない。パッ、パッ、パッとターゲットを切り替えていくスタッフォードとはいかにも対照的である。お前はドムか、ガンタンクか。改造して、首にポリキャップ入れて貰え。 この手のQBの代表格はカート・ワーナーとかフィッツパトリックになるのだけれど、こういうタイプのQBも彼等のように周囲が全てお膳立てすれば、それなりに活躍する、とはあちこちで書いた。私はそれを「ミッション・コンプリート型」あるいは「任務貫徹型」と書いた。 ただまあ、このダーノルド、「任務貫徹型」っていうほど、頑強、あるいは強情でもない。ちょっとプレッシャーがかかると、すぐ逃げ出しちゃう。何もできなくなっちゃう。そのへんは、死んでもパスしようとするカート・ワーナーとはいかにも対照的である。 これが1年目2年目なら、まだ我慢もできるが、調べてみたら、キャリア7年目27歳。まあ、私がGMなら、諦めるかな。 その副作用ってわけでもないけど、ジョーダン・アジソンのスタッツが伸びてない。この試合も透明人間。 そのほか、目立った所は、ミネソタの二列目、セイフティまで含めた二列目の出足の早さかな。「サイン盗んでんじゃねーかな。」ってくらい出足が早い。「プレイアクション食らったら、どーすんの。」って感じであるが、全然食らわない。スタッフォードがプレイアクションしないていう情報が入っているのか、それともクセを見抜いているのか、サイン盗んでんのか、不思議であった。 そのスタッフォードであるが、キャリア16年目、キャリアスタッツも何気に結構いいとこ来てんだよね。軒並み10位前後。全体1位のQBとしては、何気にイーライ・マニング以来(イーライが真の全体1位かはともかく、)、あるいはペイトン・マニング以来の成功といってよいのかもしれない。しかも、ライオンズだからね。そのへんを考慮すればもっと価値は高いかもしれない。何気に、最も過小評価されているQBかもしれない。チャンピオンリングも持ってるし。 あと、気になったところといえば、ジョナサン・グリーナード。名前が気に入った。元テキサンズなのね。知らんかった。 で、先週&今週のコルツコーナー〜〜〜。 先週はタゴヴァイオーラのいないドルフィンズに16−10で勝利。今週はテキサンズに20−23で敗戦。テキサンズに2戦2敗しちゃったので、地区優勝は厳しくなりましたな。 いや、狙ってたんかい〜〜〜。 そんなしょっぱいボケはともかくとして、来週、つか、もう今日だけど、リチャードソンは先発落ちだそーーでーーす。 リチャードソンのプレイは1試合も見てないから、私に論評する資格は無いけどさ、ここで先発落ちさせんなら、なんで今まで使ってきたの、全体4位で指名したのって話だよ。 確かに2年目だけど、昨季はケガでほぼ休みみたいなもん。んで、今このタイミングで先発落ちって、これもう、スカウト担当者の責任問題だろ。 この2年での先発10試合で見切りを付けたって事なのだろうけど、この10試合を見ないと分からなかったのかよ。そりゃ、3年間50試合くらい見て、見切りつけたっていうのならともかく、たかだか10試合くらいで見切りつけるっていうのなら、この10試合が無くても分かったんじゃねーの。しかもドラフト下位ならともかく、全体4位でしょ。それなりの自信、確信があって指名したんじゃないの。 これはコルツだけの問題じゃなくて、NFL全体、いや、アメリカのプロスポーツ全体、いや日本もかな、とにかくこの手のスポーツのスカウト全般の問題だろうけど、もうちっとマジメにスカウトしろっつの。それが出来ないから、セイバーメトリクスなんて言い出すわけだよ。 こういうことを繰り返していると、チームにも迷惑がかかるけど、何より当の本人、この場合なら、リチャードソンに迷惑がかかる。 過小評価つうのも、これはこれで不幸な事だけれども、過大評価も、それと同等に不幸な事だよ。まあ、自身の能力を超える収入を得るっていうのは幸甚ともいえるが、それはやっぱり不幸な事だよ。本人にとって深い傷になる。ドラフト上位指名を受けながら成功できなかったっていうのは、深い失敗だよ。人生を左右する失敗だよ。人生に暗い影を残すよ。しかも、その後の努力はともかく、その選択自体は自身の「ミス」ではないんだから。もっと、ちゃんとやらんと。 まあ、「人を選ぶ」っていうのは非常に難しいこと、いや、もしかしたら、人間にとって最大の難事業かもしれないけど、昼飯選ぶのとは違うんだから、ちゃんとやらんと。責任持ってやらんと。 で、そのリチャードソン欠場決定の次週のバイキングス戦であるが、日本で放送予定。私は「リチャードソン管見」を楽しみにしていたのであるが、まさかの、この結果、結末。しかも、もしかしたら、今季の日本でのコルツ戦放送は、これが最初で最後かも。もしかして、このまま「謎の転校生木村くん」で終わってしまうんじゃないだろうな。謎の大型転校生木村くんで終わってしまうんじゃないだろーなー。今度来る転校生スゴイぞ〜〜。背高いど〜、ハンサムだど〜、ボンボンだど〜、勉強できるど〜、スポーツ万能だど〜、歌もうまいど〜。でも、誰も見た事ないまま、転校しちゃった。じゃないだろうな〜〜。 で、先週&今週のハリソン様コーナーーーー。 先週はチャージャーズ戦3回21ヤード、今週は6回111ヤード1タッチダウン。まずまずか。 で、先週&今週のハーボーコーナーーーー。 といきたいところであるが、さすがにお休み。ヘッドコーチの仕事っぷりはさすがにゲームを観ないと分かんねー。無理が出てきた。ちなみに、ここまで4勝3敗、地区3位です。さすがに地区優勝は厳しくなってきたか。チーフス開幕7連勝だしな。 で、先に私は「コルツのゲームの日本放送は来週で最初で最後かも」みたいなことを書いたけど、翌々週の第11周も放送予定みたい。だいじょぶか、NFLのマッチメイク担当。今のコルツはマンデーナイトに耐えられるチームじゃないぞ。フラッコー出てくるぞ。 で、その来週のミネソタ戦であるが、記事にも書いたけど、ダーノルドの様子から推すると、コルツが勝ってもおかしくないゲームだとは思う。フラッコー先発だしね。さすがにコルツ優勢って事は無いだろうけど、35%くらいは勝ちの目があんじゃないかな〜〜。いや、甘すぎる見立てか。ジェファソンに蹂躙されるか。 いずれにしても楽しみ。楽しみたいと思います。 2024/11/3(日)文化の日 |
Week9 | 11月1日 木曜日ゲーム HOU@NYJ 13−21 |
40年ぶりくらいに味付け海苔を食べた。ずいぶんと薄味になってた。色々批判されてたからなあ。でも、僕は40年前のギトギトの方が好き。あのギトギトをまた食べたい。じゃあ、この40年の間に食っとけっつの。自己批判。 横浜、優勝しちゃいましたね。 こりゃ、血の生贄が必要だな。筒香あたりでお茶を濁したら、どう。コラコラ、そういうことを言うんじゃない。 でも、数年前、ソフトバンクを巨大戦力と言ってみたり、パシフィックリーグ優位説を唱えてみたり、セントラルリーグにDH制導入とか、あれら一体何だったんでしょうかね。この4年間、セントラルリーグの3勝1敗。今季にいたっては、リーグで貯金42のソフトバンクが貯金2の横浜に敗退する始末。 ああいう事を主張していた人達は何を根拠に主張してたんでしょ。ネット上の素人のほかにプロ野球解説者やスポーツライターも似たような事を言ってましたよね。恥ずかしくないんでしょうか。彼らの主張の根拠は「大きな音」とか「強い光」といった直近の印象、「印象の強さ」であるから、仕方ないんだろうけど。似たような調子でトンチンカンな事を主張し続ける人生なんでしょうな。 こうした「強い印象」に「明確な利益」(数字で表せると尚良し)を加えると、こうした人たちはイチコロですな。人をダマすってカンタン。 では、リーグのレベルを測る最も根拠は何かと言えば、その最も簡明なものは「同一選手の両リーグでの成績」である。一番分かり易いのはメジャーリーグと日本のプロ野球との「レベルの差」であろう。 メジャーリーグで活躍できなかった選手が日本のプロ野球で大活躍。一方で、日本のプロ野球で大活躍した選手が、メジャーリーグでは鳴かず飛ばず、あるいは凡庸な成績。この現象が大多数を占めれば、それは両リーグの「レベルの差」という事になろう。実際、両リーグには、そういう「レベルの差」が歴然とある。50年前、100年前から、今以って変わらない。両リーグの「レベルの差」といってよいであろう。 一方で、セントラルリーグとパシフィックリーグに同様の現象があるかと云えば、そんな事は無い。他リーグに移籍した選手は、凡そ似たような成績である。両リーグでタイトルを取る選手もいるしね。まあ、加藤秀司みたいに、信じられないほど苦しむ選手もいるが、それは例外的な現象であろう。個人差の範囲だと思う。その時の交換要員だった水谷は、最後は不幸な終わり方をしたけど、それまではセントラルリーグ時代と同様、あるいは、それ以上の活躍をしていた。 もっとも、最近はリーグを超えた移籍があまりないので、この方法は最近のプロ野球に適用できないのではあるが。涌井と秋山(二代目)くらいか。その秋山(二代目)もメジャーリーグを経由しているので、単純な移籍とはいえないし。 つかまあ、最近、大型トレード減ったよね。日本のプロ野球っていうのは、それこそ別所以来、3年に一度、あるいは5年に一度くらいは、所謂「大型トレード」が成立していたものだけど、ここ最近は、めっきり減った。最後の大型トレードといったら秋山(初代)くらいまで遡らなければならないのかしら。いやでも、あれ30年前くらいの話だぞ。以降、何かあったっけ。関川と矢野とかは「大型」とは言えないしなあ。小久保とか中田のジャイアンツ譲渡は「トレード」ではないし。まあ、「移籍」ちゃあ「移籍」だろうけど。 まあ、「FA制度」が導入されているし、「メジャーリーグ移籍」も盛んなので、往時と単純比較はできないが、往年のプロ野球ファンとしては、ちと寂しいものがある。各チームの編成担当の皆さん、もっと大胆にトレードしてみたら。 で、セ・パのレベル差の問題に話を戻すが、4年前、「レベル差」の大きな根拠として挙げられていたのが「DH制」である。セントラルリーグとパシフィックリーグの目立つ差、どんなバカでも気が付く明白な違いは「DH制の有無」であったので、それを根拠としたのであろう。 まあでも、DHを一人ラインナップに加えるくらいじゃ、「レベルの差」の醸成にはならんよね。つか、9番ピッチャーより打てない9番野手、沢山いるんだもん。まして、日本の場合は一番運動神経のいいのがピッチャーをやるので、自然、ピッチャーはバッティングもいい。堀内や松坂は、その代表だし、その究極は、申す迄もなく、大谷であろう。 つか、9番ピッチャーより打てない8番キャッチャーもいるよね。かつて谷繁が嘆いていた。「オレの後ろに野村とか斉藤隆がいると、ツーアウト・ランナー2塁の状況でオレと勝負してくんだよね。アレは泣けてくる。」まあ、左ピッチャーはともかく、右ピッチャーなら野村より谷繁勝負だよね。その谷繁も打力を買われてドラフト1位で指名されたキャッチャーである。 ただまあ、何年か前に同様の事を書いたけれども、「全員DH」、「自由DH制」ならば、レベルの差は醸成されると思う。野球が変わると思う。 実際、バッティングはいいのに守るところがないばっかりにレギュラーが獲れなかった選手、あるいは、逆に、守備はいいのに打てないばっかりにレギュラーが獲れなかった選手は、それこそ山程いる。それも筑波山レベルじゃない。富士山レベルでもない。チョモランマレベルである。具体名を挙げると、大森とか奈良原とかね。その頂点は、申す迄もなく、「DH制」導入のきっかけになった男、高井保弘であろう。まあ、大橋みたいに打てなくても、それも信じられない程打てなくても、守備だけでレギュラーを獲った選手もいるけどね。 ただまあ、ここに挙げたような選手の多くが救われる訳であるから、「自由DH制」は一考の価値があると思う。更に言えば、先の大橋のように、守備だけで起用されている選手のしょっぱい打撃と、打撃だけで起用されている選手のしょっぱい守備が、ゲームから完全に排除されるのであるから、それだけでも、「レベルの向上」に役立つと思う。 まあ、メジャーリーグや日本のプロ野球でいきなり導入は色々と難しい側面も多いだろうから、それこそ独立リーグとか地方の大学リーグで採用してみたら面白かろうと思う。私は大いに興味がある。見たい。 話は変わって、YouTube番組の話。 前回、「元プロ野球選手のYouTube番組にはガッカリしている」みたいな事を書いたが、その代わりという訳でもないけれど、最近、榎本喜八のバッティングフォームをYouTube番組で見た。 私の予想通り、イメージと寸分違わぬバッティングフォームだった。 まあ、これは自慢って事の程でもない。榎本のバッティングフォームは、要するに、二本足の王、一本足打法でない王貞治であるから、予想はしやすい。イメージはしやすい。こういう事が確かめられるのが、YouTubeの良いところではある。 ちなみに、この世のありとあらゆるバッターの中で、私の最も好きなバッティングフォームは大杉のそれである。両足をガッと広げて構え、上半身だけでブンと振る、あのバッティングフォームが私は大好きである。いまだ、あれを超えるものは無い。 また、ちなみに、嫌いなって訳でもないけど、私のあまり好きでないバッティングフォームはジャッジのそれである。ああいう後ろ重心の、反り返るようなバッティングフォームが私はあまり好きでない。 まあ、ジャッジの場合は、悪い時は泳がされている傾向があるので、それを修正するため、ああいう反り返るようなバッティングフォームなのかもしれない。若い時に松井(おっきい方)の指導を受けたっていうのも、その要因になっているのかもしれない。 で、YouTubeに話を戻すが、最近、私がハマっている、というか、ハマり出したYouTube番組は70年代後半から80年代前半のメジャーリーグのゲームである。この頃のプレイオフのゲームが「あなたへのお勧め」で勧められてきた。勧められるままに、見てみたら、ハマってしまった。 5年くらい前に、フットボールやバスケットボールの昔のゲームをYouTubeで見ていた時期があったが、当時はメジャーリーグののゲームはほとんど観ていなかった。ノースカロライナ大学時代のマイケル・ジョーダンのゲーム、すなわちファブ・スラマ・ジャマとかユーイングとかのカレッジバスケットボール全盛期のゲームをよく見てた。その感想を当サイトに書こうかとも思っていたのであるが、なんか有耶無耶になってしまった。時宜を得て書きたいと思う。 で、ここ最近見てるのは、先に述べた70年代後半から80年代後半にかけてのメジャーリーグのゲームなのであるが、いやあ、出てくるわ出てくるわ、懐かしのガイジン選手。かつて、どっかで書いたけれども80年代90年代のガイジン選手の多くはメジャーリーグのレギュラークラスの選手が多かったので、当時の新聞や雑誌、あるいは映像には、ほぼ必ず懐かしのガイジン選手が出てくる。それに今ハマっとる。 まず、ヤンキースのゲームを観ていたら、あの懐かしのロイ・ホワイトが出てきた。 2番を打ってた。そんなタイプの選手だった。で、私の記憶よりグリップの位置が低かった。あんな低かったっけなあ。ほとんどベルトの位置で構えてた。 そうして背番号は「6」。何代か後にジョー・トーリが付けて永久欠番になる番号である。 このヤンキース戦、傑作なのは試合前の選手紹介のコーナーである。各選手が名前とポジション、出身地くらいを述べていくのであるが、ビリー・マーティン大先生、一発かましてくれた。「カルフォルニア州出身、ニューヨークにて死去」。ほんとに、そうなったけどな。さすが、ぬかりない。 一方、レッドソックスにはグリーンウェルとパリッシュ。グリーンウェルが4番、パリッシュが9番を打ってた。そういう関係だったのね。 で、エンジェルスには、これはガイジン選手じゃないけれど、レジー・ジャクソンとロッド・カルー。その3塁を守っているのは、なんとデシンセイ。東京ドーム第1号ホームランを打っちゃったハタ迷惑な男である。 そうして、そのチームのキャッチャーがボブ・ブーン。今のヤンキースの監督の父親である。 で、このチームは1982年にアメリカンリーグのチャンピオンシップに進出しているのであるが、その対戦相手はブリュワーズ。そのレフトを守っているのがベン・オグリビー。なつかしぃ〜〜。申す迄もなく、あの10.19の立役者の一人である。 で、その同じ1982年にナショナルリーグではカージナルスとブレーブスがチャンピオンシップを争っているのであるが、カージナルスのショートは、申す迄もなく、オジー・スミス。 一方、ブレーブスの監督はジョー・トーリ。背番号は「9」だった。ヤンキースで「9」は付けられない、というか空いていないので、「9」を逆さにして「6」を付けたのであろう。ロイ・ホワイトの背番号。 そうして、このブレーブスの4番サードは、なんと、というか、当然、あのボブ・ホーナー。ちなみに、貴賓席にはメディア王テッド・ターナーもちゃんといる。役者が揃っとる。 この試合、というか、このシリーズを通して、ホーナーを始めブレーブス打撃陣は低調であったらしく、このシリーズは0−3でスイープされとる。ホーナーも戦犯の一人であったろう。 その第3戦、すなわちカージナルスのワールドシリーズ進出の決まったゲームがYouTubeにアップされていた訳であるが、たまたまなのかもしれないけど、ホーナーは速球に弱いという印象を受けた。速球をことごとくミスショット。 ホーナーが400万ドルゲットできなかった要因、すなわち日本に来てしまった要因の一つとして、「飛距離不足」があると言われている。広い球場だとホームランが減るのではないかと危惧されて、各チームに蹴られたというのである。 この1試合きりでの感想だけど、「確かに、そうかもしれん。」と思わないでもなかった。「池田のションベンカーブは打てても、メジャーリーグの本格的な速球は厳しいかもしれん。」とは思った。 んで、選手紹介とか試合前のインタビューの映像とかも流されていたのだけれども、これが愛想悪いんだ。他の選手はニコニコしながら画面に出ているのに、ホーナーはブスっとしとる。日本時代とは違って、メガネは掛けていないのだけれども、ホント愛想悪い。 そういうとこだぞ。そういうとこでニコニコしていれば、400万ドルゲットできたかもしれんのだぞ。日本に来ることも無かったのかもしれんのだぞ。男は愛嬌、女は度胸だぞ。 んで、背番号は「5」。日本時代、「50」を付けていたのは、そういう事だったのね。角からひっぺ替えしても良かったけどな。もともと一年しかいるつもりがなかったから、「50」で妥協したのかもな。 という訳で、数試合、当時のメジャーリーグを観戦したのであるが、当時はちゃんとやってましたな、野球。ちゃんと牽制するし、ちゃんと中継するし、ちゃんとカバーに入る。ちゃんと野球やってた。当たり前だけど。 つう訳で、「レベル」の話になるが、こうした話題となると、「昔はレベルが低かった」とか、逆に「昔はレベルが高かった」とか、時間の前後(これまた、「数字」)のみを理由に良し悪しを言うバカが後を絶たないけれども、私の見た限り、「レベル」の相違ははぼ無い。上記の「ちゃんと問題」を加えれれば、昔の方が明確に「レベル」が高いけど、それを除けば、「レベル」の差はほぼ無いと思う。上記の「ちゃんと問題」も「レベル」というよりは「野球観」の相違の問題だから、「レベル」とは最終的には関係ないだろう。今のプレーヤーも「野球観」が変われば、「ちゃんと」やるようになるだろう。 また、この問題になると、必ず話題に上がる「球速」であるが、それもそんなに差があるようには思われなかった。昔も今も、速い人は速い。平均も、そんなに差は無いと思う。 と書くと、「あらゆる運動競技は、時代が下るにつれて、必ず進歩するのだから、今の方が必ず『レベル』が高い。」と主張するバカが必ず出てくるけれど、そんな事言ったら、100メートル競走は、いつか必ず「0秒」で走れることになるよね。そうして、更に「マイナス1秒」「マイナス3秒」「マイナス3時間」となり、いつしか100メートルを人類は「マイナス5000時間」で走れる日も来るであろう。 んな事ないよね。どうしたって物理的限界が必ず来る。だいたい、スポーツに限らず、その他の文化的文明的な事にしても、人間の進歩というのは2次曲線的なものがほとんど、というか、ほぼ全てであって、ある事象が発明、あるいは開始されると、ある点まではものすごい勢いで進歩していき、そこに近づくにつれて、進歩は緩やかになっていく、あるいは止まってしまう。なんでも物事を1次直線的に理解するのはバカである。この世は1次的ではなく2次的に作られているのだ。これ、結構大事な事、大事な真理。 例えば、100メートル競走にしたって、私が子供の頃は10秒を切るか切らないかぐらいが「世界記録」だったけれども、現時点ではご存じウサイン・ボルトの9秒58が「世界記録」である。 これって、ほぼ「誤差の範囲」だよね。0.5秒なんて、それこそ計測機器の進歩や調子、あるいは計測者の調子によって左右される範囲だと思う。更に難しい事を言い出すと、「そもそも、50年前の『10秒』と現在の『10秒』は同じ10秒なのか。」って問題になってくる。そんなの誰も測れないよね。いや、誰も分からない。「1時間前の『10秒』と今の『10秒』では」、って話になってくる。 まあ、そこまで大袈裟な話にしなくとも、たかだか50年、いや100年、1000年、1万年くらい、いや、1万年はさすがに違うか、まあ、500年100年くらいで人間の運動能力が大きく変わることは無いよね。多少の技術的進歩があるくらいだと思う。あとは食糧事情健康事情くらいである。例えば、「戦後の日本」のような特殊な状況下で育った人たちは、運動能力的に劣るって事はあるかもしれない。ただまあ、それもあくまで平均値だと思う。トップレベルはそこまで変わらないかもしれん。 あとは、「意識」っていうのはあるかもしれん。 例えば、マラソンの世界記録は2時間を切るくらいまで来ているけど、これをアベベ(例えが絶望的に古すぎて、スマン)が知ってたら、近い数字を出した可能性はある。どの辺に目標をおくかで成長は変わるからだ。人間は得てして、「出来ない」と思いがちだからね。「出来る」と分かってしまったら、知ってしまったら、案外簡単に出来てしまうものなのだ。 最近のピッチャーの平均球速が上がっているのは、ひとつにはこれが要因であろう。それでも、さすがに「100メートル走、0秒」は不可能だけどな。 「出来たのに、やらなかった」というのは、確かに「レベルの差」と言えなくもないが、そこまで決定的な差とも言えないと思う。 とまあ、色々書いてきたけど、この問題に関して、完全な答えを出すには、上述したように、「同一選手の両リーグでの成績」だろうけど、これはさすがにタイムトリップやタイムマシンの発明されない限り、不可能時なので、この証明方法は、事実上、不可能。タイムトリップやタイムマシンは、絶対に不可能だからだ。 あとまあ、これは「レベル」ではないけれども、当時と今の明確な違いが「体格」かな。「体格」っつても「身長」は大きく変わる訳はないので、「体重」である。 これは、それこそ当時と今の「意識」、あるいは「野球観」の顕著な相違点であろう。まあ、っつても、強打者はともかく、その他の選手が体重を増やす理由が明確にあるかというと、ちょっと違う気もするけどね。実際、ウェイトトレーニングに関しては、野球界でも賛否両論みたいだし。 ちなみに、「ウェイトトレーニング」っていうと、日本では「筋力アップ」のトレーニングと誤解されがちであるが、違うからね。直訳すれば、「体重練習」だからね。あくまで、「体重アップ」、すなわち「増量」を目的としたトレーニングである。 相撲取りみたいに、単純に「食事量を増やす」という「ウェイトトレーニング」もあるけれど、ほとんどのスポーツマンだと、それではマイナス面の方が大きくなるので、結果的に「脂肪」ではなく、「筋肉」を増量しているのである。これを勘違いしている人は、結構いる。野球界にも多い。「強い印象」に左右されて誤認する事例の一つであろう。 つう訳で、「レベル問題」の最終的な解答を私には出すことができないのだけれど、それはともかく、この手のYouTube番組を見ていて、面白かったのは、当時のCMである。この動画をアップした人は、当時のテレビ放送を録画したビデオテープをそのままアップしているらしく、当時のCMもそのまま収録されている。この動画に限らず、昔のテレビ番組を録画したビデオテープを見る楽しみの一つはこれだよね。本編より面白い場合は多々ある。 このYouTube番組でも、今日本でブイブイ言わしている「バーガーキング」のCMが収録されてた。で、早速、マクドナルドとの比較広告。しかも、ご丁寧に「マクドナルド」も同じくCMを流しとる。 いや、これって、アメリカじゃ有りなの。同業他社のCMって、日本では原則的に同じ放送枠では流れないんだけど。アメリカじゃあ、許されてんの。もっとも、この番組は、メジャーリーグのリーグチャンピオンシップなので、特殊ちゃあ特殊な番組ではあるけれど、これって特例措置。この「バーガーキング」と「マクドナルド」のほかにも、「シボレー」と「ホンダ」が同じ放送枠でCMを流してた。まあ、「シボレー」と「ホンダ」は微妙に同業じゃない、微妙に客層を同じくしないとも言えなくもないが。もしかして、「バーガーキング」と「マクドナルド」も微妙に客層が違うのか。 そのほか、悲哀を誘うのは、やっぱ「ATARI」と、それと同じいどこぞのテレビゲーム会社だな。この放送は1982年、「Nintendo・Entertainment・System」、すなわち「ファミコン」が全米のテレビゲーム業界、アメリカで云うところのビデオゲーム業界、いや子供の世界を席巻、蹂躙、駆逐する数年前のものである。必死に広告する彼らが泣ける。号泣。滂沱の涙。 でも、この頃のアメリカで、日本のNintendoとかいう訳の分からん会社がそんな恐ろしいビデオゲーム機を開発してる事に気付いている人はいなかったろうなあ。 いや、気づいている人、いたか。「GAME&WATCH」は上陸していたろうし、アーケードゲームも「ドンキーコング」を中心にブイブイ言わせてた頃だろうから、気づいている人は気づいていたかもしれん。予感していたかもしれん。恐れていたかもしれん。Zカーやウォークマンの一件もあったしね。 で、いよいよ本題であるが、「ヤオガチ論争」は来週な。2週連続で記事を書いているから、許してけろ。あと、「打順論」も書きます書きます。誰も期待してねーけど。 で、本題のジェッツ戦、つかロジャース戦であるが、ゲームそのものは、しょっぱいミスというか、バカプレイをジェッツが連発したものの、なぜか、そのジェッツが快勝。 テキサンズは、今季と来季が勝負だけど、こんな調子でダイジョーブか。もうちっとピリリとしたものが欲しい。デメーコちゃんは、現役時代、大好きなプレイヤーだったけど、HCとしては、もうひと踏ん張り必要かな。 んで、このゲームを観る私の唯一の理由であるジェッツのロジャース、ロジャースのジェッツであるが、今ひとつピンとくるものは無かった。 まあ、再建期が長引き、戦力の充実しているチームに飛び込み、チャンピオンリングを美味しくいただくというブレイディコースが、ロジャースの目論見、唯一の夢であろうが、今季はここまで3勝6敗。厳しいか。少なくとも、ギリギリではある。 誤算がどこにあったのかは、ジェッツファンではない私には全然分からん。そのロジャースは40歳。あと5年はいけるか。 パフォーマンスそのものは、全盛期に比べ、さほど、というか全然落ちていないように感じた。ケガさえなければ、5年くらいはいけそうである。ジェッツでダイジョーブか。さらなる移籍が必要か。ミネソタ、超希望。いつか来た道。パッカーズファンは、押入れの奥にある、あのユニーフォームを引っ張り出さねーとな。 そのジェッツには、何故かデヴァンテ・アダムス。グロンコウスキーパターンと言えなくもないが、様相はやや異なる。協議離婚した妻と、引っ越し先で出会い、そのまま再婚というパターンか。どんなパターン。 あと、ギャレット・ウィルソンがスーパーレシーブを披露。今季ナンバー1レシーブは確定かな。 全然知らんかった選手だけど、今スタッツを調べたら、なかなかの実績。隠れた名選手。今季は、ロジャースを得て、キャリアイヤーになるかもね。 って、今調べたら、2022年ドラフトで全体10位の選手。全然隠れてなかった。知らん俺が悪かった。憶えておきます。 んな感じ。そうして、今週は、今季初めての2本立て。もう1本ありまーーす。 2024/11/10(日) |
11月4日 TND@MIN 13−21 |
うん、つまらんかった。第4クォーターは多少、ほんとに多少、気分の高揚を感じたが、それ以外は死骸。精神的死骸。精神的ゾンビ。 ここ5年くらい散々見せつけられた、あの光景をまた見せつけられたよ。パスプロは持って、QBは余裕で投げられる体勢なのに、レシーバー陣がオープンになれず、そのまま投げ捨て、あるいは被サックって奴。もう見飽きましたよ。散々見ましたよ。中学の時に入手したエロビデオ(それもソフトな奴)みたいに見飽きましたよ。 ラックの頃は、まだヒルトンがいたけど、それ以降、ブリセットでもリバースでもウェンツでもマット・ライアンでも、散々見た光景ですよ。ミンシュー君はそれ以前の問題だったかもしれんが、それ以外では散々見てきた光景ですよ。 つか、コルツ関係者はこれの原因が未だに分からんのか。こんなの素人の私だって分かってんだよ。レシーバー陣にオープンになる力がネーからだよ。ルートランニングがヘタッピだからだよ。この試合のジェファソン、見たろ。リリースでセパレート出来てんだよ。あれをルートランニングっつんだよ。 コルツ関係者って、選手も含めて100人以上、もしかしたら200人近くいると思うけど、誰一人それに気付かねーのかよ。バラードのバカは仕方ねーにしても、誰か進言しろよ。それとも、バラードは聞く耳持たねーのか。 しかし、ジェファソンにアジソン、二人とも私が欲しかった選手だ、by田岡茂一。お前も安西先生か、お前も安西先生なのか〜。 でも、QBがダーノルドだと、厳しいかもな。あんなコテコテのゾーンディフェンスでインターセプト食らっているようじゃ、終わりだろ。久方ぶりに見たわ、あんなインターセプト。 あっ、そうそう、期待の超大物新人ライアツ・ラツ君であるが、この日はノーサック、つかノースタッツ。いや、試合出てんの、試合出てたの。記録上は「出場」になってんだけど。 んで、ここまでのスタッツを調べてみたら、出場9試合2サック。アハハハハハ、愉快愉快。 「ケガさえなければ、あるいは、ケガの不安さえなければ、上位候補」という、あのスカウティングレポートは何だったんじゃ〜〜い。責任者、連れてこ〜〜い。 いや、つまらん試合でした。見て、損しちった。今季はゲームパスには入らないと思います。その金でプラモでも買おっと。50過ぎてのプラモは楽しいよ〜〜。コルツより全然楽しいよ〜〜。ヤスリがけが止められん。中毒。 あと、この試合をサンデーナイトにしたディレクター、たぶんクビ飛んだな。更迭必至。もう2度とこの業界には帰って来れないと思います。それくらい、致命的なミス。 そうして、それが原因だと思うけど、再来週、すなわち第11週のサンデーナイトが変更されてました。昼の試合に変えられてた。まっ、当然だよね。ジェッツファンには大変申し訳ないけど。この時間変更は、全部コルツの責任です。どうもすみませんでした。代わって、不肖私めが謝罪いたします。 あとは何もねーや。ほんとに何もない。 2024/11/10(日) |